📝 エピソード概要
本エピソードでは、中小企業の経営者が無自覚にやってしまいがちな労務分野の法律違反を6つ取り上げて解説しています。罰金制度や給与天引き、残業代の計算ミスなど、悪気がなくても違法となる代表的なケースを紹介し、正しい法令理解と労務管理の重要性を伝えています。
🎯 主要なトピック
- 罰金制度の禁止: 遅刻に対する罰金や早期退職時の違約金設定は労働基準法で禁止されており、損害賠償の予定は認められません。
- 労使協定なしの給与天引き: 制服代やレクリエーション費などを天引きするには、24条協定(賃金控除の労使協定)の締結が必須です。
- 諸手当を除外した残業代の計算: 基本給のみをベースに残業単価を計算するなど、「残業代を払っているつもり」で未払いが生じているケースがあります。
- ハラスメントの放置: 従業員同士のハラスメントであっても、会社には職場環境配慮義務や調査・再発防止策を講じる法的義務があります。
- 社会保険の希望制: 法定の加入基準(労働時間など)を満たしている従業員の社会保険加入は義務であり、本人の希望で適用除外にはできません。
- 就労制限のある外国人の不法就労: 就労不可の在留資格や時間制限(週28時間等)を超える労働は、労使双方の合意があっても違法です。
💡 キーポイント
- 「お互いが納得しているから」「悪気はないから」という理由であっても、法律違反は免れません。
- 残業代の割増計算の基礎や控除の手続きなど、正しい知識を持たないまま自己流で運用すると「隠れ未払い」のリスクを抱えることになります。
- 労働環境への意識が高まる現代において、旧来の感覚を改めて法令に則った体制を整えることが企業防衛につながります。
