今日の牧場と日曜コメント返しの始まり
配信は2月15日の日曜日。曇りのち晴れで最高気温13度と、動くと汗ばむ陽気です。
この日の仕事は、地域の会議で注文が入った堆肥まき。ただホイールローダにオイル漏れが見つかったため、近所の牧場からローダを借りてまくことにしたそうです。
確定申告は「進んでおりません」とのこと。3月のセミナー準備もあり、仕事が増えてきたと話します。
日曜日は毎週恒例の「まったりゆったりコメント返し」の回。今週はコメントがたくさん来ていて、一つひとつ丁寧に答えていきます。
今週めちゃめちゃコメント来てます。ちょっと時間がすごいかかるかなと思いますけども、一つ一つ丁寧に答えていこうと思います。
分娩と牛の視覚、アニマルウェルフェアの質問
まずはYouTubeから、分娩直後に牛がつながれている理由についてのコメント。今週はアニマルウェルフェア関係の配信が多かったため、こうした質問がたくさん届いています。
メイプルさんからは「自由イコール安全じゃない場合もありますよね」というコメント。親牛が興奮して、生まれたばかりの子牛を突いてしまうこともあると、川上さんも実体験を語ります。
いきなり興奮していって、まだ濡れているばかりでヘロヘロのところにゴンゴン突いていきますからね。牛それぞれ、それを見ながら酪農家が補助しているところがあります。
なべるみさんからは「牛さんは集団生活をしていることも知らず恥ずかしい」「広いからといってストレスが寛大になるとは限らないのですね」と、学びを深めたコメントが届きました。
川上さんは、酪農のことは知られていないからこそ誤解も生まれると話します。知ってもらうことで牛乳が身近になり、習慣として乳製品を取ってもらえたら嬉しい、と語りました。
続いては牛の視力についての質問。「牛の視力は人間の0.1くらいと覚えていたのに、科学的根拠はないんですね」というコメントです。
川上さんも学校や図鑑でそう習った記憶はあるものの、人間の色覚や視野も人それぞれ違うため、一概に数字で言い切るのはちょっと違うのでは、と説明します。
なべるみさんは、牛の視野が300度あることや、青と黄色が見分けられること、影やひらひらに敏感なことを学んだと報告。紹介された著者の本も読みたいと綴りました。
牛乳の流通と裂けるチーズの変化
「牛乳って搾乳してから何日で市場に出るの?」という質問には、リスナー自身が情報を寄せてくれました。十勝のよつ葉牛乳は、搾乳から家庭に届くまで3日から4日らしいとのこと。
川上さんは、地域やエリアによって届くまでの期間は違うと補足しつつ、実際に出荷している酪農家からリアルな情報が出てくるのはありがたいと話します。
続いてセイさんから、裂けるチーズの食感が変わった気がするという質問。川上さんは裂けるチーズやキャンディチーズが好きだと話しつつも、違いがわかるほど食べ比べてはいないと正直に答えます。
工場が変わったんですよね、確か。工場増設したんだったかな。そこら辺の兼ね合いかもしれませんね。裏の表示書に書いてある製造者を見てもらったら、違う場所に変わってるのかもしれません。
味の違いに気づくリスナーの鋭さに、川上さんは「わかる人いるとかすげえ」と驚いていました。
ベースの音作りと好きな漫画キャラ
ここからは酪農以外の質問も。レイニーさんからは「ベースの音作りについて、ミドルを落とす以外を知りたい」という質問が届きました。
川上さんは中学から高校にかけてバンドをやっていて、Mr.Childrenのコピーをよくしていたそうです。CDで聴く音と自分の音が違うことに悩んだ経験を振り返ります。
ゲインギュンギュンしとけばそれっぽいのができるっていうのは楽しいなって思うんですけど、CDとちょっと違うんだよなって思いながらやってましたね。耳を鍛えながら調整してみるのはどうでしょうか。
続いて「幽遊白書とHUNTER×HUNTER、どっちが好き?」という質問。川上さんは両方面白いとしつつ、世代であり青春だからと幽遊白書を選びました。
幽遊白書はだってもう世代ですから。青春がありますからね。ゲームとかいっぱいやってましたよ、僕も本当に。
好きなキャラは、風を操るジン。前歯が横から出ていて、手に包帯を巻いているキャラだと説明していました。
タイミーで大工さんを探した話
川上さんは、隙間バイトの「タイミー」でDIYができる人を探したところ、本物の大工さんが来てくれて、あっという間にカフ8を作ってくれたというnoteを書きました。
この投稿には「そういう使い方もあるんですね」「すごい活用法で驚いた」と反応が集まりました。
Threadsから来た脱サラトマト農家さんは「単発でタイミーを利用できるのか」と質問。川上さんは、事業者登録をしないと募集できないと答えます。
保険への加入や賃金の支払い能力など、登録には法人の証明書や納税証明などが必要になるとのこと。単発で人が欲しいという使い方はできないそうです。
川上牧場はタイミーのサポート契約をしているため、登録のやり方がわからない農家さんは気軽に相談してほしいと呼びかけました。
欧州のルール作りと言葉の読み方
stand.fmのせいさんからは、アニマルウェルフェアの配信に対して、欧州のルール作りに関する長文コメントが届きました。
そもそもアニマルウェルフェアはヨーロッパから始まり、自国の農産物を優位に売る戦略的な側面もあると川上さんは説明します。動物福祉も車の話も、ヨーロッパがルールを作りがちだと話します。
もう一つ、配信中に「遵守」を「そんしゅ」と読んでいた点を、リスナーが「じゅんしゅ」と正しい読みを教えてくれました。
基礎教養は本当にクソ以下ですからね、私は。学校ではずっと寝てましたから。こうやってアドバイスしていただけて本当にありがたいです。誤字脱字、読み方違い、どしどし教えてください。
子牛の飼育と分娩動画へのコメント
Instagramのストーリーズには、オスの子牛やミルクの与え方についての質問が届きました。
川上牧場では、オスの牛は1週間ほど、長くても1ヶ月ほどで肉牛の牧場に引き取ってもらうそうです。ミルクは親牛から直接ではなく、哺乳ロボットで粉ミルクを飲ませています。
最後は、牛の逆子を川上さんが引っ張る動画に寄せられたコメント。「牛の息むのを無視してぐんぐん引っ張ってかわいそう」というコメントに対し、他のリスナーたちが反論する形で盛り上がりました。
「逆子で急いでいるのです。タイミングを合わせていたら子が死にます」「一刻一秒を争うんです」など、酪農業界の人と思われる擁護コメントが集まったそうです。
川上さんは、擁護のコメントはありがたいとしつつも、自分の投稿で知らない人同士が盛り上がっていることに、少しモヤモヤした気持ちも正直に明かします。
酪農家目線で答えてくれるのはありがたいんですけど、なんかちょっとモヤモヤっとするの。何なんですかね。誰も僕の気持ちを代弁してる方はおられないです。
「首がコンクリートに叩きつけられていて悲しい」というコメントには、分娩時はバンクリーナーにコンパネを張り、ロープで引っ張っているためコンクリートに叩きつけることはないと丁寧に説明します。
自然分娩でも、親牛が体を振った遠心力で子牛が地面に倒れる場合があると補足。ショート動画は前後が見えないため、勝手な想像で作られた前後にコメントされると返しづらいと話しました。
まとめ
今週はアニマルウェルフェアに関する質問が多く、分娩や牛の視覚といったテーマに川上さんが丁寧に答える回でした。牛乳の流通からチーズ、漫画キャラ、タイミー活用まで、酪農家の日常と人柄がにじむコメント返しになっています。
- 自由が必ずしも安全ではなく、牛それぞれを見ながら酪農家が補助している
- 牛の視力や動物行動学の情報は変わり続けるため、常に勉強してアップデートすることが大事
- タイミーは事業者登録が必要で、単発利用はできない。川上牧場はサポート契約をしている
- ショート動画は前後が見えないため、想像で作られた前提へのコメントには返しづらいという難しさがある
- 好きな漫画は世代で青春の幽遊白書、好きなキャラは風を操るジン
