📝 エピソード概要
本エピソードでは、インターネットの歴史を遡りながら、Web3やクリプトが「ネット本来のあるべき姿」への回帰である理由を紐解きます。初期のブラウザに決済機能が実装されなかったという「インターネット最初の罪(Original Sin)」が、現在の広告モデル偏重の社会を生んだ背景を解説。過去のイノベーションのサイクルを例に、なぜ今再び大きな転換期を迎えているのかを鋭く分析しています。
🎯 主要なトピック
- インターネットの黎明期と商業化への転換: 1990年代初頭まで商業利用が禁止されていた背景と、アル・ゴア氏らによる1993年の政策転換が現在のネット社会を決定づけた経緯。
- 「インターネット最初の罪」決済機能の欠如: マーク・アンドリーセン氏らが試みたブラウザへの決済機能組み込みが、当時の金融機関との技術格差により失敗に終わった物語。
- 広告ベース vs コマースベース: 決済手段がなかったために広告モデルが主流となったネット経済と、リアルな世界の経済圏(コマースベース)との乖離について。
- イノベーションのサイクルと「アプリ先導型」の進化: 電話や自動車、モバイルの歴史を例に、インフラではなく常に「アプリ(ユースケース)」が先行して技術を発展させてきた法則。
- Web3への期待とアンドリーセンのビジョン: 現在のクリプトの普及曲線が90年代のネット初期と酷似しており、Web3がネットの構造的欠陥を修正する可能性。
💡 キーポイント
- 決済機能の不在がデータの広告利用を生んだ: 初期ネットに決済機能があれば、ユーザーのデータを収集・販売するモデルではなく、直接的な価値交換が主流になっていた可能性がある。
- イノベーションは「アプリ」から始まる: 飛行機があるから空港ができ、電気があるから送電網ができるように、Web3でもまず魅力的なユースケースがインフラを牽引する。
- Web3は自然な進化の流れ: 現在のクリプトへの熱狂は、Web2.0初期の立ち上がりと似た熱量を持っており、インターネットが本来目指していた経済圏の実現に向かっている。
- 規制と政策の影響力: 1993年の米国での商業化解禁がネット大国を生んだように、現在のクリプト規制の動向が次の10〜20年の経済的覇権を左右する。

