
AIとゆく!おたく主婦のぐ〜たラジオ今日は、コンテストに出ないと決めた話です
お疲れ様です。あんこです。
今日は、コロテックのAIアニメコンテストに出るかどうかをずっと迷っていて、最終的に「今回は出さないでいいかな」と決めた話をします。
賞金総額1000万円規模の、かなり大きなコンテストです。
こういうものを見ると、もちろんちょっと心は動きます。出してみたい気持ちもありました。発表されてから今日まで、ずっとうだうだ考えていました。
でも、今の自分の状況を見たときに、参加する理由よりも、参加しない理由の方がはっきりしてきたんですよね。
勝負する場所を間違えると、制作はしんどくなる
今回いちばん大きかったのは、リソースの問題です。
コンテストは、個人でもチームでも参加できる形式でした。となると、しっかりチームを組んで、声優さんを別で用意して、予算も時間もかけてくる人たちが当然います。
その中で、今の私がリソースかつかつの状態で精一杯出したとして、どこまで戦えるのか。
映像のクオリティだけで評価されるわけではないとしても、大型コンテストは本気度の高い人が集まります。賞金が大きいほど、そこにかける熱量も上がります。
そこで「可能性はゼロじゃないから」と薄い確率に時間とお金を割く余裕が、今の私にはありませんでした。
それよりも、クライアントさんの納期を守る方が大事です。
納期って大事なんですよ。ほんとに。
私はコンテストで賞を取るために普段制作しているわけではないし、今は自分が届けたい教材や、目の前の制作を進める方を優先したい。そう考えて、今回は見送ることにしました。
音源はある。でも映像がない
ここから少し話が変わります。
AIアニメMVの教材を作るときに、私が届けたい人の中に「音源はあるけど映像がない」という人たちがいます。
たとえば、VTuberさん、ボカロPさん、歌い手さん、AI音楽を作っている人。
曲を作るにも、歌うにも、録るにも、もう十分に技術が必要です。歌なら喉も楽器みたいなものなので、練習やボイストレーニングに時間もお金もかかります。収録して、使える音源にするところにもコストがかかります。
そこにさらに、
「MVを作るなら動画編集ソフトを覚えましょう」
が乗ってくる。
これは重いです。
昔の映像制作は、かなり専門性が高いものでした。動画編集ソフトが必要で、その使い方を学ぶ必要があって、どんな演出にしたいのかも、ある程度は完成形を想像できていないと作りにくかった。
曲を聴いてほしいだけなのに、YouTubeにアップしたいだけなのに、「動画のことも学ばないといけないの?」となる。
ここで止まる人が多いのは、かなり自然なことだと思います。
凝ったMVと、曲を聴いてもらうための映像は違う
もちろん、凝ったMVは素敵です。
私自身、凝ったMVを作りたい人に向けて制作している側でもあります。演出を詰めるのは楽しいし、映像表現の幅が広がると、できることも一気に増えます。
でも、最初から全部盛りのMVを作る必要があるかというと、そうではありません。
曲を聴いてもらうための映像なら、もっとシンプルでいい場合もあります。
画像生成で世界観に合うビジュアルを作る。動画生成で短いカットを作る。それを並べて、簡単な編集でまとめる。
それだけでも、何も映像がない状態よりずっと届けやすくなります。
ここを分けて考えるのが大事です。
「作れること」と「納品できること」も違いますし、「コンテストで勝つこと」と「自分の曲を聴いてもらうこと」も違います。
目的が違えば、必要な作り込みも変わります。
DaVinci Resolveは、入口としてかなり強い
私は普段、動画編集ソフトにDaVinci Resolveを使っています。
これがすごいのは、無料版でも透かしなしで書き出せて、商用利用もできるところです。
無料版だからものすごく制限が多いのでは、と思うかもしれません。でも、基本的な編集や書き出しはかなりできます。有料版で開放されるのは、一部のAI機能や便利機能、エフェクトなどです。
Adobe系のように毎月しっかり課金し続ける必要がないのも、始める側からすると大きいです。
もちろん、DaVinci Resolveも多機能です。私も全部を1から10まで知っているわけではありません。映像制作を始めてまだ1年未満のぺーぺーです。
ただ、最初に必要なのは全部を覚えることではありません。
クリップを並べる。色を少し調整する。影をつける。音源と映像を合わせる。
このくらいの基本からでいい。
今はAIにスクショを見せて「ここで影をつけたいんだけど、どこを触ればいい?」と聞けば教えてもらえます。昔より、自分で調べ続ける負担はかなり減っています。
Fusionは便利。でも使わなくても始められる
DaVinci ResolveにはFusionという機能があります。
エフェクトを作ったり、合成をしたりするときに使う場所です。最近私も触るようになって、表現の幅がすごく広がったなと感じています。
ただ、このFusionは最初かなりとっつきにくいです。
After Effectsはレイヤー形式です。お絵かきソフトのように、上からどんどん重ねていく感じ。
一方、Fusionはノードで管理します。
黄色の線、青色の線、緑の線。マージって何。この線はどこにつながっているの。
最初はかなり意味がわかりません。
理屈を理解すれば便利なのですが、直感的ではない部分があります。なので、Fusionは勉強するなり、AIを横に置きながら触るなりした方がいいです。
でも、ここで大事なのは、Fusionを使わなくてもMV制作は始められるということです。
なぜなら、我々にはAIがあるからです。
最近の動画生成AIは、演出もかなりやってくれる
最近の動画生成AIはかなり高性能です。
特にSeedanceのようなモデルでは、プロンプトでトランジションや演出をある程度指示できます。もちろん万能ではないし、完全に意図通りになるわけではありません。
でも、昔なら編集でかなり頑張らないといけなかった表現を、生成時点である程度入れられるようになってきています。
グリーンバックで背景を抜く。影をつける。色を調整する。カットをつなぐ。
こういう基本的な編集を少し覚えるだけでも、生成AIで作った素材をかなり扱いやすくなります。
そして、編集できるようになると、頭の中に浮かぶ演出も増えます。
「こういう見せ方もできるかな?」「この表現もありだな?」
そう考えられるようになるのは、制作としてかなり大きいです。
無料AI探しに時間を使いすぎない
動画生成AIについて、私は「さっさとお金を払った方がいい」と思っている派です。
よく「無料で使える動画生成AIはありませんか?」という話を見ます。
でも、今の時点で無料で使える動画生成AIを探し続けることに、あまり大きな価値はないと思っています。
それでしかできない表現があるなら別です。
でも、そうではないなら、今無料で使えているものも、いずれ有料化する可能性が高いです。動画生成AIは運用コストがかかります。クラウドでサーバーを動かし、GPUなどの計算資源を使って、私たちはそれを使わせてもらっています。
無料のままずっと続く前提で制作フローに入れるのは、少し怖い。
安いからという理由だけで、思っている表現が出ないモデルを使うのも、あまり制作としては気持ちよくありません。
私は、表現力と安定感があるモデルに、必要な分だけちゃんとお金を払う方がいいと思っています。
もちろん、何でもかんでも払っていたらすぐお金はなくなります。
だからこそ、自分が作りたい表現に合ったツールを選ぶ必要があります。
教材に入れたいのは、ツール名より判断基準
今作りたい教材の中で入れたいのは、ツール名の羅列ではありません。
もちろん、Hailuo、Kling、Runway、Seedance、Midjourneyなど、具体的なツールの話はします。
でも本当に大事なのは、
この表現なら、どのAIが向いているのか。どこまで自作したいのか。どこから依頼した方がいいのか。どこにお金をかけるべきなのか。どこは簡単な編集で十分なのか。
そういう判断基準です。
「AIを使えば誰でも簡単に稼げます」ではありません。
むしろ、現場で作っていると、そんなに簡単ではないことの方がたくさん見えます。
でも、昔より入口は確実に下がっています。
音源がある。映像がない。でも、自分の曲を聴いてもらいたい。
そういう人が、まず一歩目の映像を作れるようになる。
そのために、どこまでAIに任せて、どこから自分で判断するのか。
ここを教材にしていきたいと思っています。
まとめ
今回、私は大型コンテストへの参加を見送りました。
それは挑戦しないというより、今の自分のリソースをどこに使うかを選んだ、という感覚です。
クライアントワークの納期を守る。自分が届けたい教材を作る。音源はあるけど映像がない人に、現実的な入口を渡す。
今はそちらを優先したい。
AIアニメMV制作は、簡単ではありません。
でも、昔より「自分でも最初の形を作れる」ようにはなっています。
凝ったMVを目指す人も、まず曲を聴いてもらう映像を作りたい人も、自分の目的に合った作り方を選べるようになると、かなり楽になるはずです。
そんな判断基準を、これから教材の中に少しずつ入れ込んでいきます。
派手な必勝法ではなく、現場で手を動かしながら見えてきた、地味だけど役に立つ制作ノートを目指して頑張ります。
ぜひ無料登録してください
このあたりの制作ログは、今後「はじめてのAIアニメMV」として整理していく予定です。
ツールの使い方だけではなく、実際に作って詰まったところ、判断したところ、作品としてまとめるために見ているポイントを少しずつ残していきます。
音源はあるけれどMVで止まっている方や、AI動画を触り始めたけれど作品化で迷っている方は、続きも読んでもらえたらうれしいです。
・顔が崩れたときの判断。・MVのカット割りの考え方。・納品前に見ているチェック項目。
これらをどう考えるかを今後も発信していきます!
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