ポスト資本主義の論者は何を否定しているのか?
資本主義編の3回目は、社会思想と経済学の視点で資本主義を捉えた前2回を受けて、資本主義の次を論じる「ポスト資本主義」の本を紹介する回です。紹介する本は網羅的ではなく、収録日までに読めた範囲だと最初に断りが入ります。
ポスト資本主義の論者たちに共通していたのは、金融資本主義を基本的に否定しているという点です。番組でいう金融資本主義とは、リーマンショックを引き起こしたような、マネーゲームで金を稼ぎ続けるやり方を指します。
金融商品は、成り立つかどうかが後になってからわかります。その時間差を利用して、中身のない虚構の金融商品 ── 実体の裏づけが乏しいまま組成・販売される金融商品のこと。番組ではサブプライムローン関連の商品などが例として念頭に置かれていますを大量に作って売り、最後に壊れていく構図が説明されます。株を買ってすぐ売る取引を機械にさせる、といった投機も同じ流れに含まれます。
番組では、前回の話とのつながりも示されます。新自由主義 ── 市場の自由を重視し、政府の規制や介入を減らすべきだとする考え方。1980年代以降、各国で規制緩和や民営化の流れを生みましたによる規制緩和で政府の市場介入が弱まり、金融商品や投機が成り立つ余地が広がった結果が、21世紀の現在だという整理です。
もう1つ、多くの論者が共有していた課題感が環境問題です。前回挙げた資本主義の6つの特徴は、人間の内側の問題(この考え方で幸せになれない)と、外側の問題(環境問題や人口問題)に分けられ、特に環境問題はタイムリミットが迫っていると捉えられていました。
一方で、心の問題を重く見る本もあれば、資本主義はもっと効率化できるという本もありました。後者の例はクラウドファンディングで、工場を持たないと作れなかったものを、多くの人から出資を募る協業で作れるようになる、という最適化の方向です。
賛否はどこで分かれる?流派を分ける4つの軸
ポスト資本主義の流派を分けるもう1つの軸が、地域コミュニティを重んじるかどうかです。鎌倉資本主義や里山資本主義のように、市場経済に壊された生活基盤として地域コミュニティを復活させようとする本がある一方、ローカルにまったく触れない本もあります。
資本主義をどこまで残すかにもグラデーションがあります。壊してしまえという立場もあれば、生活を豊かにしてきた仕組みは残したまま新しいものを足せばいいという立場もあり、ベーシックインカムの導入をめぐっても意見が分かれます。
ただし、資本主義が生産性を上げて人々の生活を向上させてきたこと自体に異議を唱える論者はいなかった、と紹介されています。意見が割れるのは、私有財産の扱い(共有財産の概念を新しく作るか)や、抜本的に変えるのか暫定的に少しずつ変えるのか、といった点です。
| 軸 | 一方の立場 | もう一方の立場 |
|---|---|---|
| ローカル | 地域コミュニティを重視する | ローカルに言及しない |
| 資本主義の扱い | ぶっ壊してしまう | 残したまま新しいものを作る |
| 財産 | 私有財産を前提にする | 共有財産の概念を新たに作る |
| 変え方 | そもそも論から抜本的に解決する | 現実的に少しずつ解決する |
こうした分布をわざわざ紹介する理由として、多くの人がすでにポスト資本主義的な考え方を持っているのに、持っている情報や理解には偏りがある、という問題意識が語られます。派閥の分布を体系的に渡せば、自分が何を問題視しているのか、何を見落としているのかを考えやすくなります。
うわぁ、これは価値あるな。マップができるですもんね。
紹介する側からは、本を読んで理解した解釈なので間違いがあれば優しく指摘してほしい、とも添えられました。樋口さんは、著者はみな存命で活躍しているので、本や講演に直接あたってほしいと呼びかけています。
「会社は株主のもの」は間違い?原丈人の公益資本主義
最初に紹介されるのは、原丈人さんの公益資本主義です。会社は株主のものだという一般的な考え方は間違いで、取引先や社員、その家族を含むすべてのステークホルダーに利益があるように経営すべきだ、という主張です。
公益資本主義では、株式会社は「社会の公器」とされます。この公器という概念がないから会社が本質を失った挙動をしてしまい、特にアメリカでは経営の目的が業績の立て直しではなく株価の吊り上げになっている、と原さんは指摘します。
問題の例として挙げられるのがストックオプション ── あらかじめ決めた価格で自社株を買える権利(新株予約権)。株価が上がれば差額が利益になるため、ベンチャー企業の社員報酬としてよく使われますです。株主にしないまま上場益を社員に渡せる便利な仕組みですが、経営陣による悪用が問題視されています。
株価が低いときに仕込む
株価が下がっている時期にストックオプションで自社株を安く買えるようにしておく
リストラで利益を出す
従業員の給料をコストとしてカットし、見かけの利益を上げる
株価が上がる
利益の増加を受けて株価が上昇する
売り抜ける
株価が上がったタイミングでストックオプションを売り、経営陣が儲ける
この流れでは経営陣と株主は儲かりますが、会社そのものは良くなっていません。番組では「こういうマネーゲームすんなや」という考え方だとまとめられます。
確かに。事業をやってるよりも単なるマネーゲームの箱になってるよね。
原さんは、公益資本主義は倫理を優先した考え方ではないとしています。株主資本主義よりも中長期的に儲かる、経済的に合理的な仕組みとして構想されている点が強調されます。
長期株主を優遇し、利益を社中に分ける仕組みとは?
公益資本主義の具体策の第一は、短期的な投資にペナルティを課し、中長期的な投資を推奨することです。すぐ売り買いする投機的な株主は割を食い、会社を応援して長く株を持つ株主が優遇されます。
もう1つの柱が社中分配 ── 会社の利益を株主だけでなく、社員や取引先など会社を支える「社中」全体に公平に分配するという原丈人さんの考え方ですです。株式を持っていない人にも利益が分配されることで、社会の格差を是正し、貧困層を減らせると提唱されています。企業家精神による改良改善は、引き続き大切にすべきものとされます。
さらに原さんは、企業の価値を利益だけで測るのをやめ、3つの指標で測るべきだと主張します。
| 指標 | 見るもの | ねらい |
|---|---|---|
| 公平性 | 富の分配をどれだけ公平にしているか | 格差の是正 |
| 持続性 | 経営が長期的にうまくいくようにしているか | 短期の利益や株価上昇ばかりを防ぐ |
| 改良改善性 | イノベーションを柔軟に起こせる体制か | 事業を改善し続ける |
これを実現するためのルールは12個あり、番組ではその一部が抜粋されました。会社が公器であり経営者がそれに従事する責任を明確にすること、保有期間が長いほど売却時の税率を下げること、ストックオプションの廃止、四半期決算の廃止などです。
四半期決算は短期の成果ばかりを追わせ、不正会計の温床にもなっていると指摘されます。社外取締役も、株主利益の最大化ではなく3つの指標に沿っているかで会社を監視すべきで、これを日本から始めればいい、というのが原さんの主張だと解釈されています。
GDPだけで測らない、鎌倉資本主義の3つの資本
次は、面白法人カヤックの柳澤さんが提唱する鎌倉資本主義です。柳澤さんは経済成長を否定するつもりはまったくないとしたうえで、既存の資本主義がGDPという単一の指標を追い求めすぎていることを問題にしています。
鎌倉資本主義の見立てでは、GDPで測れないものがたくさんあるのにそればかり追うから、富の格差や環境汚染が広がり、持続的な成長もできなくなっています。そこで提唱されるのが、お金以外も資本として数える考え方です。
| 資本 | 中身 | 例 |
|---|---|---|
| 地域経済資本 | 一般的なお金の部分 | 地域のお金の流れ |
| 地域社会資本 | 誰とどのようにつながっているか | 人のつながり |
| 地域環境資本 | 自分たちを取り巻く環境 | 自然や文化 |
鎌倉資本主義の特徴は、公益資本主義にはなかったローカル軸を強く持つことです。行政、民間企業、NPOなど地域のステークホルダーが一緒になって3つの資本をバランスよく伸ばせば、その地域の人たちは幸せになる、という考え方です。
地域の人が株主になれば、企業は最も良い関係で監視される状態になり、まさに公器に近づくとも語られます。柳澤さんたちはこの仕組みを実際に鎌倉で実践しており、他地域へ輸出しようとしているそうです。
お金に依存しないサブシステム、藻谷浩介の里山資本主義
藻谷浩介さんの里山資本主義は、鎌倉資本主義と似て非なる考え方として紹介されます。要点は、お金に依存しないサブシステムをセーフティーネットとして作れば、持続可能で豊かな暮らしが実現できるのではないか、というものです。
今の社会は、水・食料・燃料をすべてお金で、しかも遠くから調達しており、無駄にコストを上げていると里山資本主義は指摘します。林業に重きを置いて里山を活用し、燃料を薪にするなど近くで調達すれば、コストは大きく下がります。
里山資本主義は、狩猟採集の時代に戻れと言っているわけではなく、お金の経済とのハイブリッドを勧めています。相互扶助のコミュニティがあれば、老後に年金がなくても生きていけるかもしれず、巨大なシステムにすべてを頼る状態は災害時に一気に止まるリスクがある、という主張です。
この話を受けて、東アフリカの社会のあり方が引き合いに出されました。
(東アフリカでは)若者は都会に行って稼いで出稼ぎで資本主義的な社会に接続されるんだけど、そこでうまくいかなかったら農村に帰ってきたら食い物ある、家もあるみたいな感じのセーフティーネットの作り方あるんですよね。
里山資本主義では、物々交換の復活や規模の利益への疑問も語られています。市場経済が人間の生活の基礎を壊してきたという前回までの理論の延長線上に位置づけられる、と整理されました。
資本主義は「帝国」?ハートとネグリが語るコモンズ
マイケル・ハートとアントニオ・ネグリの共著『帝国』では、資本主義的なシステム全体が「帝国」と呼ばれ、人々はそれに従属する存在として描かれます。資本主義は、公共財を私的所有に移し替えることを強制する社会だという見方です。
例として、日本の入会地 ── 村人が共同で利用・管理してきた山林や草地のこと。薪や草を採るなど、生活に必要な資源を共有する仕組みでしたが挙げられます。村人が共有で使える山は、資本主義の下では誰かの所有にすることを求められます。
ハートとネグリは、こうした共有財産、つまりコモンズ ── 特定の個人が所有せず、共同体で共有・管理される資源のことを市民が民主的に共有管理する社会こそが本当の意味でのコミュニズムだと論じます。中央集権的な計画経済をしなくても、共有財産をうまく回せればいい、という考え方です。
番組で紹介される本のうち『帝国』は唯一、リーマンショック以前に書かれた本です。崩壊を目の当たりにする前から危険性に警鐘を鳴らしていた人たちがいた、という点が面白さとして挙げられました。
拡大と停滞は繰り返す?広井良典の人類史サイクル
広井良典さんの『ポスト資本主義』では、人類の歴史を俯瞰すると、人口や経済規模が拡大・成長する時代と、停滞する時代が交互に訪れている、という考察が紹介されます。
広井さんは、拡大成長の時期が終わった現代には、真の豊かさや発展に関する新たな指標とコンセプト、さらには限りない拡大成長というパラダイムの根本的な見直しが求められると論じます。ここでも「新たな指標」という言葉が出てくる点が注目されました。
広井さんの本では、部分的なベーシックインカムも提唱されています。
すべてをゼロ円にする情報技術、ポール・メイソンの構想
ポール・メイソンの『ポスト・キャピタリズム』は、野心的な本として紹介されます。IT産業はほぼすべてのものをゼロ円にする力を持っており、それが市場経済と相容れない、と指摘する本です。
ポール・メイソンによれば、資本主義は適応力の高い柔軟なシステムでしたが、情報技術の登場には適応できないかもしれません。国内では労働者から、国外では発展途上国から利潤を搾り取って集めるシステムが、リーマンショックでうまくいかないとわかった、という見立てです。
経済成長は労働ではなくイノベーションが起きたときにしか起きず、最後に起きた技術革新が情報技術です。ところが情報技術はすべてをゼロ円にしていくため、その利潤を資本主義の中で回すのが難しくなります。
ポール・メイソンは、これからの社会のロールモデルは、まったく別々の知識をつなぎ合わせてイノベーションを起こせる知的エリートだとします。ネットワーク化された世界では、誰でもスマートフォンがあれば知的エリートになれる可能性があります。
GAFAのような大企業は情報を独占してゼロ円にならないようにしていますが、それは情報技術の本質と逆行しているとされます。政府はこれを規制すべきだ、というのがポール・メイソンの主張として紹介されました。番組側からは、コテンラジオやWikipediaもゼロ円の例だという共感の声が上がっています。
知識をつなぐ人がロールモデルになるという話は、世界史データベースを目指すコテンの方向性とも近いと語られました。そこから、寝不足だった収録前の様子に話がそれ、田川のホテルで眠れなかったという雑談で場が和みます。
経済成長を崇拝しない、ラトゥーシュの「脱成長」
セルジュ・ラトゥーシュの『脱成長』は、抽象的な経済成長が宗教化している、と批判します。資本の生産性が植物の成長と同一視され、利子率や成長率が自然界の生殖力や回復力のように扱われているが、そうではない、という指摘です。
ラトゥーシュのいう脱成長は政治的スローガンであり、経済成長を崇拝しない態度を指します。マイナス成長を目指せという意味でも、成長が起きないという意味でもなく、経済成長を目指すこと自体をやめるという主張です。
ラトゥーシュは、成長を追う経済が維持できない理由として、不平等と不正義の拡大、給料はもらっても不幸な人が多い「偽りの豊かさ」、そして富裕層自身にとっても共に生きる環境を壊してしまうことを挙げます。
最後の点について番組では、生活時間まで貨幣計算されてうつ病になったり、食生活が崩れて肥満になったり、コミュニティを作らずにあらゆることをお金で解決しようとしたりする状況のことだろう、と解釈されました。移行には8つの項目を好循環させる必要があり、一言でいえば社会全体を変えていく構想です。
価値の「先取り」は病理か?廣田尚久の共存主義論
廣田尚久さんが2021年に出した『共存主義論』は、難しくも強烈な本として紹介されます。紹介者は廣田さん本人と話す機会があり、内容を詳しく聞いたそうです。
廣田さんの問題意識の核にあるのが、資本主義に組み込まれた「価値の先取り」です。融資やローンのように、まだ生じていない価値をあるものとして先に消費してしまうため、その価値が出なかったときに必ず破綻が起きます。
価値を先取りする
住宅ローンや国債のように、将来の所得や価値をあてにして今使う
穴埋めに追われる
先取りした分を埋めるため、個人も企業も国家も躍起になる
主体性を失う
自らのことを決める主体性(法的主体性)が失われていく
先取り自体は昔から行われていましたが、資本主義はそれを埋め込みブーストしていると廣田さんは見ます。バブルのときだけ病気なのではなく、先取りを内包する資本主義は常に病理の状態にある、という主張です。ただし本人は対話の中では、先取りにも大事な面があるとバランスの取れた話をしており、警鐘として強調しているのだと紹介されました。
廣田さんが新たに構想する共存主義の柱の1つが「総有」です。不動産の権利を分割して一部を売るような共有ではなく、特定のコミュニティが自らの意思で共有し、誰か1人が権利を勝手に売れない持ち方を指します。廣田さんは、世の中には総有で持ったほうがいいものがたくさんあると論じています。
週15時間労働はなぜ来ない?ブルシット・ジョブ
デヴィッド・グレーバーの『ブルシット・ジョブ』は、ケインズ ── 20世紀を代表するイギリスの経済学者。1930年の論考で、100年後には技術進歩で労働時間が大幅に短くなると予想しましたが想像した「週15時間労働で足りる世界」がなぜ来ていないのか、という問いから始まります。答えは、みんながクソみたいな仕事を作っているから、というものです。
番組での補足によれば、生まれた利潤を分配するとき、たくさん働いた人に多く分けようとするため、人々は意味のない仕事を一生懸命やるようになります。再分配のためだけのブルシット・ジョブが無制限に増えるので、それをやらずに済むようベーシックインカムを導入してはどうか、という主張です。
本の中では、米国では40%の人が自分の仕事はクソだと思っているとされます。番組では、富の再分配の順位を決めるために人は働いているという見方に共感が寄せられ、AIやロボットで人間が働かなくなる時代という想像への1つの見方にもなりうる、と語られました。
資本主義をハックする、山口周の「高原社会」
最後に紹介されるのは、山口周さんの『ビジネスの未来 エコノミーにヒューマニティを取り戻す』です。物質的な充足と成長限界によって役目を終えつつある資本主義を、個々人がヒューマニティを持って参画することでハックし、社会を良くしていこうという考え方です。紹介者自身、この立場に近いと話しています。
山口さんは、社会は明るく開けた「高原社会」へ軟着陸しつつあると表現します。古代以来の宿題だった物質的不足の解消をほぼ実現したのだから、低成長を停滞や衰退というネガティブな言葉で語るのは極めて不適切だ、という見方です。
未来のために今を犠牲にする手段主義的な思考、経済合理性にハックされた行動
永遠に循環する自己充足的な思考、喜怒哀楽に基づく衝動による労働と消費
山口さんは、資本主義を全否定して新しいシステムを求めると「観念の虜」に陥る危険があるとし、すでにある市場の仕組みを乗っ取るほうがいいと論じます。紹介者はこれを、みんな資本主義に怒りながら語るから極端な話になりがちだ、という指摘だと解釈しました。
資本主義に怒りながら何か言うと極端な話をしてしまう。極端な話は極端だから、もしかしたら違うかもしれないっていうようなことを言ってるんじゃないかなと思います。
循環の話に関連して、生物学の博士が「持続可能性なんてこの世界に存在しない、循環しかない」と話していたというエピソードも紹介されます。番組では、持続可能性は時間を一直線で捉える観念で、それ自体が観念の虜かもしれない、無常の考え方に近く東アジア的だ、という声が上がりました。
山口さんは実現のために、ベーシックインカム、ソーシャルバランススコアカードのような複数の新指標、衝動に気づき仲間と価値を出せる人材を育てる教育、高負担高福祉型の税制への転換を挙げます。紹介者はイノベーションの起こし方には強く賛成しつつ、起業家として税制の部分には疑問も残ると率直に述べています。
対立ではなく同時に進められる、ポスト資本主義の広がり
一通りの紹介を終えて、樋口さんは、ポスト資本主義の各流派がそれほどぶつかり合っている印象はなかったと振り返ります。それに対して返ってきたのが、複数の考え方は同時に実践できるという答えでした。
樋口さんは、いろいろな人がそれぞれの持ち場で自分の方向に突き進み、全体として協力している広がりのイメージだとまとめました。次回の4話目では、こうした議論を踏まえて、株式会社COTENがこの領域で何をしようとしているか、そして法人サポーターを募る意味が語られる予定です。
まとめ
ポスト資本主義の論者たちは、金融資本主義を否定し、GDPや利益だけに頼らない新しい指標を求める点で共通しています。一方で、地域へのこだわり、資本主義をどこまで残すか、所有のあり方などで立場が分かれ、その違いは対立というより、同時に進められるグラデーションとして描かれていました。
- ポスト資本主義の論者はほぼ全員が、マネーゲーム化した金融資本主義を否定している
- 公益資本主義は株主中心をやめ、公平性・持続性・改良改善性の3指標で企業を測ることを提唱する
- 鎌倉資本主義や里山資本主義は、地域やお金に依存しないつながりを資本やセーフティーネットとして捉え直す
- 脱成長、共存主義論、ブルシット・ジョブは、成長崇拝や価値の先取り、無意味な労働の構造を問い直す
- 山口周さんは、資本主義を否定するより、ヒューマニティを組み込んでハックする道を示している




