📝 エピソード概要
日本最大級の国語辞典『日本国語大辞典(日国)』の第三版が、約8年後の2032年から刊行されるというニュースを機に、言語オタクの二人が「辞書に載せてほしい言葉や意味」を自由に語り合います。「逆回転」や「大喜利」といった身近な語の意外な語源から、アダルトメディアで生まれる革新的な新語まで、辞書が追いついていない活きた日本語の変遷を鋭く、かつユーモアたっぷりに分析するエピソードです。
🎯 主要なトピック
- 「逆回転」の経済的な意味: 辞書には「逆に回ること」としか載っていませんが、経済用語としての「トレンドの反転」という意味の追加を提案。
- 「大喜利」の本来の意味: 元々は寄席や歌舞伎の「最後の演目」を指す言葉。現代の「お題に答える遊び」や比喩的な使われ方は辞書に未反映。
- 「脳内再生」の定着度: 音楽や声を頭の中で再現するこの語は、もはや日常語として市民権を得ているのではないかと考察。
- 「目線」の意味の変遷: 映像業界の用語から「視点・視座」へと意味が拡大。類義語である「視線」との役割分担という仮説を提示。
- アダルトメディアと新語: 印象的な表現を追求するこの業界は「吐精」や形容動詞化した「性癖な」など、新語や語法の実験場となっている。
- 「優勝」の意味のインフレ: 性行為や単なる個人的な満足(ビジホで酒を飲む等)にまで拡大した、ポジティブな意味での「優勝」を議論。
💡 キーポイント
- 辞書の「用例主義」: 日国は実際に誰がいつ使ったかという「用例」を重視するため、新語の収録には慎重な経過観察が必要。
- 類義語との棲み分け: 「目線」と「視線」のように、似た言葉が共存する場合、役割を変えて生き延びるという言語変化の法則がある。
- 広告や特殊業界は新語の温床: 強い印象を残す必要があるアダルトビデオのコピー等は、既存の言葉を破壊して新しい語法(名詞の形容動詞化など)を生み出す場所になっている。
- 形態論への入り口: 「不定期」は自然だが「不定期的」は違和感があるといった、言葉の構造(接頭辞の付き方)に関する知的好奇心を刺激。
