📝 エピソード概要
マルクスとエンゲルス編の最終回として、二人の晩年と死、そして現代まで続く彼らの影響を辿ります。家族を失い病に倒れながら執筆を続けたマルクスの壮絶な最期と、その遺志を継ぎ『資本論』を完成させたエンゲルスの無私の友情が描かれます。さらに、最新の研究から明らかになったマルクスの「環境問題への先見性」についても触れ、二人が現代に投げかける問いを再評価する内容となっています。
🎯 主要なトピック
- マルクスの晩年と家族の死: 最愛の妻イェニーと長女を相次いで亡くし、自身も病魔に蝕まれながら立ったまま執筆を続けたマルクスの苦難の最期。
- エンゲルスの献身と『資本論』の刊行: マルクスの死後、膨大なメモを解読して第2・3部を世に送り出し、マルクスの遺族をも支え続けたエンゲルスの聖人とも言える歩み。
- MEGAプロジェクトと環境意識: 最新の全集編纂プロジェクトにより、マルクスが資本主義による環境破壊や持続可能性(サステナビリティ)を深く研究していた形跡を紹介。
- 歴史を学ぶ難しさと誠実さ: 時代による曲解や政治的イデオロギーを排し、一人の人間が命を削って残した思想に「馬鹿にせず」真摯に向き合うことの重要性。
💡 キーポイント
- エンゲルスがいなければ『資本論』は未完成に終わっており、彼の献身的なサポートこそがマルクスの思想を後世に残す決定打となった。
- マルクスは19世紀当時すでに、資本主義が人間と自然の間の「物質代謝」を撹乱し、環境を破壊することを科学的に予見していた。
- 思想を単なる理論としてではなく、一人の人間が限界まで思考し、「自由」を追求した生き様の記録として捉え直すことで、歴史の深みが浮き彫りになる。

