📝 エピソード概要
労務DXを成功させるための具体的な進め方と、DX時代に求められる社労士のスキルについて解説する後編です。既存の属人的なルールをそのままシステムに乗せるのではなく、ツールの機能から逆算して会社の労務ルールを再設計する重要性を説いています。また、DX化によって業務の成果が明確になる中、真の実務力と業務設計力を持つ人材だけが生き残る未来についても語られています。
🎯 主要なトピック
- 現行ルールのデジタル移行が失敗する理由: 中小企業に多い社長個人の判断や例外ルールをそのままデジタル再現しようとすると、手修正が増えてかえって負担が大きくなります。
- ツールの機能から逆算したルールの再構築: 既存ルールを更地に戻し、安価なクラウドツールで対応できる範囲に合わせて不要な例外を全廃する覚悟が必要です。
- 複雑な運用を諦めてシンプル化する重要性: 法定休日の特定や労働時間の端数処理など、複雑な設定を再現するよりも法令に沿ったシンプルなルールに改めるべきです。
- DX時代に求められる社労士の資質: 人柄や話術だけで成果を出せない専門家は淘汰され、ツールを正しく設定・運用できる確かな実務力と設計力を持つ人が評価されます。
💡 キーポイント
- 労務DXは単に楽をするためのツール導入ではなく、会社のルール自体を再設計して業務を標準化・簡素化する取り組みである。
- クラウドツールは汎用的に作られているため、無理なカスタマイズを求めるのではなく「できない機能は諦めて業務側を合わせる」姿勢が不可欠。
- DX化が進むと仕事の成果が白黒はっきり可視化されるため、法律の基礎理解に基づいた高度な実務力と業務設計力が強く求められる。
