コーラでテンションを上げた一周年収録
冒頭から二人のテンションは絶好調ですが、その裏には理由がありました。普段は健康志向で口にしないコーラを、収録直前に二人で分けて飲んだのです。
一周年記念という特別な日のため、明石さんと横山さんは「テンションを上げなきゃいけない」とドーピング的にガラナガラナはアマゾン原産の植物で、種子に高濃度のカフェインを含む。コーラ飲料の風味付けや覚醒成分としても使われている入りのコーラを口にしました。
先週めちゃくちゃテンション低かったでしょ。このエピソード、五分後に撮ってる。この五分の間に何があったのか。
イエーイ!これね、しかもゼロカロリーじゃないコーラ。
ただし飲んだのは350ml缶を二人で分けた紙コップ一杯分。それでも「脳にダイレクト」「出所した人が食らうのと同じ」と悶絶するほどの効き目だったそうです。
明石さんは収録直後にニューヨーク出張を控えており、尺は三十分勝負。コーラの効き目が切れる前に振り返り回を撮りきろうという、ある意味タイムアタックの収録となりました。
「二着買うのやめる」は守れたのか
振り返りの口火を切ったのは、第一回のテーマだった「デッドストック」と「二着買う問題」でした。
当時の二人は、フランスや年間十二着ルールワードローブを少数精鋭で回す考え方。クローゼットを軽くし、一着一着を大切に着ることを推奨するの発想を引き合いに、「一年間、二着買うのをやめよう」と宣言していました。
しかしこの一年、明石さんはSupreme、MM6、Marty Supreme、キャップなど同種のアイテムを複数買い続け、反省の色は見えません。横山さんに「四着持ってる」と即答されるほどでした。
全然あの、もう二着どころか。もう三とか四の世界だから。
古着を大量に買って「もはやこれは仕入れだ」と言い訳していたエピソードも振り返り、二人は「ぶれてない」「変わらなくても良いものだと思ったということ」と笑い合いました。
ゼロドロップシューズと「ファッション筋」の発見
一年前の二人は、足の不調を直そうとアルトラのゼロドロップシューズやオーダーメイドインソールに傾倒していました。
ゼロドロップシューズつま先とかかとの高低差をなくしたシューズ。裸足に近い感覚で歩けるため、足本来の筋肉を使いやすいとされるを日常的に履いていた明石さんですが、現在はジムでのトレーニングでのみ着用。日常はグイディやウェスコでも問題ないほど足が「矯正された」と話します。
だってもうぎっくり腰になんなくなったもん。毎年なってたのに。
そして韓国出張回をきっかけに生まれたのが「ファッション筋」という概念でした。韓国の若者がCPカンパニーやストーンアイランドを着こなせるのは、背中の筋肉で服を支えているからだという気づきです。
きっかけ
韓国出張で現地の若者の着こなしを観察
発見
背中の筋肉が服のシルエットを支えている
行動
FVTC(ファッションビクティムトレーニングクラブ)発足
結果
ラットプルダウン中心の背中トレに二人で没頭
横山さんはこの一年で約十キロの減量に成功し、増量期の九十キロから七十八キロへ。脂肪を落としつつ筋肉をつけるという成果を出しています。
本当にね、このファッションビクティムがなければ俺痩せられなかったなと思って。
夏の受難と素材論への目覚め
夏は二人にとって「受難の時期」でした。トレーニング回が続いたことでコメント数が減り、「これトレーニングポッドキャストになってないか」と危機感を覚えたそうです。
軌道修正のきっかけになったのが「ライトアウターを探す旅2025」回。そこから二人はクロムハーツのローライダー、ヴィンテージ熱の再燃、ウェスコへのハマりと、ファッションの話題に戻っていきました。
この時期、横山さんはエルメスやクロムハーツのシェーヌダンクル、カルティエなどを腕に「渋滞」させて装着。今振り返ると「何に憧れてたんだろう」と笑うほどでしたが、リスナーとの会話を通じて感覚が変わっていったといいます。
そしてウールと化繊をめぐる素材論の回では、リスナー(ビクティマー)の知識の深さが浮き彫りになり、コメント欄が大いに盛り上がりました。
VCMで知ったヴィンテージ界の核心
十一月初頭のVCMVintage Clothing Market。日本最大級のヴィンテージ古着の合同展示販売イベント。秋冬と春に開催されるでは、戸部さんの案内でヴィンテージショップを巡るという神回が生まれました。
特に印象的だったのが、マッシュルームさんで明石さんが「近代ミリタリー来るぞ」と閃いた瞬間。バリエーションを揃えること、そしてデッドストックが価格を牽引することの意味を体感したといいます。
マッシュルームさんがなんでこう、あのヴィンテージ界においてやっぱりこうリードしてるのかっていうことをすごいね、行ったからわかったと思って。揃えること、バリエーションを。
この時期に生まれたのが、ビクティマーの間でも頻繁に使われている「ファッションのスイカゲーム」というワード。服と服を合わせていくと、いつかスイカ(完成形)になるという感覚を表した言葉です。
ベストバイ回で感じた「ファッションの力」
振り返りの中で二人が特に印象深い回として挙げたのが「2025年買って良かったものベストテン」でした。
自分の買い物について語るうちに、二人とも目をうるませてしまったといいます。一つひとつのアイテムに紐づく記憶や試行錯誤が、想像以上に深いものだったからです。
ファッション、自分の買い物を通して、ここまで人間はエモくなれるのかっていうぐらい。
この一年、二人は毎日「並ぶ・買う・着る・貯める」というビクティム的な行動を積み重ねてきました。だからこそ一つひとつのエピソードに具体性と熱量がこもっているのだと、横山さんは分析しています。
迷走期から再起、そしてリスナーへの感謝
年明けの初売りで明石さんは「食らって」しまい、ヴィンテージ古着屋の初売りに人生で初めて並んだものの、買ったものに納得しきれないという経験もしました。
そこから散歩回、クロムハーツの歴史回、フリース誕生秘話回など、変わり種のテーマにも挑戦。クロムハーツ回は爆発的に聞かれた一方、フリース回は伸び悩むなど、リスナーの反応にも振り回されながら一年を駆け抜けました。
そして二人が口を揃えて感謝したのが、コメントを寄せてくれたビクティマーたちの存在です。
君らのおかげ。君らいなかったら多分ね、辞めてる。
「コメントの内容をきっかけに膨らませて話している」と明石さんは言います。リスナーの声がなければ、話す内容はとっくに尽きていたとも。
グッズ第一弾「自分自身タンクトップ」始動
そして一周年の告知として発表されたのが、番組初のオフィシャルグッズ「自分自身タンクトップ」です。
ボディは日本未展開のUS規格ヘインズのタンクトップ。明石さんがニューヨーク出張のついでに「ハンドキャリー」で買ってくるという、まさにビクティム流の仕入れ方式です。
日本未展開のUS規格ヘインズ。サイズはLとXLを買い付け予定
同色刺繍(白に白)で、自分だけが気づける仕様
「自分が分かってればいい」というコンセプト通り、白タンクに白刺繍。横山さんは「まさしさんはタンクをTシャツの中に仕込む着方をする」と紹介し、見せるためではなく自分のための一枚という思想を共有しました。
どこにどんなフォントで刺繍入れるか。これはね、お楽しみにしておいてください。
お披露目はリアルイベント形式で、八月頃を予定。前回のイベントで告知期間が短すぎたという反省を活かし、今回は二ヶ月前から告知する方針です。
まとめ
一周年回は、コーラのドーピングで始まり、デッドストック、ファッション筋、VCM、ベストバイ、そして新グッズ告知へと駆け抜けた濃密な40分でした。二人の試行錯誤とリスナーとの対話が、この番組を支えてきたことが浮き彫りになる回です。
- 「二着買うのやめる」宣言は守れなかったが、二人の姿勢はぶれずに継続している
- 背中を鍛える「ファッション筋」の概念が、トレーニングと着こなしの両立を生んだ
- VCMで「バリエーションを揃えること」の重要性を体感し、ヴィンテージ熱が再燃した
- ベストバイ回で示されたように、買い物には記憶と感情が宿る
- 番組初グッズ「自分自身タンクトップ」は八月頃のリアルイベントでお披露目予定
