ガウガメラの戦いで戦車が役立たずだった訳を詳しく
AI回答(一般知識から回答)
ガウガメラの戦い(紀元前331年)において、ペルシア王ダレイオス3世は車輪に鋭い鎌を取り付けた「鎌付き戦車」を強力な兵器として投入しました。ダレイオス3世は戦車が走りやすいよう、あらかじめ戦場の地面を平らに整地するほどの準備をしていました。 しかし、アレクサンドロス大王率いるマケドニア軍の優れた対抗戦術により、この戦車隊はほとんど成果を上げられずに無力化されました。その主な理由は以下の通りです。 ・軽装歩兵による事前の攻撃 マケドニア軍は、機動力の高い投擲兵などの軽装歩兵を前方に配置しました。彼らは迫り来る戦車に対して大量の投げ槍や弓矢を浴びせ、突撃してくる前に馬や御者(操縦者)を狙い撃ちにして戦車を暴走・停止させました。 ・陣形を開く戦術 攻撃を潜り抜けて突撃してきた戦車に対して、マケドニアの重装歩兵(ファランクス)は整然と左右に陣形を開き、戦車の「通り道」を作りました。鎌付き戦車は正面からぶつかって敵をなぎ倒す兵器ですが、すき間を通り抜けるだけではダメージを与えられませんでした。 ・後方での取り囲み 陣形を通り抜けて勢いの落ちた戦車は、マケドニア軍の後方部隊や待機していた兵士たちに取り囲まれ、簡単に捕獲・処理されました。 このように、突撃の衝撃力をかわされ、弱点である御者や馬を的確に狙われたことで、ペルシア軍の切り札だった鎌付き戦車は本来の威力を全く発揮できずに終わりました。