ライティング鬱とクラファン鬱の近況
今回から毎週水曜日の週一配信になったオショウクエスト ラジオ。冒頭はおしょうの近況報告からスタートしました。直近はとにかくライティング漬けの日々だったといいます。
まず反響が大きかったのが、一条仁さん通称ジンくん。福祉介護畑で活動する人物で、ガチアダチクラブにも月一で関わる予定。「ペイフォワードカフェ」という活動を行っている。(通称ジンくん)の取材記事。ジンくんが取り組む「ペイフォワードカフェ」についての記事で、福祉介護に携わる人たちから「感銘を受けた」といった声が届き、直接お店まで感想を伝えに来てくれた人もいたそうです。
さらにガチアダチ雑誌に載せる足立ブランド4人の座談会のライティングも仕上げたばかり。1時間以上収録した1年前の素材を数時間かけて文字にする作業は、想像以上に骨が折れたようです。おしょうはこれを「ライティング鬱」と表現しました。
もう一つの「鬱」がクラファン。北千住のニヒロとモトラーのオーナー・米本さん(米さん)の新店舗立ち上げのクラウドファンディングが始動するタイミングで、おしょうはCAMPFIRE公式パートナークラウドファンディングサービスCAMPFIREの認定パートナー。プロジェクトの立ち上げや運営をサポートする役割を担う。としてサポートに奔走。米さんのクラファンとジンくんのクラファン、この2件を終えたら公式パートナーは辞めると明かしました。
クラファンってほんと毎日SNSあげることと、人と会いまくること以外に効果的な方法とかないからね。
新企画「いずみクエスト」とは
今回のメインは、おしょうの持ち込み企画「いずみクエスト」。番組名の「オショウクエスト」は僧侶であるおしょうの冒険を意味しますが、広報・PRとして働くいずみさんもまた冒険をしている、という発想から生まれた新コーナーです。
いずみさんはSNS運用の経験はあっても、本格的な広報・PRの仕事は「はじめまして」。だからこそ、その挑戦にフォーカスを当てる回を10回に1回ほど挟んでいこう、というわけです。この回はおしょうが聞き役に回り、いずみさんの半年間を掘り下げていきます。
この半年で広報がやってきたこと
いずみさんが働き始めたのは2025年の11月。約半年が経ちましたが、「いわゆる広報らしい動きができ始めたのは本当にこの1ヶ月」だと振り返ります。それ以前は何をしていたのでしょうか。
最初の5ヶ月は、自分の得意分野であるSNS運用を軸にしていました。トネリライナーノーツおしょうが運営するメディア・活動の一つ。地域に関わる記事などを発信している。と善学寺フリーコーヒーお寺で無料コーヒーを提供する活動。番組内で「うまくいっている数少ない活動」として挙げられている。のInstagram、Facebook、Threadsなどを運用。ただ投稿するだけでなく、8周年を迎えた善学寺フリーコーヒーの記念企画を自ら立案したり、おしょうの個人アカウント用に副住職姿の撮影を企画したりと、“将来の種まき”を進めていました。
この半年で最も大変だったのは、おしょうの多岐にわたる活動と、そこに関わる人々の相関図を把握すること。撮影に同行しながら、関係者とのコミュニケーションを重ねて理解を深めていきました。おしょうは、いずみさんが入ってから内部のコミュニケーションが円滑になったと評価します。
泉ちゃんいなかったらCFAの学生たちは俺に怖くてメッセ一切できないと思うよ。
おしょうは、いずみさんが入る際に「広報よりもまず関係者とのコミュニケーションを」と伝えていたと言います。広報とはステークホルダーとの合意形成であり、大学生のような大事な関係者との対話もまた重要な仕事なのです。
プレスリリースという“はじめまして”の壁
直近1〜2ヶ月、SNS運用を別メンバー(とんとんちゃん)に引き継いだことで、いずみさんはいよいよ大きなメディアへの働きかけや雑誌PRという“はじめまして”の領域に踏み込みました。その象徴が、初めて出したプレスリリースです。
題材は、にぎりむすびさんの「にぎりむすびギフト」が無料の食事支援1万食を達成したというニュース。社会的にもインパクトの大きい話題です。写真の準備、タイトルや内容の検討に約1ヶ月を費やし、おしょうと何度もやり取りを重ねて修正。オーナーの明子さんへのインタビューまで行い、その言葉をまとめ上げました。
さらに、プレスリリースは「出しただけでは誰も連絡をくれない」というおしょうの教えに従い、取り上げてくれそうなメディアをリストアップして個別にメールを送付。「あなたの読者層にはこの部分がいい」と媒体ごとに訴求点を書き添えて、かなりの数に送りました。しかし——。
どうですか、反響は。
ない。
反響はほぼゼロ。おしょうも「プレスリリースはむずい」と共感し、有料で出しているだけに難しさが際立ちます。二人は「メディアの怠慢なんじゃない?」と冗談まじりに相手のせいにしつつ、この過程自体が活動の通過点をきちんと記録する意味を持つと確認し合いました。
苦手分野への尻込みと、成長の実感
広報の苦手分野について、いずみさんが挙げたのは「PRパーソンやインフルエンサーといった、世間的に華やかなイメージのある世界」への尻込みでした。もともと自分は“黒子”として力を発揮するタイプだといい、業界のパーティーや交流会といった場に苦手意識があると打ち明けます。
ただ、いずみさん自身はそれを冷静に分析していました。「まだそこに踏み入れてないから、知らないから怖い」だけであり、これまでの経験からも、知らない世界に踏み込めば案外違う景色が見えることを知っている、と。
華やかな業界に「私にできるかな」と怖がり、行動のスピードが落ちてしまう
「知らないから怖いだけ」と自覚し、自分でお尻を叩いて苦手なことに踏み込む
問題は、その気持ちが行動のスピードを落とすこと。それを良くないと感じたいずみさんは、自分で自分のお尻を叩いて苦手なことに立ち向かっているといいます。その“戦い”の証として、右のほっぺに一気にニキビが5個できたというエピソードも飛び出しました。
しかし本人はこれをストレスとは捉えていません。自分が成長することへの好奇心が強く、心地よくない揺らぎの時期こそ最も成長できる時だと考えているのです。
「立ち向かうことだけはやめない」という性格。おしょうも「めちゃくちゃ冒険してるじゃん」と、その姿勢を称えました。
失敗に寛容な環境が挑戦を支える
直近で感じるやりがいは何か。いずみさんが挙げたのは、コミュニケーションの量とバリエーションの豊かさです。善学寺フリーコーヒー、トネリライナーノーツ、実店舗のガチアダチクラブ、そして善学寺というお寺——さらにクラフトジンやお守り、雑誌制作など、プロジェクトは数え切れないほどあります。
関わる相手も学生から経営者、性別も世代もバラバラ。だからこそ、その人が一番理解しやすい言葉は何かを、ものすごい速さと量で考える訓練になっているといいます。
多様な相手に合わせて言葉を選ぶ訓練。学生から経営者まで幅広いレイヤーとの対話
失敗に寛容な環境。周囲の優しさが前提にあり、いい失敗はどんどんしようという姿勢
そしてもう一つ、いずみさんが強調したのがおしょうの“失敗への寛容さ”です。おしょうは失敗の解像度が高く、「いい失敗」を含めた失敗の種類を数多く捉えているのではないか、と分析します。
新しいことに挑む環境では、うまくいかないことが連続するのが当たり前。もし数字の未達だけで評価されれば、無難な正解に逃げて挑戦をやめてしまう——。だからこそ「いい失敗はどんどんしていこう」という姿勢が、安心してチャレンジできる土壌になっているのです。おしょうはこの言葉を「セロトニンを浴びた」と喜びました。
収録の最後は、酵素玄米専門店マモルシャさんの紹介で締めくくり。次回はオーナーのさやかちゃん、守屋さん、りく坊からの質問に答えていく予定です。この回のサムネイルは、おしょうの提案でいずみさんの言葉から「モテと泉と、右頬にニキビ5個できた」に決まりそうだとのこと。まさに“うまくいかないことも包み隠さず出す”冒険らしい締めくくりとなりました。
まとめ
新企画「いずみクエスト」の第1回は、広報・PRという未知の領域に踏み込むいずみさんの、リアルな葛藤と成長の記録でした。プレスリリースの反響ゼロ、苦手意識からくる尻込み、ニキビ5個——うまくいかないことを正直に語る姿勢こそが、この番組が大切にする“冒険”の本質です。
そして、その挑戦を支えているのが「失敗に寛容な環境」。数字の結果だけで判断せず、いい失敗を歓迎する空気が、安心して踏み出す力になることが浮き彫りになりました。うまくいかないからこそ応援したくなる“余白”がある——それは“モテ”にも通じる視点かもしれません。
- 新企画「いずみクエスト」は、広報・PRとして冒険するいずみさんにフォーカスするコーナー
- 最初の5ヶ月は得意なSNS運用で活動理解を深め、直近は苦手なメディア対応という“はじめまして”に挑戦
- 初のプレスリリースは反響ほぼゼロ。個別のメディア営業まで行うも厳しい現実に直面
- 華やかな業界への尻込みは「知らないから怖いだけ」と自認し、自らお尻を叩いて立ち向かっている
- 「いい失敗」を歓迎する寛容な環境が、安心して挑戦できる土壌になっている
