開講初日の第一印象とボキャブラリーの変化
2026年度の「ラジオ英会話」がスタートする日を、渡邉さんは朝6時45分の生放送でしっかり聞いたそうです。「続くと分かっていても、放送を聞くまでドキドキする」と語り、新年度を迎えられた喜びを率直に表現しています。
声が聞けるだけで嬉しい。推しは尊いですね。
まだ第一回しか聞いていない段階での感想としながらも、渡邉さんが最も強く感じたのは「扱われるボキャブラリーのレベルが上がっている」ことでした。初心者は知らないような言い回しがいくつも登場したといいます。
渡邉さんは、こうした表現を知ることで「自分が表現できる幅が広がる」と指摘します。知らなければ使いようもなく、リスニングにも苦労してしまう。だからこそ、今年度はボキャブラリーの強化に明確に力を入れていると感じたそうです。春休みのスペシャル放送で伊藤麻子さんも語っていた通り、この方向性は狙い通りだと分析しています。
今年度は「会話のパターン」を学ぶ一年
2026年度の大きなテーマは「会話のパターンを学ぶこと」だと渡邉さんは予想しています。扱う表現自体はシンプルでも、それを流れに乗せて自分で使えるようにすることがポイントになる、という見立てです。
テキストの冒頭には「会話の原則」として5つの項目が挙げられていました。
たとえば「How is it going?」「How are you?」「How's everything?」といった表現は、文法的な側面はあえて確認されません。すでにわかっている前提だからです。その代わり、こうした表現を会話の流れの中でパッと出せるかどうかを、少し難しめのボキャブラリーとともに学んでいく一年になる、と渡邉さんはまとめています。
テキストのダイアログ欄には、こんなメッセージも添えられていました。
初心者は知るところから始めて覚えられるものをゆっくり覚え、上級者は「言えない表現がなくなるまで音読・暗唱を重ねる」ことが求められる。レベルに応じたメッセージが込められている点も良かったと振り返っています。
サブノートの穴埋め活用法
渡邉さんが特におすすめするのが、テキストとセットで使う「サブノート」です。今年度のサブノートは、ダイアログの一部に穴を開けて、それを埋める形式になっているといいます。
穴埋めをすることで、ダイアログを聞き直すきっかけになり、「この部分は意外に聞けていない」「ここは音がつながっている」といった気づきが得られると渡邉さんは語ります。
なんだかんだで僕らは聞いてる量が少ないんです。聞く量をシンプルに増やした方がいい。
特に自身が40代であること、それより上の世代はリスニングの経験がさらに少ない傾向にあると指摘し、簡単でわかっている内容も含めて聞く量を増やすことの大切さを強調しています。
また、キーセンテンスを5回書いたり、少し入れ替えて応用英文に取り組んだりする作業は「意外にできない」もの。それを強制的にやらせてくれる点にサブノートの価値があると評価しています。使い方はまだ模索中としつつ、一番のおすすめは「15分しっかり聞いてテキストに書き込みやマーカーをした後、ダイアログ部分だけサブノートで聞き直すスタイル」だと語りました。
文法補強にはFACTBOOKがおすすめな理由
今年度は文法的な側面が確認されない場面が多いため、渡邉さんは文法の本を併用することをすすめています。ここで話題に上がったのが「一億人の英文法」と「FACTBOOK」の比較でした。
渡邉さんは「一億人の英文法」に大いにお世話になり、自身の文法感を整えられたとしつつも、読み味が独特で、人によっては説明が「くどい」と感じるかもしれないと述べます。そのうえで、より広まってほしいと推すのがFACTBOOKです。
読み物っぽく、大西先生の口調や説明の仕方が色濃い。玄人向け。人によってはくどく感じることも。
同じ項目を読み比べるとすっきりしている。見やすく取り組みやすい。やり直し組におすすめ。
渡邉さんが提案するFACTBOOKの進め方は具体的です。まずチャプター1の前にある「イントロダクション」を必ず読み、次に各章の冒頭にある「文法のコア」を見開き2ページで押さえていく。仮定法や関係詞など、それぞれのコアがコンパクトにまとまっているといいます。
コアを一通り読むと「大西先生がこういうことを考えている」という全体像がつかめ、それがラジオ英会話に何度も出てくるため関連性が高い、と渡邉さんは説明します。手元に置いて時間のあるときに読み進める使い方が良いとのことです。
レベル別・教材の使い分け
教材が増えると気が散ってしまう人もいます。渡邉さんは自身も気が散りやすいタイプだと明かし、例文の下に説明があるとつい読んで満足してしまうと語ります。そういう人には、例文と日本語訳だけが見開きで載っている「例文完全マスター」がおすすめだといいます。
また、英語がまだ苦手な段階の人にとっては、いきなり音読・暗唱にこだわる必要はないとも助言します。まずはFACTBOOKにどんなことが書いてあるかを例文とともに眺め、動画講義を見てから音読・暗唱に進む、といった順序でよいとのことです。
最終的な使い分けは、レベルに応じてシンプルに整理されています。
| こんな人に | 使う教材 | ポイント |
|---|---|---|
| まず英語を始めてみたい | ラジオ英会話+サブノート | 15分の内容を朝昼晩、音読・暗唱するだけでOK |
| もう少し頑張りたい・やり直したい | +FACTBOOK | 辞書的に手元に置き、コアから読む |
| 例文に集中したい | 例文完全マスター | 解説がないぶん音読・暗唱に集中できる |
渡邉さんは「ラジオ英会話をやると決めたら、基本はラジオ英会話だけでいい」と断言します。そこから手を広げられそうならFACTBOOKへ、というのが基本方針です。
まとめ
2026年度の「ラジオ英会話」は、表現自体はシンプルに保ちつつ、ボキャブラリーの難易度を上げ、会話のパターンを流れの中で使えるようにすることを狙った構成になっている、というのが渡邉さんの見立てです。
学習の軸はあくまでラジオ英会話とサブノート。そこにFACTBOOKや例文完全マスターを、自分のレベルと性格に合わせて足していく。教材を増やしすぎず、聞く量を増やし、コツコツと音読・暗唱を重ねていく——そんなシンプルで続けやすい姿勢が、このエピソード全体を貫いていました。
- 2026年度はボキャブラリーの難易度が上がり、語彙強化に力を入れている
- 今年度のテーマは「会話のパターン」。簡単な表現を流れに乗せて使えるようにする一年
- サブノートの穴埋めは、聞けていない部分や音のつながりに気づくきっかけになる
- 文法補強にはすっきりまとまったFACTBOOKがおすすめ。まずイントロと各章のコアから読む
- 例文に集中したい人には「例文完全マスター」、まずは教材を増やしすぎないのが基本
