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このエピソードで語られた「株式会社の誕生と発展」について、さらに詳しく整理してご紹介します。 ■ 株式会社の何が「ヤバい」のか ・有限責任 出資額以上の責任を負わず、法人の借金と個人の借金が切り離されているため、大胆なリスクをとって莫大な資金を集められます。 ・所有と経営の分離 お金を出す人(株主)と事業を行う人(経営者)を分けられる仕組みです。 ・単一の目的に集中できる組織 国家や宗教、村などと違い、「ある目的」のために多くの人を集結させ、生産性を極限まで高めることができます。 ・事業継承と蓄積 組織自体に法人格があるため、特定の個人が死んでも組織が存続し、ノウハウや富を長期的に蓄積できます。 ■ 株式会社の歴史と進化 ・大航海時代とオランダ東インド会社 航海は3割以上が命を落とす超ハイリスク・超ハイリターンな事業でした。そこで「死にたくない出資者」と「一攫千金を狙う航海者」のニーズが合致し、経営と出資が分離しました。世界初の株式会社とされるオランダ東インド会社により、プロジェクト単位から恒久的な組織へと変わり、株を取引する証券取引所も生まれました。なお、当時の会社は軍隊を持ち、暴力的な植民地経営も行っていました。 ・衰退と復活(インフラから大量生産へ) バブル崩壊などで一度は規制されますが、アメリカで多額の資金を要する鉄道建設のために再び必要とされました。イギリスで1856年に株式会社法が整備され、自由に設立できるようになると爆発的に普及します。 その後、流通業(通販や百貨店)や製造業(フォードの大量生産など)へと広がり、現代のビジネスパーソンの原型や管理会計などの仕組みが生まれました。 同時に、過酷な長時間労働などの問題が起き、労働時間のルール整備やマルクスの思想へとつながっていきました。