なぜ持参物のチェックがそんなに大事なのか
この回のテーマは、ゲームマーケット、通称ゲムマの準備と持参物です。ゲームマーケット ── アナログゲームの展示即売会。個人サークルからメーカーまで多くの出展者が新作を頒布する国内最大級のイベント。通称ゲムマ
Manaさんは、いよいよゲムマだとドキドキしていると話します。当日に持っていくものは商品だけでなく、展示に必要なものや、出展する上で絶対に欠かせないものなど多岐にわたります。
自身で必要なものを列挙してまとめてきたといい、その内容を一つずつ紹介していく回だと説明します。百均で揃うものも多いので、できる限り準備して挑むといいという方針です。
会場に入れない事態を防ぐ、出展者証と名札ケース
最初に挙げるのは出展者証です。これがないとそもそも会場に入れてもらえません。カタログと一緒に各出展者へ送られてきますが、忘れがちなので必ず持っていくよう促します。
出展プランによって枚数が違い、売り子の人数で申し込み枚数も変わります。忘れると当日ドタバタする原因になります。
出展中は出展者証を常に首から下げておく必要があります。そのための名札ケースもカタログと一緒に送られてくるので、念のため確認しておきましょう。
紛失していても百均で買えるので、そこに出展者証を入れて首から下げて挑む形がよいとされます。
設営中の出入りでも、運営が出展者かどうかをチェックしています。駐車場と会場を行き来する場面が多いため、手で持って見せるより首から下げたほうがお互い楽だと話します。
プランによってカードの色や入り口、入れる時間が違う場合もあるので、そこも注意が必要です。
何より忘れてはいけない商品一式と、予約分の扱い
当日に必要なものとして、Manaさんはカタログも持参していると話します。知り合いの居場所を確認したり、余裕ができたら自分で買いに行ったりするためです。
そして絶対に忘れられないのが商品一式です。頒布するものがなければ何も始まりません。
もう例年毎回Xとかを見ていると、やべえ商品忘れた、みたいな話とかも結構出てますので、これは必ずチェックして必ず持っていく形がいいのかなと思います。
予約分を別の箱に入れていく人もいます。予約分だけ忘れてしまうこともあるので、そこも十分に注意したほうがよいと補足します。
一万円札がポンと来る。お釣りと決済の準備
続いて挙がるのがお釣りです。現場に来る人は買い慣れていてお釣りが出ないよう配慮してくれる人が多い一方、特に日曜日は初めての人も多く、一万円札がそのまま来ることもあります。
お釣りが足りないと、買いたい人がいるのに買えないという事態になりかねません。近くのコンビニまでダッシュして崩す羽目になることもあるといいます。
お札だけでなく小銭も必要です。Manaさんのブースは商品が1000円と2500円なので500円玉を多めに用意すれば足りますが、100円単位で刻んでいるブースは要注意です。
お釣りは用意してもなくなるわけではないので、できるだけ崩して余裕を持って持っていくのがよいとされます。
会計まわりでは領収書も挙がります。手書きのものでよく、求められる場合もあるため、百均で買えるものを一冊持っておくと急な求めにも対応できます。
キャッシュレス機器も必要だと話します。前回、予約なしで挑んだ回でキャッシュレス決済を求められた経験から、今回はPayPayに対応する想定でQR決済の準備をしているそうです。PayPay ── スマートフォンでQRコードを読み取って支払うキャッシュレス決済サービス。イベント出展でも導入するサークルが増えている
レンタルでカードのタッチ決済に対応する人もいます。どこまで決済に対応するかを検討した上で準備が必要です。特にQRコードを立てるパネルは忘れやすいので、領収書やお釣りと同じ場所にまとめておくとよいとされます。
現金のやりとりを速くするレジまわりの道具
キャッシュレスに対応しても、現金のやりとりは多くなります。そこで役立つのがミニレジです。毎回財布から出し入れしていると時間が足りず、お客様にも迷惑がかかります。
さっとお釣りを取り出せて、さっとお金を入れられるレジがあるとよいとされます。
お金のトレイも挙がります。手渡しでもよいものの、トレイがあると丁寧な対応になり、商品を出している間にトレイへお金を置いてもらうこともできます。
トレイには動線を示す役割もあります。ブースをパッと見たときにどこで買えるかがわかり、購入の流れを明確にできます。
ここがレジですよ、欲しい人はここで声かけてくださいね、みたいのを示す上でも、お金のトレイみたいのがあると、そこでお金を払うんだなということがわかっていいのかなと思います。
話しかけるきっかけになるチラシとお品書き
チラシやフライヤーも挙がります。会場の新作チラシ置き場に置いておくのも手で、話しかけるのに躊躇する人はまずチラシや新作展示コーナーを巡る傾向があるといいます。
通りかかった人に「見ててください」と言ってもなかなか見てもらえませんが、チラシはもらってもらえることが多いそうです。概要がわかった状態で話を聞きに来るパターンにつながります。
第一声を何と話しかけるか悩む人にとって、チラシは会話のきっかけにもなります。かさばって段ボールに入っていることが多いので、積み込みや事前発送の忘れに注意が必要です。
ブースに載せるものとしては、お品書きと値札も挙がります。何が売っていていくらなのかが一目でわかる状態にしておくことが必要だとされます。
設営と運営を支える地味だけど効く道具たち
ここからは、忘れがちだが役立つ道具が次々と挙がります。Manaさんは流し聞きでよいので、忘れそうなものがあればメモしてほしいと呼びかけます。
まずゴミ袋です。設営中などに意外とゴミが出るので、綺麗に持ち帰れるよう片付け用に用意しておくとよいとされます。
プレイ動画やルール説明動画を端末で流す人には、電源が取りにくいためモバイルバッテリーが必要になります。片付け系ではウェットティッシュもなんだかんだ使うといいます。
意外と重宝するのが付箋です。用意していたものの訂正、メモ、売り切れや変更の告知など、サッと書けるのが便利で、百均でも手に入ります。
付箋より大きく告知したいときはスケッチブックが役立ちます。立てて置け、持ちやすいのが利点です。
離席の告知、待機列の最後尾表示、完売や残数の掲示など、広く知らせたい場面で使えます。「あと何個」といった表示を出している人も会場でよく見かけるそうです。
- ゴミ袋(設営中に出るゴミの片付け用)
- モバイルバッテリー(端末で動画を流す人向け)
- ウェットティッシュ
- 付箋(訂正や売り切れの告知に)
- スケッチブック(離席・最後尾・完売などの掲示に)
刃物系も忘れがちです。設営時にハサミやカッターがあると開けにくい包装にも対応でき、画用紙を切って即席のポップも作れます。書くものとしてボールペンやマジックもあるとよいとされます。
名刺も挙がります。挨拶に来たり行ったりとコミュニケーションの機会が多いので、用意している人は忘れないよう持参したほうがよいそうです。
搬入と見栄えを左右する台車・装飾品まわり
台車も重要です。駐車場から会場まで距離があり、手持ちの搬入では何度も往復することになります。車で搬入しても駐車位置からブースまで距離があるため、あればあるだけ助かります。
ポスターやタペストリーは、遠くからでも一目でわかる目印になります。ただし持っていってもスタンドを忘れる人が多いので、吊るしたり高くしたりする道具も忘れないよう注意します。
装飾品は全体的に「あれない、これない」が必ず起こります。現場の机を持っている人は少ないので、頭の中だけでも一度シミュレーションして必要なものを見定めるとよいとされます。
タオルも挙がります。会場は意外と暑く、紙の製品を扱うため汗が滴ると致命的になりかねません。
サークルで揃いのTシャツを用意している場合は忘れないようにします。誰か一人忘れるとバランスが悪くなるので、全員が必ず持っていく必要があると話します。会場で着替えようと思っていると忘れやすい点も注意です。
予約対応と持ち帰りを支える紙・テープ類
予約リストも挙がります。多くはGoogleフォームで、スマホから見られるものの手間取りやすく、受け取り済みや備考も書きにくいので、可能なら大きめに印刷していくのがよいとされます。
紙で印刷してもボールペンで書きにくいことがあるため、バインダーに挟んで書き込む対応がよいそうです。
紙袋や段ボールも役立ちます。取り分けの予約商品を分けておいたり、自分が買ったものを入れたりできます。持っていくときは自分の作品で手一杯になりがちなので、持ち帰り用も考えておくとよいとされます。
養生テープや両面テープも登場機会が多い道具です。止めておいたり補強したりする場面があり、使う予定がなくても持っていくと役立つといいます。
テーブルクロスも忘れがちです。用意している人はもちろん、ずれる箇所をテープで補強するといった使い方もできます。
カードケースやファイルケースもあると便利です。プロモカードをもらったときに曲がらないよう保管でき、チラシを綺麗に取っておきたい人にも向きます。
バインダーは予約者リスト以外でも書きやすさの面で活躍します。固定できるものが下敷き代わりに使えます。
道具の次に大切な、体調管理と楽しむ心
Manaさんは、ここまでが現場前に自分なりにまとめたリストだと締めくくります。荷物にはなりますが、余裕がある人はできる限り準備して持っていくとよいとまとめます。
身だしなみグッズも挙がります。マスクが必要な人はマスクを、先に触れたタオルなども忘れないようにします。
最後に挙がるのは、物ではなく体調管理です。前日はしっかり寝ることが大切で、緊張して眠れない人もいますが、体調が悪いと何もできないと強調します。
始まる前はドキドキしちゃいますけれども、始まってしまったらとても楽しいですので、もう振り切って楽しむぞというような楽しむ心といったものも準備として持っていった方がいいのかなと思います。
準備を進めながらこのポッドキャストを聞いて、忘れ物がないか、持っていったほうがよいものはないかの検討に役立ててほしいと呼びかけて回を結びます。
まとめ
ゲムマ出展の持参物は、出展者証や商品といった必須品から、お釣りや決済機器、装飾品、体調管理まで幅広く及びます。忘れて当日に慌てないよう、多くは百均で揃うものを事前に準備しておくことがポイントです。
- 出展者証と名札ケースはないと会場に入れないため、首から下げて必ず持参する
- お釣りは崩して余裕を持って用意し、決済機器やQRパネルもまとめて準備しておく
- 付箋・スケッチブック・刃物・テープ類など、地味だが設営や告知で効く道具を忘れない
- 台車・装飾品・テーブルクロス・持ち帰り用の袋や段ボールも搬入と見栄えのために用意する
- 道具の準備に加え、前日の睡眠と体調管理、そして楽しむ心も当日への大切な備えになる

