Xを伸ばそうとしていた矢先に起きたこと
この回でManaさんが取り上げるのは、Xの乗っ取り詐欺についてです。
ボードゲームの宣伝や告知、そしてフォロワーとのコミュニケーションのために、ManaさんはXを頑張って伸ばす活動を続けてきたと話します。
フォロワーが徐々に伸びてきたこともあってか、最近ちょっとした乗っ取り詐欺に遭いそうになったそうです。ギリギリ遭わずに済んだのが幸いだったと振り返ります。
今までも、そういう詐欺に引っかかりそうになったことは何度かあったと言います。
知り合いからのDMという入り口
よくある手法として、まずすでに乗っ取られた方からDMが来るという流れがあると説明します。
普段やり取りしているフォロワーから、よくわからないDMが届くのです。日本語が少し変だったり、リンクが貼ってあったり、普段その人から来ないようなものが急に届いたりします。
URLを開くと、アプリ登録を促されたり、Xとの認証を求められたりする画面に飛ばされるパターンがあると言います。
ここでうっかり認証してしまうと、そのXの情報が詐欺をする悪い人たちから見られてしまう。その許可を、わざわざ自分で与えてしまう行為になるのです。
遊ぶためなど利用目的が明確なちゃんとしたアプリならまだしも、単純に情報を抜くためだけの悪いところもあると注意を促します。
乗っ取りが連鎖していく仕組み
入り口はDMだけではありません。X上には診断ツールや占い、フォロワーとマッピングできるといった、さまざまなものがあります。
その中の悪いものをうっかり自分でやってしまうと、そこで乗っ取られてしまうのです。
乗っ取られると、今度はその人のアカウントから他の人へDMが送られ、さらに乗っ取りの案内が拡散されていきます。
やっぱり知り合いから連絡が来たっていう時点で、ちょっと信用してしまうと思うんですね。
この人から来たなら面白そうだ、やってみようと思ってやると、また自分が乗っ取られ、自分の名前で他の人に送ってしまう。そういう連鎖が起きるのです。
しかも自動的にDMが送られたりするので、感染された人はなかなか気づけないという問題があります。
結果として、自分が加害者になってしまう恐れがあります。普段お世話になっている周りの人たちに迷惑をかけることになりかねないのです。
知り合いからDM
乗っ取られたフォロワーから怪しいDMが届く
うっかり認証
信用してリンク先で認証や登録をしてしまう
自分も乗っ取られる
自動的に自分のアカウントからDMが送られる
さらに拡散
周りの人にも同じ案内が広がっていく
乗っ取られても表面上は普通に見える怖さ
乗っ取りといっても、メールアドレスやパスワードまで変えられて一切ログインできなくなる、というほどのケースは多くないと言います。
これはあくまで個人情報を抜き取るためだったり、何か思想を広げるためだったりします。あるいは、ゆくゆく一気に乗っ取るための拡散時期として、泳がされている場合もあるのではないかと話します。
一見すると、DMを送っているような人たちも普通に投稿を続けているのです。今まで通り運営しているのに、裏で変なDMをまき散らしてしまう恐れがあります。
いくら仲いい人からであったとしても、ちょっと不審なものが来たら、これ本当にそうなの?意図的に送ってんの?みたいな確認はした方がいいのかなと思います。
原神案件を装った巧妙な依頼
ここまでのことはManaさんも知っていました。ですが先日、なかなか巧妙なものが来たと言います。
知り合いからのDMではなく、急にポンと連絡が来ました。いわゆるインフルエンサー向けの案件依頼のようなものです。
内容は、X上で特定のポストをしてくれたら報酬を払うというもの。当時は原神のキャンペーンで、指定されたポストをすれば報酬を払うという連絡でした。
詳細を尋ねると、投稿してくれたら報酬を払うために、Xの広告のプラットフォームに登録してほしい、そこ経由で支払うと言われました。
あ、なるほど、今そうなってんだなって、普通に純粋に思ってしまいました。
送ってきたアカウントはフォロワーが10万人ほどいて、アカウント名やプロフィールも原神の広告担当のような、ちゃんとした人に見えました。
さらにそのアカウントは原神の情報を発信していて、依頼された投稿文を他の人が投稿したものをリポストしてもいました。みんな参加して盛り上げているように見えたのです。
公式そっくりの偽サイトで感じた違和感
わかりましたと返し、投稿する前に一度登録だけしておくことにしました。
案内されたサイトに行くと、Xの広告出稿の画面のような見た目になっていました。IDとパスワードを入力する欄があり、見た目は公式とほぼ一緒です。
ドメイン、つまりURLもしっかりしていそうでした。ここにログインして登録すればいいのだなと思ったものの、なんとなく引っかかりを感じたと言います。
やり取りの中で、なぜこんなポストだけでそんなことをしているのかなどを聞いたとき、回答に違和感があり、スルーされる部分があったのです。
気になったManaさんは、URLの後ろ側のディレクトリ部分を削除して、ドメインだけでアクセスしてみたと言います。すると公式の画面のような見た目なのに、なぜか表示が中国語だったのです。
中国語だったんですよ。なぜか。あれ、なんでトップページは中国語なんだろうっていうところで違和感を覚えまして。
そのURLをネットで調べると、公式にはないURLだという情報が見つかりました。これは詐欺サイトだと気づいたのです。
ここで登録していれば、IDとパスワードを奪われ、パスワードやメールアドレスの変更、プロフィールの書き換えまでされる乗っ取りに遭っていたかもしれません。
フォロワー数千人が狙われる理由
詐欺アカウントがリポストしている参加者たちのアカウントを何個か見ると、みんな普通に運用していました。実際に案件のポストをしているので、登録はしてしまっているのだろうと推測します。
つまり、みんなが忘れた頃に、ある日突然IDとパスワードを書き換えられてしまう恐れがあるのです。
Manaさんが特に指摘するのは、フォロワーが2000〜4000人ほどのアカウントが狙われている点です。ちょうど案件が来始めるラインだと言います。
案件だ、これでちょっと収益が出るかもだとか、そういうふうに思う人たちが一番多いところだと思います。
慣れてくれば「よくあるよね」と気づけるようになりますが、そうなる前の人たちを狙っているのがいやらしいと話します。
注意喚起の投稿が新聞に取り上げられるまで
Manaさんは注意喚起も込めて、この件を晒したと言います。DMのやり取りのキャプチャや、どうやって危ないと気づけたかを先日ポストしました。
すると、インターネット新聞から取材を受け、内容を引用して注意喚起に使ってよいかと聞かれたので、了承したそうです。
最終的な記事を見ると、この詐欺から相当な被害が出ていたことがわかりました。
ひどい人は政治的な名前に書き換えられ、そういうアカウントにされてしまったり、もう取り返せなかったりといった被害報告がたくさんあったと言います。その中で、手口を暴露して未然に防いだManaさんの投稿が、記事のオチとして使われたという背景があります。
自分で守るしかない、その要点
Xの乗っ取りは昔からよくあり、今後もいたちごっこのように続いていくだろうと話します。
一度乗っ取られると戻すのは大変で、公式の対応も追いつくとは思えないと言います。だからこそ、自分自身で守るしかないのです。
怪しいものには近づかないこと、特にシステム的な承認や許可、IDやパスワードの入力には本当に気をつけた方がいいと強調します。
中には報酬を払うためと言ってクレジットカード番号を入れさせる、直接的な詐欺もあります。何かを入力するときは、その入力先がきちんとしているか、そして自分がやろうとしていることに本当に必要な情報だけになっているかを確認すべきだと言います。
報酬をもらうっていうところの応募なのに、クレジットカード番号を入れてください。明らかにおかしいじゃないですか。
詐欺師は「振り込むために一度数円だけ決済して口座があるか確認します」など、それっぽいことを言い出します。ですが、小さな費用のためにそんなリスクを負う必要はないと注意します。
乗っ取られた人は悪くない、狙う側が悪い
ボードゲームを宣伝するためにXを頑張って伸ばそうとしている人は多いと思います。
せっかく伸ばしたものが乗っ取り被害に遭わないように、と呼びかけます。伸ばしただけ、乗っ取られたときの被害は大きくなるからです。
その被害は自分自身よりも、むしろ周りに向かいます。自分のアカウントを発射台にして、いろんなアカウントに迷惑をかけてしまうこともあるのです。
気をつけていてもどうしようもないときもある、とManaさんは言います。だから乗っ取られた人が悪いわけではないという点を強調します。
もう絶対的に乗っ取らせようとしている人たち、悪い人たちが悪いのは当然です。
最近は詐欺被害の報告がすごく増えているため、注意喚起も込めて今回の配信をしたと締めくくります。
まとめ
フォロワーを伸ばした先で実際に遭いかけた乗っ取り詐欺の体験から、その手口と防ぎ方を具体的に共有する回でした。原神案件を装った巧妙な誘いも、ドメインを確認するというひと手間で見抜けたことが印象的です。
- 乗っ取りは知り合いのDMや診断ツールなどを入り口に、連鎖的に拡散していく
- 乗っ取られても表面上は普通に投稿が続くため、周囲も気づきにくい
- 原神案件を装った依頼の偽サイトは、ドメインだけで開くと中国語表示で正体が分かった
- フォロワー数千人という案件が来始めるラインが狙われやすい
- IDやパスワード、クレジットカード番号の入力は入力先と必要性を必ず確認する





