記事ができると、章ごとの要約と、聴きどころへ飛べる目次がここに並びます。いまは音声で聴けます。
貴方はどうして僕に心をくれたんでしょう貴方はどうして僕に目を描いたんだ空より大きく 雲を流す風を呑み込んで僕のまなこはまた夢を見ていた 裸足のままで 貴方はゆっくりと変わっていく とても小さく少しずつ膨らむパンを眺めるように貴方はゆっくりと走っていく長い迷路の先も恐れないままで 貴方はどうして僕に名前をくれたんでしょう貴方はどうして僕に手を作ったんだ海より大きく 砂を流す波も呑み込んで小さな両手はまだ遠くを見てた あくびを一つ 僕らはゆっくりと眠っていくとても長く 頭の真ん中に育っていく大きな木の根本をゆっくりと歩いていく長い迷路の先を恐れないように いつかとても追いつけない人に出会うのだろうかいつかとても越えられない壁に竦むのだろうかいつか貴方もそれを諦めてしまうのだろうかゆっくりと変わっていくゆっくりと変わっていくゆっくりと変わっていく 僕らはゆっくりと忘れていく とても小さく少しずつ崩れる塔を眺めるように僕らはゆっくりと眠っていくゆっくりと眠っていく 貴方はゆっくりと変わっていく とても小さくあの木の真ん中に育っていく木陰のように貴方はゆっくりと走っていく長い迷路の先も恐れないままで確かに迷いながら [アルジャーノン/ヨルシカ] 今回は、自分の誕生日に寄せてヨルシカの『アルジャーノン』を朗読しました。その意味を噛み締めながら。ちいさな命たちが痛みと共にトンネルを潜り抜けた先に別離を感じ、涙がこぼれました。人には決して打ち明けない様々な困難がありました。しかし、もし生まれ変わることがあるのなら、私は迷わずこの人生を選びます。私を形作るすべてのことに感謝して。 過去を受容するということは、完璧であると評価することではなく、自分が歩んできた時間そのものを、痛みも含めてなお、愛することなのかもしれません。
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