📝 エピソード概要
2024年に予定されている主要な人事労務関連の法改正について、社会保険労務士の吉田優一氏が解説するエピソードです。4月から適用される時間外労働の上限規制や裁量労働制の見直し、10月からの社会保険の適用拡大など、企業経営者や労務担当者が事前に把握し、準備しておくべき重要ポイントをわかりやすくまとめています。
🎯 主要なトピック
- 時間外労働の上限規制の適用猶予終了(4月〜): 建設業、自動車運転業務、医師への猶予期間が終了し、上限規制が本格適用されます。特に工期に追われやすい建設業などへの影響が大きいとされます。
- 裁量労働制の導入・継続手続きの見直し(4月〜): 制度の悪用や過重労働を防ぐため、制度適用における労働者本人の同意取得や、同意撤回ルールの整備が義務付けられます。
- 労働条件明示ルールの変更(4月〜): 入社後の勤務地や業務トラブルを防ぐため、雇入れ時に就業場所や業務内容の「変更の範囲」を労働条件通知書等で明示する必要があります。
- 障害者雇用率の引き上げ(4月〜): 法定雇用率が従来の2.3%から2.5%へと引き上げられるため、対象企業は雇用計画の見直しが求められます。
- 短時間労働者に対する社会保険の適用拡大(10月〜): 厚生年金・健康保険の加入対象企業が「被保険者数51人以上」の企業へと拡大され、週20時間以上勤務等の要件を満たす短時間労働者の加入が必要となります。
💡 キーポイント
- 建設業などの上限規制はこれ以上の猶予がないため、労働時間管理の徹底や業務効率化が急務です。
- 労働条件通知書の改訂や社保加入対象者の洗い出しなど、自社に関わる法改正を早期に確認し、万全な体制で迎える準備が重要です。
