川上牧場を応援する3つの入り口
乾杯の前に、川上牧場のいろんな取り組みが紹介されました。まずは「川上牧場note」。毎日の音声配信を文字起こしして再構成した記事を上げているそうです。
もっと応援したい人には、月額牛乳パック2本分という格安価格のメンバーシップも用意されているとのこと。
さらにInstagramでは、ハッシュタグ「未来の牛乳」として、リスナーの「こんな牛乳あったらいいな」をデジタルアートにして販売しています。
このデジタルアートの売り上げは、子供食堂への牛乳支援や、小中高の食育活動の活動費に充てられるそうです。
皆さんのご支援が子供たちの未来の牛乳を作っていくという、そんな特別なデジタルアート体験となっております。
ボードゲームと牛乳食パンの話題
YouTubeのメイプルさんからは、放牧酪農を体験できるボードゲーム「グラスマネーストーリー」についてのコメントが。リアルすぎるクマが出てきて牛が全滅し、ゲームオーバーになるカードもあるそうです。
川上さんは、桃鉄でキングボンビーばかりついてテンションが下がる感覚に例えて、遊びの中に酪農の現実があるゲームだと話しました。
同じくメイプルさんからは、1斤1000円の牛乳食パンや、共進会に出品した真っ白な牛への感想も。川上さんは「薄切りにすれば毎日食べられるかも」と応じました。
その白い牛「ケイさん」は5頭中4位と成績は振るわなかったものの、久しぶりの出品を楽しめたと振り返り、また子牛を産ませて増やしていきたいと話しています。
いろんな活動をしている酪農家は多い
TikTokの関心さんからは、映画製作のクラウドファンディングのショート動画に「こんなにいろいろやってる酪農家はいるのか」というコメントが届きました。
川上さんは、酪農教育ファームや共進会などで活発に活動している酪農家は本当に多いと答えます。
ただ、SNSを運用している酪農家が少ないため、消費者に活動が知られにくいのが現状だそう。
あの昔言う何でも自分でやるっていう方で、もう牛舎自分で建てたりとか、施設何でも作ったり、あとは6次化でいろんな会社に行ってマーケティングまでやってる農家さんとか、本当にいっぱいいますんで。
川上牧場の配信をきっかけに酪農へ興味を持ち、そういう農家を応援してもらえたら、と川上さんは期待を語りました。
日本で唯一の野生の牛「口之島牛」
Threadsのカズマさんからは、仕事中に「野生の和牛はいないの?」と聞かれて数秒思考が止まった、というコメントが。川上さんが調べてきた答えを紹介しました。
日本で唯一の野生の牛は、鹿児島県トカラ列島の口之島に生息する「口之島牛」だそうです。
川上さんによると、黒毛和牛は日本古来のイメージがありますが、体を大きくするために海外の品種と交雑した歴史があり、純血とは言わないのだそう。
黒毛和牛に白い斑紋が出るのは、海外の乳牛の血が流れているためだと説明されました。口之島牛はそれがないとされているものの、ネット上の写真ではお腹に白い斑紋が見えて「混ざってねえのか」と川上さんは首をかしげていました。
体のケアと、任せることの大切さ
Xでは、体のケアについての問いかけに、小野牧場の小野洋平さんから「月に二回くらい温水プールで水泳、次の日の朝は体が軽い」というコメントが届きました。
川上さんは、有酸素運動で負荷がかかりにくい水泳の良さに触れつつ、自分は週に一回の整体をルーティン化して短時間で体を治していると話します。
noteの松任谷さんからは、研修生にあれこれ指示を出さないという話が「どの仕事にも共通するテーマ」だと共感するコメントが。
川上さんは、本人が気づいて自分の中から出したものでないと改善されないため、指示より、研修生が自分で改善できるシステムづくりを大事にしていると語りました。
酪農の担い手不足がもう深刻なので、本当に誰でもどこでも酪農ができるっていうようなところまでハードルを下げたいっていう野望があるんで。
牛乳を買う以外の応援の仕方
noteのカンシンさんからは、自動餌やり機の故障について、設備を二重化すれば安心だが投資が莫大になる、国の支援が欲しい、というコメントが。
川上さんは、大きい牧場では壊れても大丈夫なよう予備パーツを揃えるため、実際には3台分ほどの投資がかかると説明します。
その解決策として、農水省がお米農家に促しているような機械の共同購入が酪農でも進められているものの、天気などの都合でうまくいかないこともあると話しました。
カンシンさんの「毎日の牛乳・乳製品の購入でしか支えられない」という言葉に、川上さんは応援の仕方はもっといろいろあると応じます。
配信を毎日聞いている人が飲む牛乳は、金額は変わらなくても価値として変わっているはず、というのが川上さんの考えです。
夏に暑くなると「牛さんは大丈夫だろうか」と頭をよぎる。そういう感覚を生み出すために配信をしていると川上さんは語ります。
窒息を防ぐ「逆子」の対応と、届いた指摘
最後は、1月の逆子の子牛の助産動画に届いたコメント。和牛農家とみられる「まっさん」さんからでした。
逆子は通常より早くへその緒が切れます。切れたら肺呼吸になり、頭が奥にあるため窒息死してしまいます。逆子は一気に引っ張って出すのが鉄則です。
力いっぱい引っ張る様子に「かわいそう」という動物愛護の立場からのコメントもついていたそうです。
川上さんは、投稿がきっかけで意見が対立してしまうことに触れ、ここで議論をしてほしくないと率直な思いを語りました。
でもここで議論してもね、本当に申し訳ないですけど、ここで議論してほしくないんですよね。どっちも絶対解決しないし、どっちも理解してもらってないっていうね、本当に不毛だなと思いながら見させてもらっております。
話し合いになっておらず、何も解決されないまま切なくなる、という締めくくりでした。
まとめ
日曜のコメント返しは、ボードゲームや野生の牛といった話題から、牛乳を買う以外の応援の仕方まで幅広く語られる回になりました。応援はいいねやコメントなど、できる範囲でいいと川上さんは呼びかけています。
- 川上牧場はnote・メンバーシップ・デジタルアートなど、応援の入り口を複数用意している
- 日本で唯一の野生の牛は鹿児島県口之島の「口之島牛」で、国の天然記念物に準ずる扱い
- 配信を聞いて牛への思いが生まれると、同じ牛乳でも「価値」が変わるというのが川上さんの考え
- 逆子の子牛は窒息を防ぐため一気に引っ張るのが鉄則だという指摘が届いた
