そもそも「社風」とは何か
この回は、リスナーから寄せられた「ONE HEARTの社風やスタッフについて、会社の雰囲気を知りたい」という質問に答える内容です。見込み客や求職者にも役立つテーマとして取り上げられています。
吉田さんはまず、会社にはそれぞれ社風があると前置きします。1つの会社しか経験していないと気づきにくいものの、多くの会社を見てきた社労士の立場からは、会社ごとに雰囲気が大きく異なると話します。
会社って社風があるんですよって話です。今まで社労士としていろんな会社を見てきたんですが、会社によって雰囲気ってものすごい変わります。
印象的な例として、社長の好みが反映されているのか、言うことを聞いてくれそうな人しかいない会社もあれば、逆にオラオラ系の人ばかりの会社もあったと振り返ります。ただし自分の会社の社風は、人の性格と同じで自分では自覚しづらいとも語ります。
なぜ歓迎会も送別会もない会社になったのか
話しやすいところとして、吉田さんはまずONE HEARTには歓迎会や送別会がないことを挙げます。これは意図して決めたというより、経緯の積み重ねでできた文化だと説明します。
1人目のスタッフが入社したときは、代表と1対1の食事になってしまうため歓迎会をやらなかったといいます。2人目のときも、できない事情があったわけではないものの、少し遠かったことからやらずに済ませました。
なんか私一人で(スタッフと)一対一で食事してもなんかあれじゃないですか。
その結果、3人目、4人目のスタッフだけ歓迎会をやるわけにもいかなくなったといいます。「自分の入社時にはなかったのに、なぜ後の人にはあるのか」という不公平が生じるためです。
私が入社した時は歓迎会がなかったのに、なぜあるのかみたいな話になるんで、そこで文化ができて。
こうして歓迎会も送別会もない文化が定着し、さらに忘年会も新年会もない、飲み会がほとんどない会社になったと吉田さんは話します。
日本一生産性の高い社労士事務所という目標
各論から本題に移り、吉田さんはONE HEARTがどんな会社かを語ります。会社の経営目標は「日本一生産性の高い社労士事務所を作る」ことだといいます。
生産性の向上につながる施策を続け、働きがいのある会社を作っていくのが狙いです。自分たちが生産性の高い事務所になることで、顧問先の見本になりたいという思いも込められています。
ONE HEARTが求める3つの行動指針
吉田さんは、会社が求めることを大きく3つの行動指針にまとめていると説明します。それが「自立」「情報共有」「生産性向上」です。
自立
自分の給料は自分で稼ぐ意識で、指示を待つのではなく担当先を責任を持って管理する
情報共有
属人化しがちな行動や知識・情報をチームで共有し、個人プレーを防ぐ
生産性向上
自立と情報共有を活かして、事務所全体の生産性を高めていく
1つ目の「自立」は、自分で立つという意味と、自分を律するという意味の両方を含みます。所長からの指示を待ってこなすのではなく、自分の給料は自分で稼ぐ意識で担当先を管理するマインドが必要だといいます。
2つ目の「情報共有」は、個人プレーを防ぐためのものです。他の士業事務所では担当の売上と給料が完全にリンクしている例もあり、わかりやすい一方で個人プレーに走りやすいと吉田さんは指摘します。
個人プレーに走っちゃうんですよね。なので、みんなで協力していくのがチームの意味だと思うので、情報共有っていうのを(次に)重要なテーマに持ってきてます。
3つ目の「生産性向上」は経営目標そのものです。自立と情報共有をうまく使いながら、生産性向上に向けて取り組んでいく、というのが行動指針の骨格になっています。
リモートワークに合う人・合わない人
行動指針を踏まえ、吉田さんはONE HEARTに合う人材像を語ります。自分のことは自分でやりたい、自分で面倒を見たいという人はとても合うといいます。
一方で、誰かに依存したいタイプの人は、この会社ではやっていけないと率直に話します。理由は、リモートワークが誤解されがちだけれど実際にはとても大変だからです。
わかんない時に「ねえねえ教えてよ」っていうのは言えないから、まず自分で調べなきゃいけないし、失敗しても慰めてくれる人が隣にいるわけじゃないから、結構精神的にもつらいです。
それを乗り越えて進めるには強い意志が必要で、依存タイプの人には合わないと吉田さんは考えています。
自分のことは自分でやりたい人。わからないことは自分で調べ、担当先を責任を持って管理できる
誰かに依存したい人。教えてもらうのを待ち、失敗時に隣で慰められたいタイプ
スタッフについては、代表から見てもいいメンバーが入社してくれたと感謝を語ります。それぞれ自分の考え方の軸を持ち、仲が悪いこともなく助け合っているといいます。
働き方の面では、フレックスやフルリモートで働く人が多く、女性が多め、子育て中で家庭と仕事を両立している人が多いと紹介されました。
今更変えられない「吉田先生」という呼び名
ここで吉田さんは「失敗した」と感じている点を打ち明けます。それが社内での「先生」という呼び名です。吉田さんはもともと士業の先生文化があまり好きではないといいます。
吉田さんが良くないと感じるのは、有資格者が上に立ち、無資格者が下に置かれるような風土です。マーケティングや人事など、資格の有無にかかわらず互いの人格を尊重し合う会社が一番いい、という考えを持っています。
資格がある人もいればない人もいて、それぞれがそれぞれの人格を尊重し合ってやってるっていうのが一番いい会社だと思うんです。
ところが最初に入社したスタッフが吉田さんを「吉田先生」と呼び、それが定着してしまったといいます。2人目からは「吉田さんと呼んでほしい」と伝えたものの、変わりませんでした。
だんだん僕も慣れてくると調子に乗ってきて、逆に(吉田先生と)呼ばれるのが心地よくなってきたりしたんで、もう変えられないんですけれども。
結果として、今からゼロで作るなら「吉田先生」と呼ばれる会社にはしなかった、と吉田さんは振り返ります。
ITツールとドキュメンテーションを重視する働き方
最後に吉田さんは、ONE HEARTの最大の特徴として、ITツールを非常に多く使っている点を挙げます。作業のほとんどはクラウドツールで行われています。
リモートワークではありますが、常時接続してお互いの顔がずっと見えているような監視型の働き方ではありません。だからこそ重視されているのがドキュメンテーションです。
マニュアル化や文章化を大切にしているため、マニュアル化やITツールの活用が重要だと思える人にはとても合う会社だと吉田さんは話します。
番組からのお知らせ
この回は、リスナーの質問に答える形でONE HEARTの社風が紹介されました。吉田さんはXでも労務について発信しており、フォローを呼びかけています。
社労士法人ONE HEARTは、急成長する会社に向けた働き方の設計を提供しています。労務に悩みがある場合は、ホームページから問い合わせができ、初回相談は無料だと案内されました。
まとめ
ONE HEARTの社風は、歓迎会や飲み会がないことから始まり、「自立」「情報共有」「生産性向上」という行動指針、そしてITツールとドキュメンテーションを重視するリモートワークの働き方まで、一貫して「自分で立って協力し合う」姿勢に支えられています。
- 会社にはそれぞれ社風があり、ONE HEARTは経緯の積み重ねで歓迎会・送別会・忘年会・新年会のない文化が定着した
- 経営目標は「日本一生産性の高い社労士事務所」で、顧問先の見本になることを目指している
- 行動指針は「自立」「情報共有」「生産性向上」の3つで、個人プレーを避けチームで協力する
- 自分のことは自分でやりたい人に合い、誰かに依存したいタイプにはリモートワークは向かない
- ITツールとドキュメンテーションを重視し、マニュアル化や文章化を大切にできる人に合う会社



