
情報のまなぶば第4話のテーマは「検索したあと、どうしてます?」。今回は、のざたん自身の困りごとから話が始まります。
一人一台の端末が当たり前になり、学校では「調べ学習」がぐんと増えました。でも、検索すればずらっと並ぶ結果の中から、子どもたちは何を選んでいるのか。そもそも、お作法のようなものはあるのか——そう聞いてみたら、安藤さんから返ってきたのは「それが気になっている時点で、もう上級者ですよ」という言葉でした。多くの人は、そもそも“選んでいる”という意識がないまま、なんとなく上から開いている。「なんでそれを選んだの?」と聞いても、返ってくるのは「なんとなく」なのだそうです。
しかもこれは、子どもだけの話ではありません。大人だって、検索の仕方を習ったことがない。これからも誰かが教えてくれるわけでもない。検索ワードがこれでいいのか、もっといい調べ方があるのか、判断される機会がないから、試行錯誤も起きない。学校でも「検索して」と言えばできてしまうぶん、どんな言葉で調べ、どのサイトを選んだのかという“過程”は、誰の目にも触れないまま終わってしまいます。見えているのは、提出されたレポートだけ。
象徴的だったのが、小学生の振り返りシートの話。授業のあとに「Googleの中には嘘の情報があると分かりました。これからは、ちゃんと検索して、ちゃんと情報を見極めたいです」と書いてくれる。一見、模範解答のようですが——その「ちゃんと」って、何なのか。実は、そう言っている大人のほうも説明できていない、という話になりました。
後半は、その「ちゃんと」の中身へ。検索結果の並び順は、正しい順ではなくアルゴリズムが決めた順で、その仕組みは公開されていないこと。上に出てきたから正確、とは限らないこと。そのうえで手がかりになるのが、「誰が書いているか」と「どこに載っているか」の2つでした。とくに後半のドメインの話——URLを見れば、会社なのか、学校なのか、公的機関なのかがある程度見える——は、クリックする前に判断できる材料なのに、ほとんど誰も見ていないそうです。
印象に残ったのは、安藤さんの「知らない人は、知っている人がどんな判断をしているかを知らない」という一言。同じように検索して、同じようにクリックできてしまうから、自分がちゃんとできているのかどうかにも気づけない。
最後は、人は誰でも間違えるのだから、ひとつの情報で決めずに見比べてみる、というところに落ち着きました。検索は、もはや無意識の行動になっている。だからこそ一度、立ち止まって見直してみる。
次回は「ドメイン」の話。知っていると、詐欺に引っかかる確率も下がるらしい——という予告つきです。
――――――――――
⏱ チャプター
00:00 オープニング
00:31 学校で「調べ学習」が増えてきた/どれを見たらいいの問題
02:01 みんな“なんとなく”上から開いている
03:18 AIの回答も出てくる/広告に気づいていない人もいる
04:29 大人だって、検索の仕方は習っていない
05:05 検索ワードがこれでいいのか、誰も教えてくれない
07:48 「ちゃんと調べましょう」の“ちゃんと”って何?
09:11 検索結果の順番は、正しい順ではない
09:58 アルゴリズムって何?なぜ順番が要るのか
10:36 並び順は非公開/商売と結びついている
11:40 上に出たものが正確とは限らない
12:37 じゃあ、何を頼りにすればいい?
14:54 個人のブログ・note・匿名の記事はどう見る?
16:10 ハンドルネームで発信する人が増えた今の難しさ
19:42 ドメインで、会社か学校か公的機関かが見える
20:30 知識がないと、判断材料そのものがない
22:55 ドメインを知ると、詐欺に引っかかりにくくなる
23:38 まとめ:無意識の行動を、一度見直してみる
――――――――――
🎙 パーソナリティ
のざたん(聞き手・会いに行けるセンセイ) https://meetupsensei.com/
安藤未希(メディア情報リテラシー/株式会社インフォハント代表) https://infohunt.co.jp/
📮 質問・おたよりフォーム
https://forms.gle/M5SDiGEy1TyAeN9D7
コメントを投稿するにはログインが必要です
ログインページへ