コレクションの話から見える三者三様
最初の話題はコレクションです。EeLさんは自分をコレクター気質ではないと話します。
ただ、ビデオやDVDの時代にはホラー映画を集めていたそうです。
ホラーのジャケットってすごいちょっとかっこいいんですよ。音楽も結構かっこよかったりして。かっこいいホラー映画のジャケットを集めて、ホラー映画を集めてました。
今はビデオが再生できず、処分もできずに置いているとのこと。おすすめのホラー映画リストなら答えられる、と話します。
前田さんは野球カードを集めていた過去を明かします。子供の頃も大人になってからも集めていたそうです。
昔、野球カードとかね、集めてたりとか、プロ野球カード。子供の時も集めてたし、大人になってからも一時期集めてました。が、全部捨てました。
近鉄の球場でしか手に入らない非売品カードも持っていたものの、すべて処分したそうです。今なら価値があったかもしれない、と振り返ります。
前田の「タオルマウント」と温泉人生
話題は前田さんの温泉タオルコレクションに移ります。温泉の名前が書かれたタオルを集める人は多いそうです。
ただ、多くの人は袋から出さずに飾るだけ。前田さんは違うと話します。
温泉のタオル集めてる人結構いるんですけど、袋から出さんと飾ってんすよ、大体。僕は使うんですよ。
温泉に行くとタオルだけは浴場に持ち込むそうです。そこで独特のやりとりが生まれると言います。
若干のタオルマウントというか、タオルじゃんけんみたいなのが温泉地によると起こるんですよ。ちらっと見せて、お、お前は買っとんなみたいな。攻防はあります。
EeLさんは「そんなとこで戦ってるんだね」と驚きます。前田さんはそれを戦いというより、わかる人にはわかるコミュニケーションだと説明します。
タオルは100枚ほどあり、使うので傷んでいくとのこと。4年で200カ所以上の温泉に行っているそうです。
温泉にハマったきっかけは、効能を実感したことだと話します。
僕が悩んでたことが解決したっていうとこがハマった始まりです。
EeLの音楽の原点は映画とゲームから
続いてEeLさんの音楽をインスパイアしたものについての質問です。EeLさんは、自分は音楽をあまり聞いてこなかったと話します。
むしろアニメや映画、ゲームが好きで、そこから曲に入ることが多いそうです。
好きな映画として、スペインのペドロ・アルモドバルスペインを代表する映画監督。鮮やかな色彩と女性を主人公にした人間ドラマで知られる監督の作品、特に「オール・アバウト・マイ・マザー」を挙げます。
アメリカのコーエン兄弟「ファーゴ」などで知られるアメリカの映画監督兄弟。独特のブラックユーモアと映像美が特徴の作品も好きで、なかでも「バーバー」が一番好きだと話します。音楽ではプリンスが好きとのことです。
前田さんは、EeLの楽曲「ジャンプ」の歌詞が好きなものを羅列した内容だと指摘します。
びっくりボーズも出てくるし、あとはつげ義春とか、漫画とか映画のタイトルを散りばめてあるので、興味ある方は探してみてください。
ゲームについては、ロールプレイングが好きだったと話します。特にロマサガやメガテンシリーズを挙げます。
ただ最近はやらなくなり、今はスマホの「LINE POP2」をやるくらいだそうです。前田さんは「ツムツム」と「ポコポコ」を延々と続けていると話します。
サンドさんはゲーム会社に四半世紀いた経験があるため、好きなゲームを言うと角が立つと語ります。
僕はもうゲーム会社に四半世紀いたんで、僕が好きなゲームとか言うとトゲが立つのでLINEポコポコです。あんまり明言しない方がいいと思います。
サンドさんは音楽の話では、シューゲイザーがまたブームになっていると触れます。マイブラッディバレンタインの来日ライブにも行ったそうです。
幻のEP「Pink Tulip & Yellow Fried Egg」の舞台裏
最後は、EeLの初期作品EP「Pink Tulip & Yellow Fried Egg」についての質問です。海外リスナーからの、時代を先取りしていた作品だという声でした。
EeLさんは、サンドさんに曲を教えてもらって作った、かなり初期の作品だと振り返ります。7曲ほど収録されていたそうです。
1曲目はホラー映画「キャリー」からのサンプリングだったと語ります。
キャリーが好きや言うて、たまたまこれリズムに乗っけたら面白そうっていうところがあったんで、そのアイデアでやりましたね。
表題に関わる2曲は、イラストの学校で絵本制作の課題に取り組んでいた頃のものだと明かします。
その課題で考えた絵本のストーリーを、そのまま歌詞にしたそうです。
初めて日本語で歌った作品でもありました。絵本で色を使いたかったため、歌詞にも色を乗せたと話します。
羊とバンビで白と赤みたいな、チューリップのピンク、目玉焼きの黄色みたいな感じで、絵本で色を使いたかったから、歌詞にも色の歌詞を乗せて考えたなっていう記憶があります。
最後の2曲はプリンスのカバー、オマージュだったとのこと。好きなものを詰め込んで作った作品だとまとめます。
手作りCD-Rと、失われていく音源
このEPは、もともとCD-Rだけで発売されたものだったと前田さんが補足します。
EARLY WORKSのベスト盤には収録されているものの、当時のCD-Rを持っていれば貴重だと話します。
手売りだったため入手しづらい音源です。それでも何千枚か作っていたそうです。
一日中プリンター回してCD-R焼いてましたからね。
EeLさんも、カッターで切って折る作業をひたすら続けたと振り返ります。手が痛くなるほどだったそうです。
前田さんは、CD-Rは時間が経ちすぎてそろそろ再生できなくなっているかもしれない、と話します。
このEPに入っていた2曲は、後に「Kung-Fu Master」に録音し直して収録されたとのことです。
まとめ
リスナー質問をきっかけに、3人の好きなものからEeLの創作の原点までが語られた回でした。コレクションや温泉の話から始まり、映画やゲームに根ざした音楽観、そして手作りで生まれた幻のEPの背景まで、自然な流れで掘り下げられています。
- EeLの音楽は映画やゲームなどビジュアル体験から生まれることが多い
- 前田は4年で200カ所以上を巡る温泉好きで、タオルを100枚ほど持つ
- EP「Pink Tulip & Yellow Fried Egg」はEeLが初めて日本語で歌い、絵本の課題や色をモチーフにした作品
- 同EPはCD-Rの手作り・手売りで発売され、今では貴重な音源になっている
- 収録曲の一部は後に「Kung-Fu Master」に録音し直して収録された
