選挙続きの番組で見えたPR戦略の違いとは?
Off Topicの草野ミキさんと宮武テツローさんは、この回を久しぶりの雑談回として始めます。直近は米大統領選の回が続いており、宮武さんは年間50本ほどの配信のうち、合計4回、約1割を選挙に充てたと振り返ります。
草野さんは、選挙回はテックというより食料品の値上げなど経済への影響の話が中心で、選挙で何が起きているのかがよくわかり面白かったと話します。そのうえで、アメリカの選挙はエンタメ性が高いと改めて感じたそうです。
話題はトランプ陣営とハリス陣営のPR戦略の違いに移ります。宮武さんによれば、トランプ氏はオールイン ── シリコンバレーの投資家らが運営する人気ビジネス系ポッドキャスト「All-In」。テックや政治、経済を長時間語る番組として知られていますをはじめ、1時間以上話すような長尺のビジネス系ポッドキャストに多く出演しています。
一方でカマラ・ハリス氏とティム・ウォルツ氏は、クリエイターやインフルエンサーとのショートフォームのインタビューや、一緒に動画を作る形が目立つと宮武さんは見ています。
ビジネス系を中心とした長時間ポッドキャストに出演する
クリエイターやインフルエンサーとショートフォームの動画を作る
戦略としてこれだけ違うのは面白いなと思いました。
宮武さんは、どちらの戦略が良いのかは今後の結果次第だとしています。
潰れたスタートアップのおもちゃが並ぶコレクション部屋
話題は、引っ越したばかりの宮武さんの部屋に並ぶコレクションへ移ります。以前は横に置いていて映像では見せられなかったものが、ビデオポッドキャストでも見える配置になりました。
宮武さんが挙げたのは、起業家パルマー・ラッキー氏による携帯ゲーム機型のMODretro ── パルマー・ラッキー氏が手がけるレトロゲーム機ブランド。ゲームボーイ風の携帯機などを販売していますのデバイスと、廃業したスタートアップのプロダクトをかたどったミスチフ ── ニューヨーク発のアート集団MSCHF。社会や企業を風刺した奇抜なプロダクトで知られていますのおもちゃです。
ミスチフのおもちゃには、血液検査の不正で知られるセラノス ── 少量の血液で多数の検査ができると謳い巨額の資金を集めた米スタートアップ。技術が実態を伴わず、詐欺事件として破綻しましたのものや、ジュウセロのものがあります。
宮武さんの説明によれば、ジュウセロはパッケージを機械に入れるとコールドプレスジュースが飲めると謳い、数十億規模の資金を調達したハードウェア系スタートアップでした。ところが記者がパッケージを手で絞ると同じドリンクが出てきたことがわかり、最終的にシャットダウンしたといいます。
そんなことで(ジュウセロの実態が)バレちゃうんですね。
宮武さんの私物では、子どもの頃に使っていたU2モデルのiPodもあります。宮武さんにとって自分で持った初めてのApple製品だそうです。棚にはストライプ関連の本や、プレッピーのファッションガイドとして有名な『プレッピー・ハンドブック』も並んでいます。
いや、そういうのいらないですよ。そういうのはいらないです。
草野さんに「さすが真のプレッピー」と言われた宮武さんの、照れたような返しです。
11月1日のmeetupはリスナーのための場
草野さんは、11月1日(金)の夜にイベントを開催すると告知します。リンクは概要欄に載せており、年末にもイベントを行う可能性があるそうです。
宮武さんによると、11月1日の回は外部ゲストを呼ぶ形ではなく、リスナーのためのイベントにする予定です。4月にサンフランシスコで開いた似たイベントと同様に、出演者がリスナーと会い、リスナー同士も交流できる場を目指しています。
草野さんは、そのサンフランシスコのイベントには新型コロナで参加できず、ゲストのデビットさんにもリスナーにも会えなかったため、久しぶりのイベントを楽しみにしていると話します。
海外小説のレビューが日本に少ないのはなぜ?
宮武さんに最近読んでいる本を聞かれた草野さんは、ノンフィクションや人文学系に加えて、海外の小説も好きだと話します。ただ、日本では海外小説、特に新刊のレビューをしている人が本当に少ないといいます。
例に挙がったのは、海外でカルト的な人気を持つ作家サリー・ルーニー ── アイルランドの作家。『ノーマル・ピープル』などで若い世代から熱烈に支持されていますです。草野さんによれば日本でも2冊翻訳され新刊も出ていますが、レビューをあまり見かけないそうです。
草野さんは、海外では恋愛小説を皮切りに新しく小説を読む層が増えている一方で、日本で読書人口を増やすにはどうしたらいいのかを考えていると話します。
そこで草野さんが挙げたのが、Amazonに買収された本のレビューサイトGoodreads ── 世界最大級の読書記録・レビューサービス。2013年にAmazonが買収し、Kindleとも連携していますです。日本のブックログなどと比べても、Goodreadsは優れすぎていると草野さんは評価します。
草野さんが挙げるGoodreadsの強みは、レビューの細かさ、多言語対応による数万件規模のレビュー、Kindleとの連携などです。読書にまつわるツールが充実していることに加えて、感想を共有したい人のコミュニティがあることが大きいと見ています。
日本でなぜ読書の共有が少ないのかについて、草野さんはディスカッションをしない文化を理由に挙げます。宮武さんは推測だと断りつつ、ニッチなものを見せたくない気持ちもあるのかもしれないと話します。
やっぱり読書は一人でやることっていう意味合いが強い気がするので。
草野さんは、村上春樹のファンが感想を言い合う読書会はあっても、大きなコミュニティになっているかはわからないと続けます。ブッククラブも日本では少なく、アメリカでもみんなが入っているわけではないものの、友人グループに1人ぐらいは入っている人がいると宮武さんは話します。
読書量が減った理由は「全部読まなきゃ」という思い込み?
宮武さんは、自分の読書量はだいぶ減り、今はネット記事を多く読んでいると話します。読みたい本はあっても、本を読むハードルが自分の中で上がっているそうです。
なんか本、全部読まなきゃっていう前提で本を見ちゃう気がするんですよね。だからそれで300ページとか500ページって見てしまうと、これ(本)をいつ終わるんだろうっていう話だったり。
草野さんも、時間が有限なので見合う価値があるかを考えてしまうと応じます。宮武さんはさらに、現代のマーケティング手法などのビジネス書はネットの方が情報が早いため、古くからある本をもっと読むべきだと考えており、今はニーチェ ── 19世紀ドイツの哲学者。「神は死んだ」などの言葉や『ツァラトゥストラはこう言った』で知られますを読んでいると話します。
図書館の棚を「潰していく」大学時代の読書
草野さんの読書量のピークは大学時代です。友達を一切作らず図書館にいたほどで、通いすぎて図書館の係の人から引っ越しを理由に本をもらったこともあるそうです。
潰していくみたいな感じかもしれないですね。学生の時は。この棚で気になる本はもうなくなった。じゃあ次のみたいな。
草野さんは、図書館は無料で、軽い興味のある本もすぐ読めるのが素晴らしいと話します。スポーツの棚にあるメンタルの鍛え方の本や心理学の本、有名作家のあまり知られていない作品など、思わぬ発見があったといいます。
本屋で何に手が止まるのかを宮武さんに聞かれた草野さんは、本を選ぶときの調べ方を具体的に挙げます。
草野さんは「ハーバード式なんとか勉強法」のような引きの強い邦題を例に、本当に現地で人気だったのかが気になってしまうと話します。評価がそれほどでなくても面白い本はあるものの、現地での評価は見ておきたいそうです。
英語で読みたい本、日本語で読んだ唯一の本
宮武さんは、日本の書店でも英語のセクションに行ってしまうため、選択肢が限られると話します。草野さんは最近読んだシルヴィア・プラス ── アメリカの詩人・作家。唯一の長編小説『ベル・ジャー』は20世紀アメリカ文学の古典とされていますの『ベル・ジャー』を挙げ、翻訳も良かったが英語で読めたらもっとわかるのだろうと話します。
宮武さんがこれまで読んだ日本語の本は、高校か大学の頃に読んだ『告白』の1冊だけだそうです。それ以降は日本語の本を読んでおらず、もらった本は草野さんに渡すこともあると笑います。
草野さんは、アメリカの出版社が本をアートブックのように凝った装丁で再出版したり、出版と同時にグッズや限定装丁を作ったりしている点に注目します。ファンを作るための施策が大事なのだと感じたといいます。
宮武さんは、それがBookTok ── TikTok上で本を紹介・レビューする投稿やコミュニティの総称。海外では若い世代の読書ブームや書籍の売上に大きく影響しています以降の変化なのかを尋ね、日本のアイドルのCDが複数のカバーで発売されるのにやや似ているのではと話します。
本を届けるのは出版社と書店というメディア
草野さんは、一緒に読書してくれる仲間を探しており、ブッククラブを作りたいと話します。同じテイストの人がどんな本を読んでいるのかも知りたいといい、宮武さんが参加方法を尋ねると「概要欄で」と答えます。実際にこの回の概要欄には、本関連のニュースレターの登録フォームが載っています。
草野さんには、読書は量が多すぎて「めっちゃ読んでます」とは言い切れないというジレンマもあるそうです。日本でレビューが集まりやすいのは、ビジネスの売れ筋と、村上春樹や東野圭吾のような超有名作家の2つだと草野さんは見ています。
著者自身がコミュニティ作りに動く可能性について、草野さんは鍵を握るのは出版社と書店というメディアだと答えます。宮武さんはこれを「ある意味リテールメディア」と表現します。
草野さんは、文庫化された『百年の孤独』がどの書店でもポップアップで展開されていたことに驚いたと話します。押せる文脈があれば、新しい作家やジャンルも盛り上がるのではないかと、その光景から考えたそうです。
日本文学の英訳についても、草野さんは増えていると見ています。村上春樹のほか、柚木麻子さんの『BUTTER』の人気や、太宰治の『人間失格』の再燃も耳にするといいます。
草野さんは、海外で人気の『コンビニ人間』と映画『PERFECT DAYS』に、日本の特殊な労働環境という共通点を見ており、それが海外で人気が出る理由のひとつかもしれないと話します。
A24はカルト性を保ったままスケールできるのか
宮武さんは、『パラサイト』などを手がけた映画製作会社NEON ── 2017年頃に設立された米国の映画配給・製作会社。『パラサイト 半地下の家族』などで知られますの創業者が、比べられがちなA24 ── 2012年設立の米国の映画会社。独創的な作品と強いブランドでカルト的な人気を持ちますとの違いを語ったインタビューを紹介します。
宮武さんによれば、NEONの創業者がまず挙げた違いは作品数で、NEONは最初の数年間で60本ほどの作品を出しています。また、A24の直近の時価総額は約40億ドルで、そのバリュエーションは高すぎるとも話していたそうです。
宮武さんは、A24がよりマス向けに大きくなるなかで、カルトブランドを保てるのか、それとも買収されて以前のような作品を作れなくなるのかと問いかけます。Appleが一時A24の買収を検討していたという話もあると宮武さんは話します。
でもカルト性は保てるような気はします。それこそ本当にいい作品を出し続けることができたら。
草野さんは、A24は作品自体で評価され、会社のことをあまり語らない謎めいたスタンスを貫いている点を強みと見ています。そのスタンスが企業的にオープンになれば、わからないといいます。
宮武さんが注目するのは、A24史上で予算が圧倒的に大きい『シビル・ウォー』です。低予算で大きなリターンを出しやすいホラー系から、歴史ものやIPものへ広がろうとしていることが、どううまくいくのかが気になるそうです。
パラノーマル・アクティビティを手がけたブルームハウスのように、ホラーなど特定セグメントでトップを取る
大型予算の作品を作り、ジャンルも広げてIPものの大作と戦う
宮武さんは、A24の現在の動きからはハリウッド側に寄りたいように見えるため、今後は違う勝負になるのではないかと話します。
大作IPと『ビートルジュース』のマーケティング
草野さんが一番儲かるのは何かと尋ねると、宮武さんは売上で見ればここ10年ほどはユニバースや続編系のIPものだと答えます。草野さんは、続編『ビートルジュース』のヒットを聞いて「やっぱり続編系か」と感じたそうです。
宮武さんは、『ビートルジュース ビートルジュース』は『バービー』に倣ったマーケティングをさらに推し進め、Roblox ── ユーザーが作ったゲームを遊べるオンラインゲームプラットフォーム。若年層の利用者が多く、企業とのコラボも盛んですとも組んでいると話します。
今まで以上に映画のマーケティングって大変になってるからこそ、A24ってあのブランド力を持ってるってすごい強いんだろうなっていうのは思いますよね。
草野さんは、カルト映画はグッズとの相性が良さそうだと言う一方で、アカデミー賞を取るような商業色の薄い良作は、賞がないと見られなくなるのではと気にかけます。
宮武さんは、スターバックスやナイキの話も引き合いに出しながら、カルト性とスケールのバランスはどの業界でも課題になると感じたといいます。大きなIPも、カルトから始まったパターンが多いと宮武さんは見ています。
世代を超えるコンテンツは何が違うのか
宮武さんは大学生の頃、レゴのマーケターから『スター・ウォーズ』のおもちゃが売れなくなった時期の話を聞いたそうです。映画が止まっている間もコアファンは見続けていましたが、子どもたちが見なくなり、スター・ウォーズを見て「これなんですか?」となったといいます。
さらに宮武さんは、音楽は80年ほどで次の世代に伝わらなくなるという話を聞いたことがあると紹介します。1960年代のビートルズなら、15〜20年後には多くの子どもが知らなくなってもおかしくないと話します。
世代を超えるものの例として宮武さんが挙げるのがディズニーです。テーマパークという場所があり、親が自分の子どもを連れていくことで、ユーザー自らが世代をつないでいるといいます。
音楽も親が聴いていた曲を子どもが聴いて好きになるものですが、宮武さんはAirPodsで各自が聴くようになり、それが難しくなっていると指摘します。リメイクやリファレンスで世代をつなぐ例として、日本の仮面ライダーやドラえもんも挙がります。
草野さんは、テレビ離れでドラえもんも難しそうだとしつつ、パークや映画、おもちゃがあるので目には入りそうだと話します。最後は、宮武さんがおじいちゃんになって「昔ポッドキャスターをやっていた」と語る未来を想像して笑い合います。
嫌われて生まれた「美しいパリ」
宮武さんは、パリオリンピックをきっかけに読んだ投稿から、現代のパリがどう作られたかを紹介します。大きな転機は1853年で、病気や人口過密といった問題を抱えていたパリで、ナポレオン3世 ── ナポレオン・ボナパルトの甥で、フランス第二帝政の皇帝。在位中にパリ大改造を推し進めましたが大規模な都市改革を指示しました。
宮武さんによれば、ナポレオン3世はジョルジュ・オスマン ── セーヌ県知事としてパリ大改造を指揮した行政官。放射状の大通りや統一された街並みを作りましたに大きな権限を与えて、パリを作り直させます。エトワール凱旋門を中心に大通りや広場を配置し、街区を整えました。
宮武さんの説明では、取り壊したビルに代わって新しいビルを建て、倍以上の世帯が入れるアパートを作りました。幅5メートルほどだった道を最低12メートル、場所によっては24メートルまで広げ、下水道や街灯も増やしています。
ロンドンを見ていたナポレオン三世は緑を求め、西にブローニュの森、東にヴァンセンヌの森、北にビュット・ショーモン公園、南にモンスリ公園を作ったと宮武さんは話します。さらに建物の高さや横幅、デザインにルールを設け、街の見た目を統一しました。
ある意味すごい独裁的な発想だったんですけど。上から全部指示するみたいな。こういう見た目しかできませんよみたいな。
パリ大改造は当時、多くの人から批判を浴びたと宮武さんは続けます。昔のパリの魅力が失われ、エッフェル塔も含めてアメリカナイズしすぎているとされ、オスマンは最終的にクビになりました。それでも改革は続き、1927年にようやく全て終わったそうです。
昔の魅力を壊し、アメリカナイズしていると強く批判された
今では「美しいパリ」として知られる街並みになった
今のあるパリっていうやつ、美しいパリっていう、言われてると思うんですけど、は、すごい嫌われて作られたものっていう。
宮武さんは、パリ大改造の話には起業家っぽい部分もあり、あれだけ素晴らしい街を作るには大きな投資と力が必要だったと気づかされたと話します。草野さんは、都市開発は数十年単位で街の雰囲気や人の生態系を変えるため、トレンドに合わせた意思決定は絶対ダメそうだと応じます。
過去の偉人が立派に見えるのはリークがなかったから?
宮武さんは、パリ大改造が実現できたのはSNSがなかった運もあると話します。取り壊しでホームレスになった人もいたはずで、今の社会なら許されない、当時だからできたことだったと見ています。
草野さんが「今の政治家の方が大変ですね」と言うと、宮武さんは過去を良く見てしまう理由に話を広げます。例えばジョン・F・ケネディも、裏で何をしていたかを知っていれば、今ほど評価は高くないかもしれないといいます。
リークするデバイスがなかったっていう。新聞ぐらいしかなかったとか。
宮武さんは、昔の人が良く見えるのは、単に明かされていなかったからという面もあるのではないかと考えています。草野さんは、日常生活でも「いい人であるべき」という圧が強くなったと感じているそうです。
悪口、別に悪口がいいっていうわけではないですけど、悪口が言えないっていう文化は良くないと思います。
宮武さんは、海外のセレブには全員が仲良くないといけない雰囲気があり、それはヘルシーではないと話します。草野さんに「すごくいい人であろうという信念を感じる」と言われると、「リークされてないだけです」と返して笑いを誘います。
デッドプールの幻のマーケティングと「ファン」の重み
宮武さんがこれから見たい映画は『デッドプール』の新作です。インタビューでライアン・レイノルズ氏が語っていたのは、全く違うタイトルで面白くなさそうな予告を作り、プレミアの最初の数分だけ別の映画を流して急にデッドプールに変える構想だったといいます。
宮武さんによれば、この構想は一度リークされたら全て終わる施策だったため、結局見送られたそうです。宮武さんは、観客に話しかける第四の壁を破る ── 登場人物が作品の外にいる観客に直接語りかける演出。デッドプールの代名詞的な手法ですメタ的なユーモアがレイノルズ氏自身のユーモアと似ていると話します。
マーベルをどこまで追っているかを聞かれた宮武さんは、映画はちょこちょこ見ているものの、ファンとは言えないと答えます。宮武さんにとってファンとは、全作品やコミックまで隅々まで知るコミットメントを伴うものだからです。
好きで見てますっていうカジュアルファンですっていう。
草野さんは、宮武さんのこの感覚を、自分が「めっちゃ読んでます」と言い切れない読書の話と同じだと受け止めます。番組は、映画を見たらまた話してほしいという草野さんの言葉で締めくくられます。
まとめ
この雑談回は、草野さんの読書遍歴から、本やコンテンツをどう届け、どう世代を超えて残すかという問いへと広がりました。A24のカルト性、ディズニーのブリッジ、嫌われて生まれたパリまで、熱量とスケール、そして時間の評価をめぐる話が通底しています。
- 草野さんは、Goodreadsのような共有の仕組みとコミュニティが日本の読書には足りないと見ており、ブッククラブを作りたいと考えている
- 本を届ける鍵として、草野さんは出版社と書店というメディアの押し出す力に注目している
- 宮武さんは、A24がハリウッド寄りに広がるなかでカルト性とスケールを両立できるかに注目している
- 世代を超えるコンテンツには、ディズニーのようにユーザー自らが次の世代へつなぐ仕組みがある
- 現在の美しいパリは、当時強く批判された独裁的な大改造から生まれたものだった



