放牧酪農をテーマにした珍しいボードゲーム
今回の配信は、いつもの質問コーナーとは少し趣向を変えて、川上さんが独断と偏見で気になるニュースを紹介する回になりました。
取り上げたのは、日本農業新聞で見つけたという「グラスマネーストーリー」というボードゲーム。放牧酪農の経営を体験できる、かなり珍しいタイプのゲームです。
酪農をテーマにしたゲームは実はそこまで多くありません。このゲームでは、プレイヤーが牧場のリーダーである酪農家になって、牧草地を管理し、牛を育て、牧場を発展させていきます。
酪農は「牛乳を搾る仕事」だけじゃない
酪農って外から見ると、牛を育てて牛乳を搾る仕事に見えますよね。でも実際は、かなり複雑な経営の仕事でもある、と川上さんは話します。
餌、土地、牛の健康、労働力、資金。こうしたもののバランスを取りながら牧場は経営されています。このゲームは、そんな牧場経営の考え方を疑似体験できるようになっています。
だからこそ、子供や学生、消費者など、いろんな人が酪農の仕組みを理解しやすくなる。酪農を知る入り口として面白いツールだといいます。
酪農って外から見ると牛を育てて牛乳を搾る仕事に見えると思うんですが、実際はかなり複雑な経営の仕事でもあります。
教育ツールとしての可能性
川上さんが注目するのは、こういうゲームが農業高校や大学、食育イベントなどでも使える可能性がある、という点です。
酪農は実際に牧場に来ないと見えない部分も多いもの。ゲームを通じて「牧場ってこういうことを考えているんだ」とわかるのは、すごく面白いと話します。
そして酪農家として嬉しいのは、こういう形で酪農をテーマにしたコンテンツが増えること。知られる機会が少ない世界だからこそ、触れるきっかけが増えるのは良いことだといいます。
娘と友達3人で実際に遊んでみたら
ここからは、川上さんが実際に遊んでみた感想です。小学4年生の娘と、遊びに来ていたお友達の3人でプレイしてみたそうです。
このボードゲームは最大3人まで。大家族や友達が多い子は、セットを何個か買わないといけないかもしれません。
お金の勉強にも使えるのがポイント。牛や土地を購入して経営していく仕組みで、モノポリーやいただきストリート、桃太郎電鉄あたりの雰囲気も感じられたといいます。
牛が多くなると利益が上がり、装置が多くなると管理が大変になる。そのバランスがよくできていて、面白いゲームだったと話しています。
クマ発生でゲームオーバー?個性的なイベントカード
ゲームは春夏秋冬に分かれていて、春と秋は牛や土地を買う投資の時期。夏と秋にはイベントカードが登場します。このイベントカードが個性的で面白かったそうです。
鹿、アライグマ、クマといった害獣が発生するカードがあり、特にクマは大きな損害に。初期に引くと心が折れてしまうほどだといいます。
クマが出た時には本当キングボンビーぐらい損害が出る。初期にあれ引いたらね、ほんと心が折れちゃうんで。
今回は初めて子供とやったので罰ゲーム的なカードは外したそうですが、娘がクマを引いて全滅し、ゲームオーバーになる場面もあったとか。
こうした害獣被害は酪農経営でも実際にあること。SNS炎上や円安の影響を受けるカードもあり、今の酪農の現状を反映していて面白いと話します。
対象年齢や遊び方のコツ
小学4年生には難しい漢字や意味のわからない部分もありました。ただ、そこが親子や先生との会話のきっかけになるので、そんなにネガティブに考えなくてもいいそうです。
小学1〜2年生には難しいかもしれませんが、高学年や中学生・高校生なら十分遊べるゲームではないか、という印象を話しています。
初回は設置に戸惑い、準備から片付けまで2時間ほどかかったとのこと。「グラスマネーストーリー」でYouTubeを検索すると遊び方の紹介動画があるので、先に確認してから始めるのがおすすめだそうです。
すべての酪農家に一つあってもいい
購入はECサイトからで、楽天やYahooなどで出ていた気がする、と川上さん。ボードゲームなので少しお高めですが、酪農家なら一軒に一個あってもいいのでは、と語ります。
若い時から酪農経営を学べることを大事に考えていて、この普及を願っているそうです。
なお、この配信は販売企業との利益関係は一切なく、純粋に遊んで面白かったから紹介するもの。ただ、協賛企業の一つに妹が働く会社があり、いつもお世話になっている、という縁はあるそうです。
まとめ
放牧酪農の経営を疑似体験できるボードゲーム「グラスマネーストーリー」を、川上さんが娘たちと実際に遊んで紹介した回でした。害獣被害やSNS炎上など、リアルな酪農経営の要素が楽しく詰まっていて、酪農を知る入り口として魅力的なゲームです。
- 放牧酪農の経営を疑似体験できる珍しいボードゲームで、最大3人までプレイできる
- 春夏秋冬でターンが進み、害獣やSNS炎上など個性的なイベントカードが登場する
- クマのカードは損害が大きく、実際の酪農経営のリアルさも味わえる
- 小学高学年〜中高生なら遊べ、親子や学校での会話のきっかけにもなる
- 遊び方はYouTubeの紹介動画で事前に確認しておくのがおすすめ
