フェスの生の音と、10年越しの再会
この回は、長浜の市民プール帰りの車の中で収録されています。晩酌スタイルから「撮れる時に撮る」スタイルへ切り替えたことが、まず伝えられます。
話題は先日行ったジャイガンティックフェスの感想へ。なりさんが真っ先に挙げたのは、生の音の良さでした。
多分、生の音というのはいいですねと。
あやのさんは大好きなクリープハイプの尾崎世界観が、この日は少し声を出しづらそうだったと振り返ります。ただ、それも生ならではだと話が続きます。
いい時も悪い時もあり、生だと音源を超えてくることもある。そこにライブの良さがある、というのが二人の実感でした。
あやのさんにとって印象的だったのは、EXILEの弟分にあたるGENERATIONSが、GIANTの一番大きいステージでパフォーマンスしていたことでした。
10年前、あやのさんが応援していた頃のGENERATIONSは、東京ドームシティの端でハイタッチ会をしたり、小さな市民ホールでライブをしていたといいます。
その頃を知っているからこそ、大きなステージに立つ姿に深く感動したと話します。
好きなバンドを「知ってほしい」という気持ち
なりさんが強く推していたのが、KNOCK OUT MONKEYというバンドです。ライブ中に一人でサークルの中を走り回っていたことが話題になります。
あやのさんがトイレから戻ると、なりさんが荷物を引きずるようにして、一番大きなサークルの中を走っていたといいます。
なりさんは2015年頃からこのバンドを追っていて、大々的にメジャーにはならないものの、変わらず良いと感じていると語ります。
久々にGIANTってフェスで見て、やっぱ相変わらずいいでございますなと思って。
あやのさんは、その気持ちを「有名じゃないけどいいバンドを知っている」という思いだと受け止めます。
みんな聞いた方がいいと思う。
初めてのお便りは「移住して収入が下がる不安」
この回で初めて、リスナーからのお便りが紹介されます。都市部から地方移住を考えているSKさんからの相談です。
今は都市部に住んでいますが、地方移住を考えています。いい感じに転職できるのか、収入が下がった場合やっていけるのか心配です。移住して収入が下がる不安ってなかったですか?
この質問をなりさんに伝えたところ、返ってきたのは「不安はなかった」という一言でした。それでは話が終わってしまう、と二人で笑います。
終わっちまうじゃねえか。
ただ、収入が下がること自体は予測していたと二人は振り返ります。なりさんは転職で年収が半分ほどになり、あやのさんも公務員を辞めての移住でした。
出ていくお金と入ってくるお金のバランス
収入だけでなく、支出の変化が大事になると二人は話します。東京では家賃が高く、UberEatsや外食、飲みにもよくお金を使っていたといいます。
移住後はUberEatsをほとんど使わなくなり、外食も減りました。外食の時間帯も夜から昼へと移り、単価が下がったといいます。
外食の時間帯が夜から昼に繰り上がった感じある。
昼の丸亀製麺などが増え、以前と比べて外食にかけるお金がぐっと下がったと語られます。
家を建てたことで、賃貸マンションの家賃より月々の出費は抑えられているといいます。ただし二人は、極端な節約をしているわけではないとも話します。
それでも「やっていけてはいる」というのが、二人の率直な実感です。
人生を真面目に捉えすぎない、という考え方
なりさんは、この質問を受けて考えたことが二つあったと話します。一つ目は、人生を真面目に捉えすぎなくていい、という姿勢です。
一方で、まったく何も考えずに飛び込むのは無謀だとも補足します。二人の場合は、なりさんが元々その地域に住んでいて、ある程度予想ができていたといいます。
知らない土地なら、2週間や1ヶ月のお試し移住で、何がネックになるかを軽い気持ちで確かめてみるのがよいと提案します。
2週間とか1ヶ月とかお試し移住みたいなのしてみて、こういうのがネックになるのかみたいなのをまずは軽い気持ちで学んでみる。
「不安」の解像度を上げる
二つ目は、不安の解像度を上げようという話です。収入が減る不安とは、具体的に何が困るのかを分解して考えるという発想です。
日々の食費が削られるのが不安なのか、UberEatsが使えなくなるのが不安なのか、住まいの水準が下がるのが不安なのか。人によって基準は違うと指摘します。
不安を具体化する
収入が減ると、具体的に何が困るのかを考える
自分の基準を知る
ここさえ担保できれば大丈夫、というラインを見つける
必要な額を出す
その基準を満たすのに必要なお金を算出する
不安が軽くなる
意外とこの程度で足りる、と分かる
こうして必要十分な金額を出してみると、思ったよりお金はかからないと分かり、不安を感じなかったといいます。
住まい、食、ファッションなど、こだわりたい要素は人それぞれです。それぞれに必要な額を出し、切り詰めすぎない範囲を見極めるとよいと話されます。
地方には地方の楽しみ方がある
お金をかけて遊ぶのが東京の楽しみ方なら、地方にはお金をかけない楽しみ方があると二人は語ります。
その地域にいた地域なりの面白い過ごし方って絶対あるから。代わりの趣味とか多分見つけるし。
例として挙がるのが畑です。種や苗、肥料を数千円買えば、長く楽しめると話します。実際に野菜が採れることで、食費の面でも助かっているといいます。
お金をかけて遊ぶ。いい野菜を買う。使うほど面白い場所
自分で野菜を作る。琵琶湖でサップやキャンプ。軸を変えて楽しむ
なりさんは、楽しみ方の軸が変わること自体が、人生の経験としてよいのではと話します。
一方で、持ち家だからこそかかるお金もあると補足されます。固定資産税や修繕費、車の維持費などです。それでも全体として出費は抑えられているといいます。
滋賀では琵琶湖のそばで気軽にサップやキャンプが楽しめ、一家に一つサップがあっても違和感がないと二人は笑います。長野なら山登りなど、土地ごとの楽しみ方があると話が広がります。
最後にあやのさんは、1年後がどうなるかは分からないと語ります。良くも悪くも変わりうる前提で構えているからこそ、極端な不安はなかったと締めくくります。
まとめ
フェスの余韻から始まったこの回は、地方移住で収入が下がる不安をどう扱うかという相談へとつながりました。不安を漠然と抱えるのではなく、具体的に分解して自分の基準を知ることが、二人なりの答えでした。
- 移住前に収入が下がることは予測しつつ、同じ収入の維持は目標にしていなかった
- 外食やUberEatsが減り、支出の内訳が変わることで暮らしは成り立っている
- 人生を真面目に捉えすぎず、成り立たなければ戻ればいいと考えていた
- 不安の解像度を上げ、必要十分な額を出すと意外とお金はかからないと分かる
- 地方には地方の楽しみ方があり、楽しみ方の軸が変わること自体に価値がある
