丁寧に縄をかけるための「手の使い方」
今回のテーマは、受け手に縄をかけていくときの手の使い方です。
初心者は縄が雑にかかりがちですが、丁寧にかけようとしたときにとくに注意したいのが、縄の持ち方だと話されています。
高い精度で緊縛をかけていくには、この持ち方を意識する必要があるといいます。とりわけ親指と人差し指の使い方が大事だとされています。
縄の持ち方っていうのは、緊縛というものを高い精度でかけていくためには意識する必要があります。特にその親指と人差し指の使い方が結構大事だなっていうのはすごい思っていて。
指を先に触れさせ、縄が追いかける
ポイントは、縄を受け手にかけるとき、まず親指か人差し指の指先を受け手に接触させておくことです。
そのうえで、指を追いかけるように縄が受け手にかかっていく。このイメージでかけると、縄が丁寧にかかっていくとされています。
一方、初心者は指先で縄をつまむように持ちがちです。親指・人差し指・中指で縄をつまんでしまうと、縄のコントロールが難しくなると話されています。
基本は、薬指と小指で縄を握り込んでおくこと。そのうえで親指と人差し指は別の役割を担わせます。
親指・人差し指・中指で縄をつまむ。初心者がやりがちで、コントロールが難しい
薬指と小指で縄を握り込み、親指と人差し指はセンサーにあてる。丁寧にかけやすい
小指をセンサーにするグラスの置き方との共通点
この感覚を、飲食店での経験にたとえて説明しています。
水の入ったグラスをテーブルに置くとき、まず小指をテーブルに当ててからグラスを置くよう教わる人が多いといいます。
小指をセンサーにすることで、テーブルとの距離感を確認しながらそっとグラスを置ける。これがないと、グラスは勢いよくテーブルに当たってしまいます。
これは要はまず小指をセンサーにすることによって、テーブルとの距離感を確認しながらそっとグラスを置く。それがないと、グラスってのは結構勢いよくテーブルに接触してしまうと。
同じことが緊縛でも起きると話されています。いきなり縄を当てようとすると、強く当たりすぎたり、逆に甘くかかってしまったりするのです。
だからこそ、まず指先をセンサーとして受け手に接触させる。その指は、縄を持っている向きによって人差し指か親指のどちらかになります。
手前とハグ、2つの向きでの使い分け
縄をかける向きには大きく2つのパターンがあると整理しています。
1つは、自分・縄・受け手の順に並ぶ手前のパターン。もう1つは、自分・受け手・縄の順で、ハグしたような状態で向こう側にかけるパターンです。
手前の場合は、人差し指をセンサーにして、親指で縄を当てていく。ハグのような状態では、親指をセンサーにして、人差し指で縄を当てていくことが多いといいます。
| 向き | センサーにする指 | 縄を当てる指 |
|---|---|---|
| 手前(自分・縄・受け手) | 人差し指 | 親指 |
| ハグ状態(自分・受け手・縄) | 親指 | 人差し指 |
いずれの場合も、縄と受け手の間に自分の指を先に入れて位置を確認し、その後で縄を当てていきます。
こうすると縄が丁寧にかかり、ブレにくく、受け手からしても雑さがないと話されています。
「雑にしかできない」と「あえて雑にする」の違い
指をセンサーにせず縄をかけることが、そのまま下手だという意味ではないと補足しています。
あえてそうすることで荒々しさを出す人もいれば、それで高い精度をコントロールする人もいるからです。
ただし初心者が、そのやり方で狙い通りに縄をかけるのはかなり難しい。まずは丁寧にブレを少なくかけられるようになる方がよいとされています。
ここで「雑さ」がよく議論になると話されています。コントロールされた雑さと、コントロールされていない雑さは別物だという指摘です。
だからこそ、まずは丁寧に縄をかけられることが大事だとまとめています。そのために、親指と人差し指を距離感のセンサーとして使う必要があるのです。
そしてそのセンサーを機能させるには、縄を親指と人差し指で持たないこと。縄は薬指と小指で握り込み、親指と人差し指は当て方をコントロールする役割に専念させます。
意識し始めると最初はややこしくなりますが、これができると緊縛の精度が一段階上がってくるだろうと話されています。
まとめ
親指と人差し指を「縄をつまむ指」ではなく「受け手と縄との距離感を測るセンサー」として使う。これが、丁寧にブレの少ない緊縛をかけるための鍵だと解説された回でした。
- 縄は薬指と小指で握り込み、親指と人差し指はセンサーとして空けておく
- 指先を先に受け手へ触れさせ、縄が追いかけるようにかけると丁寧に当たる
- 手前では人差し指、ハグ状態では親指をセンサーにするなど、向きで使い分ける
- 「雑にしかできない」と「あえて雑にする」は別物で、まずは丁寧にかけられることが土台になる
