きっかけは「ラジオ講座だけで英検一級」動画
この回のきっかけは、ラジオ英会話に関するYouTube動画をたまたま見たことでした。
「ラジオ講座だけで英検一級まで到達できる」と言う人がいて、それに反論する人がいて、さらにその見解を述べる人がいたと話されています。
ある人が、ラジオ講座だけで英検一級まで到達できると言って。で、それに対して反論した人がいて、それに対する見解を述べてる人がいたので、その動画を見たんですよ。ややこしすぎる。関係図描きたいぐらいですね。
ラジオ講座は誰でも手に取れて、ラジオ自体は無料で聞けるので、いろんな意見が出やすいテーマだと考えられます。
「独学」や「ラジオだけ」の定義の難しさ
渡邉さんは、二〇一八年からラジオ英会話を聞き続けてきた立場から、英検一級はラジオ講座だけでは難しいだろうと話します。
ただし、作文やスピーキングのトレーニングを、過去問を使わずにやるのは難しいという前提があります。
一方で、過去問をうまく使えば手が届きそうだとも語られます。ただ、過去問を使うことが「ラジオ講座だけ」に含まれないなら、やはり難しいという整理です。
ここで問題になるのが「独学」や「〜だけ」という言葉の定義の曖昧さです。人によって指す範囲が違うため、判断が難しいと話されています。
独学って一体何を指すのか。人によって定義が違うので。例えば英検一級の過去問をめっちゃやってて、それ以外の教材としてはラジオ講座だけだったっていうのは、全然あり得ることだと思うので。
ラジオ英会話だけで届くレベルはどこか
十五分の番組という制約から、渡邉さんは英検であれば三級、二級までは行けても、準一級あたりからしんどくなるだろうと見立てています。
さらに、聞くだけにすると難易度は上がります。聞いたものをアウトプットできるところまで持っていって、四技能が揃うという整理です。
音読暗唱だけで英検の問題演習をしないと、二級あたりから語彙や傾向の面で大変になっていくと話されています。
TOEICについては、二〇一八年から聞き続けてスムーズに出せるようにすれば、六百点は確実にいくのではないかと語られます。
持ってる知識をうまく出せたら、六百点とか、七百点とかも狙えるかもしれない。やっぱ基礎はつくって感じですね、ラジオ英会話に関しては。基礎がまんべんなくつく感じ。
ただしTOEICには先読みや設問の読み方、パート5の穴埋め対策など、別途学ぶべき部分があると補足されています。
一週間前から遡る復習法
ここから話題は、渡邉さんが最近取り入れている復習法に移ります。テキストに付箋をつけ、当日だけでなく前日、一週間前、二週間前、三週間前、四週間前のレッスンをやるという方法です。
なぜこれをするのかというと、単純に忘れてしまうからだと話されています。
今日の分音読するじゃないですか。で、暗唱したって思ってテキスト閉じて五分ぐらい時間を置くと、覚えてないんですよ。思い出せないんですよ。
自分は世間的には英語力がある方だと思うが、その人間ですら忘れる。だから忘れることを恐れすぎず、仕組みで対抗するのがよいと語られます。
この方法は渡邉さんの考案ではなく、同じ時期に大西先生のファンになったまゆみさんという方が、お便りコーナーで共有していた復習法を取り入れたものだと説明されています。
当日、前日、一〜四週間前と触れると、同じ英文に五回、六回と触れることになり、記憶に残りやすくなると話されています。
難点は、月の前半だと二冊のテキストを持ち歩く必要があることです。そこは各自無理のない範囲でとされています。
「よもやま話」を音読暗唱に使う
もう一つ、ごく最近始めたのがクリス先生の「よもやま話」というエッセイの活用です。
これまではさらっと目を通して終わりにしていたそうですが、昨日から必ず一回は音読し、時間があれば覚えようとしていると話されています。
一日一回、三十日ほど続ければ、三ページ分くらい覚えられるのではないかという狙いです。
覚えようとすると、文型や修飾ルール、語彙の使われ方まで見るようになり、しっかり見ればアウトプットの練習につながる感覚があったと語られます。
覚えようとするから、読んだり聞いたり、そのインプット対象の英文をしっかり見るようになるし、しっかり見れば、自分にとってアウトプットの練習にうまくつながっていく感じがありました。
よもやま話は表現の幅が広く、構文も難しく、難しい語彙も出てきます。それを使えるようにすれば、英検の級もTOEICのスコアも上がっていくとまとめられています。
刺さる言葉と誤解のあいだで
最後は、発信する側の言葉の使い方についての話です。
発信者はコンパクトな時間で、心に強く残る言葉を届けたいと思う。だからこそ「ラジオだけで」という言い方は引きになると渡邉さんは分析します。
ただ、聞き手は全部を聞いてくれるわけではなく、一部を切り取る人もいる。語気を強めたり、コンパクトにまとめる過程で助詞を抜いたりすると、誤解が生まれてしまうと話されます。
英語教育業界を良くしたい人もいれば、再生数を稼ぎたいだけの人もいて、いろんな考えが混ざる。強い言葉に打ち勝とうとして、自分の主張を変えてしまう人も現れると語られます。
「そんなことないじゃないか」って強い言葉を、強い矢印を向けるんじゃなくて、なんかうまく優しく手を取り合っていける世界になればなと思いました。
まとめ
ラジオ英会話だけでは基礎づくりまでが中心ですが、過去問や講師を組み合わせ、遡る復習やよもやま話を活用すれば、到達できる資格試験のレベルは広がっていく、という回でした。
- ラジオ英会話だけなら英検三級・二級、TOEIC六百点あたりが目安とされる
- 英検準一級以上は過去問や別のトレーニングを組み合わせる必要がある
- 英語力があっても忘れるので、一週間前から遡る復習の仕組みで対抗する
- クリス先生の「よもやま話」を音読暗唱に使うと表現の幅が広がる
- 刺さる言葉を求めるほど誤解を生みやすく、優しく受け止め合う姿勢が大切
