夫婦喧嘩勃発で最終回危機──おむつローリングから警察沙汰の過去まで赤裸々トーク
ここだけの話第2回は、漫画家のかっぴーさんと妻の深見絵梨子さんが、育児における夫の"受け身問題"から収録中のガチ喧嘩、そして警察を呼ばれた過去の大喧嘩まで、夫婦のリアルをさらけ出した回です。喧嘩を重ねた末にたどり着いた「仲直りのコツ」と夫婦の成長についてまとめます。
おむつローリングと「できるパパ」の条件
第2回の冒頭は、赤ちゃんのおむつローリングおむつ替えの最中に赤ちゃんが寝返り(ローリング)を繰り返して動き回る現象。生後8か月頃から活発になり、おむつ替えの難易度が一気に上がる。の話から始まりました。育児未経験者は「おむつ替え=うんちが大変」と思いがちですが、本当に大変なのは赤ちゃんがケツをブルンと振ってすぐひっくり返ること。かっぴーさんいわく「オセロかと思った」とのこと。
うんちのバッチリとかどうだっていい。そうじゃなくてローリングなの
そこから話題は「どこまでやっていたら"できるパパ"と言えるか」へ。おむつ替えやお風呂は今や当たり前。深見さんが挙げた"パパ認定ライン"は、予防接種のスケジュールを自分で把握していることでした。次の予防接種は何か、いつなのか、病院の予約はどうするか──こうした段取りを主体的に管理できるかどうかが、育児を「自分事」として捉えているかの指標だと言います。
実際にかっぴーさんに「次の予防接種は何?」とクイズを出したところ、「BCGは終わった」「まだ残っている」までは把握していたものの、具体的な種類や日程はわからず。これが"受け身パパ"の典型例として、次の話題へとつながっていきます。
なぜ夫は主体的にならないのか
深見さんが最もイラッとするのは、夫が育児を「他人事」としてこなしていること。検診には一緒に行くけれど、次の予約は妻任せ。予防接種も「今日これがあるよ」と言われて初めて動く。かっぴーさん自身、それを「点と線」で説明しました。
点(スポット)
「今日検診があるよ」→ 一緒に行く。OK判子を押して完了
点と点の間(線)
次は何ヶ月後?病院の予約は?── ここが抜け落ちる
妻が線をすべて管理
結果として妻が"司令塔"に。夫は指示待ち状態に
かっぴーさんは、仕事が間に入ることを理由に挙げましたが、深見さんに「それはお互い様。私も仕事あるし」と一蹴されます。「百パーそうだね、その通りだよ」と即座に認めるかっぴーさん。
漫画家という仕事の特性も語られました。かっぴーさんは自分の仕事中の脳を映画『サマーウォーズ』細田守監督の2009年公開のアニメ映画。クライマックスで主人公が暗号解読のため猛烈に暗算し、鼻血を出しながら没頭するシーンが有名。のラストシーンに例えます。暗算中に鼻血を出すほどの集中状態──机に向かったら漫画の世界にスイッチが入ってしまい、家庭のことは目の前のタスクしか処理できなくなるのだと言います。
めっちゃわかる。わかってるから私は求めてない。でもシンプルに疑問──なんでこんなに性格似てるのに?
深見さんは、自分自身もかっぴーさんと同じくらいズボラ細かいことを気にしない、片付けや事務作業が苦手な性格を指す。二人ともスケジュール管理や整理整頓が苦手だと語っている。で事務作業が苦手だったにもかかわらず、母親になった途端にスケジュール管理や料理ができるようになったと言います。「母ってすごい。脳が全部変わる」「妻は母になるけど、夫は父になっているか?」という問いが、このセクションの核心でした。
かっぴーさんは「甘えです」と認めたうえで、深見さんへの感謝を口にします。「初めて言われた、感謝」と深見さんが驚いていたのが印象的でした。
収録中に大喧嘩勃発
ここで番組史上初の事件が起きます。育児の話がヒートアップし、収録中にガチの夫婦喧嘩が勃発。該当シーンはカットされましたが、約20分間の口論があったことが語られています。
火種となったのは、かっぴーさんの「ちょちょっと夜やっただけでワンオペって言わなくない?」という一言。深見さんはすかさずChatGPTOpenAIが開発した対話型AI。かっぴーさん家ではChatGPT、ひろゆきさん、けんすうさんの3者の意見だけは夫が信用するとのこと。に確認を取り、「それはワンオペ確定です。しかもかなりハードな方です」というお墨付きを得て、完全勝利を収めました。
チャッピーとひろゆきさんの言うことはしっかり聞くので。ひろゆきさんが言っていたと言えば、あ、そうなの?と鎮火します
「ポッドキャストじゃなかったらマジで喧嘩になってた」という深見さんの予感は的中してしまったわけですが、収録という場があることで冷静に話し合える利点も実感したようです。かっぴーさんは「多くの夫婦が育児について真剣に話す時って喧嘩ばっかり。ポッドキャストがあることで、前置きを持って話せるのがいい」と振り返っていました。
喧嘩を長引かせないための知恵
喧嘩自体は起きるもの。問題はその後です。二人は数年前まで「2日コース」だった喧嘩が、今では20分で鎮火できるようになったと語ります。
数年前:2日コース。家出・警察沙汰に発展することも
現在:約20分で鎮火。お互い仲直りの方向に気持ちが向いている
深見さんが実践しているのは、「これを今言うべきか言わないべきか」をその場で判断すること。怒りの瞬間に感情をぶつけるのではなく、言ったら2日がかりの喧嘩になるかどうかを天秤にかけるのだと言います。
具体例として挙がったのが2日前のコーヒー事件。かっぴーさんが仕事モード(=サマーウォーズ中)に入っているタイミングで話しかけてしまい、ピリッとした空気に。深見さんは言いたいことを飲み込んで外出し、帰ってきたら忘れていた──つまり「大したことなかった」と気づけたそうです。
一方でかっぴーさんは、深見さんの「もういい」が逆に気になって仕事が手につかなくなるタイプ。「さっきのあれ何だったんだろう」が頭の片隅にあると脳が処理できなくなるため、「言わないなら気になるから言ってくれ」というスタンスです。夫婦によって最適解は違いますが、お互いの"地雷"と"取り扱い説明書"を理解していくプロセスが見えるエピソードでした。
警察沙汰の過去と「絶対に逃がさない」愛
喧嘩の話はさらにディープな過去へ。かっぴーさんは以前、大喧嘩の末に「俺の全財産は空に託す」という走り書きだけを残して家を出てしまったことがあるそうです。深見さんが警察に通報し、当時のマネージャーを通じて見つかるという大騒動に。
お互いもうわかってるのは、結局仲直りするんだったら2日より20分の方がいいじゃんっていう
かっぴーさんが結婚前に一度3ヶ月で離婚かっぴーさんはバツイチ。最初の結婚は約3〜4ヶ月で、喧嘩をしない関係がある日突然終わったと語っている。した経験があることも明かされました。その経験から「一番怖いのは喧嘩しない夫婦。ある日突然パンと終わる」と語ります。言い合えること自体は健全であり、問題は仲直りを長引かせないことだと。
そして印象的だったのが、初期の大喧嘩でかっぴーさんが家を飛び出した時、深見さんが放った「絶対に逃がさないからな」という言葉。かっぴーさんはこの一言に「怖いけど、本当に愛を感じた」と振り返ります。
かっぴーさんが自分の非を認められるようになったのは、結婚から約3年経ってからのこと。「こんだけ必死に怒ってるってことは、もしかして俺に非がある?」と初めて客観視できるようになり、そこから少しずつ「人間になってきた」と深見さんは表現しました。
似た者同士の夫婦はうまくいくのか
二人はお互い「ビビるぐらいズボラ」で、机の上は漫画家の仕事場のように散らかり、スケジュール管理も事務作業も苦手。一般的には「神経質な方とズボラな方」で補い合う夫婦が多いと言われますが、この二人はどちらも同じタイプです。
神経質・潔癖な方 + ズボラな方で補い合うパターンが多い
ズボラ + ズボラ。お互いストーカー気質。似た者同士
家事代行を頼んだら片付けられすぎて「どこに何があるかわかんなくなってパニクった」というエピソードや、かっぴーさんが昼寝中に家事代行の方と目が合って「お互いキャー」となった話など、二人らしい笑い話も飛び出しました。
「どっちがうまくいくんだろうね」という問いに明確な答えは出ませんでしたが、似た者同士だからこそ喧嘩もするし、相手の気持ちもわかる。深見さんの「私じゃなきゃ結婚できないよ」という言葉にかっぴーさんが「キュンってなる」と認める姿は、似た者同士ならではの絆を感じさせました。
まとめ
おむつローリングという軽い話題から始まり、育児の主体性問題で白熱し、ついには収録中にガチ喧嘩が勃発するという波乱の第2回でした。しかし二人が到達した結論はシンプルです。喧嘩すること自体は悪くない。大事なのは仲直りを長引かせないこと。
100回喧嘩したなら100回仲直りした──その経験の蓄積が、2日コースを20分に短縮させました。「やっと人間になってきた」夫と、「絶対に逃がさない」妻。激しくも愛のある夫婦の物語は、まだまだ続きそうです。
- 「できるパパ」の目安は予防接種のスケジュールを自分で把握しているかどうか
- 夫は育児を「点」で処理しがちで、「線」でつなぐ役割を妻に任せてしまう傾向がある
- 収録中にガチ喧嘩が勃発するも、約20分で鎮火。以前の2日コースから大きく成長
- 喧嘩を短くするコツは「今言うべきか」を立ち止まって判断すること、そしてお互い仲直りの方向に気持ちを向けること
- 喧嘩しない夫婦の方が怖い──言い合えること自体は健全。問題は長引かせないこと
- パートナーの愛を信じているからこそ、相手の言葉を受け入れて変われる
