年末テーマはなぜ「アウトライヤー」から「リスクの進化」に変わったのか
Off Topicでは2020年から毎年、通常回のエピソードを貫く1つのテーマを設定し、年末に発表しています。今回の配信は、その年末テーマ回の前半にあたります。
宮武さんは当初、2024年のテーマを「世の中は思った以上にアウトライヤーでできている」という話にしようと考えていたそうです。ただ、アウトライヤーのすごさを語るだけでは役に立たないのではないかと考え直しました。
じゃあどうやったら自分自身がアウトライヤーになれるのかとか、何があるともっとアウトライヤー的な人たちがより生み出しやすくなるのかみたいな話をした方がいいかなと思った
宮武さんによると、今年は49エピソードほどを配信し、そのうち35エピソードほどがこのテーマに沿っていたといいます。今回は年末テーマそのものの発表は控え、その土台となる「リスクの進化」を、わかりやすい事例が多いスポーツを軸に語ります。
マネーボールが問い直した「スタンダード」とは?
宮武さんは、スポーツでは選手個人のスキルもチームとしてのレベルも平均的に上がり続けていると話します。データが集まるようになったことで、スポーツの根本をより深く理解できるようになったことが背景にあるといいます。
例として挙げられたのが、データを取り入れた野球チームがプレースタイルを変えていく映画『マネーボール ── 2011年公開のアメリカ映画。資金の乏しいMLBのアスレチックスが、統計データを用いた選手評価で強豪と渡り合った実話をもとにしています』です。宮武さんが重要だと考えるのは、データそのものより、これまでのスタンダードが正しかったのかを問い直す姿勢でした。
(スカウトは)「この選手は上手そう」とか。「センスがある」っていう言い方とか、「打った時の音がいい」とか。
宮武さんは、見た目やすぐに見えるもので判断してしまう傾向は、経歴や印象で採用を決める仕事の場面にも共通すると指摘します。そのうえで、スポーツには「勝つ」という明確な目標があるため、KPIに落としやすいのが特徴だと話しました。
マネーボールの場合は、得点を取るには塁に出る必要があるとして、出塁率を軸にしたプレースタイルへ変わりました。宮武さんは、各スポーツの戦略シフトが「どういうトレードオフをしたのか」という点で実は同じなのではないかと考え、それが今回のテーマにつながると語ります。
野球の打順はなぜ「2番に最強打者」になったのか
宮武さんによると、5年ほど前から野球の打順の考え方が大きく変わってきました。昔のスタンダードでは、1番は足が速くヒットを打てる選手、2番はバットコントロールがうまくバントで走者を進める選手、3番と4番に最も良い打者を置くのが定番でした。
昔の1番打者の典型として、宮武さんはイチローさんを挙げます。とりあえず1塁に出て、そこから2塁へ盗塁できるタイプです。
一方、現在のメジャーリーグでは、最も良い打者を2番に置くのがスタンダードになっています。大谷翔平さんもエンゼルス時代に2番を打っていた時期が多かったといいます。
草野さんは、初心者の目線から「いっそ1番にホームランを打てる人を入れて相手を混乱させては」と提案しました。宮武さんは、選手の情報は公開されて研究され尽くしていると答えたうえで、2番の利点を説明します。
(2番は)基本的に打順がより多く回ってきますし、ツーアウトじゃない状況で打順が回ってきやすくなったりする
宮武さんは、1番・2番打者についても、スピードを多少犠牲にしてパワーを優先する傾向が強まっていると話します。スピードがあればセーフになりやすい一方、パワーがあれば長打やホームランで得点が取りやすいため、セーフになる安全性を一部手放しているという見立てです。
1番は俊足で出塁、2番はバントで走者を進め、3・4番に最強打者を置く
1番はスピードよりパワーも重視し、最強打者を2番に置いてバントせずに勝負させる
バントが半減し、打ち上げるスイングが広まった理由
昔の打順で2番の役割だったバントについても、宮武さんは大きな変化を指摘します。アメリカのプロ野球では、シーズン中のバントの回数が大きく減り、半分以下になっているそうです。
宮武さんによると、バントは走者を次の塁へ進める確率を上げるものの、ワンアウトを差し出すコストが高すぎると判断されるようになりました。2006年には693回、2016年には567回と、段階的に減ってきたといいます。
バッティングの指導も逆になりました。宮武さんが子どもの頃は「バットを上から叩け」と教わり、遠くへは飛ばなくても確実にヒットを狙う打ち方が基本だったそうです。
でも最近の人たちは逆なんですよ。下から上に打ってなんですよ。
下から上に打つと、少しずれただけでフライになりアウトになりやすくなります。それでも、10年ほど前から打ち出し角度を高くする考え方が広がり、全体の打率は下がった一方で、当たったときにヒットや得点につながりやすくなったと宮武さんは説明します。
草野さんが「どこかのチームがリスクを取ったら、他のチームも追随したのか」と尋ねると、宮武さんは、誰かが始めてみんなが戦略をコピーし合うのがスポーツだと答えました。
打順、バント、打ち上げるスイングの3つに共通するのは、安定を一部捨てて、より高い得点を狙うという考え方です。草野さんの「チームの能力が上がったからリスクを取るのか、リスクを取ったから能力が上がったのか」という問いに対し、宮武さんは、全体のスキル向上とこうした戦略が重なって良い結果が出ているのではないかと話しつつ、打率では下がっている部分もあると補足しました。
NBAで、なぜスリーポイントシュートがここまで増えたのか
バスケットボールで明確に変わった戦略として、宮武さんは、より多くのチームがスリーポイントシュートを打つようになったことを挙げます。スリーポイントラインは1979年に設けられ、それ以前はどこから打っても2点でした。
ラインができた当初、ほとんどの選手はそこから打ちませんでした。遠くて決まらないだろうと考えられていたためで、宮武さんによると、マイケル・ジョーダンさんでさえ最も多い時期で1試合平均3.6本ほどしか打っていなかったといいます。
今シーズンのNBAでは、1試合に1人で10本以上のスリーを打つ選手が10人いるそうです。宮武さん自身も中学生の頃は、コーチから「スリーを打つな」と言われていました。
そこを打っても結局ミスするだけなのであれば、より確実なシュートを打ちに行けと。なんでまあスリーは諦めろと。
宮武さんの説明では、NBAで1試合のシュートに占めるスリーの割合は、時代とともに大きく上がってきました。今シーズンはチームによって3割から5割ほどになっているそうです。
宮武さんは、増えた理由は単純計算でも説明できると話します。ライン1歩内側からの2点シュートの成功率がおよそ50%なら、1本あたりの期待値は1点です。平均的なシューターのスリーの成功率が35%なら、期待値は1点を超えます。
さらに、遠くから打つことでディフェンスが外に広がり、中にも攻め込みやすくなるという副次的な効果もあるといいます。シュート1本の期待値だけでなく、オフェンス全体としてのペイオフが高くなるという考え方です。
スリーの打ち方はどう変わり、成功率を下げても得点が増えたのか
宮武さんによると、スリーポイントシュートの打ち方そのものも進化してきました。昔はスリーのスペシャリストがコートのどこかで動かずに待ち、フリーになったところでパスを受けて打つのが主流で、これが最も成功率の高い打ち方でした。
動きながら打つほど成功率は下がりますが、よりディフェンスを困惑させ、良いオフェンスを作れるようになりました。宮武さんは、スリーは35〜45%ほどしか入らないのに、結果的に点を取れるようになったという点で「ここも野球と同じ」だと話します。
草野さんは、1つの役割に特化した選手より、いくつものことができる選手が増えているのはなぜかと問いかけました。宮武さんは、チームに選ばれるための要求水準が上がったことも、組み合わせが強みになることも、どちらも正しいと答えます。
何かの特殊能力を持ってないといけないですけど、それ以外のところが弱すぎてはいけないっていう。
宮武さんによると、昔のスリーポイントのスペシャリストには、シュートはうまくても身体能力が衰えてディフェンスが弱い選手がいました。今のNBAでは、そうした選手は相手に弱点として狙われ続け、試合に出せなくなってしまうといいます。
現在のNBAでは、スペシャリティーが2つほど必要で、マイナスにならないうえでどれだけプラスを出せるかが問われているそうです。ただし、弱点のないオールラウンダーを入れるだけでも勝てないと宮武さんは話します。
その例外的な存在として挙がったのがステファン・カリー ── NBAのゴールデンステート・ウォリアーズで活躍する選手。ドリブルからの長距離スリーポイントを武器に、リーグのプレースタイルを変えた存在といわれますさんです。ドリブルからのスリーがうますぎて、ディフェンスに多少の弱点があっても出場させるしかないレベルだといいます。
基本的にはなんかその尖りは必要なんですけど、それプラス弱点をある程度なくすっていう、まあなんかもう無理なことを言ってるんですけど。
アメフトでキックをやめて「賭けに出る」チームが増えた理由
宮武さんは、アメフトでも同じ変化が起きていると話します。まずルールとして、アメフトはボールを相手陣地の最奥まで運ぶとタッチダウンになり、前へのパスは1回のプレーにつき1回だけ認められています。
攻撃側は4回のチャンスで10ヤード(9メートルほど)進めると、またチャンスがリセットされます。たとえば1回目で3ヤード進めば残りは7ヤード、次に8ヤード進めば10ヤードを超えるのでリセットです。
ただし4回目に失敗するとその場で相手ボールになるため、実際には4回目にキックで遠くへボールを蹴り、相手の攻撃開始位置を下げるのが一般的でした。宮武さんは、残り1ヤードしかなくてもキックを選ぶ判断が、ここ5〜10年でだいぶ変わり始めたと話します。
残りが1〜2ヤードの場面で、キックをせずに4回目のプレーで勝負する「賭け」に出るチームが増えているそうです。特に若いコーチほどその傾向があるといいます。
残りわずかでもキックで遠くへ蹴り、相手が自陣に入る可能性を下げる
残り1〜2ヤードなら賭けに出て、失敗のリスクを取って攻撃継続を狙う
宮武さんは、これもまさに失敗のリスクを上げてでもアップサイドを狙いに行く例だとまとめました。
サッカーのゴールキーパーはなぜロングキックをやめたのか
サッカーでも同じ概念が起きていると宮武さんは話します。ゴールキックではキーパーが遠くへ蹴るイメージが強いものの、過去10年ほど、キーパーの1回のキックの平均距離は徐々に下がり、ショートパスを使うキーパーが増えているそうです。
宮武さんは、ニューヨーク・タイムズ傘下のスポーツメディア「ザ・アスレチック ── ニューヨーク・タイムズ傘下のスポーツメディア。データを用いた分析記事やチーム取材に強みがあります」の情報を紹介しました。マンチェスター・シティではショートパスが69%で、プレミアリーグの半分以上のチームでキーパーのパスの半分以上がショートパスだったといいます。
マンチェスター・ユナイテッドは、パスがあまりうまくないという理由で、スタメンだったスター選手のゴールキーパーを外したそうです。昔はキーパーのパス成功率が25〜50%ほどだったのに対し、今のトップクラブでは85%以上のキーパーもいるといいます。
背景にあるのは、ゴールキックでショートパスとロングパスのどちらが得点につながるかという分析です。ロングキックは遠くへ飛ぶものの半々で相手に取られることも多く、ショートパスは後ろからでも確実に自分たちのボールになります。
宮武さんによると、プレミアリーグ20チームのうち15チームで、ショートキックのほうが良いオフェンスにつながったというスタッツも出ています。草野さんが「いずれロングパスに戻るのか」と尋ねると、宮武さんはみんなが一旦こちらへ寄せていて、次の進化は中間の距離のキックなどかもしれず、必ずしも戻るとは限らないと答えました。
ミスが倍増しても、ショートパスを選ぶ理由とは?
ゴールキーパーのショートパスにはリスクもあります。自陣でミスをすれば、すぐに失点につながりやすいからです。
宮武さんによると、ここ2シーズンほどでこうしたミスは大きく増え、選手のミスを集めた面白動画も増えているといいます。キーパーのショートパスのミスから相手のシュートにつながった回数は過去6年で倍増しましたが、同じ期間にショートパスの数自体も倍増しているそうです。
でもそれでもショート、ショートパスを選ぶチームが増えてるんですよ。それはこのリスクを受け入れてでも、より高い点を入れるチャンスを取れるんじゃないかっていうことを選んでる
宮武さんはこれを、ボラティリティを上げてより高い期待値とアップサイドを狙う動きだと位置づけます。野球、バスケ、アメフト、サッカーの4つの事例は、同じ構造で整理できます。
| スポーツ | 捨てた安定 | 狙うアップサイド |
|---|---|---|
| 野球 | 打率、バントでの確実な進塁 | 長打・ホームランによる得点 |
| バスケ | 2点シュートの高い成功率 | スリーの高い期待値とオフェンス全体の向上 |
| アメフト | 4回目のキックによる安全策 | 攻撃を継続して得点に近づく |
| サッカー | ロングキックによる安全な前進 | 確実なボール保持から得点チャンスを作る |
スポーツの進化はビデオゲームで先に見えていた?
宮武さんは、明確なエビデンスはないと断ったうえで、こうしたスポーツの進化は実はビデオゲームで先に見えていたのではないかと話します。ビデオゲームはスポーツがどう進化していくかの先行指標のようなものだという考えです。
宮武さん自身がプレーしていたバスケのゲームでは、15年以上前からペースを速くしてスリーを強調したり、背の高い選手もスリーを打ったりするのが普通だったといいます。サッカーのゲームでも、激しいプレスやキーパーのショートパスは昔から行われていたのではないかと話します。
宮武さんは、両者の違いをリスクの捉え方にあると見ています。
ビデオゲームやってるとそもそもリスクがないじゃないですか。
ゲームなら失敗してももう一度プレイすればよく、最悪リセットして試合をなかったことにできます。だからこそ、現実のスポーツではやらないことを試せるため、各スポーツの今後を見るにはビデオゲームのプレイのされ方を見るのが大事だと宮武さんは話しました。
草野さんは、AIがデータを分析して思いもよらないプレースタイルを生み出すゲームも出てきそうだと応じます。宮武さんも、大谷さんを実は3番や9番で出したほうがいいといった打順を、AIがシミュレーションを重ねて試せるようになるとしたら見てみたいと話しました。
スーパーマリオ効果とは何か?
ビデオゲームの重要性について、宮武さんはYouTuberのマーク・ローバー ── 元NASAのエンジニアで、科学系の実験動画で人気のYouTuber。TEDでのトーク「The Super Mario Effect」でも知られていますさんがTEDで語った「スーパーマリオ効果」を紹介します。
最初にクリボーに当たってしまって失敗した時に、コントローラーをもう捨てて、もうこれは二度と遊ばないっていう人って多分いないんですよね。
スーパーマリオでは、クリボーに当たったらジャンプすればいいと学び、落ちたら次はジャンプしようと学びます。失敗を重ねるほどプレーが上達し、関心はゲームに勝つことに向かうため、失敗を恐れなくなるというのがスーパーマリオ効果の考え方です。
失敗する
クリボーに当たる、穴に落ちる
学ぶ
ジャンプすべき場所や避け方を知る
再挑戦する
諦めずにもう一度プレーする
上達する
失敗を恐れず、勝つことに集中できる
草野さんは、楽しみながら学び、挑戦すること自体を楽しむメンタリティーがこの哲学の良さだと話します。宮武さんも、これは負けない方法を探すことではなく、失敗から学んでもう一度勝ちにいくためのフレームワークだと強調しました。
草野さんがマーク・ローバーさんの話を知ったのは、YouTubeのコンテンツクリエイター向けの考え方を紹介するコンテンツでした。自分の作ったものに低評価を押されたり、時間をかけたのに誰にも見られなかったりしても、それをゲームとして楽しく捉えることが、コンテンツ制作では重要だと感じたといいます。
宮武さんは、マーク・ローバーさんが「テスト」や「ビジネス」という言葉はゲーム感覚で取り組めなくなるのでよくないのではないかと話していたことも紹介しました。学んで検証して試すという姿勢がゲームの中にしか残っていないのは残念で、それを現実でも楽しめればビジネスや人生も変えられる、というのがマーク・ローバーさんの考え方ではないかといいます。
人生の上がり下がりは「バグではなく機能」
マーク・ローバーさんの別の説明として、宮武さんは「思い描く人生」と「実際に生きる人生」の違いを紹介します。理想として描かれるのは、目標に向かって自転車で障壁なくスムーズに進む姿です。
実際の人生には、越えられない山、越えるのに時間がかかる山、ちょっとした山がいくつも続き、その先でようやくゴールにたどり着きます。マーク・ローバーさんは、これをゲームや映画にたとえるべきだと話しているそうです。
目標まで障壁なく、スムーズにすぐたどり着く人生
大小の山を越えながら、上がり下がりを経てゴールに着く人生
そんな映画誰が見るんですかと。誰も見ないですし、意味合いがなくなりますと。何かを超えるからこそ意味合いが出てくると。
宮武さんは、上がり下がりを1つの機能として理解できれば、目の前の壁を「次に越える壁」としてゲーム感覚で捉え、モチベーションにもできるのが理想だと話します。
草野さんは、テレビでお笑い芸人さんが話していた工夫を思い出しました。嫌な面談の場面を「コント・面談」と見立て、お笑いとして捉えて乗り越えるという方法で、草野さんは良いライフハックだと感じたそうです。
宮武さんも、自分の人生やプロジェクトをストーリー化することは良い人生の見方だと応じました。
スポーツの学びをビジネスに生かすには?
宮武さんは今回の締めくくりとして、スポーツとビデオゲームは学びの多い場所であり、その理由はリスクの取り方の違いにあると話します。スポーツには明確な目標があり、ビデオゲームには失敗をそこまで恐れない環境があるからこそ、進化しやすいという見立てです。
50年前や100年前の人たちに今のプレースタイルを見せれば「これは絶対ダメだ」と言われるかもしれないものの、その結果としてスポーツは進化してきたと宮武さんは話します。多少のリスクを受け入れる代わりに、より高いリターンを得るという概念が、今年の年間テーマにつながるといいます。
草野さんは、チーム同士がまね合いながら競うチームスポーツでは、リスクの考え方の変化による効果が特に大きいと感じたそうです。大きな会社がやり方を変えれば、ゲームそのものが変わりそうだとも話しました。
ビジネスの世界だといろんなゲームが行われてるので、その中だといろんな新しい形を本来作れるんですけど、意外と作らないっていう、意外とみんな同じように動いてしまう
宮武さんは、ビジネスでは新しい形を作れる余地が本来大きいのに、みんなが同じように動いてしまうことが問題の1つだと指摘しました。後半となる次回で、年間テーマの話がさらに続く予定です。
まとめ
野球・バスケ・アメフト・サッカーの戦略変化には、安定的なパフォーマンスを一部捨て、より高いアップサイドを狙うという共通点がありました。宮武さんは、その背景にある失敗を恐れない姿勢をスーパーマリオ効果と結びつけ、ビジネスや人生にも通じるリスクの考え方として語っています。
- 野球では最強打者の2番起用、バントの半減、打ち上げるスイングが広まり、打率を下げても得点を狙う形に変わった
- NBAではスリーポイントの期待値が2点シュートを上回ることから、シュートの3〜5割がスリーになっている
- アメフトの4回目の賭けやサッカーのキーパーのショートパスも、ミスのリスクを受け入れて得点のチャンスを取る戦略である
- スーパーマリオ効果は、失敗から学んで再挑戦し、上がり下がりを「バグではなく機能」と捉える考え方である
- ビジネスは新しい戦い方を作る余地が大きいのに、意外とみんな同じように動いてしまうと宮武さんは指摘する




