📝 エピソード概要
本エピソードでは、多くの企業で利用されている「キャリアアップ助成金(正社員化コース)」に潜むデメリットについて解説しています。 安易に「人を雇えばお金がもらえる」と考えて導入すると、採用活動の悪化や不正受給のリスク、自社の給与制度が歪むといった問題が生じる可能性があります。 助成金の本来の趣旨を正しく理解し、自社にとって本当に利用すべきかを慎重に判断することの重要性を伝えています。
🎯 主要なトピック
- キャリアアップ助成金の本来の趣旨と実態: 非正規社員の格差解消を目的とした制度だが、中小企業では半年間の有期雇用を経て正社員化する手法として多用されている現状を説明。
- 採用面における2つのデメリット: 最初から契約社員で募集することによる「求人力の低下」と、正社員募集から契約社員提示になることによる「内定承諾率の低下」を指摘。
- 内定時の口約束と不正受給リスク: 「半年後に正社員にする」と事前に約束しての申請は不正受給となり、企業名公表による資金調達や取引への致命的な悪影響を警告。
- 給与制度の歪み: 助成金受給の要件(3%以上の昇給や待遇格差の設定)に合わせることで、会社本来の賃金制度設計が崩れてしまうリスクを解説。
💡 キーポイント
- 「人を雇えば助成金がもらえる」という安易な動機での利用は、採用力低下や求職者からの不信感につながる。
- 最初から正社員化を前提とした有期雇用契約での申請は「不正受給」に該当し、労働局による社名公表など信用の失墜を招く。
- 助成金の要件を満たすために人事・給与制度を無理に合わせると、従業員への説明責任や自社の制度運用に歪みが生じる。
