AIネイティブな会社では、人間は何をするのか?
後編の冒頭で川原卓巳さんは、少ない人数でAIと組んでビジネスをするなら、どんな領域が面白そうかを菅原健一さんに尋ねます。菅原さんは「僕の話はまだ序盤」と前置きしたうえで、話の土台から語り始めます。
菅原さんがまず指摘するのは、今のスタートアップやSaaSが「事業に役立ててください」というwithAIの話ばかりしている点です。菅原さんによれば、AI活用は本来、会社・組織・働き方をどう変えるかにメスを入れる構造改革だといいます。
結局これ(AI活用)って構造改革なんで、会社をどう変えるかとか、組織をどう変えるかとか、働き方をどう変えるかっていうところからメスを入れていかないといけないんですよ。
菅原さんは「AIネイティブの会社」を作るならという仮定で、具体的なルールを挙げます。最初のアイデアや初稿は必ずAIが作り、人間は白紙から資料を作らないというものです。
会議も大きく変わると菅原さんは話します。アジェンダ作り、タイムキーパー、議事録、タスクの振り分けまでAIが担い、人間は意思決定だけをして、会議は原則15分になるというイメージです。
はい、これどうしますか?はい、これどうしますか?これがいいと思います。ABCこれです。どれにしますか?Bですか。わかりました。
バックオフィス、クリエイティブ、文章作成、調査分析といった仕事も、菅原さんの想定では可能な限りAIが行います。人間はその成果物に対して「いい」「ちょっと違う」と判断する役割に回ります。
人間が白紙から資料を作り、会議では「どうする?」から議論を始める
AIが初稿・アジェンダ・議事録・タスク振り分けを担い、人間は選択肢から選ぶ意思決定だけを行う
ログが全部残る時代、意思決定の質はどう上がるのか
菅原さんは、AIが会話を記録する環境がすでに整っていることを具体例で示します。収録に使っているリバーサイドのようなツールや、Appleの純正アプリでも、録音が終われば文字起こしができる時代だといいます。
この収録の直前のミーティングでも、菅原さんはAさんの発言がBさんに伝わっていない場面に出くわしました。録画ボタンが押されていなかったため、菅原さんは自分で回していた音声メモの該当部分をスクショし、Messengerで送って解決したそうです。
イケてる。そういうことやってくれる人最高。
菅原さんによれば、あらゆる活動のログが残れば「誰が言ったか」「いつ言ったか」「なぜ決めたか」をAIが記録してくれます。そうなれば人間は、前回話題になった1日3万回の意思決定の中で、いい意思決定を増やすことに集中できるといいます。
菅原さんの見立てでは、タスク管理、進捗管理、KPI管理といったプロジェクトマネージャーの仕事もAIが担えるようになるため、管理職は不要になります。人間に残るのは、主要な3人の意思決定と「なぜBを選んだのか」という説明責任だけだという話です。
菅原さんは、人材や職能がリキッド化 ── 液体のように流動的になること。ここでは人材や職能が1つの会社や部署に固定されず、柔軟に組み替えられていく状態を指していますしていく時代になるとも語ります。外部メンバーもAIで生産性が上がるため、採用や組み替えが効率的になり、会社の中は30人ではなく3人でいいという考えに行き着きます。
少人数になったとき、人はどこに集中すべきか?
菅原さんの「会社は3人でいい」という話を受けて、川原さんは現場でサービスを提供する業態の場合を考えます。少人数で回せるなら、現場に立つ人により厚い給与を払え、顧客満足の部分に集中できるのではないかという見方です。
三人でいいし、そのじゃあ現場で人がサービス提供しなきゃいけない業態だったら、この人により厚い給与を払えるようになるから。
菅原さんはこれに全面的に同意し、デジタル上で作業をするだけの人は本当に少数でよくなると付け加えます。
川原さんは、自分は「全然違う山の登り方」をしてきたものの、近い結論に至っていたと話します。最近手帳を出したこともあり、優秀な人が24時間で何をしておく必要があるのかを考えてきたといいます。
一つの答えが出たのが、いい意思決定できるように自分の調子を良くしておくということにこだわるっていうことだったのよ。
川原さんによれば、3万回の意思決定でいかに良い判断を出せるかが有能さであり、調子が悪いと判断のキレが落ちます。そのため、短い時間で自分の調子に寄与するものを1日のタスクにどう詰め込むかを考えるようになったそうです。
調子を整える
短い時間で自分の調子に寄与するものを1日のタスクに詰め込む
判断のキレが保たれる
調子が悪いと意思決定のキレが落ちるのを防ぐ
良い意思決定が増える
3万回の意思決定の中で良いものを出せることが有能さになる
だから調子よく生きるっていうのが有能さとニアリーイコールになるなって思った。
専門職から「多様な意思決定ができる人」へ
菅原さんは、3人で会社を回すなら、これまで優遇されてきた専門職のあり方も変わると指摘します。1人がプロジェクトマネージャー、マーケ、経営、オペ改善などを担う時代になるといいます。
菅原さんが強調するのは、1人がたくさんの作業をこなすのではなく、1人がたくさんの職能を持ち、いろいろな意思決定をできるようになるという点です。それが難しく思えても、AIがサポートしてくれるのでできるようになると話しています。
川原さんはこれを、CXO ── CEO、CFO、CMOなど、経営の各領域を統括する役職の総称。Xにはそれぞれの担当領域の頭文字が入りますのような「Cレベル」の職能の分け方だと整理します。菅原さんによれば、お金の面、消費者の面など、外してはいけない大分類の観点から意見できる人さえいればよく、実行の多くはAIのサポートで進められるといいます。
洋服を縫うような物理的な作業は人が必要ですが、菅原さんはそれも外部発注になるだろうと話し、川原さんは「ロボットが来るだろうね」と応じます。
菅原さんの結論は、生産性が上がれば人件費が10分の1になり、利益が増えるため、AIを使うことが最も「小組織高利益」の商売につながるという実感です。
30人の会社を3人にするより、300人分の仕事を
菅原さんは、今の会社づくりでは経営、プロダクト、オペレーション、マーケティング、CRM、バックオフィス、HR、PMと職能ごとに分かれ、約10部署にそれぞれ3人ずつの30人規模になりがちだと話します。
川原さんも、部署ごとの会議、全体をまとめる会議、伝える会議が重なり、出ているだけの会議が増えると共感します。菅原さんはこれを生産性が低い状態だと表現します。
職能ごとに約10部署、各3人。部署会議・全体会議が重なり生産性が低い
多様な意思決定ができる人間が3人いれば、実行はAIのサポートで回せる
菅原さんは、この変化はスモールビジネスにとって大きなチャンスだと語ります。大企業がやろうとすると人を切る話になって大変ですが、小さな会社は発想を変えればよいといいます。
仮に逆に三十人の会社だったとしたら、よっしゃ、これを三人にしよう。でもいいんですけど、それ難しいと思うんで、
よっしゃ、これで三百人分の仕事をして会社を十倍にしようでいいと思うんですよ。
川原さんは、仕事の量を膨らませれば、人を減らすのと同じことになると受け止めます。さらに、これは菅原さんが掲げる「10倍成長をAIで叶える」話とつながっていると指摘し、菅原さんも同意します。菅原さんは、もう少しでそれができるようになるので、部署であまり分けない形に備えておくとよいと話します。
今日から始めるなら、まずChatGPTに何を投げるか?
川原さんは、そうした未来に向けて今すぐ取り組めることは何かを尋ねます。菅原さんの答えは「AIを使うこと」です。そもそも多くの人はAIを使っていないからだといいます。
菅原さんが挙げる具体例は、川原さんの手帳を買った人向けのものです。手帳をスクショしてChatGPTに送り、この回の文字起こしも渡して、自分のカレンダーをどう良くできるか、ChatGPTがどうサポートできるかを聞けばよいといいます。
私のこのカレンダーどうやってよくできますか?GPTさん、あなたがサポートできるようになりますかって聞くだけで大体わかりますよ。
菅原さんは、手帳は写真で撮って送るだけでもGPTが読み取ると話します。話題はGPT-5の性能に移り、川原さんが「5.1になったよね」と応じると、菅原さんは5を超えてから本当にすごくなったと語ります。
さっき言ったじゃんみたいな。これなんで覚えてないの?みたいな。
本当に新卒を詰める上司みたいなやりとりが一切なくなりましたね。
「バカis最強」はなぜAI時代の武器になるのか
川原さんは、手帳のアイデアや番組の音声を文字起こしして読み込ませる方法は、聞けばわかるけれど多くの人は実行しないと指摘します。これに対して菅原さんは、自分も含めて「バカだからわからない」と認めてしまう姿勢を勧めます。
だから僕もバカだからわかんないんですよね、こういうの。だからもうこういうのは全部文字起こしして、これ結局何が重要なの?ってGPTに聞くと。
菅原さんによれば、GPT-4の頃は「本当?」と疑っていたものの、5になってからはほぼ間違わず、勘どころも良いといいます。「全然わかんなくなっちゃった、もう一回最初から言って」と毎日壁打ちしているそうです。
川原さんは、そう言えることこそが菅原さんの強さだと話します。賢く思われようとする気持ちが一切ないから、本当にわからないことを聞けるという見方です。
菅原さんは、生成AIの時代には人間は全員「バカ」になると続けます。川原さんも、知識量でAIに勝てるわけがないと同意します。
だからもう早くバカだって思えた人が勝ちますよ。
菅原さんによれば、賢いというプライドを持って「AIなんか使わない」と言っていると一瞬で抜かれる、あるいはもう抜かれています。だからこそ、全部文字起こしして入れ、「よくわからないから3項目だけ教えて」と毎日聞くような使い方を勧めます。
川原さんがディープリサーチ ── ChatGPTなどに搭載された、AIが時間をかけて多数の情報源を調べ、詳しいレポートをまとめる機能の長い結果も読み切れると話すと、菅原さんは、今はディープリサーチも要らないほどだと答えます。以前は「ちゃんと調べたの?」と疑ってボタンを押していたものの、今は一瞬で調べて出してくれるからだといいます。
菅原さんは、結果が違うと感じたときは、どうしてそうなったのかやり方を教えてもらい、プロセスを見るとよいと話します。ずれの多くはプロセスの違いにすぎないという考えです。
ChatGPTのメモリは「育てる」もの
菅原さんは川原さんに、ChatGPTにメモリがあることを知っているかと尋ねます。川原さんは知らないと答え、菅原さんも最近知ったと明かします。
菅原さんによれば、ChatGPTに「メモリの中身を教えて」と言うと、その人について普遍的にメモしている内容を見せてくれます。メモリを育てていかないと、ChatGPTは自分が納得する答えを返すようにならないというのが菅原さんの考えです。
皆さんはGPTに自己紹介してません。だから自己紹介しないと、要はAIの方が賢いんで、本当の答えを言うんだけど、大体見てるあなたがわからないと。
実際にメモリを確認した川原さんは、正確に捉えられていることに驚きます。
こわ。俺の目標までちゃんと知ってるわこの人。
菅原さん自身のメモリ活用の例は、選択肢を必ず番号で示してもらう設定です。せっかちでスマホで操作することが多いため、「します」「しません」と全部打つ代わりに、1〜5の番号を1文字打てば済むようにしているといいます。
だからもう選択肢は必ず番号で教えてってやってるんですよ。そうすると一、一から五までを選べばいいだけだから、一文字打てば終わるから。せっかちなので。
川原さんは、ずっとクイズに答えているようなものだと面白がり、自分も同じ設定にすると話します。菅原さんは、ChatGPTが「この人はそういうのが好き」と覚えてくれるので、少しずつ育てていくとよいと勧めます。
10倍の目標をChatGPTに聞くと何が起きるか
菅原さんは、メモリを育てる小さな工夫の先に、今の会社を10分の1の人数で回す、あるいは10倍の規模にするという大きな目標を考えておくべきだと話します。そうでなければ生産性が低いままだからです。
川原さんは、その思考の拡張こそが人の役割だと受け止めます。厚利少売ラジオのような番組を聞いて「自分はどこを目指したいのか」「どこまで行けるのか」を考えることが能力になる、という見方です。
菅原さんは、自己紹介したうえで「私はどこまで行けますか」と聞くと現実解しか出てこないと指摘します。それよりも、自分が行きたい場所を伝え、期間や方法を聞いていくほうがよいといいます。
菅原さんは、ChatGPTには意志がないので、人間が意志を持つべきだと続けます。自分が叶えたいものさえ決まれば、目標管理はAIが担ってくれるため、大抵の人は叶えられるようになるといいます。
川原さんはこれを、意志に対する行動管理と、それを素直に実行できるよう自分をいい状態にしておくことの「両輪」だと整理します。
iPhoneのショートカットで生活を自動化する
菅原さんは、今まさに取り組もうとしている自動化を紹介します。iPhoneのショートカットを使い、毎朝7時にChatGPTを呼び出して、カレンダーを見ながらその日にやることと、どの時間にやればいいかを教えてもらう仕組みです。
1日の最後には、実際にやったことをChatGPTが調べてどこまで進んだかを確認し、振り返りまで行う構想だといいます。菅原さんは、自分はChatGPTのアプリを思い出して開くこと自体が難しいので、その相談からChatGPTにしたと話します。
人間だったらかわいそうですよね。僕タクミさんのこと思い出せないから連絡とかできなくてどうしたらいい?と思ってタクミさんに聞くみたいな。めちゃくちゃ失礼。
川原さんは、感情がないからこそ本当のことを聞ける典型例だと応じます。菅原さんはその後、iPhoneの通知に今日のタスクを出したり、カレンダーをブロックしたりできると教わり、操作を進めているそうです。
川原さんは、昔はExcelでマクロが組めれば何でもできると言われたのに対し、今のAIはもっと考えてくれて実生活に落とし込んでくれるマクロのようだと表現します。
川原さん自身もショートカットを活用しています。YouTubeは横画面にしたい一方、寝転んでKindleを読むときに画面が横になるのが嫌なので、Kindleを開くと自動で画面の向きがロックされるようにしているといいます。
菅原さんは、これが1日3万回の意思決定のうち4〜5回を毎日自動化していることになると指摘します。川原さんは、その人生版がAIならできると思考が広がったと話します。
菅原さんは、音声を記録すればリアルな会話もすぐデジタル化できると続け、かつて言われたミラーワールド ── 現実世界の活動をデジタル上にそっくり再現し、シミュレートできるようにするという概念。鏡に映した世界にたとえた言葉ですの考え方に触れます。そのうえで、日本人や日本企業は無駄が多すぎるため、生産性を上げることが重要だと話します。
24時間を資産に変えるという視点
川原さんは別の観点として、生きている24時間をいかにオンライン上やプロダクトの形にできるかが大事だと語ります。厚利少売ラジオもその一例だといいます。
みんななんでそんな流れるように時間を平気で捨てて生きてんだろうっていう怖さを感じるようになってるんですよ。
川原さんは会議を録っていないことも例に挙げ、24時間は限りがあって二度と戻らない資源なので、デジタル化・資産化する観点を持つだけで大きく変わると話します。一方で、3万回の意思決定を良くしようと思っている時点で普通の人から見れば「狂っている」とも笑います。
菅原さんは、ヒントは身近なところにあり、AIは使い方を間違えなければべったり寄り添ってくれると話します。
川原さんは実際に、ChatGPTに「川原卓巳はどこまで行けますか」と雑に聞いてみたそうです。すると「世界的なクリエイター経済、IP経済のトップになります」と返ってきて、本人が引いてしまったといいます。菅原さんは、それに対して「それって本当?どうやって?」と聞いてみてほしいと勧めます。
プロンプトエンジニアリングはもう気にしなくていい?
川原さんは、プロンプトエンジニアリング ── AIから望む回答を引き出すために、指示文(プロンプト)の書き方を工夫・設計する技術が先鋭化しすぎて、正しくやらなければと考えるあまりAIとの距離が遠くなっている人が増えたと懸念を語ります。
いや、もっと雑に聞いたってこいつ(AI)どんどん賢くなってんだから。
川原さんによれば、菅原さんの言う自己開示やメモリの活用さえできていれば、雑に聞いても自分にとって良い答えが返ってきます。だからプロンプトはあまり考えなくていいと思っているそうです。
菅原さんも同意し、プロンプトの話はGPT-3や4のレベルが低かった頃に四苦八苦していたテクニックだと話します。メモリがリッチになれば、メモリの内容が自動でプロンプトに組み込まれているようなものだという説明です。
レベルが低く、プロンプトのテクニックで四苦八苦していた
自己開示とメモリがプロンプト代わりになり、雑に聞いても良い答えが返る
川原さんは、「それって本当?」と聞いてみたらやるべきことが大量に出てきたので目を背けると冗談を言い、自分はいい状態でいることを頑張ると話します。菅原さんは、それを最も楽にやる方法や楽に検証する方法を聞けばいいと返します。自分はとにかく頑張りたくないからだといいます。
川原さんは、自分には真面目に頑張ろうとしてしまう呪縛があり、「もっと楽な方法は」とAIに聞いたことがないと振り返ります。
AIに「お前が頑張れ」と言わせた対話
菅原さんは、以前ChatGPTに「プロンプトを打つときに自分が気をつけた方がいいことはあるか」と聞いたエピソードを紹介します。すると、もっと具体的に言ってほしいといった結構ひどいことを言われたそうです。
なんかそれで傷ついたし、ムカついたんで。ってならないようにあなた(ChatGPT)側が気をつけるにはどうしたらいいですか。
川原さんが「嫌な夫婦ゲンカみたい」と笑うなか、菅原さんは、自分は変わらない前提で、優秀なAIの側が気をつけるべきだという姿勢を貫きます。
僕が変わらない前提。だってそれはあなたの方が優秀なんですから、僕が変わる必要ゼロでしょ。
その結果、ChatGPTは「指示が分かりにくいのは番号で選んでいないから」と判断し、事前に調査して網羅的な回答を作り、番号で聞くようになったといいます。
議論してよくしようなんてこっちは思ってねえんだよみたいな。
川原さんは「なんて筋肉質なAIに仕上げてあるんだ」と感心し、このテーマは定期的にやりたいと提案します。最近のAIで面白かったことを、教えるのではなくラフに共有するのが一番役に立つという考えです。
「努力」と「我慢」を捨てるのが次の優秀さ
お知らせコーナーで菅原さんは、著書『厚利少売』を紹介し、この回はAI寄りの話をしたものの、基本は厚利少売を目指すことが、時間もお金も余る豊かな暮らしへのtipsだと話します。川原さんは、来年に詳細を案内できそうな厚利少売経営者合宿の準備状況にも触れます。
川原さんは自著『人生は「捨て」 自由に生きるための47の秘訣』に絡めて、この回の学びを語ります。菅原さんのように「自分で頑張る」をいかに捨てられるかが、AI時代の覇者になる条件だという気づきです。
菅原さんは、毎日ChatGPTを触ることは努力かもしれないのでやったほうがいいものの、それ以外の「本当に頑張らなきゃ」はもう要らないのではないかと話します。
川原さんは、多くの人に、頑張りとも思っていない「自分でやる思考」が染み付いていると指摘します。菅原さんが「あと我慢」と加えると、川原さんは、それらを捨てられることがこれからの優秀さだとまとめます。
我慢もそう。だからそれをいかに捨てれるのかがこれからの優秀さだから。
最後に川原さんが「意志と意思決定」と振り返ると、菅原さんは、何を目指したいかさえ決めれば、あとはChatGPTや周りの人が手伝ってくれると締めくくります。
まとめ
この回で菅原さんと川原さんが描いたのは、AIを部分的に使うのではなく、会社や働き方そのものをAI前提に組み替える姿です。人間に残るのは意志と意思決定であり、そのために自分の調子を整え、ChatGPTのメモリを育て、努力や我慢を手放すことが、少人数で高い利益を出す厚利少売につながると語られています。
- AI活用は構造改革であり、初稿・会議運営・管理業務をAIに任せれば、会社は30人から3人でも回せると菅原さんは考えている
- 小さな会社は人を減らすより、AIで300人分の仕事をして10倍成長を目指すという発想が提案されている
- まずはChatGPTを使い、自己紹介をしてメモリを育てることが今日からできる一歩として挙げられている
- 選択肢を番号で出させる、iPhoneのショートカットで自動化するなど、小さな意思決定を減らす工夫が紹介されている
- 「バカis最強」の姿勢で、自分で頑張ることや我慢を捨てることが、AI時代の優秀さだと語られている





