意外に繊細な自分と、周りの目を気にする性格
前編では大学までの歩みが語られましたが、後編はその繊細さとどう向き合っているかへと話が進みます。
嘉数選手はまず、自分は元々自信がないタイプだと打ち明けます。周りからは逆に見えると言われるそうです。
結構ひどい時は、今自分が不調のせいで周りに迷惑してないかなとまで考えちゃうぐらいで。多分結構自信がないから。そこは本当に直さなきゃいけないっていうのを、まだ直しきれてない部分もあります。
森田さんが「繊細だね」と返すと、嘉数選手も「意外に繊細ってよく言われます」と応じます。
調子が悪いと沈み込み、周りに迷惑をかけていないかと気にしてしまう。それはスポーツ選手にとって必要ない感情かもしれない、と本人は話します。
多分自分は、一番スポーツ選手に向いてないメンタルだと思うんですけど。
一流の選手ほど繊細、という気づき
ここで森田さんは、長年スポーツの仕事に関わってきた経験から、一流の選手ほど繊細だと語ります。
J1の選手とか厳しいところでやってる選手の話を聞いてたら、みんな繊細。日本代表の選手でも神経質だしビビリだし、試合前に吐いてたり、出てない試合で落ち込んで帰ってきたり。けど結局すごいプレーヤーだったりするんですよね。
その繊細さは、こだわりの強さの裏返しなのかもしれない。森田さんはそう続けます。
この言葉に、嘉数選手は勇気をもらったと反応します。
逆になんかちょっと勇気もらえます。上の人たちがそうなら。
森田さんは、人と関わる仕事を長く続ける中で、一流になるほど神経質な人が多いと感じてきたと話します。だから気にしなくていい、むしろそれがあるからやれているのだ、と。
この考え方に、嘉数選手は「割とそのままでいいんだ」「考えすぎなくてもいいんだ」と受け止めていきます。
得点王でも満足しない。点を取ることへの向き合い方
話題はアンクラスに移ります。2025年シーズンから加入し、この収録時点でチームは首位で負けなし。嘉数選手はチーム内トップの4得点を挙げていました。
それでも本人は満足していません。
にしても外しすぎてるので。もっと取れるところもあったし。今で満足するにはちょっとまだ早すぎるんで。決めきれるところ決めきらないと、チームが楽にはならないし。
去年は結果を残したい思いが強かったものの、今年はあまり考えていないと言います。点に欲を出しすぎても、なさすぎても取れない。そのバランスが難しいと話します。
泣いていた去年と、支えてくれる二人
北海道から福岡へ移り、仕事をしながらの社会人一年目。去年はメンタルのコントロールが難しく、よく泣いていたと振り返ります。
やっぱ出れないと悔しいし。せっかくここまで来て出ないっていうのは正直悔しい。悔し泣きでしかないから。自分で自分をめっちゃ下げちゃうんですよ。
そんな嘉数選手を支えているのが、森選手と新田選手の二人です。森選手を「若菜」、新田選手を「あらちん」と呼び、よく相談すると言います。
若菜がすごい楽観的で、そんな考えても何も変わんないってタイプで。ポジティブな言葉をくれるんで、いやそうだよね、自分考えすぎだよねって。話せる人がいるのはすごい大きいですね。
新田選手の落ち着きと真面目さ、森選手の割り切れる強さ。二人のメンタルを羨ましいと語ります。
今日は今日で終わりだしっていうのができないタイプだから、自分は。そこはめちゃくちゃ羨ましいですね。
お互いを高め合える関係との出会い
相談に乗ってもらうだけでは終わらない、と嘉数選手は言います。聞いてもらった分、自分も頑張らなければいけない。だからこそお互いを高め合える関係だと考えています。
聞いてもらうだけじゃ引き合わないというか、自分も聞いた分頑張んなきゃいけないし。お互いを高め合ってる関係だとは思うんですけど、その3人で。
急に出会って、これほど高め合える人に巡り会うのはなかなかない。嘉数選手はその出会いを大切に感じています。
練習後に食事へ行くだけでなく、木曜のオフや水曜の仕事終わりにもわざわざ集まって話すほどの仲だと明かします。
サポーターへの感謝と、今年の抱負
最後に、サポーターへのメッセージと今後の抱負が語られました。
雨の日でもわざわざ来てくれるから、本当に毎回びっくりします。それを見るとやんなきゃなって思わされるし、勝ちをプレゼントしたいっていうのは本当に力になってます。
個人的な抱負としては、現状に満足せず得点力をさらに高めること。そして、メンタルの浮き沈みと向き合うことを挙げます。
得点に関してはもっと求めるべきで、決めれるとこ決めなきゃな、と。それがチームの勝ちに還元されるので。あと、それこそメンタルの浮き沈みは頑張ります。
森田さんは「そのままで大丈夫ですよ」と返し、インタビューを締めくくりました。
収録を終えて。人間味に共感したパーソナリティ二人
収録後、パーソナリティの二人が感想を語ります。よしださんは、一流の人ほど神経を尖らせている姿を、サッカー以外の料理人などでも見てきたと話します。
繊細な自分が繊細じゃダメなんだじゃなくて、ありのままの自分を受け入れて、落ち込む私もいるし明るく振る舞える自分もいるし。そこを受け入れていくのがいいんだなって。
浮き沈みは誰にでもある。森田さんは、共感した人も多いのではないかと話します。
そして三人で高め合う関係のよさに、二人ともほっこりしたと語りました。今後、三人での対談企画も検討したいと締めくくっています。
まとめ
後編は、繊細さと向き合いながら戦う嘉数クレア姫麗選手の内面と、それを支える二人の仲間との関係が語られる回でした。自分を無理に変えるのではなく、ありのままを受け入れていく姿勢が印象に残ります。
- 嘉数選手は自分を「意外に繊細」で自信がないタイプだと語った
- 森田さんは一流の選手ほど繊細で神経質な人が多いと伝え、嘉数選手はその言葉に勇気をもらった
- チーム内トップの4得点を挙げつつも満足せず、得点力の向上を抱負に掲げている
- 森選手と新田選手に相談し、お互いを高め合える関係が大きな支えになっている
- パーソナリティ二人は選手の人間味に共感し、三人での対談企画を検討したいと話した
