この番組が語る「モテ」とは何か
この番組でいう「モテ」は、恋愛のテクニックではありません。清水いずみは「応援されたり共感されたり、信頼を積み重ねていける人」というニュアンスで捉えてほしいと説明します。人にモテる、つまり自分のやりたいことをやれている状態、周りから応援されている状態の人には共通点があるのではないか——それが第2回のテーマです。
おしょうは、地域メディア「トネリライナーノーツ」で数多くの人を取材してきた経験から、この掘り下げに加わります。冒頭では清水いずみの筋トレの話題で盛り上がりつつ、「そんな薄っぺらいことじゃない」と本題へと軌道修正していきました。
なぜ「お願いしやすい人」はモテるのか
「応援したくなる人」として、おしょうがまず挙げたのは「お願いしやすい人」でした。頼んだときに受けてくれるか断られるか分からない相手より、やってくれる人のほうがモテ度は高い、という感覚です。
具体例に出てきたのが、西新井の就労支援B型事業所が運営するカフェのコーディネーターを務める「ミトちゃん」。みんなに好かれているという前提に加え、こちらが力になれそうな「ちょうどいい塩梅」の頼み事をしてくれる点が魅力だと語られました。清水いずみは、これを「実はすごい高度テクニック」だと指摘します。難しすぎず、相手のことをよく見ているからこそできる技だというわけです。
こっちがなんかお願いしやすい人はモテるよね。
興味深いのは、お願いは「片方向」では成立しないという点です。おしょう自身は、断られるのが極端に苦手なタイプ。清水いずみに広報の仕事を依頼するときも、ほぼ決めているのに「断られたらどうしよう」と1週間ほど悶々としていたと明かします。それでも、お互いにお願いをし合える関係こそが良い関係であり、モテにつながる——ここが第2回の核心のひとつです。
相手を見て、ちょうどいい頼み事をする
難しすぎず、力になれそうな内容。相手も動きやすい。
お互いに頼り合う関係になる
片方向ではなく双方向。信頼が積み重なっていく。
タメ口になるタイミングと殻を破ること
おしょうは、清水いずみとの最初の打ち合わせで「タメ口でもいいですか?」とわざわざ断りを入れたそうです。清水いずみはその確認を「すごい好印象だった」と振り返ります。おしょうにとって、一緒に活動するメンバーとはフラットな関係でありたいという思いがあり、まず言葉づかいからその関係をつくろうとしているのです。
もう一つ話題になったのが「タメ口になるタイミングのうまさ」。おしょうの妻(番組内では「東京一美人」と紹介)は、いつの間にか相手と自然に打ち解けており、「このタイミングでタメ口になったな」と気づかせない。これも男女に限らないモテの共通点だと語られました。
相手がそうしてほしいって言ってるのに、それをしないのは私のエゴだなって最近ちょっと思ってます。
一方で清水いずみは、自分は敬語のほうが落ち着いてしまうと告白します。ただ、相手がタメ口を望んでいるのに敬語を選ぶのは「自分の居心地の良さを選んでいる」ことでもある。だからこそ、このラジオを起点に殻を破っていきたいと宣言しました。相手に合わせて自分を変えていく姿勢もまた、モテにつながる要素として位置づけられます。
相手に合わせた仕事の振り方とギブの姿勢
おしょうは「自分がやるべきことしかやらない」を意識しており、苦手なことは得意な人に任せる方針です。ただし自分では「仕事の振り方が苦手」で、「崖から突き落とすタイプ」だと語ります。まとめてお願いして「あとは好きにやっていい」というスタイルです。
これに対して清水いずみは、丸投げされたほうが力を発揮できるタイプ。しかし会社員時代に教育担当を務めた経験から、人によって最適な任せ方は違うと理解しており、相手を見てバランスを取ると話します。おしょうはこれを「マジでモテじゃん」と評しました。
まとめて振って「あとはお願い」。相手を信頼して丸投げする。
相手が求めるスタイルを見極めて、任せ方を調整する。
清水いずみのモテポイントとして挙げられたのが、コミュニケーションの取り方でした。相手の立場や気持ちになって考えられること——それが広報の仕事を任せた理由だとおしょうは語ります。一方でおしょう自身は、初対面だと頭が真っ白になり「いいっすね」「最高っすね」と同じ言葉ばかりになってしまうと自己分析します。
そんなおしょうの「必殺の一手」が、飲みに行く前に相手のことを調べておくこと。FacebookやInstagramの投稿をさかのぼり、今どんな活動をしているかを把握してから会う。これは取材のテクニックでもありますが、そこには相手への本当の興味があると強調しました。
コミュニティの外に出て刺激をアクションに変える
おしょうがもう一つ大事にしているのが「自分のいるコミュニティの外側に出ること」。活動の拠点は足立区・荒川区全域に広がっていますが、あえて浅草のイベントに顔を出したり、参考にしているポッドキャストの主宰者が始めたオンラインサロン的な場の飲み会に行ったりして、刺激を受けにいきます。まさに「フッ軽」がアイデンティティです。
ポイントは、外で受けた刺激を無駄にせずアクションにつなげること。おしょうは「このポッドキャストもほぼパクっているようなもの」と率直に語り、まねてみて、続けられそうなら続け、向いていなければやめればいいという姿勢を示します。
おしょうは、外に出ず刺激を得ないタイプと対比して、推し活でも何でもいいから外に足を使って刺激を受け、それをアクションに変える人こそモテると語ります。行動力はモテる人に共通する要素ですが、清水いずみは、行動力は人によってライフスタイルや制限があるため、まずはお願い事やコミュニケーションから始めるのも一つだと補足しました。
短時間で人を惹きつける力
清水いずみが「モテるな」と感じた人として挙げたのが、印刷会社「安心堂」の丸山裕子社長です。江北にある会社を初回に訪問し、わずか15分ほどの短い時間で「すっごい愛情深い人だ」「また会いたい」と思わせる力に、清水いずみはすっかりファンになったと語ります。
清水いずみは、ビジネスの世界でもよく言われる「忙しい相手に会えた短い時間で、自分の思いを話し共感してもらう」ことが、活動の後押しにつながると指摘します。丸山社長はそれを自然に体現している人だというわけです。おしょうも、丸山社長を「めちゃくちゃギバー」、相手のことをよく考えてくれる人だと評しました。
短い時間内に相手をそう思わせるって、すごい力だと思うんですよ。
番組の終盤では、今後「モテない人」の話や、丸山社長の話をさらに深掘りする回も予告されました。また、聞き手に回りがちな清水いずみが暴走する「泉暴走回」があれば番組は成功だ、というおしょうの展望も語られ、二人の関係性の変化が今後の楽しみとして残されています。
まとめ
第2回で語られた「モテる人の共通点」は、恋愛テクニックとはまったく別物でした。頼みやすさ、フラットな関係をつくる言葉づかい、相手に合わせたコミュニケーション、そして外に出て刺激をアクションに変える行動力。いずれも派手なテクニックではなく、相手を見て、相手のことを考える姿勢の積み重ねです。
おしょうの「お願いし合える関係」や、清水いずみの「相手が求めるスタイルに合わせる」姿勢、丸山社長の「短時間で人を惹きつける愛情深さ」——共通するのは、いずれも相手起点で動いているという点でした。モテは無意識のふるまいに宿る、というのが第2回の一つの答えといえそうです。
- ここでいう「モテ」は恋愛テクニックではなく、応援・共感・信頼を積み重ねる力のこと。
- 「ちょうどいい塩梅」の頼み事ができ、お互いにお願いし合える関係を築ける人はモテる。
- タメ口になるタイミングや言葉づかいを相手に合わせられること、そのために自分の殻を破ることも大切。
- 相手に合わせた仕事の任せ方、飲む前に相手を調べる下準備など、相手起点のコミュニケーションが効く。
- コミュニティの外に出て刺激を受け、それをアクション(まね→実践)に変える行動力もモテの共通点。
