ポッドキャストアワードの帰り道──深夜の神社で語った悔しさと感謝
サイエントークのレンさんとエマさんが、第7回JAPAN PODCAST AWARDS日本のポッドキャスト作品を対象とした年次アワード。リスナー投票と審査員選考により各賞が決まる。2020年に第1回が開催された。の贈賞式に参加した帰り道、深夜の神社から緊急収録を行いました。受賞は叶わなかったものの、リスナーの温かい応援に涙し、来年への決意を新たにしたお二人の率直な気持ちが詰まった回です。その内容をまとめます。
深夜の神社からの緊急収録
2026年3月18日深夜──日付が変わって19日の午前0時過ぎ。ポッドキャストアワードの贈賞式と打ち上げを終えたレンさんとエマさんは、最寄り駅の近くにある神社に立ち寄っていました。帰ろうとしていたところ、レンさんが「この気持ちを今撮らなきゃ」と言い出し、急遽収録が始まります。
普通に帰ろうと思ってたら、レン君がちょっともう本当に落ち込んでて。この気持ちを今撮らなきゃっていうことで、帰り道に神社に立ち寄って急遽収録しております
絵馬の記入所のテーブルに陣取り、贈賞式の一次審査突破の副賞としてもらったShureアメリカの老舗マイクロフォンメーカー。ポッドキャスターやミュージシャンに広く愛用されている。のマイクをスマホに接続して、その場で録音を始めたそうです。深夜の神社という異色のロケーションから、飾りのない生の声が届けられました。
結果報告と「納得」の理由
今回のポッドキャストアワードで、サイエントークは残念ながら受賞には至りませんでした。アマチュア部門の1位はゆる言語学ラジオ水野太貴さんと堀元見さんが配信する言語学をテーマにしたポッドキャスト。学術的な内容をわかりやすく面白く伝えるスタイルで人気を集めている。、プロ部門はオーバーザサンTBSラジオのジェーン・スーさんと堀井美香さんによるポッドキャスト番組。という結果でした。
正直納得はしてる。まあ誰も文句ないでしょ
レンさんは結果に対して「納得している」と語りつつも、「入ってもおかしくないと思った」という本音も漏らしました。贈賞式後には審査員と直接話す機会もあり、「去年よりめちゃくちゃ面白くなっている」と声をかけてもらえたそうです。嬉しい言葉をもらいながらも、まだ足りなかったという現実を受け止めています。
エマさんも「去年より悔しい」と素直な気持ちを口にしました。前回以上に手応えがあった分、落差も大きかったようです。
リスナーの応援に涙した帰り道
贈賞式の直後は悔しさが先行していたお二人ですが、帰りの電車の中で心が揺さぶられる出来事がありました。サイエンチャットサイエントークのリスナーコミュニティ「サイファー」が利用するLINEチャット。リスナー同士やパーソナリティとの交流の場になっている。を開いたところ、リスナー(サイファー)たちが応援メッセージを大量に送ってくれていたのです。
受賞できなかったことを残念に思ってくれて、「ずっと一緒」っていうスタンプをいっぱい送ってくれたのを見て、そこでちょっとうるっときた
ちょっと泣きそうになって。ちょっと泣いた
それまで泣かなかったエマさんも、リスナーのメッセージを見て涙がこぼれたといいます。「応援してくれてる人がいなかったらこうはなっていない」とレンさん。贈賞式でテレビに映るというハプニングもあったそうで、そうした出来事も含めて改めてリスナーへの感謝を語りました。
また、知人の近本さん贈賞式で受賞したポッドキャスト関係者。レンさん・エマさんと親交がある人物。が受賞したことも、二人にとって嬉しいニュースだったようです。
悔しさの先に見える今年の展望
落ち込むレンさんに対して、エマさんは前向きな姿勢を見せました。二人の間で温度差はあったものの、今年の活動に対する期待は共通しています。
まず、本の出版に関わる動きが始まりそうだということ。さらに、日本科学未来館東京・お台場にある国立の科学館。先端科学技術の展示や体験型プログラムを通じて科学コミュニケーションを推進している。とのコラボレーション収録がすでに完了しており、レンさんは「絶対面白い、早く世に出したい」と興奮気味でした。
悔しいより、正直それを世に出したいっていう思いが勝ってはいる
エピソードの作り方にも変化があります。長く続けてきた科学史シリーズがひと段落したことを機に、話の切り口を工夫しているとのこと。昔から聴いているリスナーは変化に気づいているかもしれません。
エマさんも「帰りの電車で10個くらいテーマを思いついた」と語り、今後はレンさんにもっと協力してサイエントークをレベルアップさせたいという意欲を見せました。レンさんは「これは間違いなく僕らの実力不足」と認めた上で、「まだやれることはいっぱいある」と力を込めています。
神社での祈願と来年への伏線
収録の最後、二人は深夜の神社で鈴を鳴らし、祈願を行いました。絵馬を書きたかったものの、深夜0時過ぎでは売っているはずもなく、帰国前にまた立ち寄って書くことにしたそうです。
エマさんが「伏線」とつぶやいたのが印象的でした。「いつか伏線回収する」──来年のアワードで受賞するという意味を込めた宣言です。
伏線。いつか伏線回収する
これから頑張りましょう。気負いすぎずにね
「今の状況にも感謝しなきゃ」というエマさんの言葉に、レンさんも深くうなずいていました。悔しさを消化しきれないまま、でもリスナーへの感謝と未来への期待を抱えて、深夜の神社を後にした二人。最後はリアルイベントでも披露したという番組おなじみの「ウルトラ4サイエントークのエンディングで使われる掛け声。リスナーイベントなどでも一緒に声を出す恒例の締めくくり。」で締めくくられました。
まとめ
第7回JAPAN PODCAST AWARDSの贈賞式を終えたサイエントークのレンさんとエマさんが、深夜の神社から飾らない言葉で語った今回のエピソード。受賞は叶いませんでしたが、審査員からの評価、リスナーからの温かいメッセージ、そして二人自身の成長への手応えが確かに残りました。悔しさを隠さず、でも前を向く姿勢が伝わってくる回でした。
- 第7回JAPAN PODCAST AWARDSでサイエントークは受賞ならず。アマチュア部門1位はゆる言語学ラジオ
- 帰りの電車でリスナーコミュニティ「サイエンチャット」の応援メッセージに二人とも涙
- 審査員から「去年よりめちゃくちゃ面白くなっている」との評価をもらった
- 2026年は本の出版関連の動きや日本科学未来館コラボなど活動の幅が拡大
- 「実力不足を認めて、やれることをやる」と来年のリベンジを誓った

