冷凍庫が使えなくなるポイ活あるある
堀元さんは最近、松屋の冷凍食品のセットが安くなり、ポイントも多く付くと聞いて、30食入りの大きなセットを買いました。ところがその翌日、格安の冷凍うなぎ5キロが18%還元のセールになっているのを見つけ、それも買ってしまいます。
2つの注文が一斉に届いた結果、堀元さんの冷凍庫は容量を完全にオーバーしました。堀元さんは製氷皿を置く隙間にまでうなぎを詰め込み、冷凍庫が「何にもできなくなった」と振り返ります。
あれね、まだ甘いっすよ。この間うなぎ5キロ買ったせいで極限まで使わなきゃいけなくなって、あの製氷皿セットするあの隙間にうなぎパンパンに詰め込んで、
冷凍庫がもう何にもできなくなりました。
水野さんの冷凍庫にも、別の理由で物があふれています。水野さんは保冷剤を捨てるのがもったいなくて、60個ほど溜め込んでいるといいます。
水野さんによると、保冷剤は袋を開けて中身を露出させておくと消臭剤として使えるそうです。ただ、手元の消臭剤を使い切らないことには出番がなく、結果として60個が残っているという話でした。
だってやっぱりね、生産者の顔が見える商品じゃないですか、保冷剤って。
見えねえのよ。工場で作られてるんだよ、あれ。
この冷凍庫の話を枕に、堀元さんは、2人が実は「ポイ活男子」であることを明かします。番組を3年以上続けてきたなかで、モテなくなるのではという不安からあまり見せてこなかった一面だといい、この回はポイ活男子の悲しみや喜びを語る回として始まります。
クレジットカードの枚数は知性を示す?
堀元さんが挙げたポイ活男子の悲しみの1つ目は「クレジットカードが増える」ことです。水野さんは、これをポイ活の「鉄板」と受け止めます。
水野さんは「その人が持っているクレジットカードを見れば知性がわかる」と賢人が言っている、と冗談めかして持ち出します。古代ギリシャの哲学者の言葉かと聞かれると、水野さんは「狂言で書きました」と返し、作り話であることが笑いになります。
堀元さんが持参したクレジットカードは、実物で10枚ほど、スマホに入れた電子発行のものを合わせて12枚ほどでした。対する水野さんは、クレジットカード機能を持つ実物のカードだけで32枚、そのうちゴールドカードが5枚という量です。
多いって。え、すごい枚数。え、デッキ?
あーちょっとすいません。ガチ勢でした。水野さんの方が圧倒的にガチ勢でした。
水野さんがカードを分散させる理由は、投資の分散と同じ考え方です。円しか持たないポートフォリオが危ういように、店舗ごとに合ったカードを使い分けることが得につながる、と水野さんは説明します。
自分の生活圏に合ったカードを持つっていうのは現代人として最低限のマナーですよね。
一方で、カードが多いぶん管理の手間も増えます。水野さんは、引っ越すと発行会社ごとにログインして全部の住所を変更する必要があると認めつつ、それを「手間がかかる子供」の世話にたとえ、30人の子を養うビッグダディだと笑います。
さらに水野さんは、東京メトロ系の同じカードを4枚持っているといいます。作ったかどうかわからなくなって重ねて作ったり、オートチャージ非対応だと思って解約したあとに作り直したりした結果だそうです。
まあでも一応デッキに同じカードは4枚まで入れられるルールなので。
銀行口座が増えると「三体問題」が始まる
話はクレジットカードから銀行口座や証券口座へ移ります。水野さんは銀行口座と証券口座をそれぞれ4つ持ち、堀元さんは証券口座2つと銀行口座3つでもすでに混乱しているといいます。
水野さんは、新しい銀行口座を作るたびにクレジットカードの引き落とし先を全部移す作業を「民族大移動」と呼び、それだけで半日が終わるといいます。堀元さんは、時給換算すれば大赤字ではないかとツッコみます。
世の中にさ、ポイント以上に大事なことってあります?
ポイントが一番大事ですよ。正直、1万円と1万ポイントだったら1万ポイントの方が高そうに見えません?
この「1万円より1万ポイントのほうが高く見える」感覚には、堀元さんも「めっちゃわかる」と同意します。水野さんはさらに、お見合いで5000dポイントの人と1万dポイントの人なら1万ポイントのほうと付き合う、と極端な例を出し、堀元さんに「人でなし」と返されます。
堀元さんが口座を増やした理由の1つは、X(旧Twitter)の広告収入の受け取りです。一般的な銀行では海外送金の受け取りに1回2500円ほどの手数料がかかり、堀元さん個人とゆる言語学ラジオのアカウントの収入が別々に振り込まれます。
広告収入はそれぞれ2500円ほどなので、手数料を引くと0円と0円になってしまいます。ツイートが少なかった時期は収入が1200円ほどしかなく、口座から1300円減っていたといいます。
物理学上の大発見みたいな。マイナスの広告収入っていうのが存在するんだっていう驚きがありました。
X広告収入
2つのアカウント分が別々に振り込まれる
受取手数料
一般的な銀行では1回2500円ほどかかる
収入が少ない月
1200円ほどの収入に手数料がかかる
結果
口座から1300円が減り、海外送金手数料の安い口座を新設
水野さんによれば、口座が3つを超えたあたりから、各口座にいくら入れておけば決済時にマイナスにならないかを考える必要が出てきます。水野さんはこれを、天体の運動予測が3体から急に難しくなる「三体問題」になぞらえます。
堀元さんは、ニュートンが月の運動論について「頭が痛くなって度々眠れないようなこともあるので、もうそのことは考えないようにしたい」と書き残したことを紹介します。水野さんはこれを受けて、ニュートンは「ポイ活雑魚」だと笑います。
しかも送金手数料の無料回数は毎月リセットされ、月3回まで無料といった条件や仕様変更もあります。そのため水野さんは、口座間の送金ルートを毎月考え直しているといいます。
セールのせいで、欲しい本が買えない
水野さんが挙げたポイ活男子の悲しみは「買いたいものを買えなくなる」ことです。堀元さんもこれに強く共感します。
本が好きな堀元さんは、以前は欲しい電子書籍をすぐ買っていました。しかしセールの多いレーベルを覚えた結果、「どうせあと2ヶ月待てばセールになる」と思って買い控えるようになり、今必要な資料が手に入らないといいます。
光文社古典新訳と講談社学術。この2つはね、確実にセール来るからね、買えない。
堀元さんによると、これらのレーベルは年末、夏、ゴールデンウィークなどの休みにセールになりやすいそうです。水野さんに休みの過ごし方を聞かれると、堀元さんはセール情報を見ていると答えます。
さらに堀元さんは、セールのラインナップが途中で追加されることにも注意を促します。休みの初めにセールが始まっても、4日後ぐらいに新たな本が急に加わることがあるため、毎日チェックしなければならないといいます。
やっぱあの箱根で温泉入りながら見ないと。これ基本ですね。
水野さんの場合は電子書籍ではなく日用品で同じ悩みを抱えています。利用しているECサイトは買うほどポイントが増える仕組みで、送料無料にするには4000円ほどまとめて買う必要があります。
その結果、水野さんは割り箸を1000膳、トイレットペーパーを80ロール、紙コップを1000個、ティッシュを48箱まとめ買いしました。家が狭くなり、最終的に広い家へ引っ越したといいます。
あれポイ活用の家です。はい。
堀元さんも、業務用スーパーで大容量の割り箸を買い、なかなか減らずに困っていたそうです。お弁当を買うたびに割り箸が付いてくるため、増える一方だという点で2人の話は一致します。
割り箸に付いてくる爪楊枝を貯める男
割り箸の話から、堀元さんは自分の悩みを打ち明けます。割り箸の袋に入っている爪楊枝は、たこ焼きを食べるときなどに便利なので、捨てずに取っておいているといいます。
ただ、堀元さんの貯め方は独特です。食事のたびに袋から爪楊枝を取り出し、1本ずつ机の端に並べていき、1週間で14本ほどが机の片隅を占領するようになります。
で、机の片隅をその爪楊枝だけで占領するようになるわけですね。
堀元さんは並んだ爪楊枝をある時点でまとめて集め、食器棚の引き出しにしまいます。その瞬間を、麻雀で上がったときに積み棒をまとめて手に入れる快感にたとえます。
いやだから逆転の喜びがあるんですよ、やっぱ。麻雀もさ、それじゃん。その上がった時に大量の点棒をかき集める時嬉しいじゃん。
水野さんは「それはモテない」「それは引くわ」と一蹴します。ただ水野さん自身も、お弁当に付いてくる小袋の醤油を大量に溜め、まとめて使っているといいます。
堀元さんが困っているのは、醤油と違って使い道の少ない蜂蜜やメープルシロップです。株主優待でもらう冷凍串カツのセットには、甘い串カツ1本に対して大袋のメープルシロップが付いてきます。
そのため堀元さんは、開けたメープルシロップが悪くならないうちに、残り2食分の串カツを急いで揚げるようになったといいます。メープルシロップを中心に食事が回る状態で、水野さんはこれを「ポイ活アスリート」と呼びます。
メープルシロップありきで串カツを揚げるようになりますね。
食費のためなら風邪をひきたい
水野さんは、コロナに感染したときに市から届いた非常食の話をします。治ったあとは必要ないのに、もらった以上は捨てられず、楽しみでもないお粥を食べ続けたといいます。
お粥をおいしく食べようとカレールーをかけてもみたものの、ルーがシャビシャビになるだけでした。堀元さんも、風邪の引き始めにレトルトのお粥を買い込み、治ったあとに持て余す経験があるといいます。
そう、だからもう僕ぐらいになると、今お粥まだ1個余ってるんですけど、もう風邪になりたいですもん。食べたいから。
お粥の賞味期限と俺の体どっちが先にくたばるかっていう。
堀元さんは、広告の仕事のクライアントからもらった大パックのさつま揚げの話を続けます。夫婦で食べる前提のサイズでしたが、もらった直後の1週間は妻が不在で、賞味期限も1週間でした。
堀元さんは一度捨てることも考えましたが、「もらったものを食べればこれからの食費が浮く」と考え直します。ココイチで食べれば1000円かかるところを、さつま揚げを食べれば1000円得をするという発想です。
そうなんだよね。もらったものってタダでいただけるんじゃなくて、
この後かかる食費の分だけ浮いてんだよね、実は。
結局、堀元さんは賞味期限の最後の日の夕食をさつま揚げだけで済ませ、食べ切りました。水野さんは、ポイ活には達成感、快感、合理的だという優越感がすべて刺激される面白さがある、と話します。
堀元さんは、この快感は依存性が強すぎて10年後には規制されているかもしれない、と冗談を言います。水野さんも、カードの管理が追いつかないなど、ギャンブル依存症のように身を持ち崩しつつあると認めます。
水野さんの「極限のあるある」は、あるQRコード決済サービスのリリース直後の体験です。当時はとてもお得だったため、1ヶ月間、そのサービスが使える飲食店だけで食事を続けたといいます。
堀元さんに、食べたいけど使えないラーメン屋と、昨日も食べたのに使えるカレー屋のどちらを選ぶか聞かれると、水野さんは迷わずカレー屋と答えます。対応するラーメン店が少なかったため、会社のランチでわざわざ遠くの店まで行ったこともあったそうです。
マップ見て、あ、ここかここかとかってやって。で、あと、(決済サービスの)営業さんを応援するっていうのもありましたね、あの時期は。
堀元さんは、自社ブランドのビールを出す店でしか忘年会ができない大手ビールメーカー勤務の友人を例に出します。水野さんはその縛りを、誰にも頼まれずに自分で課している「一人大ブランドビール会社」だと評されます。
「ポイ活」の呼び名、どう変えればいい?
堀元さんは、「ポイ活」という言葉にはみみっちい、ケチそうというイメージが付いていると問題提起します。水野さんは、使える店ならどんな店でもいいのだから、むしろおおらかだと反論します。
ただ、気になる女性に行きたいイタリアンを提案されても、その店で決済サービスが使えなければ「おごりならいい」と答える、と水野さんが言ったことで、堀元さんは「あなたみたいな人のせいでイメージが悪くなっている」と突っ込みます。
そこで2人は、ポイ活の別名を考え始めます。候補は次のように移り変わっていきました。
生活効率化ストラテジスト
堀元さんの最初の案。シナリオを考えるのでストラテジーだという主張
生活効率化コンサルタント
水野さんがストラテジストよりこちらが近いと提案
ポイントファンドマネージャー
水野さんの案。堀元さんは一番やばい人に聞こえると評価
PFM
露骨な「ポイント」を略語にして隠すことで決着
てかね、だから分かった、ポイントって言っちゃうから露骨なのであって、CFOみたいな感じでPFOみたいな。略語にすればいいんだ。
さらに2人は、運用会社の人のような言葉遣いで話すと効果的だと盛り上がります。「〇〇ポイントの動態がリスクオンの展開だから資産逃避して」「あの経済圏のインデックス分析してみたんだけど」といった言い回しが例に挙がります。
実は広告案件。dポイントとdカード GOLD
雑談の締めで、堀元さんはこの回がNTTドコモ提供の広告案件だったと明かします。約1年前のahamoの案件で乗り換えたユーザーが多かったことから、今回はdカード GOLDの宣伝を依頼されたそうです。
他社の話めちゃくちゃしてたけど大丈夫かっていう。
dポイントのイメージを聞かれた水野さんは、ドコモが最近マネックス証券と資本提携したことを挙げます。ポイ活勢の間では、ドコモは他社の経済圏と違って証券会社を持っていないという話があり、ようやく経済圏を本気で取りに来たと感じたといいます。
堀元さんの紹介によると、dポイントはファミマやガストなど全国の店で貯まり、使えます。通常の支払いでも還元率は常に1%で、ドコモユーザーへの優遇もあります。
ドコモの携帯やドコモ光を使っている人は、利用料金1000円(税抜)ごとに10%のポイント還元を受けられます。さらにdカード GOLDの特典として、端末が壊れたときなどに最大10万円の携帯の補償が付き、入会特典として最大5000ポイントがもらえると紹介されました。
ahamoポイ活とのコンボで還元を重ねる
今回の目玉として紹介されたのが、4月から始まった「ahamoポイ活」です。ahamoの大盛りオプションを使う人が月額2200円のポイ活オプションを追加すると、d払いの支払い金額の3%分のdポイントが基本の還元に上乗せされます。
水野さんによると、何も考えずに支払うと還元率は1%程度にとどまり、そこを超えるのが大変だといいます。水野さんはこれを「1%の崖」と呼び、何も考えずにd払いするだけで3%返ってくるのは大きいと評価します。
そう、だからこれコストをかけてポイ活する時代だなと思って。
ahamoポイ活は4月1日から10%還元キャンペーンも行われていると紹介されました。さらに堀元さんは、dカード GOLDと組み合わせることで還元を重ねられると説明します。
2%上乗せの部分について、堀元さんは「予定」であり時期や内容は変わる可能性があるため断言できない、とドコモ側の説明を添えています。水野さんは還元の重なりに「ギネス記録」と反応し、すぐ契約したいと冗談を言います。
やばいもうカツ活じゃんか、もう。
ゆる言語学ラジオ限定の特典まとめ
この回のコラボを記念して、ゆる言語学ラジオの特設サイトから申し込んだ人向けの独自特典も用意されています。収録後の雑談で語られるポイ活トークの延長戦と、トレーディングカード風のスマホ壁紙の2点です。
壁紙は、実現可能性を度外視して「これができたら最強のポイ活になる」というアイデアをカードにしたものです。堀元さんがお粥を食べ切るために風邪をひく例を挙げると、水野さんは「それポイ活でもねえよ」「節約だよそれは」と返します。
さらに、収録場所でもある飲食店「ゆる学徒カフェ」でdカード GOLDを使うと、2人のポイ活格言を記したオリジナルコースターがもらえます。コースターは数に限りがあるとされています。
- dカード GOLDの入会特典(5000ポイントなど。時期により追加あり)
- 特設サイトからの申し込みで、雑談回の延長戦とスマホ壁紙
- ゆる学徒カフェでの利用で、オリジナルポイ活格言コースター
堀元さんは、水野さんの30枚以上のカードを全部切ってdカード GOLDに一本化しようと持ちかけます。水野さんは、全部の決済ができなくなって困ると慌て、全部の支払いを移し替える作業が必要になると笑いました。
うん。まあやっぱね、持ってるクレジットカードを見れば知性がわかると。アリストテレスの。
最後に水野さんは冒頭の「クレジットカードは知性を示す」という作り話の格言に戻り、dカード GOLDを持つ人が最も知的と言っても過言ではない、と締めくくりました。
まとめ
この回は、水野さんと堀元さんが、ポイ活に熱中するあまり生活が振り回される悲しみを、笑いを交えて語り合う内容でした。カード32枚、割り箸1000膳、風邪待ちのお粥など、極端なエピソードの裏には「得をした快感」に引き寄せられる気持ちがあります。
- 水野さんは実物のクレジットカードを32枚持ち、店ごとの使い分けを投資の分散になぞらえる一方、住所変更や重複作成の手間も抱えている
- 口座が3つを超えると、残高と送金ルートを毎月考える「三体問題」が生まれ、Xの広告収入が手数料でマイナスになることもある
- セール待ちで欲しい本が買えない、送料無料のために日用品を大量に買って引っ越すなど、得のために不便を背負う場面が多い
- もらった食品を食べ切ることを「食費が浮くポイ活」と捉え、そこに達成感や優越感という快楽があると2人は語る
- 後半では広告として、dカード GOLDとahamoポイ活を組み合わせて還元を重ねる方法と、番組限定特典が紹介された





