瞑想アプリCalmはなぜユニコーンになれたのか?
最初の話題は、瞑想アプリのCalmが評価額10億ドルで8800万ドルを調達し、ユニコーン ── 評価額が10億ドル以上の未上場スタートアップを指す言葉。希少な存在であることから、伝説の生き物になぞらえて呼ばれますになったというニュースです。
宮武さんは、瞑想アプリでは競合のヘッドスペースもあるものの、直感としてはCalmが一歩抜け出した印象があると話しています。
草野さんは実際にCalmを使ってみたそうです。Calmには1本10分ほどのコンテンツを7日間続けて聴くパックがあり、草野さんはそれを試しました。
(Calmのコンテンツは)1日10分聞きますみたいな、パックになってたりとかしてて、それ聞いてたんですけど、もう10分聞けたことがないです。正直。
その間に寝てしまってる。
いい睡眠を取るっていう意味では、ものすごくいい体験はしてるので。
Calmの瞑想コンテンツは、声が語りかけてくる形式で、男性と女性の声を選べます。最近は瞑想だけでなく、ピアノのような心地よい音楽など、睡眠向けのコンテンツも増えています。
草野さんによると、俳優のマシュー・マコノヒー ── アメリカの俳優。映画『ダラス・バイヤーズクラブ』でアカデミー主演男優賞を受賞しています。低く落ち着いた声でも知られていますが囁いてくれるコンテンツまであるそうです。草野さん自身はまだ聴いていないといいます。
宮武さんはCalmの変化について、瞑想アプリというより、もはやウェルネスアプリになった感じだと受け止めています。
空港のスパで売られていたCalmの「いい睡眠セット」
草野さんと宮武さんは、少し前にそろってアメリカへ出張していました。草野さんはサンフランシスコなどの空港で、Calmの商品が売られているのを見かけたといいます。
売っていたのは、空港内のマッサージ店エクスプレススパです。アメリカではマッサージ店を「スパ」と呼ぶことが多いと、宮武さんが補足しています。
エクスプレススパの店頭には、Calmの「いい睡眠セット」が置かれていました。中身は、いい香りのするスプレー、瞑想に関する本、Calmの割引券だったそうです。
草野さんはこの商品を見て、Calmは瞑想という文脈だけでなく、いい睡眠を求める人にも多くのユーザーがいそうだと感じています。
宮武さんは、空港とウェルネスの相性の良さを指摘します。飛行機に乗ると体が固くなり、睡眠にも影響が出るため、空港ではウェルネスへの意識が高まっているといいます。
空港にそういう、まあ飛行機内も多分後々そうなると思うんですけど、空港内とかでもそこのウェルネスの意識が高まっているんですよね。
宮武さんはさらに、Calmがエクスプレススパと提携した狙いにも触れています。Calmはオンラインでは大きく伸びている一方で、オフラインでの存在感があまりありません。
そのため、空港の店舗で知ってもらうことは、Calmにとって良い施策だと宮武さんは見ています。宮武さんによると、Calmは現在1億ダウンロードで、そのうち100万人が実際に課金しているそうです。
瞑想はヨガの次のブーム?サンフランシスコと鍼治療の話
草野さんは、サンフランシスコを歩いていると瞑想を教えるスクールをよく見かけるといいます。宮武さんも、そうしたスクールがたくさんあることに同意しています。
宮武さんの見立てでは、ヨガが5、6年ほど前に大ブームになり、その後のウェルネスの流れとして、ここ1、2年で瞑想というキーワードが出てきました。
宮武さんは、プロのスポーツ選手が取り入れたものが一般に広がる、というなんとなくのトレンドがあると話します。ヨガもプロアスリートから一般化したといいます。
プロアスリートが実践
ヨガや瞑想を、まずプロのスポーツ選手が取り入れる
一般に広がる
そこから一般の人にも広がっていく
ヨガから瞑想へ
5、6年前のヨガブームに続き、ここ1、2年で瞑想が注目される
草野さんは別の見方として、サンフランシスコのヒッピーカルチャー ── 1960年代のアメリカで広がった、既存の価値観に反発し、自然志向や精神性を重んじた若者文化。サンフランシスコはその中心地として知られていますを挙げます。サンフランシスコには瞑想のユーザーがとても多い気がするといいます。
宮武さんもサンフランシスコの瞑想ユーザーの多さを認めています。ヒッピー文化に加えて健康志向の高い人が多く、サンフランシスコやニューヨークではヨガスタジオが次々とでき、ジムにも人が集まっているそうです。
草野さんは関連する話題として、ニューヨークで見つけた鍼治療の会社wthnを紹介しています。日本では、おしゃれでイケている鍼治療院はなかなか見かけません。
草野さんによると、wthnは鍼治療をきちんとリブランディングしているそうです。テクノロジー主導かどうかは微妙だとしつつも、今までの健康法を見直す動きがあるのではないかと話しています。
宮武さんは、鍼治療をリブランディングしている例はあまり見ないものの、鍼治療自体はアメリカでも人気があると応じています。
Calmの料金体系と、こんまりの「Spark Joy」
話はCalmの課金に戻ります。Calmには無料期間があり、その後は有料になる仕組みです。草野さんは使い始めて2日とも寝てしまったため、有料版まではまだ進んでいません。
個人的にはめちゃくちゃ英語得意なわけじゃないんで、こう英語を聞こう、これ意味を理解するっていう脳になってしまって。
なんかやっぱ集中できないなっていうことに気づいてしまって。でもいい睡眠はできます。
一方で宮武さんは、職場のアメリカにいる上司がヘッドスペースを1〜2か月ほど使い、瞑想を通じてフォーカスできたと話していたことを紹介しています。
宮武さんによると、Calmの課金には2つのオプションがあります。年間60ドルを払う方法と、300ドルを一度払うと永久に使える方法です。300ドルは、年額のおよそ5年分にあたります。
年60ドルを払って使う
300ドル(年額の約5年分)を一度払えば一生使える
宮武さんは、一括払いを無視して課金者100万人が全員年60ドルを払っていると仮定し、6000万ドルほどの売上があるのではないかと試算しています。あくまで宮武さんの予測です。
草野さんは瞑想ブームについて、以前番組で話題にした近藤麻理恵 ── 片付けコンサルタント。「ときめく(Spark Joy)かどうか」で物を残すかを決める片付け法で知られ、アメリカでもNetflix番組などを通じて人気を集めましたさんの「Spark Joy」と同じ文脈にあると考えています。
今までものがたくさんあるけど、今あるものに感謝しようとか、その瞑想も同じような、なんていうか、考え方というか、それってすごく今の時代っぽいなっていう印象があって。
宮武さんも、こんまりと瞑想は似た文脈だと同意し、どちらも20代に流行っていると付け加えます。宮武さんは、近藤さんが通訳を連れてアメリカのレイトナイト系のトークショーに出演している動画をYouTubeで見たそうです。
宮武さんが驚いたのは、英語を話さない日本人がアメリカのテレビにまで出ている点でした。宮武さんは今後、日本に限らず中国やインドなど、英語を話さないアジア系の人が出てくる時代になるかもしれないと話しています。
PelotonのIPO報道。家庭用エアロバイクは誰に売れているのか?
次の話題は、フィットネス向けエアロバイクのPeloton ── アメリカのフィットネス企業。画面付きのエアロバイクと、ライブ配信のトレーニングクラスを組み合わせたサービスを提供していますが上場するのではないか、という報道です。ゴールドマン・サックスとJPモルガンが主幹事を務めると報じられています。
宮武さんはPelotonに乗ったことはありません。記事では評価額8000億円で上場するのではないかと噂されていますが、宮武さんはいまだにこの会社が何がすごいのかつかめていないと率直に話します。
Pelotonのサービスは、ジムにあるような電動エアロバイクに画面がついたものです。家に置いたバイクで、ライブ配信のトレーニングに参加でき、あとから振り返ることもできます。
宮武さんによると、Pelotonのバイクは2000ドルほどで、それに加えてコンテンツ代を毎月40ドル払います。去年はウェルネス分野でこの会社の話ばかり聞いたそうです。
草野さんは、アメリカでエアロバイクを家に置いている家庭がどれくらいあるかを尋ねます。宮武さんの答えは、ちょこちょこ見たことはあるものの、基本的には金持ちの家だというものでした。
結局その人たち(通販でエアロバイクを買う人たち)って使わないじゃないですか。
宮武さんは、Pelotonが空いていた市場にうまくフィットしたと見ています。よく比較される競合のソウルサイクルは、物理的な店舗があり、比較的若い層が通っています。
物理的な店舗(ジム)があり、比較的若い層が通う
35〜65歳ほどの家族・子ども持ちで、お金といい家があり、ジムに行く時間がない層が家で使う
3歳4歳児の子供がいたらさすがにジムに行けないんで、そうするとどこでトレーニングするかっていうと、家でしかトレーニングできないんで、それをペロトンを使うっていうのが多分最初のきっかけだと思うんですよね。
宮武さんは、この層に向けたいい商品がそれまで出ていなかったことも、Pelotonが受け入れられた理由だと考えています。草野さんは、日本の地方でよく見かけるエクササイズ教室を例に挙げ、運動したい層は日本にもいると話しています。
Pelotonはソーシャルとインフルエンサーでエコシステムになった
宮武さんによると、Pelotonにはソーシャルな要素も入っています。ランキングが表示され、Peloton上で友達になったり、連絡を取り合ったりできるそうです。
アメリカは国土が広いため、サンフランシスコの人とニューヨークの人がPeloton上で知り合い、一緒にトレーニングすることも珍しくないといいます。
ランキングはリアルタイムで表示されるため、クラスにきちんと参加して漕がないといけない、というプレッシャーも生まれます。さらに、一般の人もトレーナーになれるため、トレーナーがミニセレブやインフルエンサーのような存在になっています。
いわゆるインフルエンサー的な感じで、そういう人たちも出てきているので、もうエコシステムになってますよね。
それでも宮武さんは、ほかの会社にもできた気がするし、コンテンツが特別すごかったかというと疑問だと話します。他社がやらなかったから、Pelotonが成功した可能性もあるといいます。
Pelotonは創業から最初の2、3年、資金調達に大変苦労しました。VCは「こんなハードウェアに金は出さない」という反応だったそうです。草野さんは「エアロバイクにiPadをつければよくね」という会話を想像し、宮武さんもまさにそういう話だと応じています。
そこでPelotonは、エンジェル投資家 ── 創業初期のスタートアップに個人の資金で出資する投資家。VCより早い段階で資金を出すことが多いですを200人ほど集めて資金をまかないました。宮武さんは、株主構成を示すキャップテーブルはかなり大変なことになっているはずだと話しています。
その後、去年8月には大手VCのTCBがリードして550億円を調達し、評価額は40億ドル(約4000億円)になりました。宮武さんは、このVCをFacebookやNetflix、LinkedInに投資してきたVCだと紹介しています。
継続率96%、月13回利用。Pelotonの数字はなぜすごいのか?
宮武さんによると、Pelotonの売上は2017年が400億円ほど、2018年が700億円です。草野さんが確認したとおり、売上のほとんどはアメリカ国内のものです。
宮武さんがそれ以上にすごいと感じているのは、リテンションとエンゲージメントの数字です。
月40ドルを払うサブスクライバーの96%が残り続けるという数字について、宮武さんはNetflix並みだと評しています。ターゲットが比較的裕福な層なので、40ドルは大したことないと言う人も多いかもしれない、とも付け加えています。
ほとんどの人はジム登録しても行かないじゃないですか、そもそも。なのに13回使ってるってめちゃくちゃすごいことで。
ジムに登録しても通わない人が多いなかで、家のバイクを月13回使わせているという点に、宮武さんはPelotonの不思議な強さを見ています。
Apple Watchで運動が続くようになった理由
草野さんはPelotonに乗ったことはありませんが、1か月ほど前にApple Watchを買い、それをきっかけに運動するようになったといいます。
Apple Watchを着けていると、あと少しで運動目標を達成できる、そろそろ立って歩いたほうがいい、といった通知が届きます。
今までの運動した経験みたいなのを履歴で見れると、今日もやりたいな、今日も達成しなくちゃなとか、動いたことに対してこうデータが見えると頑張ろうって気持ちになりますよ。
宮武さんは、Pelotonの利用回数の多さもいろいろな要因の組み合わせだと考えています。ソーシャル面に加え、2週間続けたあと3週目に休むとデータが途切れるため、アラートが来るといった仕組みもありそうだといいます。
宮武さんは、VC業界から見てもこうした会社が上場するとは意外だったと話します。Pelotonは2012年創業で、上場まで約7年です。宮武さんによると、Dropboxは13年ほどかかっています。
ソフトウェアをぶち抜いて勝ってるって。まあもちろんC向けなんであれですけど、それはすごいなって思いますね。
宮武さんがPelotonの話を聞き始めたのは1年半ほど前でした。投資先から「この会社が流行っている」と聞いたものの、当時は全くピンとこなかったそうです。二人は、次にサンフランシスコへ行ったときに一度乗ってみようと話しています。
スマートウォッチの普及と、Appleが狙うヘルスケアのプラットフォーム
草野さんはApple Watchの話の続きとして、TechCrunchのニュースを紹介します。草野さんの紹介では、アメリカの成人男性の16%がスマートウォッチを持っているというものです。
宮武さんは、Appleが以前はApple Watchの数字をあまり公開していなかった点を挙げます。発売から2、3年は思ったほど伸びなかったものの、ようやく状況が変わってきたと見ています。
宮武さんによると、Appleのヘルスケアへの取り組みはApple WatchやHealthKit ── Appleが提供する、健康データを集約・共有するための開発基盤。iPhoneの「ヘルスケア」アプリと連携しますから始まったように見えて、実は2013年ごろから続いています。特許申請や買収を見るとそれがわかるといいます。
宮武さんは、2016年にはヘルスケア領域だけで件数件の特許を申請し、2017年はやや減ったものの申請を続けていると話しています。それだけAppleがこの領域に未来を感じているということです。
宮武さんは、スマホやスマートウォッチが、医療機関も認める「メディカルグレードデバイス」になる可能性にも触れます。すでにスマホのアプリで脈を測れるようになっており、草野さんによると、睡眠のトラッキングも来年できるようになるそうです。
宮武さんの見立てでは、Appleは最終的にパーソナルヘルスレコード ── 個人の健康・医療データを本人が一元的に管理・活用する仕組み。日本ではPHRとも呼ばれますの基盤となるソフトウェアとハードウェアを揃え、Fitbitなど他社のデバイスともつながるプラットフォームになろうとしています。
まさにその沼に私は入ってますね。
(Apple Watchに)情報が集まってるんで使い続けたいし。
宮武さんは、Appleが医療機関との提携や薬の研究開発の試験など、さまざまなベータテストを進めているといいます。ウェアラブルやセンサーが増えるなかで、データを集める場所として自然なのはAppleだと話しています。
Appleの強みは、iPhoneのユーザー数を背景に、ほかの企業よりも一気に多くのユーザーへ届けられることです。宮武さんは、この点でAppleが大きなアドバンテージを持っていると考えています。
社員向けのAppleクリニックと、遠隔診療への布石
宮武さんは、Appleが自社でAppleクリニックを始めたことを紹介します。現時点では社内向けの施設で、社員が利用するクリニックです。草野さんが確認したとおり、本社の「輪っか」の中にあるそうです。
宮武さんによると、Appleはヘルスケアビジネスの人材を採用し、医師もかなり採用しています。
宮武さんは、Appleの内部の情報はわからないとしたうえで、今後はテレメディシン ── ビデオ通話などを使って、離れた場所から医師の診察を受ける遠隔診療のことに進む可能性もあると見ています。Appleはすでに関連する特許も取得しているそうです。
宮武さんは、ヘルスケアやウェルネスでデータを集める動きが流行っている理由として、リアルタイム性に加え、過去のデータが履歴として残ることを挙げます。
私もiPhone変えたいなってPixelに変えたいなって思ってたんですけど。
Apple Watch買っちゃったんで、もう変えられないと思って。
草野さんの体験は、健康データの履歴がたまるほどプラットフォームから離れにくくなる、という宮武さんの話をそのまま裏付けるものになっています。
ヘルスケアは「リアクティブ」から「プロアクティブ」へ。CVSの変化
宮武さんは、今後のウェルネスやヘルスケアはリアクティブからプロアクティブに変わると言われていると紹介します。
リアクティブ。病気になってから医者に行く
プロアクティブ。データやセンサーで、病気になる前にいつ医者に行くべきかがわかり、自分から症状を伝えて相談できる
宮武さんは、プロアクティブな医療にはデータの基盤と過去の履歴が絶対的に必要になると話します。Appleはそのプラットフォームを担う戦略をとっているのではないか、というのが宮武さんの見立てです。
草野さんは、同じ流れの例として、アメリカの大手薬局CVSの新しい店舗を挙げます。普通の薬局だったCVSが、ヨガ教室や薬剤師と定期的に直接話せる面談など、ウェルネス系のサービスを取り入れています。
草野さんは、CVSが小売りよりも体験を重視し、薬を買う前の段階、つまりプロアクティブな状態に寄り添おうとしている点に、これからの動きを感じています。
宮武さんによると、CVSやウォルグリーンズは、もともと薬を売っていてデータも持っているため、昔からヘルスケアに関心を持っていました。ただし、ウォルグリーンズはセラノス ── 血液1滴で多数の検査ができると主張したアメリカのスタートアップ。技術の実態が伴わないことが発覚し、詐欺事件として大きな問題になりましたとの取り組みで大失敗しています。
宮武さんは、CVSの動きが大々的にニュースになっている一方で、ウォルグリーンズの名前があまり出てこないのは、過去の失敗があるからではないかと推測しています。
ウェルネス市場の広がりと、サンフランシスコ出張の小話
宮武さんは最後に、ウェルネス市場の広さを強調します。この回で話した瞑想、Pelotonのようなフィットネス、Appleのようなハードウェア・ソフトウェア・データのプラットフォームは、ほんの一部にすぎないといいます。
宮武さんが挙げる例として、アメリカではキャナビス ── 大麻のこと。アメリカでは州ごとに医療用・嗜好用の合法化が進み、関連ビジネスが成長していますが流行っているほか、ペットにも再びブームが来ており、DNA関連や食べ物の領域もあります。
ウェルネス志向が高い人たちが、特に若い世代の人たちがどんどん興味を持っているので、今後この業界をまあさらにでかくなるかはちょっとわからないですけど、本当にスタートアップもこの領域にどんどん入ってくるのかなと思いましたね。
エピソードの最後は、二人が先週行ったアメリカ出張の話です。草野さんは電動スクーターシェアのLimeを訪問し、フランスなどアメリカ以外へも展開する海外展開のスピード感とオペレーション能力の高さが印象的だったと話しています。
草野さんはもう一つ、現地の有名スタートアップや大手テック企業の従業員、VCの人とのコミュニケーションが、いい意味で日本とあまり変わらないと感じたそうです。宮武さんも、カジュアルだと同意しています。
まとめ
この回では、瞑想アプリCalm、家庭用フィットネスのPeloton、そしてAppleやCVSのヘルスケア参入を通じて、ウェルネス志向が新しいビジネスを生んでいる様子が語られました。宮武さんは、データと履歴を軸にヘルスケアがプロアクティブへ変わり、スタートアップもこの領域に次々と入ってくると見ています。
- Calmは瞑想から睡眠へと用途を広げ、空港のスパとの提携でオフラインの接点も作っている
- Pelotonは家族持ちで時間のない層に刺さり、継続率96%、月13回利用という数字を出している
- Apple Watchのように健康データの履歴がたまると、ユーザーはプラットフォームから離れにくくなる
- AppleやCVSは、病気になってから対応するリアクティブ医療から、予防的なプロアクティブ医療への移行を見据えている
- ウェルネス市場は瞑想やフィットネスにとどまらず、キャナビスやペット、DNA、食べ物などにも広がっている




