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通勤ひとりごとラジオ|福祉×教育×パパ「あの先生は優しいから、子どもが寄ってくるんでしょ?」
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放デイで支援に入っていたとき、年長の子がそう口にしたんですね。悪意のない、ありふれた解釈。でも僕は強く引っかかった。違うんだよ、と。全然そういう話じゃない。
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たしかに僕のところには、集団の中ではうまくやれない子たちが申し出にやってくる。他の先生のところには行かないのに、僕のところには来る。
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でも、それは僕が優しいからじゃない。むしろ僕は厳しい部類だと思う。「くだちい」と言われたら「ください」と言えるまで3回やり直させる。
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本人にできることは絶対に代わってやらない。本人の作業を待たずに横から勝手に手を出して「よくできたね」と褒めるほうが、よっぽど甘やかしだ。
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ではなぜ子どもたちは僕のところに来るのか——
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それは「コミュニケーションが取れているから」だ。それに尽きる。アイコンタクト、ハンドサイン、表情——こちらが汲み取り、本人も伝わったと感じる。理不尽なことはされないという安心感がそこにある。優しい/厳しいじゃなく、通じるか/通じないか。問われているのはそこなんです。
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これは発達支援の知識でも心理学の話でもなくて、国語の問題だと僕は思っている。「優しい」という言葉ひとつを、どこまで精密に扱えているか。
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日本語にはお湯ひとつとっても「ぬるま湯」と「ぬるい水」で呼び分ける繊細さがある。その豊かさを、僕らはどこまで現場に持ち込めているだろう。
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通勤ひとりごとラジオ ▶ 仕事や子育てからの気づきを、通勤中の車内からお届けする音声日記。 Xで毎朝8:00頃ライブ配信中 → https://x.com/Heino_nakaㅤへいなかって何者? ▶ 公認心理師・元法務教官/放デイ指導員/スクールカウンセラー → https://lit.link/heinakaㅤ食べる子育て支援 ▶ 「おうえんまろん」 https://kasama-kids.stores.jp/
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