雨の日曜、まったりコメント返しの回
11月9日の日曜日、この日の出雲市は1週間ぶりのまとまった雨。最高気温は18度ほどでした。
日曜日でもお仕事はいろいろ。堆肥の配達や切り返し、籾殻の積み下ろし、生まれた子牛のワクチンなど、やることは尽きません。
本当に今は堆肥を作ってばっかりですね。
この日はお便りが多めということで、いつもより少し長めの配信に。牛乳を飲みながら、まったり聞いてほしいという呼びかけから始まりました。
情報収集はAIとネットが中心
YouTubeネームのレイニーさんから「購読している新聞や雑誌、メディアはありますか?」という質問が届きます。
購読している新聞や雑誌、メディアはありますか?
答えは、意外にも紙のメディアではありませんでした。ChatGPTやGeminiでニュースをリサーチしたり、所属するコミュニティの農業ニュース収集ボットを使ったりしているそうです。
有料で課金しているのは音声メディアが中心。Voicyやポッドキャストにはお金を払っているとのこと。ラジコで情報収集したり、Googleで気になるワードを集める設定もしているそうです。
雑誌、メディアとか新聞とかは購読とかはやってないですね。
むしろ「おすすめの雑誌や新聞があれば教えてほしい」と、逆にリスナーへ聞き返す場面もありました。
酪農で気をつけたい衛生のリスク
北海道で酪農をされているサイロさんからは、研修生さんの手荒れの話に関連したコメントが届きました。うちに来ている研修生さんが、片方の手の皮膚がポロポロしていて、アレルギーかもしれないという話をしていた回への反応です。
うちの嫁さんは先月クリプトスポリジウムという原虫にやられて5日間くらい大変でした。タイミングが息子の5歳の誕生日で残念な思い出に。
川上さんも、酪農の現場では人から牛、牛から人へと移る衛生上のリスクがあると話します。ヘルパーで回った派遣先では、黄色ブドウ球菌が傷口に入って薬が効きにくく、大変そうにしていた人もいたそうです。
クリプトスポリジウムは子牛の牛舎で悩む人にとって治りにくく、牛を一斉にいなくさせて消毒するといった大がかりな対応が必要になることも。
酪農業界目指す方はね、こういうこともあるよということで、まあ衛生的にした方がいいですね。何にしてもね、服装にしても道具にしても。
ブラジルから届いた「ボンジーア」
この回はTikTokからのコメントが多く寄せられました。中でも印象的だったのが、ブラジルの方からの反応です。牛が食べる草を説明した切り抜き動画にコメントが届きました。
ボンジーア、アミーゴ(拍手)
コメントをくれたのは、しっかりした口ひげが印象的な年配の方で、フォロワーもたくさんいる牛飼いの方だったそうです。
川上さんは、世界各国の牛の餌を見るとおもしろいと話します。菜種の搾りかす、ブラジルならサトウキビ、地域によってはキャッサバの葉を食べさせることもあると聞いたことがあるそうです。
これからもっともっとAIが進化してくると、こういう国際的な情報交換とかも本当に簡単にできるようになると思う。
季節で変わる牛乳の味の話
スプーンのなのはさんからは、牛乳好きならではの質問が届きました。
季節によって牛乳の味が違くなるって本当ですか?
答えは「本当」。夏は牛が夏バテして餌を食べる量が減るため、乳脂肪が落ちて、さっぱりした薄めの牛乳になります。
逆に冬は牛の調子が良くなって餌をよく食べるので、乳脂肪の高い、濃いめの牛乳に。牛という生き物からできている農産物ならではの変化です。
牛が夏バテして餌を食べる量が減り、乳脂肪が落ちてさっぱり薄めになる
牛が元気になって餌をよく食べ、乳脂肪が高く濃いめになる
ただし、市販の牛乳では味の違いは分かりにくいもの。いろんな牧場のいろんな牛の牛乳を混ぜて詰めることで、1年を通して安定した品質を保つ企業努力がされているからです。
だからこそ、牧場ごとに味が違うのを楽しんでほしい、という締めくくりでした。
高校生インターンが残した学びの手紙
この回の後半は、先月インターンシップを受け入れた高校生2人からのお礼の手紙の紹介でした。学校で手紙を書く練習も兼ねているそうで、少し硬い文章です。
1人目は畜産農家の息子さんで、後継者の意識を持っている生徒でした。手紙には、体験を通して人生の指針や畜産業界の現状を学べたことがつづられていました。
消費者の需要が低下し、飼料代が高騰している今、どのように経営していくかよく考えるきっかけとなりました。
2人目の手紙では、課題への向き合い方について自分なりに深く考えられたこと、そして今の自分の知識では力不足だと感じたことが正直に書かれていました。
今後は今以上に畜産についての勉学に励み、将来畜産に大きく貢献できる人材になれるよう努力していきたいと思います。
雨で帰る手段を失ったときに学校まで送ってもらったことへの感謝もつづられていて、丁寧なやり取りがうかがえます。
川上さんは、これから酪農業界を目指す子たちはもっと厳しくなると考えています。酪農家や畜産農家の件数が減り、人手不足で少数精鋭、効率化が求められていくと見ているからです。
川上さん自身も非農家出身。だからこそ、これから就農を目指す人の力になれる活動を、就農当初からずっと続けてきたと話します。
まとめ
日曜恒例のコメント返しの回では、情報収集の方法から季節ごとの牛乳の味、ブラジルからの反応、そして高校生インターンの学びまで、幅広い話題が語られました。SNSを通じて広がる酪農への関心と、次世代への思いが伝わってくる回です。
- 情報収集はChatGPTやGemini、Voicyなど、AIと音声メディアが中心
- クリプトスポリジウムなど、酪農では人と牛の間の衛生リスクに注意が必要
- ブラジルからの反応をきっかけに、AIによる国際的な情報交換への期待が語られた
- 牛乳は夏はさっぱり、冬は濃いめと、季節で味が変わる農産物
- インターンの高校生2人が、飼料高騰や後継など畜産の現状を自分ごととして学んだ
