今回の放送では、「天然素材」をテーマに、住まいにおける自然素材の取り入れ方やその魅力についてお話ししました。
現在、住宅業界では建築資材の価格が高騰しており、断熱材をはじめとする各建材の調達が非常に厳しくなっています。そんな状況だからこそ、あらためて目を向けていただきたいのが、古くからある自然由来の素材です。
放送では、特に以下の素材や技術に焦点を当てました。
焼き杉: 杉板の表面を炭化させることで、防腐・防虫効果を高める伝統的な技術です。独特の陰影と黒い風合いが美しく、デザイン性も抜群です。
土壁: 優れた調湿性能に加え、熱を蓄える「蓄熱効果」があります。パッシブデザインの観点からも非常に理にかなった素材です。
柿渋: 塗料として古くから使われており、時間の経過とともに味わい深い変化を楽しめます。
天然素材の大きな魅力は、傷がついても自分で手入れができること。無垢の床ならヤスリで削ったり、凹み傷ならスチームアイロンを使って木を膨らませたりと、職人を呼ばずとも自分自身でメンテナンスが可能です。こうして手をかけながら住み継いでいくことで、家に対する愛着もより深まっていきます。
家づくりは流行に左右されがちですが、50年、60年と変わらず存在し続ける素材を選び、住まいを育てていく。そんな豊かな家づくりのヒントをぜひお聞きください。
後半では、天野さんおすすめのスイーツ店情報も紹介しています。
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【パーソナリティ】
天野洋平(あまの・ようへい)
天野保建築 代表/大工
山梨県富士吉田市出身。高校時代はウェイトリフティングで日本一、地元高校に銅像が建つ。二代目として父の背中を見ながら大工の道へ。エクスナレッジ「ビルダーズ」創刊号からの愛読者で、建築家・伊礼智氏、西方里見氏に影響を受け、元請けとして独立。現在は北口本宮冨士浅間神社の世話人も務める。
高橋かずえ(たかはし・かずえ)
住宅関連の編集ライター
住宅会社向けの編集・ライター業務に従事。日本エコハウス大賞のお手伝いを通じて、高校の先輩である天野さんと数十年ぶりに再会。本番組では聞き手として、天野さんの人柄と家づくりへの想いを引き出していく。
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(聞き手)高橋かずえ
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