なぜ世界史データベースのチームが人を探しているのか
株式会社COTENは7月から複数の職種を募集しており、前回は歴史調査チーム「ディオゲネス」の募集を発表しました。今回取り上げるのは、世界史データベースの開発チーム「Gutenberg」の採用で、募集するのはエンジニアとデザイナーの2職種です。
深井さんは冒頭で、採用に関する回なので興味のない人はスキップしてほしいと断っています。そのうえで、COTEN内部がどういう状態で、どんな仕事をしているのかを知りたい人にも聞いてほしいと話しています。
今回のゲストは社内の2人です。草野ひなつさんは世界史データベース事業部のプロダクトマネージャーで、COTENに関わって4年目、データベース開発には3年ほど携わっています。ゆうさくさんはエンジニアで、主に世界史データベースのフロントエンド開発を担当しています。
今日は募集概要の話をして。あとデータベース事業というのが今どんな感じになってて、どんな意味があると思って僕たちがやってるかっていうのを改めてね、話した上で、やりがいとか難しさとかの話までできたらいいなと思ってんだよね。
エンジニアとデザイナー、それぞれ何を担うのか
草野さんによると、今回のエンジニアは主に世界史データベース事業部のプロダクト開発に関わります。デザイナーは世界史データベース開発のUIUXデザインを担当し、必須ではないものの、できればCOTEN全体のコミュニケーションとブランドのデザインも担ってほしいとしています。
深井さんはデザイナーの役割について、コーポレートに関連するあらゆるクリエイティブも、見られるのであれば見てほしいと補足しています。
働き方はどちらもフルリモートで、業務委託での採用です。稼働量はエンジニアが週2日から5日、デザイナーは週1日以上とされています。
COTENで働く人は基本的に業務委託から始まっており、ゆうさくさんも1年半ほど業務委託として関わった後に正社員になったそうです。草野さんは、働き方は一人ひとりのニーズに合わせて柔軟に対応できるので、面接や採用プロセスで相談してほしいと話しています。
Gutenbergの募集条件をまとめると、次のようになります。詳細は概要欄の採用ページ(coten.co.jp/career)に掲載されています。
| 職種 | 主な担当 | 稼働量 |
|---|---|---|
| エンジニア | 世界史データベース事業部のプロダクト開発 | 週2日〜5日 |
| デザイナー | データベースのUIUX、できれば全社のコミュニケーション・ブランドデザイン | 週1日以上 |
フルリモートで「自走できる人」とはどんな人か
草野さんがGutenbergに応募してほしい人として挙げたのは、フルリモートで自走して働ける人です。COTENにはマネジメントや管理の仕組みがあまりないため、自分の仕事を自分で定義して進められることが求められます。
草野さんは、自走の中身として次のような点を具体的に挙げています。
- 自分の仕事を自分で定義して進められる
- テキスト中心の環境で、自ら進捗を共有できる
- 進め方がわからないときに助けを求められる
- ドキュメントから必要な情報を自ら集められる
- 方針が頻繁に更新される不確実性を楽しめる
深井さんはこれに加えて、フルリモートだからこそ、コミュニケーションのきっかけを自らつくれる人が大事だと付け加えています。
深井さんによると、COTENの正社員は13人ほどで、業務委託を含めると50人弱の規模で動いています。正社員が20人から25人ほどになるまでは、全員セルフマネジメントのフルリモート体制でいくだろうと話しています。
現時点ではやっぱりこの事業に価値を感じてくれるあらゆる地域に住んでいる優秀な人を包摂できるっていう体制の方を優先させている。外国の人とかも入ってほしいしね。
深井さんは、フルリモートでは文化の継承などが失われることも多いと認めつつ、住む場所の自由を重視していると説明しています。会社全体の管理はしているものの、細かいマイクロマネジメントは完全にしていない状態だといいます。
一方でCOTENは、実際に集まることの重要さも認識しています。草野さんによると、3ヶ月に1回、東京でキックオフを開き、取り組みの目線合わせや、脱出ゲームのようなレクリエーションを行っているそうです。
ホモサピエンス集まるのすごい好きだから、集めなきゃつって集めてるからね、僕たちは。
コテンラジオではなく、データベースが「本丸」である理由
COTENは「人文知と社会の架け橋になる」という存在意義と、「メタ認知のきっかけを提供する」というミッションを掲げています。深井さんは、この2つに強く関わる事業しかやらず、お金儲けになりそうでも関わりの薄いことはやらないよう意識していると話しています。
深井さんは、そのなかで本丸だと考えているのがデータベース事業だと言います。ただし、この点は伝わりづらく、コテンラジオのリスナーからは「コテンラジオのほうが役立っているのでは」と感じられているだろうとも認めています。
深井さんは、コテンラジオにも価値があると考えつつ、深井さんやヤンヤンさん、樋口さんの属人的な力に頼っている以上、その域を出ないと捉えています。
その属性から醸し出される雰囲気とかさ、限界ってあると思うんだよね。その伝わる人には伝わるけど、やっぱ伝わらない人とかもたくさんいるわけだよね、コテンラジオって。
たとえばコテンラジオは日本語なので日本人以外には伝わりにくく、翻訳しても日本人だから笑える部分が多く残ります。深井さんは、人文知と社会の架け橋はグローバルを想定しており、近い年代の人だけでなく、自分が年を取った後や亡くなった後にも使ってほしいものを作りたいと話しています。
深井さんの整理では、コテンラジオとデータベースは、同じ存在意義を別のかたちで担うものです。
出演者の属人的な力で人文知を届ける。日本語や出演者の属性による限界がある
属人性を超えた装置として、永続的かつグローバルに人文知と社会をつなぐ
人文知と人類の「距離を縮める」とはどういうことか
深井さん自身、人文知を勉強するなかで、なぜこんなに難しく時間がかかるのかと感じており、技術で解決できる部分がまだ多いと考えています。その例として挙げたのがレストラン探しです。
30年前にはGoogleも食べログも使えず、自分にぴったりのレストランにたどり着ける確率は、検索性の高い今とはまったく違っていました。深井さんは、検索性が変わると、知識や知への関わり方そのものも良くも悪くも変わると話しています。
これと同じぐらいのインパクトが僕はやっぱりデータベースで作れると思うんだよね。今人文知ってめちゃくちゃアクセスしづらくて、
深井さんによると、本物の人文知の本はコテンラジオとは比べものにならないほどわかりづらく、一番困るのは知りたいことがどこに書いてあるかわからない点です。そのため50冊や100冊を読む必要があり、データベース化で最も価値があるのは検索性が上がることだとしています。
深井さんは、新幹線や飛行機で福岡から広島、あるいはパリへ簡単に行けるようになると、そこで流通やトランザクションが始まるというたとえも挙げています。遠すぎると何も起こらないが、近くなるといろいろなことが起こる可能性がある、という考え方です。
深井さんにとって、データベースは人文知と人類の距離を縮める装置です。人文知の教授や編集者を除けば、この距離を縮めることに投資しているのは、おそらくCOTENとCOTEN CREWの人たちだけだと深井さんは話しています。
企業に「人文知のインテリジェンス機関」が必要な理由
深井さんは最近、大企業に対して、人文知のインテリジェンス機関を社内につくってほしいと働きかけ始めています。経営企画出身の深井さんは、この20年ほどで普及した経営企画が、結局は中期経営計画をつくることに留まっていると指摘しています。
深井さんが例に挙げたのはESG投資です。みんながやっているからやるのではなく、イギリスや国連、ドイツ、アメリカ、中国でESGがどう語られ、日本がどういう状況にあるかを知ったうえで、自分がどうしたいかを決めることが大事だといいます。
端的に言うと、その現状理解ができないと戦略も立てられないし、自分が何がしたいかもわからないと思っている。
もう1つの例が、女性の社会参画、特に労働市場への参加です。深井さんによると、日本社会では、企業が採用したくても女性の応募が少ない現象が強めに起こっています。
深井さんは、現状とルーツを理解しないまま男性の育休取得などに取り組んでも、社会全体の因果関係と構造がわからず、自分が何をしているのかも見えないと考えています。ジェンダーギャップが小さい国の例としてドイツを挙げ、日本がそこまで達するとは思っていないとも話しています。
たとえばドイツの製造業とグローバルで競う日本の製造業は、女性という人材プールから優秀な人を採用しにくいぶん、母集団を少なく抱えることになります。深井さんは、女性の課題は本来人権の話だとしたうえで、経営だけで考えても不利だと指摘しています。
現状を調べる
世界の情勢や各国の立場を把握する
ルーツを調べる
歴史や思想の系譜をたどる
構造で理解する
社会の因果関係として捉える
意思決定する
自分がどうしたいか、どうするかを決める
深井さんによると、こうした部署は世界の情勢や歴史を調べるため、基本的に社会科学をやっていることになり、それは大枠で人文知に含まれます。調べるのは非常に大変なので、こうした部署も将来データベースを使うだろうと見ており、2週間かかる調査が1週間に短縮されるようなことを想定しているそうです。
アカデミックのデータベースと何が違うのか
ゆうさくさんは、アカデミックの領域にもデジタルヒューマニティーズのような人文知のデータベース化があると問いかけました。そのうえで、COTENはビジネスとの接続を求めているからこそ意義があるのか、と確認しています。
深井さんの答えは「正しいけど、もう少し広い」というものでした。ビジネスは最初のターゲットに過ぎず、本当は子どもたちにも使ってほしいといいます。事業化しやすい順番として、まずビジネスパーソンのエグゼクティブ層やマネージャー層を狙っているという整理です。
ビジネスっていうのは僕たちの最初のターゲットに過ぎないんだよね。
深井さんが挙げたアカデミックとの大きな違いは、学問横断的で網羅的であることです。データベースづくりで重視する3つの指標は、網羅性、信頼性、一貫性だと説明されています。
特定の領域に限らず、あらゆるデータを入れること
情報が事実や書籍に基づいていること
統一ルールで整理され、集計や一括検索ができること
草野さんは、一貫性がないとデータベースを自由に使える度合いが下がると補足しています。深井さんは、全部をカバーする学問は存在しないため、アカデミックの側では構造的に網羅性を達成しにくいと考えています。
たとえば国文学でくずし字のような資料をデータベース化することはできても、そこに西洋・ヨーロッパの歴史も入れるという話にはなりにくい、と深井さんは話しています。
戦争4000件を調べると何が見えてくるのか
深井さんが歴史を学んで感じているのは、ホモサピエンスには物理法則のような絶対的な法則はないものの、再現性の高い傾向ははっきりある、ということです。5年単位で繰り返す傾向もあれば、100年単位の傾向もあるといいます。
深井さんは、ビジネスパーソンはこうした長期傾向も短期傾向もほぼ落としていると見ています。データベースを使えば、ビジネスインテリジェンスでこれを調べられるようになると考えています。
COTEN自身も社内に「人文知のインテリジェンス部門」を持っており、研究テーマは3つです。1つ目はESGやソーシャルインパクト、資本主義の系譜を扱うポスト資本主義。2つ目は、全時代・全エリアで女性の地位が上がるときと下がるときの傾向を見る女性の社会参画です。
3つ目が戦争です。深井さんは、アメリカ大統領選がどちらに転んでも世界の戦争リスクは上がるだろうと、外れてほしい予測として立てています。そうなると5年以内に、ESGの環境負荷と同じように、企業が戦争リスクを下げる取り組みを求められる風潮ができるかもしれない、という見立てです。
人類が今まで起こした戦争っていうのの主要なものって4000個ぐらいあるんだけど、それ全てにおいてどういうふうに起きて、どういうふうに終わったかっていうのを調べるとするじゃん、例えば。
深井さんによると、4000件ほどの主要な戦争を調べれば、パターンや傾向がわかり、戦争リスクを上げる行動と下げる行動を予測としてアウトプットできると考えています。ここでの「確実に」は、100%当たるという意味ではなく、アウトプットとして確実に作れるという意味だと断っています。
企業は人数が多く影響も大きいため、その予測に基づいて企業が動くことは強く効くだろう、と深井さんは話しています。そして、4000件を人力で調べるのか、検索すれば出てくるのかの違いが、データベースの意義だとしています。
深井さんは、データベースで調べられるなら誰でもできると続け、COTENはそういう社会にならないとまずいのではないかと問いかける人たちだ、と表現しています。本当はもっとワクワクして作っているものの、わかりやすいのは危機感のほうだとも付け加えています。
3つのチームはそれぞれ何を作っているのか
草野さんによると、世界史データベース事業部は大きく3つのチームに分かれています。データベースそのものを作るデータベース開発チームと、プロダクト開発を担うプロダクトアウトチーム、マーケットインチームです。
データベース開発チームは、統一ルールで歴史を整理する規格づくりと、実際のデータ収集、その仕組みづくりを担っています。深井さんによると、このチームは30名ほどで、エンジニアが3名、データを集めたり管理したりする人が28名ほどいて、ボランティアの方も含まれます。
深井さんは、データベースそのものの段階では検索機能もなく、Excelのとてつもなく大きいバージョンのようなもので、人間が使える状態ではないと説明しています。これを地図や年表、歴史人物のエピソードなどで見たり、比較・検索・入力したりできる画面を作るのがプロダクトアウトチームです。
ゆうさくさんは、プロダクトアウトチームが作っているのは、世界史の資料集のような表現をWebアプリケーションにしたものだと説明しています。地図やタイムライン、家系図などの形式で見られるものです。
深井さんは、このプロダクトは全ユースケースに対応できる一方、企業が売る商品としては成り立たなさそうだとわかったうえで作っていると話しています。ゆうさくさんも、Wikipediaのような百科事典にすごく近いものだと応じています。
これを作らないと、やっぱり社会の情報を全部整理する百科事典的な意味みたいなのが失われるので、それを担保するためにこれは必ず作ると思って作っているっていうやつだよね。
草野さんは、あらゆる形式で見られるようになることで、地図や年表から歴史の傾向がわかりやすく見えるという価値もあると補足しています。
マーケットインチームは、人文知のインテリジェンス機関が歴史調査を大幅にやりやすくするためのツールを作っています。草野さんによると、歴史調査の最大の問題は欲しい情報がどこにあるかわからないことで、どこにどんな情報があるかを網羅的に並べ、必要な情報を切り出せるようにしているそうです。
このツールには生成AIを活用しており、チームにはAIエンジニアも多く、論文を読んでどのモデルがよいかといった議論もしているといいます。ゆうさくさんは、RAG ── 検索拡張生成の略。外部の文書やデータを検索し、その結果をもとに大規模言語モデルが回答を生成する手法ですやLLM ── 大規模言語モデルの略。大量のテキストで学習し、文章の生成や要約などを行うAIモデルですといった技術もふんだんに使っていると話しています。
| チーム | 役割 | 規模 |
|---|---|---|
| データベース開発チーム | 規格づくり、データ収集と仕組みづくり | 30名ほど |
| プロダクトアウトチーム | 資料集のように見られる基礎インターフェース | 2〜3名ほど |
| マーケットインチーム | 歴史調査を簡単にするAI活用ツール | 2〜3名ほど |
長い時間軸は、楽しさか、ストレスか
草野さんにとって、仕事の楽しさと難しさはほぼ一致しています。人文知を使った意思決定はまだCOTENでもあまり実践されていないなかで、ビジネスのエグゼクティブ層や一市民がそれをどう行えるかを、データベースで実現する方法を模索しているといいます。
草野さんは、コテンラジオへの共感の声から人文知のニーズはあると感じつつ、それをどうプロダクトに落とし込むかが自分の仕事だと話しています。めちゃくちゃ楽しく、早くみんなに届けたいと考えているそうです。
深井さんは、データベース開発は2030年ごろにアウトプットを出すような、普通のスタートアップではありえない時間軸で動いていると問いかけました。草野さんは、経営企画チームの見通しとは別に、密かに2年ほどで結果を出したい気持ちでいると答えつつ、インパクトのあるものを作るためにそこへは固執していないと話しています。
ゆうさくさんは、時間軸が長いことは、納期に追われて疲弊しがちなエンジニアにとって一見うれしいことだと言います。ただ実際に働くと、むしろ長すぎると感じる面もあるそうです。
ゆうさくさんによれば、多くのエンジニアは自分の作ったものを実際のユーザーに触ってもらう体験を心地よく感じます。プロダクトアウトチームのプロダクトはユーザー公開までまだ長いため、フィードバックを得にくい点がストレスになりうるといいます。
そのためゆうさくさんは、ネガティブケイパビリティ ── 答えの出ない不確かな状態に、性急に結論を求めず耐えられる力を指す言葉。詩人キーツが用いた概念として知られますを持ち、逆算型の思考で不確実性を一歩ずつ潰して開発できる人が合っていると話しています。
他の会社と比べて、COTENの働き方は何が違うのか
ゆうさくさんにとってCOTENは3社目です。1社目は大企業の社内プラットフォームやR&Dのような部署で、最低でも半年から1年のスパンで開発していました。2社目は3ヶ月でものを出すようなスタートアップでした。
ゆうさくさんは、COTENはスタートアップなのにR&Dのように長く作り続ける、普通とは違う動きをしていると感じています。その両方のバランス、いわばダブルスタンダードを自分の中でうまくコントロールすることが必要だといいます。
まあさっき言ってたネガティブケイパビリティでダブルスタンダードを包摂しないといけないんだよね、自分の中で。
草野さんは前職で、人材系スタートアップのエンジニアをしていました。売り上げを上げるために作るという利益追求の会社だったのに対し、COTENでは、社会にどうインパクトを出すか、人文知と社会の架け橋になれるかをベースに議論が進むといいます。
草野さんは、抽象的であるがゆえに話がまとまらず議論が多くなることもあると認めつつ、議論を重ねるたびにブラッシュアップされる感覚があると話しています。深井さんはこれを、意義が最初に来て、戦略がその次に来るという優先順位の違いだと言い表しています。
| 比較対象 | 特徴 | COTENとの違い |
|---|---|---|
| 大企業のR&D部署 | 半年〜1年単位の長い開発 | COTENはスタートアップなのに長く作り続ける |
| 3ヶ月で出すスタートアップ | 短いスパンでリリース | COTENは両方のバランスが必要 |
| 人材系スタートアップ | 利益追求が議論の土台 | COTENは意義ファーストで議論が進む |
データベースはいつ公開されるのか
最後はよくある質問のコーナーです。深井さんが最初に投げかけたのは、データベースがいつ公開されるのかという問いでした。
草野さんは、まだ確約はできないとしたうえで、今から5年ほどでデータが集まり公開するという動きを、みんなで目線合わせしてきたところだと答えています。これまで「あと2年」「あと3年」と言ってきたものの、ようやく動きが見えてきたといいます。
あらゆる社会情報を網羅的に一貫性があって信頼性ある情報状態で格納するのがあと5年でできるんだったら短くない?って僕は社会に言いたい。
プロダクト開発の流れについては、ゆうさくさんが答えています。2週間単位のスプリント形式で、スクラム開発やアジャイル開発の経験がある人ならイメージしやすい進め方だそうです。
ゆうさくさんによると、ミーティングは週4回から5回と多めですが、週2日から5日、デザイナーは週1日以上という募集条件なので、全部に出る必要はなく、必要に応じて参加すればよいとしています。
コミュニケーションについては草野さんが答えました。テキストはSlack、ミーティングはGoogle Meetで、ドキュメント管理はNotionを使っています。データベース事業部はドキュメントがかなり整っているので、入ってからの導入はすんなりいくだろうと話しています。
対面の機会としては、月1回、外苑前のシェアオフィスに集まって一緒に作業するコーディングデイと、3ヶ月に1回のキックオフがあります。深井さんは、たまに会いながらリモートのテキストで記録を取りまくるスタイルだとまとめています。
今このフェーズで加わる面白さとは
草野さんは、本当にいいチームが集まっていると話しています。深井さんとヤンヤンさんの2人で構想を始めたプロジェクトが、今ではボランティアの方20名ほどを含む50名から60名ほどで作られており、今は加わるのに面白いフェーズだといいます。
ゆうさくさんは、今回はエンジニアが週2日から5日、デザイナーが週1日以上で、業務委託でもフルタイムで働ける形の募集だと強調しています。これまではパートタイムの募集だったため応募しづらかった人にも、フルタイムで加わり、データベースをゼロから一緒に考えてほしいと呼びかけています。
すごく人類があんまりやってないことやってるなと思ってて。そういう謎の体験みたいなのはできるかなと。これ誘い文句になってるのかどうかわかんないけど。
ゆうさくさんは、放送では言えなかったこともキックオフで情報として多く得られると付け加えています。興味のある人は、概要欄の募集要項を見て応募してほしいと締めくくられました。
まとめ
COTENのGutenbergは、人文知と人類の距離を縮める世界史データベースを、フルリモートでセルフマネジメントのチームが作っています。長い時間軸や不確実性はありますが、意義を最優先に議論を重ね、属人性を超えて人文知を届ける装置をゼロからつくる段階にあります。
- エンジニアは週2日〜5日、デザイナーは週1日以上で、どちらもフルリモートの業務委託から始まる
- 自分の仕事を定義し、自ら進捗共有や情報収集ができる「自走できる人」が求められている
- データベースはコテンラジオの属人性を超え、グローバルかつ永続的に人文知と社会をつなぐ本丸と位置づけられている
- 網羅性・信頼性・一貫性を重視し、3つのチームで基盤データとプロダクトを開発している
- 公開は今から5年ほどが目標で、長い時間軸を逆算型で進められる人が合っている



