増えてきたボドゲ系ポッドキャストという世界
この回のテーマは「ボドゲのポッドキャストっていろいろある」です。パーソナリティのManaさんは、ボードゲーム界隈でもポッドキャストがどんどん増えてきていると感じていると話します。
ポッドキャストは収録した音声をあとから配信する媒体で、YouTube、Spotify、Apple、Amazonなど各プラットフォームでいつでも聞けます。ラジオとは少し違う点として、Manaさんはこの「いつでも聞ける」性質を挙げています。
一方で、ポッドキャストには入りにくさもあるとManaさんは指摘します。普段聞かない人が新しく聞き始める敷居は高く、逆に習慣がある人は聞き続けやすいという偏りがあるという見立てです。
だからこそ、この配信を聞いている人はもともとポッドキャストに慣れている層だろうとManaさんは考えています。ビジネス系や英語学習、ラジオ感覚など、聞く動機はさまざまだと補足しています。
企業・カフェ系と、個人がつくる雑談系チャンネル
Manaさんがまずチェックするのは、大手企業やボドゲカフェが運営するチャンネルです。個人より企業発信のものを優先して見に行くと話します。
具体例として、ジェリージェリーカフェが運営するジェリージェリーレディオや、エンゲームズのフィラートークが挙がりました。メーカーやカフェの人がやっているものは聞くようにしているそうです。
基本的にはゲームの話もするんですけど、主にこの辺は雑談ベースがやっぱり多いのかなと思います。
これらは会話の中から学びを得たい人や、その雰囲気やブランドのファンが聞いているのではないかとManaさんは見ています。自身も情報目的というより、作業中や移動中に流して聞くことが多いそうです。
個人でやっているものとしては、昔から続くほらボドを挙げています。複数人でやっており、話がいつも盛り上がっていて、運転中などにラジオ感覚で聞くのがよいと評しています。
もう少し落ち着いて聞きたいときには、ボドゲ家族を聞くこともあるそうです。安心して聞いていられる雰囲気のよさが魅力だとManaさんは話します。
作者の裏側に迫る「アナログゲームクリエイター名鑑」
最近Manaさんが注目しているのが、アナログゲームクリエイター名鑑です。配信数はまだ多くないものの、ボードゲームデザイナーをゲストに呼んで対談する番組だと紹介します。
これまでの雑談ベースの番組と違い、テーマを絞っている点をManaさんは評価しています。アナログゲームのクリエイターを次々に迎え、番組自体が「名鑑」になることを目指しているのではないかという見立てです。
ゲームだけではわからない作者の裏側とか人間性とか、そういったものがわかって結構面白いわけなんですよ。
作り方やボードゲームに出会ったきっかけ、取り組み方は作者によって千差万別で、聞くだけで勉強になるとManaさんは話します。共感するところもあるといいます。
ゲスト陣もビッグネーム揃いだと驚いています。おばけパレードのイブインクさん、ボムバスターズの林さん、オインクの佐々木さんなどが出演していると挙げました。
さらに、ぬくみ温泉機、ガンナガン、インサイダーゲーム、ガムトークなど、聞いたことのある作品の作者が登場していると続けます。1時間ほどの長尺で聞き応えがある点も特徴です。
自身もボードゲームを作っている立場として、Manaさんはこの番組にゲストとして呼ばれるような作家になりたいと語っています。
いつかそこにゲストで呼ばれるようなオファーが来るようなボードゲームクリエイターになれたらなと思いながら聞いております。
現場を取材する老舗「今夜もアナログゲームナイト」
老舗として注目しているのが、今夜もアナログゲームナイトです。Manaさんはこの番組を、YouTubeで配信しているムーブさんのチャンネルで知ったと話します。
この番組は昔から続いており、ゲームマーケットなどのイベントに取材に行くこともあると紹介します。現地の状況がわかったり、独特のタッチの考え方が聞ける点がよいそうです。
更新し続けることが正解ではない、というポッドキャスト観
ポッドキャストは始めても数回でやめてしまうものがほとんどらしい、とManaさんは話します。最近はあちこちで始まっているものの、1、2回で止まっているものも多いといいます。
ただし、更新し続ければいいというわけでもないとManaさんは考えています。ポッドキャストは一度配信すればストックとして残り、過去の回もあとから聞かれるためです。
何かをきっかけで一個でも聞けば他の配信も聞くみたいな、そういった形になったりする。
そのため、一つのパッケージとして固めて置いておき、さらにやりたいときは別のチャンネルを立ち上げるやり方をする人もいると紹介します。
更新終了後も聞かれる「教えてボドゲ先生」
すでに更新は終わっているものの、いまだに聞かれているのではないかとManaさんが挙げるのが「教えてボドゲ先生」です。100話ほど投稿されていたと記憶しています。
この番組はボードゲームが教育にどう影響するのかを、体験をもとに話す内容だとManaさんは紹介します。実際に試したことやボドゲの教育論を発信していたそうです。
テーマ性がしっかりしているため、教育の現場で生かしたい人には参考になると評価しています。だからこそ更新終了後も聞き続けられているのかもしれない、とManaさんは推測します。
この番組を知ったきっかけは、Xで絡みのある人からのおすすめだったそうです。誰かに紹介されるチャンネルというだけで信頼感があり、実際に聞くと番組の構成もよく考えられていて勉強になったと話します。
企業系でも雑談系でもない、自チャンネルの立ち位置
紹介を踏まえて、Manaさんは自分のポッドキャストの立ち位置を整理します。企業系とも違い、一人でやっている点でラジオ風の番組とも違うといいます。
アナログゲームクリエイター名鑑のように誰かを呼んで対談することも考えたものの、ビッグネームを呼ばないとスタートダッシュが決まらず、コネクションもないため悩みながら進めていると打ち明けます。
教育に特化するわけでもないため、Manaさんが選んだのは、どう作っていくかという制作者視点の生々しい話です。これから作る人には、正解でも不正解でも参考になると信じて発信しているといいます。
こういう風に考えて進んでる人がいるんだっていうだけでも十分参考にはなると信じて発信をしております。
あえて踏み込む「ビジネス視点」という軸
もう一つの軸が、これまでにない視点としてのビジネス視点だとManaさんは話します。どう売るかという話は下世話に見えるかもしれない、とも自覚しています。
趣味で楽しくやっているのに商売っ気を出すのは邪推だと思われがちだが、せっかくプロダクトを作って販売するなら、プロモーションや販売活動は推進すべきだとManaさんは考えています。
ボードゲーム界隈ではビジネスの話題がそれほど多くないものの、どうせ作るならたくさん売りたい人はきっと多いという前提で、マーケティングや売り方の戦略を発信していくと決めているそうです。
この先テーマは変わるかもしれないが、今のところはボードゲーム制作とビジネス視点という2つをキーにしていく、とManaさんはまとめています。
コラボへの意欲と、スマホ一発撮りの制作スタイル
基本は一人で話しているものの、一人がずっといいわけではないとManaさんは話します。ポッドキャストではゲスト回やコラボが重要で、視聴者を紹介し合う文化もあるらしいと紹介します。
ちょっと一人だと寂しいですしね。みんなと仲良くちょっとやっていきたいなっていうところはあったりします。
ただし、コラボには難しさもあると打ち明けます。Manaさんは生活スタイルが不規則で、収録時間が夜中や早朝などバラバラなため、相手と時間を合わせにくいのだそうです。
よっしゃ、今時間空いた、よし撮るぞだとか、そんな感じでやっているので、なかなか難しい。
制作スタイルも独特で、Manaさんはスマートフォン1台で収録していると明かします。しっかりした機材は使わず、隙があればすぐ撮れるようにしているためです。
バックに音楽を載せるだけのノー編集で、たまに雑音や咳が入ることもあると断りつつ、その時のテンションや勢いで撮る生々しいスタイルだと説明します。コラボの際の録音や編集の方法は、これから勉強していきたいと話しています。
続けることが目的ではない、「持ち帰ってほしい」配信へ
今後もビジネス視点とボードゲーム制作論という軸はずらさないものの、ゲスト回や企画といった展開もありだとManaさんは考えています。いいところは取り入れていきたいといいます。
ただ雑談で終わらせるのではなく、聞いたら何かしら持って帰ってほしいというのがManaさんの方針です。今日あったことや食べたものではなく、回ごとにテーマを決めて考察したいと話します。
そのため、100話を超えたあたりからは毎日配信でなくてもいいと考えているそうです。実際には話したいことが毎日出てくるため続いているものの、ない時は休むのもありだと語ります。
話のネタの源泉はXでのやり取りだといいます。テキストだけでは伝わらないことを声で発信し、アーカイブとして残すことで、自分の振り返りや履歴にもしていきたいとManaさんは話します。
最後に、チャンネル登録やコメント、Xでの反応を呼びかけています。ハッシュタグやお便りコーナー、質問箱をどう作るかも検討中で、コミュニケーションの取り方についてアドバイスがほしいと締めくくりました。
まとめ
この回は、増えてきたボドゲ系ポッドキャストの紹介を通して、Manaさん自身のチャンネルの立ち位置と今後の方針を語る内容でした。企業系・雑談系・テーマ特化型それぞれの魅力を挙げつつ、制作者視点とビジネス視点という自分の軸を確認しています。
- Manaさんは企業・カフェ系(ジェリージェリーレディオ、フィラートークなど)と個人系(ホラボド、ボドゲ家族)をラジオ感覚でチェックしている
- テーマを絞った番組として、作者の裏側に迫るアナログゲームクリエイター名鑑と、現場取材の今夜もアナログゲームナイトに注目している
- ポッドキャストはストック型で、更新終了後も聞かれる(教えてボドゲ先生の例)ため、更新し続けることだけが正解ではないと考えている
- 自チャンネルは、制作者視点の生々しい話とビジネス視点という2つを軸にしている
- スマホ一発撮りのノー編集スタイルで、続けること自体を目的にせず「持ち帰ってほしい」配信を目指し、コラボにも意欲を見せている






