54人で67番組。無料のPodcast塾「樋口塾」の正体
この回のテーマは、樋口聖典さんが塾長を務める「樋口塾」です。まだ大々的には公開していない、知る人ぞ知るコミュニティだと樋口さんは紹介します。
樋口塾は、Podcastを制作する人たちのコミュニティです。勉強会をしたり、お互いの番組を聞き合って意見を言い合ったりしながら、発信を学んでいく場だといいます。
ポッドキャスト塾と思ってもらえたらいいんですけども。
樋口塾は、コテンラジオのオンラインコミュニティから派生したサブコミュニティとして運営されています。コミュニティはDiscord ── ゲームコミュニティ発祥のチャットサービス。テキストや音声通話でグループの交流ができ、オンラインコミュニティの運営によく使われています上にあり、アヤナルさんという方が管理人に手を挙げたことで始まりました。
収録時点で樋口塾のメンバーは54人、番組数は67本にのぼります。会費も指導料も取らない無料コミュニティでありながら、1人1本以上の番組を出している計算です。
メンバーには、コテンラジオ番外編にゲスト出演した鷹鳥屋さんもいます。鷹鳥屋さんは中東の話をする番組を持ち、深井さんの同級生で文化人類学を専門とする室越さんも「牛を忘れる」という番組を配信しています。
さらに大分出身の鷹鳥屋さんと室越さんが組んだ、大分をテーマにした「百年のかぼす」という番組もあります。メンバー同士が入り混じって番組が生まれている様子に、深井さんは「めちゃくちゃ広がってる」と驚きます。
なぜ「世の中全員が音声コンテンツをやればいい」のか
お金も取らずになぜ樋口塾をやっているのかと楊さんに問われ、樋口さんはまず自分の持論を語ります。
そもそも僕、世の中全員が音声コンテンツやったらいいのにって思ってるんですよ。
ただし樋口さんの本意は、音声に限らず、誰もが自分の思いや理念、やっていることを発信すればいいというものです。ブログでもYouTubeでも音楽でもかまわないと前置きしたうえで、いま音声を勧める理由を挙げます。
樋口さんによると、音声コンテンツは市場的にも盛り上がっていて、Spotifyも力を入れています。スマホで簡単に聞けることや、Appleのワイヤレスイヤホンの普及もあり、発信する側にも聞く側にも身近になってきたといいます。
そのうえで樋口さんは、文章が得意な人と喋るのが得意な人は違うと指摘します。喋るのが得意で、しかも映像がないほうが気軽に話せる人にとって、音声はちょうどいい場だという考えです。
映像との違いとして、樋口さんは具体例を挙げます。女性なら化粧を落としたあとでは撮れない、専用の部屋がいる、顔出しによるプライバシーの問題がある、といったハードルが映像にはあります。
VTuberという手もありますが、技術的なハードルが高いと樋口さんは言います。一方でPodcastなら、アカウントを取ってボイスメモで録り、すぐ上げるだけで始められます。
化粧や専用の部屋、顔出しの問題があり、VTuberは技術的なハードルも高い
アカウントを取ってボイスメモで録り、すぐ上げるだけ。編集がほとんどなくてもできる
話すのが苦手でもいい?「言語化」がもたらすもの
話すのが苦手な人はどうすればいいのか、と楊さんは尋ねます。樋口さんは、苦手な人がやっても面白いと答えます。
僕そもそもこれ、全員がめちゃくちゃ視聴者数取れなくてもいいと思ってるんですよ。
樋口さんが価値を置くのは、聞かれる数ではなく、自分の思いを話すこと自体です。例えに出したのは、恋人にフラれそうなときに友達に相談したら、話し終えた時点でなぜかスッキリしてしまう、という経験です。
樋口さんは、悩みは言葉にするだけで整理され、答えが見つかることがあると話します。それを仕事にしているのがメンタルコーチやカウンセラーで、マイクに向かって発信するだけでも近い効果が得られるのではないか、というのが樋口さんの見立てです。
樋口さん自身、「ひぐちきよのりの世界」という一人喋りのPodcastを車の中で録っています。10分と時間を決めて録音ボタンを押し、喋り終えるころには自分の考えに自分で驚くといいます。
終わった頃には、あ、なんか俺こんなことを考えてたんやっていうのが自分でもびっくりするみたいな。
深井さんはこの話を、「自分を深く知る」という目的として受け止めています。
塾生に起きる変化と、音声が「ゆるいSNS」になる面白さ
樋口塾の塾生は、初めて音声発信をする人がほとんどです。どんな変化があるのかと深井さんが尋ねると、樋口さんは最初の壁から話し始めます。
最初は自分の声を聞くだけで気持ち悪いと感じる人が多く、うまく喋れないといった悩みも出てきます。それでも喋れば喋るほど、誰でも話せるようになっていくといいます。
樋口さんが強調するのは、アウトプットを続けると日常の見え方が変わることです。次に何を喋ろうかと考えながら過ごすので、何気ない日常の中から気づきを拾えるようになるといいます。
そうそう。解像度が上がる感覚があるんですよ。
樋口さん自身も、この循環を日常的に回しています。Twitterで思ったことを書き、それをブログにまとめ、思い出しながらPodcastで喋り、さらにコテンラジオ番外編などで話して考えを更新していくそうです。
思ったことを書く
ブログ
Twitterで書いたことを文章にまとめる
Podcast
ブログの内容を思い出しながら喋る
コテンラジオ番外編など
さらに考えたことを話して、自分の中で更新する
もう一つ、樋口さんが面白いと感じているのは、樋口塾の中で音声コンテンツがTwitterのようなSNSになってきていることです。誰かの番組にゲスト出演したり、他人の番組で話された内容に自分の番組で応答し、それにまたアンサーが返ってきたりするといいます。
だから一方通行ではあるものの、なんかゆるい双方向性になってるみたいな。コミュニティ内で。
なぜ無料で人の発信を助けるのか?「ゾクゾクする」本能と会社の理念
深井さんは改めて、なぜ樋口さんが無料で他人の音声発信を助けているのかを掘り下げます。樋口さんの答えは、まず「生物的・本能的」な理由でした。
人間が何か新しいことを始めて、それによって幸せそうな顔をしているのが、もう見たらゾクゾクするんですよ、僕。
できないと思っていたことや、「自分みたいなものが」と思っていたことができるようになる姿が、樋口さんはそもそも好きなのだといいます。深井さんは、コテンラジオを始めたときの樋口さんと同じだと応じます。
もう一つの理由は、樋口さんが率いる株式会社BOOKと、施設「いいかねPalette」の理念です。樋口塾は、その理念をもっと広げたバージョンだと位置づけられています。
株式会社BOOKには「どこでもできる世界」「何でもできる世界」「誰でもできる世界」という3つの理念があります。要するに、何かから自由になれる世界をつくることが会社の目指すところだと樋口さんは説明します。
地方創生の文脈で、福岡県の田川で施設を運営しているのも「どこでもできる」を体現するためです。深井さんは、田川でできるならどこでもできるはず、という以前聞いた話を思い出しています。
イノクニプロダクツと「田舎で食えるクリエイター」
BOOKの具体的な事業として、樋口さんはあまり話してこなかった「イノクニプロダクツ」を紹介します。イノシシの「猪」に「国」と書き、英語の「プロダクツ」を組み合わせた名前で、前回出演した青柳さんが推進している事業です。
イノクニプロダクツは、広告を中心にした制作のマッチング事業です。広告主や制作会社から音楽、映像、ホームページ、デザインといった依頼を受け、コミュニティにいるクリエイターに振り分けて交通整理をしています。
形上は派遣会社みたいな感じなんですけども、なんかちょっとイメージ違くて、どっちかっていうとメルカリや(中略)ランサーズみたいな、なんかこう管理するっていうよりはマッチングさせるってイメージなんですよ。
いまは田川やいいかねPaletteに関わるクリエイターが仕事を担っていますが、今の時代は地域が関係ないので、関わるクリエイター自体を増やしたいといいます。樋口塾も現在はPodcast中心ですが、ゆくゆくは音楽制作や映像制作、ウェブなどに広げることを考えているそうです。
最近開いている音楽作りのワークショップも、樋口塾のいいかねPalette版という流れにあたります。
クリエイター支援の理由の一つ目は、田舎で食べていける人を増やすことです。樋口さんによると、クリエイターが食べていけるのはこれまで東京、大阪、福岡市内くらいまでで、田舎には仕事がありません。
ネットで仕事ができるとはいえ、営業を誰がやるのかという問題があり、クラウドソーシング ── インターネット上で不特定多数の人に仕事を発注する仕組み。発注者と受注者を直接つなぐため、価格競争が起きやすいといわれますでは価格競争になりがちだと樋口さんは言います。そこで、田川に来ればクリエイターが食べていける状況をまずつくりたいと話します。
これからは「お願いできる人」が強い
クリエイター支援の二つ目の理由として、樋口さんは時代の変化を挙げます。思いを発信することの重要性が、これから加速度的に上がっていくという見立てです。
もっと言い換えると、お願いできる人がめちゃくちゃ強いって思ってるんですね。
楊さんに真意を問われ、樋口さんは例を重ねます。商品を買ってほしくて出す広告も、投資家に出資を頼むのも、アルバイトを募集するのも、すべて「お願い」だというのです。
樋口さんの整理では、自分の理想の未来を誰かに伝え、それを埋めてくれる人を探すことが重要になっていきます。例に挙げたのがコテンラジオで、深井さんが採用を呼びかけると人が集まるのは、広告の形をしていない広告だといいます。
採用やスポンサー集めは、お金を払ってメディアに載せる広告で行うことが多かった
ものづくりをして発信するだけで広告の役割を果たせ、しかも無料でできるようになってきた
だからこそ、確固たる理念とビジョンを持ち、それを強く発信できることが相当重要になると樋口さんは考えています。そうした人を田川に集めたい、というのが二つ目の理由です。
田川である理由は、田川でできれば全部できるからで、本当はどこでもいいと樋口さんは認めます。そのうえで、田舎が生き残る道は、人間が人間を呼ぶことしかないのではないかと語ります。
樋口さんは、歴史的建造物や豊かな自然がある場所を除けば、ほとんどの田舎には大きな特徴がないと見ています。だから発信できる人やものづくりができる人を田川にたくさん集め、「むちゃくちゃ騒がしくしたい」のだといいます。
樋口さんにとって田川は、土地というよりほぼ概念です。樋口塾の人たちも半分は田川の人間、つまり関係人口だと思っていて、オンラインの樋口塾とオフラインのイノクニプロダクツをゆるくつなげて盛り上げたいと話します。
外から見えにくい、樋口さんの「非言語」の哲学
ここまでの話を聞いた楊さんは、樋口さんの活動は伝わりづらいかもしれないと指摘します。哲学が前提になりすぎていて、外から見える内容と実際にやろうとしていることが違うというのです。
別に映像制作したくて映像制作してるわけじゃないけど、映像制作をしてるわけじゃないですか。
映像制作もPodcastも手段であって、本来の目的には樋口さんの言語化されていない哲学が深く入っている、と楊さんは見ています。樋口さん本人も、自分のやっていることは明確に言語化できないくらいややこしいと認めます。
だからこそ発信し続けて、雰囲気でわかってもらわないといけないなと思ってるんですよ。
ロジックで説明できるのかと問われると、樋口さんは、お互い非言語の領域で共鳴しないとピンとこないことを言っている気がすると答えます。この回のような20分ほどの話を一度聞いただけではわからず、活動の全体を見て、ようやくなんとなくわかるレベルだろうといいます。
ゴールは「心が自由になること」
楊さんは話を整理しようと、樋口さんの関心を二つに分けます。個人を応援するというベクトルと、地方という概念です。
楊さんによれば、樋口さんの言う「地方」は土地ではなく人間のことで、突き詰めると個人に行き着きます。各個人が自立し、地方にいてもお金を稼げる状態になることを樋口さんは大切にしている、というまとめに、樋口さんも「上手いですね」と応じます。
では、個人に最終的にどうなってほしいのか。楊さんの問いに、樋口さんはこう答えます。
都市で心が自由になっている人については「素晴らしい」と即答し、都市がダメで田川がいいとはまったく思っていないと樋口さんは言います。東京ドームでライブをしてオリコン1位を取りたい若手がいれば、今すぐ東京に行けと言うだろうとも話します。
樋口さんが問題にしているのは、いろいろなものに縛られて、やりたいことが東京でしかできないと思い込んでいる状態です。やりたいことがわからないまま東京に出て、バイトや正社員の仕事を続けるうちに10年経ち、幸せだと思えていない、という例も挙げます。
だから多分僕、選択肢を広げたいだけなんですよ。住む場所も職業も活動内容も生き方全部に関して選択肢を広げたいんです。
選択肢が広がると「世界の流動性」が上がる
選択肢が広がるとどうなるのか。楊さんの問いに、樋口さんは「世界の流動性が上がる」と答え、話のスケールは一気に世界へ広がります。
住む場所で考えると、樋口さんが田川で頑張って田川が魅力的になれば、東京でも田川でもいいという選択肢が生まれます。それが各地域、各国で起これば、日本で生まれ育った人も「カンボジアでよくない?」「コロンビアも意外といい」と考えられるようになる、というのが樋口さんの考えです。
田川を盛り上げる
田川が住む場所の選択肢の1つになる
各地域・各国に広がる
どこでもいいと思えるようになる
世界の流動性が上がる
人が本来しっくりくる適材適所にはまりやすくなる
で、だから最適化したいんですよね。はい。はまってないところにいる人を全員はまらせたいんですよ。
楊さんは、流動性を上げることは個人が才能や能力を100パーセント発揮するためではないかと受け止めます。そして、その第一歩が、個人が気軽に発信し始めることであり、樋口さんはそのステップワンを応援しているのだと整理し、樋口さんも「めちゃくちゃそうです」と同意します。
「最適化」とは何か?非効率な幸福の回し方
最適化された個人とはどんな状態か、と楊さんは重ねて尋ねます。樋口さんは、深井さんやCOTENのメンバーが言う「才能が発揮できる状態」とほぼ同じだと答えます。
樋口さんの例は具体的です。寒いのが苦手な人は寒いところに住まないほうがいいし、朝起きるのが苦手な人は夜の仕事をしたほうがいい。得意なことをして気持ちいい状態でいれば、痛みが少なくなるといいます。
さらに樋口さんは、このままでは世界全体が多くのお金やエネルギーを使い続けると懸念を語ります。楽しくない労働で下がった幸福度を、労働で得たお金で週末の遊びや高い食事に使って回復させる、という回り道を問題視しているのです。
そもそも日常が楽しかったら、一回お金っていうものに労働を変換しなくても、そのままスッといけるじゃないですか。
したくない労働で幸福度を下げ、労働で得たお金で遊びや食事に使って回復させる
日常そのものが楽しく、お金に変換せずにそのまま幸福度を得られる
樋口さんは、非効率な回し方では才能も100パーセント発揮できず、石油などの世界のリソースも多く使うことになると考えています。持続性のない社会に向かっている、というのが樋口さんの認識です。
持続性が最終目的なのかと楊さんが確かめると、樋口さんは、気持ちいいのはあくまで最適化のほうで、最適化を進めれば持続性も担保できると思っている、と答えます。
僕は単純に何て言うんですかね、もうパズルがカポンってハマる気持ちよさみたいな。多分もうなんかこう、本能的な性癖レベルの話です。
もつれた糸をほどきたい。原点は自分が自由でなかったこと
楊さんは、複雑に見えてやはりシンプルだと受け止めます。才能を100パーセント発揮できる時代なのに、そうできていない人がたくさんいて、その環境を変えたいと樋口さんは思っている、という整理です。
樋口さんは、それはみんなを幸せにしたいというより、もっと原始的な感覚だと付け加えます。
楊さんは、樋口さん自身が自己最適化を高いレベルでできているからこそ実践できているのでは、と問いかけます。すると樋口さんは、Paletteを始めてからそのことに気づいたのだと明かします。
自由な世界をつくりたいと考えた背景には、始めた当時、樋口さん自身が自由ではなかったことがありました。代表なのに精神的に追い込まれて会社を辞めかけ、ちょうど深井さんと楊さんに出会う直前に戻ってきたといいます。
自由な世界とか誰でもできる世界とか言ってるのにも関わらず、社長の俺できてなかったらやばくない?ってなって。
そこから樋口さんは、まず中心から変えていくと決めます。最初に社長、次に社員、さらに深く関わってくれる人たちへと広げていかなければ、周りを幸せにするという言葉に説得力がないと考えたからです。
楊さん自身にも一人ひとりの才能を開花させたいという願望があり、コテンラジオも樋口さんの哲学から影響を受けているのだろうと語ります。樋口さんは、2人がいかに気持ちよく発信できるかをずっと気にしてきたと明かしました。
樋口塾に入る条件は「1本出していること」
樋口塾に入ると何が起こるのか。楊さんの質問に、樋口さんはまず入る条件を示します。
とりあえず入る条件は一本以上自分でポッドキャストなり音声コンテンツなりを発信している人。もう要は踏み出していない人はちょっときついです。
樋口さんによれば、今はスマホ1つで、5分でアカウントを取り、15分後には1本録り終えて公開できます。だからこそ、最初の一歩は自分で踏み出しておいてほしいという条件です。
入ってからは、どうでもいい会話で盛り上がってもいいし、みんなの音声コンテンツを聞くだけでもいいといいます。参加の仕方にも、樋口さんらしいゆるさがあります。
樋口塾は現時点で完全にオープンには募集しておらず、徐々に門戸を広げていく予定です。情報は樋口さんのTwitterで少しずつ出していくとのことでした。
いいかねPaletteは人材募集中。関わり方はどんな深さでもいい
最後に樋口さんは、いいかねPaletteに関わってくれる人を探しているという話をします。社員、契約社員、業務委託、アルバイトなど、関わり方の形は問わないといいます。
いいかねPaletteには住むこともでき、2万5000円で長期滞在が可能です。敷金礼金はゼロで、1か月のお試し移住のような使い方もできるそうです。
シェアオフィスやテナントとしての入居もでき、東京、大阪、福岡の会社がサテライトオフィスとして使うこともできます。社員が住み込みで働き、他業種やコミュニティから刺激を受けて本社に持ち帰る、という形も想定されています。
いいかねPaletteがすぐにでも会いたい人として、樋口さんは3つの役割を挙げます。
| 役割 | 内容 | 補足 |
|---|---|---|
| アルバイト | 施設のオペレーションを手伝う | 住み込み可能。進路に迷っている人でも来られる |
| オペレーションマネージャー | アルバイトをまとめる | 業務委託以上のレベルで、報酬を支払う |
| プロジェクトマネージャー | 地域で広告を超えた発信を盛り上げる | 広告代理店での営業や企画の経験が活かせる |
言うたら何もない状態でポンって来てくれてもとりあえず死なないです。
プロジェクトマネージャーとして樋口さんが思い描くのは、田川の店や会社と話し、PodcastやYouTubeを始める手助けをすることです。そこから事業への助言をし、いいかねPaletteと組んで何かを仕掛ける形もつくりたいといいます。
田川に行かなくても関われ、東京からでもかまいません。給料などの条件も、話し合って決めるという相談ベースです。応募の連絡先は、樋口さんがTwitterで発信する予定です。
ちなみに樋口さん自身が出演する番組は7本、関わっている番組は11本あります。楊さんは「日本で一番ポッドキャストを推進してる人」と評し、興味のある人は樋口さんのTwitterをフォローしてほしいと呼びかけて回を締めました。
まとめ
樋口塾は、無料で運営される54人規模のPodcast制作コミュニティです。その背景には、誰もが発信し、選択肢が広がり、人がしっくりくる場所にはまる世界をつくりたいという、樋口さんの本能に近い思いがあります。
- 樋口塾はコテンラジオのDiscordコミュニティから生まれ、54人のメンバーが67本の番組を制作している
- 音声は映像より始めるハードルが低く、話すこと自体が考えの整理や日常の解像度の向上につながる
- これからは理念を発信し「お願いできる人」が強くなり、田舎は人が人を呼ぶことで生き残ると樋口さんは考えている
- 樋口さんのゴールは個人の心が自由になることで、選択肢が広がれば世界の流動性が上がり、人は適材適所にはまりやすくなる
- 樋口塾の参加条件は音声コンテンツを1本以上発信していることで、募集情報は樋口さんのTwitterで順次出される





