アメリカのクリエイティビティは、どこから生まれているのか?
この回は、草野さんの体調不良で1週休んだあとの番外編で、普段よりゆるい雑談形式で進みます。草野さんは、Off Topicには元VCでテクノロジー好きの2人という軸に加えて、アメリカのカルチャーへの関心というもう一つの軸があると話します。
草野さんが最初に投げかけたのは、クリエイターエコノミーが広がるなかで、なぜアメリカの人は自己表現やクリエイティビティが上手いのかという問いです。特にZ世代の自己表現の上手さが印象にあるといいます。
宮武さんの答えは少し意外な角度からでした。アメリカのクリエイティビティは、インスピレーションの元をアジア、特に日本のテレビやエンタメ業界から取っているケースも多いというのです。
それこそ数年前にアメリカのYouTuberの中で、絶対笑ってはいけないコンセプトがすごい流行った時期があるんですよ。
宮武さんは他にも、アメリカ版の『SASUKE』や、そのバラエティ版の『WipeOut』、起業家が投資家にピッチする番組『Shark Tank ── 起業家が投資家の前で事業をプレゼンし、出資を交渉するアメリカのテレビ番組。日本の『マネーの虎』をルーツに持つ番組として知られています』を例に挙げます。いずれも日本に似た番組があったものです。
(日本や中国のアイデアを)うまく自分なり、よりグローバルに向けたサービスを作れているのがアメリカのすごさかなっていうのを思いますね。
宮武さんの見方では、アメリカの強みはゼロから生む力だけではなく、外から受けた刺激を世界向けに作り直す力にあるといえそうです。
手を挙げないと成績が下がる?自己表現が育つ環境
草野さんは、大学時代をアメリカで過ごした宮武さんに、日本より自己表現の場が多かったのかを尋ねます。
宮武さんによると、自分の意思を伝えなければいけない環境は教育から始まっています。大学によっては、授業中に手を挙げて発言する「参加率」が成績に直結するといいます。
より小さめの大学に行くほど、手を挙げて、授業中に発言をしないと成績が上がらないっていう、成績が下がっちゃうっていう。
宮武さんは、こうした仕組みによって、自分から発言しないといけない文化がつくられていると考えています。
草野さんは「ぼやっとした回答」と前置きしつつ、失敗を受け入れる文化や成功が称えられる文化、いわゆるアメリカンドリームのようなものもアメリカらしさだと話します。
「お金を稼ぐのはイケてる」とパクリ経済、Lil Nas Xの話
宮武さんは、以前草野さんが話していた「お金儲けは汚いことではない」という価値観を、アメリカは文化としてはっきり表現すると指摘します。
いいことだっていうよりは、なんかイケてるぜって感じ。メイクマネーすることってめっちゃイケてるよねというか、自分で独立すること、自立してることってかっこいいよねっていう文化があるなって思います。
草野さんは、この感覚はラッパーやヒップホップ文化にもともと根付いているものだと付け加えます。
草野さんがもう一つ挙げたのが、Off Topicでもよく話題になるリミックス文化です。TikTokや音楽に加え、草野さんは以前読んだ『パクリ経済 ── カル・ラウスティアラとクリストファー・スプリグマンによる本。著作権の保護が弱いファッションや料理などの分野で、模倣がむしろ創造を促している事例を論じています』という本を紹介します。
『パクリ経済』の問いは、模倣が増えると創造性が壊れて市場が消えるのか、それとも逆にイノベーションが加速するのか、というものです。草野さんは、ファッションのデザインや料理のレシピには著作権がないとされるのに、それで業界が廃れたわけではないと話します。
草野さんはさらに、ラッパーのLil Nas X ── アメリカのラッパー。「Old Town Road」の大ヒットで知られ、SNSを使った話題づくりやマーケティングの巧みさでも注目されていますの新曲「INDUSTRY BABY」のミュージックビデオに触れます。MSCHFとコラボした靴が訴えられた経緯を、新曲の中で消化しているという話です。
草野さんの説明では、ミュージックビデオはエアマックスのデザインを勝手に使って刑務所に入る、という筋立てになっています。草野さんは、ビジネスとしては難しい面があるとしつつ、ナイキへの敬意がないわけではない点も含めて、アメリカらしくて面白いと受け止めています。
リミックスはオリジナルをスケールさせる方法になる
宮武さんは、リミックス文化こそがアメリカと日本の一つの違いだと続けます。ファッションに著作権がないからこそ、一つのスタイルがグローバルに広がることもあるといいます。
結局リミックスって、オリジナルコンテンツのリファレンスコンテンツになるので。
宮武さんの見立てでは、アメリカのドラマや映画が国中に広がり、日本ではそこまで広がらない理由の一つは、ミームやリミックスができる文化があるかどうかです。草野さんも、アメリカで流行るミームを日本の人はあまり知らないと応じます。
草野さんは、ミームを単なるGIF動画や文字入り画像だと思っていたそうです。けれど映画会社のA24などが、作品の公開前後に公式でGIFを出していることを知り、面白いと感じたといいます。
宮武さんはここから、アメリカのコメディのジョークの作り方に話を広げます。『ファミリー・ガイ』や『サウスパーク』、『シンプソンズ』では、年代ごとのリファレンスを使ったジョークがとても多いといいます。
宮武さんは、日本の笑いとアメリカの笑いの違いを次のように説明しています。
ボケとツッコミの流れで笑いを生む
ツッコミの概念があまりなく、誰もが知る人物や作品へのリファレンスで笑いを生む
宮武さんが例に出したのは、誰もが知るセレブに「似ている」と言うだけで、その人の見た目を揶揄していると伝わるようなジョークです。草野さんは「ひどいジョークですね」と返しつつ、リファレンスが文化として浸透していることには納得します。
重要なのって、過去のものを使い続けられるっていうところは。(そうすると)過去のものが今も生きるんですよね。
草野さんも、子どもの頃に好きだった『パワーパフ ガールズ』に、大人ならわかるビートルズ風のキャラクターが出てきたことを思い出します。古くから愛される作品が他の作品で引用されることが、長く愛される秘訣かもしれないと話します。
宮武さんは、作品にひそかに仕込まれる小さなリファレンス「イースターエッグ ── 映画やゲームなどに作り手がこっそり隠したネタやメッセージのこと。卵を探す復活祭の遊びに由来する言葉です」の例も挙げます。スターウォーズ好きのJ・J・エイブラムス監督による『スタートレック』には、一瞬だけスターウォーズのキャラクターが出てくるといいます。
宮武さんによると、アナハイムのスターウォーズのテーマエリアの店舗には、インディ・ジョーンズのセットにあったものが隠して置かれています。どちらもジョージ・ルーカスが手がけた作品だからです。宮武さんは、この仕掛けが人から人へ広がっていく流れを次のように語ります。
仕込む
作り手が別の作品へのリファレンスをこっそり入れる
気づく
インサイダーのファンが見つけて満足する
シェアする
見つけたファンが人に伝えたがり、世の中に広がる
新しいファン
有名な作品とのつながりを知った人が、もう一方の作品も好きになる
そこ(ファン同士)の共有し合う文化っていうのが、なんかすごいアメリカの凄みだなとは思いますね。
シン・ゴジラ、スラムダンク、バルス。日本で長く愛されるIPの条件
草野さんは、日本の人気作品にも同じ構造があると話し、庵野秀明監督の『シン・ゴジラ』を例に挙げます。代表作『エヴァンゲリオン』と同じフォントを使ったり、キャストの名前に小ネタがあったりと、わかる人にはわかるオマージュが詰まっているといいます。
草野さんは、同じ監督や近い世界観の作品に小さなつながりがあると「エヴァも見てみようかな」と思える、こうした仕掛けはどの国の人にも刺さるのではないかと考えています。
宮武さんは、リファレンスとミームの役割を分けて整理します。インサイダー感はコアファンの満足度を上げ、ミームは一般層に広がる力を持つという整理です。
(ミームを通して)本当にIPを全く知らない人でも、ロード・オブ・ザ・リングの一キャラを見たことあったりとか。
宮武さんによれば、ミームは元の作品とまったく違うシチュエーションでキャラクターやセリフを使うので、作品のキャラクターや名言が一般化していきます。
草野さんは、英語圏の人が映画や本の名ゼリフをフルで言えることが多いのはなぜかと尋ねます。宮武さんは、日本では漫画にその文化があると答えます。
(スラムダンクの名言は)スラムダンクを読んだことない人でも知ってる人っているじゃないですか。
草野さんは「私ですね」と笑い、何の場面のセリフかはわからないと明かします。宮武さんは、作品を読んでいない人にまでセリフが届くことが重要で、アメリカでは漫画だけでなく映画やドラマ、本でも同じことが起きていると話します。
草野さんは、アメリカでは『フレンズ』や『The Office』のような映像作品が長く愛されているのに対し、日本では漫画が全世代に響く切り口なのかもしれないと考えます。民放のドラマは、放送後にもう一度触れる機会が少ないという理由です。
宮武さんは、日本では全世代にヒットするものが少ないと指摘しつつ、エヴァは例外だと話します。宮武さん自身は見たことがなくても名前も曲も知っているので、曲の影響も大きいと考えています。
草野さんはジブリの例として、テレビで『天空の城ラピュタ』が放送されるたびに、滅びの言葉「バルス」がTwitterで一斉に投稿される現象を紹介します。宮武さんは知らなかったようで、「当時アメリカにいたんでしょうね」と返していました。
宮武さんは、ジブリは新作が出ると大人も見に行く点がすごいと話し、アメリカのピクサーも同じだといいます。子ども向けのエンタメでありながら深い意味も持たせる「両軸」を作るのは大変だという宮武さんの言葉に、草野さんは「それはヒットの法則かも」と応じます。
宮武さんはさらに、13歳以上向けのような作品でも『ゲーム・オブ・スローンズ』などがアメリカで大きな話題になることを挙げ、アメリカはIPのストーリーテリングがうまいと話しています。
ボストン出身ならレッドソックス好き?ローカルスポーツの熱狂
草野さんに「他にアメリカの面白いところは」と聞かれた宮武さんは、エンタメ以外でコアファンが多い領域としてスポーツ、特にローカルのスポーツチームを挙げます。
ボストン出身者の人は野球全然興味なくてもレッドソックス大好きですし、ヤンキース大嫌いですし。
宮武さんは、日本ではオリンピックのように日本代表を国全体で応援する熱はあっても、ローカルチームへの熱がアメリカほどではないと感じています。どうすれば日本でそうした文化が作れるのかを、たまに考えるそうです。
チームを知るきっかけを草野さんが尋ねると、宮武さんは親の影響とテレビを挙げます。若者層は少しずつ変わってきているものの、アメリカではテレビで常にスポーツが流れているといいます。
宮武さんによると、ESPN ── アメリカの大手スポーツ専門チャンネル。複数のチャンネルやネット配信を展開し、プロから大学スポーツまで幅広く中継していますだけでも、ESPN2やESPN3、大学スポーツ用など5つか6つほどのチャンネルがあります。24時間365日スポーツを配信するチャンネルがあることが、スポーツが文化に根付いている理由ではないかと宮武さんは考えています。
草野さんは別の角度から、スター選手を生み出すマーケティングの強さを挙げます。大谷翔平選手がアメリカで人気になるなか、テレビのキャスターが「なぜこの選手にもっとお金をかけないのか」と球団に訴えている動画を見たといいます。
草野さんが感心したのは、野球ファン以外の人をファンにすることを真剣に考える人がたくさんいる点です。Twitterでハイライトを出すなど、クリエイティブやマーケティングの面でも本当にイケてると話します。
マジック・ジョンソンとラリー・バード、スポーツは物語でできている
宮武さんは、アメリカのスポーツのすごさは「ドラマの作り方」にあると続けます。例に挙げたのは、80年代に盛り上がり始めたNBAです。
宮武さんによると、LAのマジック・ジョンソンとボストンのラリー・バードは、実際にライバルであり友人でもありました。2人がそれぞれのチームを成功に導き、決勝で戦い合うことが多かったため、2人のストーリーが広がってバスケが人気になったといいます。
草野さんは、冒頭の「お金を稼ぐのはイケてる」という話につなげて、Spotifyの番組「bytes」で扱ったレブロン・ジェームズのコンテンツ企業の話を出します。ナイキが買収を検討しているという話題で、選手自身がコンテンツ会社を作り、『スペース・ジャム』の新作を手がけていることに驚いたといいます。
宮武さんは、『スペース・ジャム』の1作目と2作目では、選手の立ち位置が大きく変わったと説明します。
約20年前の1作目では、マイケル・ジョーダンは主演だったが、映画会社の依頼で呼ばれた立場で作品をコントロールしていなかった
2作目では、レブロン・ジェームズがメインになって動いている
宮武さんは、スポーツが感情的なコンテンツであることも強調します。同点の場面で最後のシュートが決まるかどうかという瞬間は、そのチームのファンでなくても心を動かされるといいます。
その瞬間を、なんかすごい汚い言い方で言うと、どうマネタイズするかって考えると。
宮武さんの答えは、スポーツを物語として見せることです。ブザービーターの瞬間だけでなく、チームとしての成長や選手一人ひとりのストーリーといったバックストーリーを伝えることで、より感動的になり、感情はマネタイズしやすいものだといいます。
草野さんは、むしろバックストーリーを伝えないのはもったいないと応じます。ファンもそれを知りたいはずで、日本の選手をさらにかっこよく見せるものができれば、スポーツメディアのコンテンツはもっと増えるのではないかと話しています。
高校バスケに給料1000万、Overtimeが示す選手中心のコンテンツ
宮武さんは、アメリカの高校バスケを追うスタートアップ「Overtime ── アメリカの若者向けスポーツメディア企業。高校生アスリートの動画をSNSで発信し、独自リーグも運営しています」を紹介します。高校生の選手一人ひとりをドキュメンタリー風に追い、試合結果やハイライトをYouTube動画にまとめているといいます。
宮武さんによると、Overtimeは最近、自社のリーグまで作りました。選手に「大学に行くよりうちに来なさい」と呼びかけ、給料1000万を渡すところからスタートしたそうです。
宮武さんが説明したOvertimeのリーグの中身は、次の3つです。
- 教育を受けられる
- NBAを目指すためのトレーニングを受けられる
- リーグで試合ができ、NBAのスカウトとも話せる
宮武さんは、こうした制度の裏に選手一人ひとりをフィーチャーするコンテンツがある点を評価し、日本でも出てきたらいいと話します。ただ、日本ではスポーツ業界がそこまでお金になっていないのが今の事実だとも認めています。
草野さんは、オリンピックの熱狂を見れば、日本にも熱狂する心持ちは絶対にあると返します。宮武さんは、各スポーツ選手がクリエイターになり、コアファンを持つことが一つの道になると考えています。
宮武さんが特に挙げたのは、男子ほど注目されないことが多い女子アスリートです。日本代表の女子サッカー選手が、かつてはパートをしながらプロを続けていた時期もあったといいます。
アスリート自身がクリエイターになって、クリエイターカンパニーを作って、小さいファンベースからマネタイズして、本当に自立できるようになるっていうのが一つの道かもしれないですよね。
日本に来てほしいアメリカのサービスは?CheddarとChipotle
後半は、草野さんがTwitterで募集したリスナーからの質問に答えるコーナーです。最初に宮武さんが読み上げたのは、日本に上陸してほしいアメリカのサービスについての質問でした。
お二人がUSでは流行ってたりポピュラーだけど、日本になくて、日本で使えるように、もしくは上陸してほしいと思うサービスアイデアは何ですか?
草野さんが挙げたのは、若い人たちが作る経済メディア「Cheddar ── アメリカの経済ニュースメディア。若い世代向けの経済番組を配信し、のちに放送局に買収されました」です。草野さんによると、Cheddarはすでにテレビの放送局に買収されています。
若いアンカー、喋るキャスターの人が育たない、出られる場面がないよねっていうので、(Cheddarでは)若い人たちが番組をやってるっていうのがすごくビジョンが好きというか。
宮武さんも、若手が前に出られる場は多くの分野で重要だと応じます。アメリカの政治家は多くが50歳以上や60歳以上で、大統領自身も70歳を超えているため、新しい国や業界を作るには次の世代が育つ場が必要だといいます。
宮武さんが挙げたのは、メキシカンファストフードチェーンの「Chipotle ── ブリトーやボウルなどを提供するアメリカのメキシカンファストフードチェーン。具材の新鮮さやブランディングで人気を集めています」です。アメリカに住んでいた数ヶ月間は、ほぼ毎日食べていたほどの大ファンだといいます。
宮武さんが「日本ではちょっとパクリのサービスがある」と切り出すと、草野さんは「日本のスタートアップをディスるのかと思いました」と返します。宮武さんによると、日本にはマーケティングの仕方まで似たチェーン店があり、「すごいよく言うとインスピレーションを受けて」いるそうです。
宮武さんは、ボストン時代に別のチェーン店のQDOBAと比べても、Chipotleは使っている具材が違い、フレッシュさを意識していると話します。ブランディングやロイヤルティプログラム、TikTokの使い方などマーケティングも非常にうまいので、日本にも挑戦してほしいと語っていました。
進路に迷ったら?とりあえずやってみることと、プロセスを好きでいること
続いて草野さんが読み上げたのは、2人の経歴についての質問です。
どういった経歴をお持ちの方がいらっしゃるのですか?進路に迷っているので、差し支えなければ教えていただきたいです。
宮武さんは、編集部は自分と草野さんの2人だけだと前置きします。草野さんは、大学時代のスタートアップでのインターンや高校時代のブログに加え、海外で働いてみたいと思ってベルリンのハードウェア系スタートアップで3、4ヶ月インターンをした経験を話します。
草野さんがスタートアップに興味を持ったのは高校生の時です。最初はUIデザイナーを目指してデザイナーに弟子入りしたこともあり、クックパッドのオフィスで出会ったUIデザイナーに憧れたといいます。
草野さんはその後、自分がもっと好きなのは英語圏のようなグラフィックだと気づきます。1、2年前に会社を辞めた時期には、そうしたデザインの学校に行くことも調べていたそうです。
宮武さんの経歴は、アメリカのプロバスケチームでのインターンから始まります。宮武さんは「何をしたいか全くわからなかった」と振り返り、Off Topicにたどり着くまでの流れを次のように語ります。
宮武さんは、デジタルガレージで草野さんとVCを経験したことにも触れ、仕事はイメージと実際がかなり違うと話します。アメリカの大学の友人も、EYやIBM、コンサルや投資銀行に入って最初の2年ほどで辞めることが多いものの、それはそれで正しいと考えています。
宮武さんは、自分がVC業界やOff Topicを見つけたのはラッキーだったとしつつ、迷うのは悪いことではないと質問者に伝えます。今無制限に時間とお金があれば何を試したいかを考え、そこから一つずつやってみることを勧めています。
草野さんは、ひとつの道を頂点まで登り詰めるキャリアに憧れつつも、それができる人は稀だと話します。好きなことを続けていると、点と点がつながってくると感じているそうです。
宮武さんはさらに、業界のトップに立つ人は積み重ねのプロセスそのものが好きな人だと指摘します。草野さんは、スケボーで金メダルを取った選手が「ただスケボーが好きだから続けている」と話していたことを思い出し、かっこいいと共感します。
大変な時期って絶対誰でも来るので、それを乗り越えられるかって、そこに対してパッションを持ってるかどうかっていうところなので。
宮武さんは、VCが創業者のストーリーを聞くのも、その情熱があるかどうかを探るためだと話し、この回の雑談は締めくくられます。
まとめ
この番外編では、アメリカのリミックスやリファレンスの文化がオリジナル作品を広げ、過去の作品を今も生かしていることが語られました。スポーツもライバル関係や選手のバックストーリーという物語で熱狂を生み、後半ではキャリアの迷いに対して「とりあえずやってみる」姿勢が勧められています。
- リミックスやミームはオリジナルのリファレンスになり、コンテンツをスケールさせる方法になると宮武さんは話す
- イースターエッグのような小ネタはコアファンを満足させ、ミームは作品を知らない一般層にまで広げる
- アメリカのスポーツは、ライバル関係や選手の成長をストーリーとして伝えることで熱狂を生んでいる
- OvertimeのようにアスリートやAthlete自身を主役にしたコンテンツが、選手の自立につながる可能性がある
- 進路に迷ったら、やってみたいことを一つずつ試し、プロセスを好きでいられるかを大切にする





