前回のコメントから、一次情報と二次情報の話へ
番組冒頭で二人が名乗り、夏休みの回が始まります。前回の「検索」の回に届いたコメントが、今日の入り口になります。
学校で教員をしている野田なんです。
メディア情報リテラシー教育をしている安藤です。
はい、今日もゆるくやっていきましょう。夏休みですけれども。前回ですね、あの検索の話してたじゃないですか。検索の時に何見たらいいんだっけ?とか順番があるよねみたいな話をしてて。
読んだものがさ、一次情報とかっていう言葉を最近耳にするようにもなるわけですけど。そこにコメントがあって、一次情報なのか2次情報なのかを確認するのが良いのかなと思いましたと。そういうコメントをいただいてたんですけど。
おー、ばっちりですね。
そういうことですよね。一次情報をできるだけ見に行こうねっていう話を意識するといいのかなと思ってるんですけど。ただ、知らん分野だと、知見のない分野だと、それって難しいっすよねって。まあそういう正直な、ご感想があったんですよね。
何が一次情報かがわからないってことですか?
まあそうかもしれないですね。自分の好きな分野だとね、一次情報を見つけやすいなっていうところはもちろんあるんですけど、あんま慣れてない分野だと、やっぱりすっと見えたものを信じがちな気もしてるわけですよ。そもそも一次情報とか2次情報ってどう違うか、子供たちには説明してると思うんですけど、どういうふうに説明してますか?
一次情報はそれ以上遡れないオリジナルの情報で、2次情報はその一次情報を誰かが切り取ったりとか編集したりして、外に出している情報だよっていうふうに言ってますかね。
この番組も、二次情報になる?
一次情報か二次情報かは、実は状況によって変わります。安藤さんは、この番組自体を例にして説明します。
一次情報が自分の情報で、2次情報は切り取りとか、まとめるとか、そんなイメージで取ったらいいですかね。ちょっとそれだと狭すぎます?
まあでも、簡単に言うとそうですし、じゃあこのポッドキャストだったら、ポッドキャスト自体が私たちが一次情報だとすると、それを誰かが切り取ってくれて、どこかに流してくれたら、それは2次情報になります。
で、ただ私たちの話している内容の根拠になるものは何だろうって調べるとしたら、私たちは2次情報になるっていう感じですか?
いや、でも状況によって違うのか。この人は言っているは一次情報だけど、それの言ってる元は何だっけ?みたいなことをまた掘り下げていくと、2次情報のことを言っているとかもあるってことか。
例えばこういう統計データがありますって私が言ったら、その統計データは政府とか調査会社のところに私が見に行って、そのことについて話してるので、一次情報はその統計データになりますよね。だから私が話してるのは2次情報っていうこと。
だから私の話を聞いて、安藤さんだからそうなんだって信じてくれるのは個人的には嬉しいのかなとは思いつつも、リテラシー的には、何かおかしいって思ったら、元の統計データ見に行ってほしいなというのはありますよね。
元のデータにたどり着くヒントがドメイン
では、その「元」にたどり着くとき、何を手がかりにするのか。ここで今日の本題であるドメインが出てきます。
その元のデータを見に行く時にヒントになり得るのがドメインなのかなと思ってて。僕もそこはすごい気をつけて、やっぱなんか文科省がちゃんと言ってんだっけみたいなところは、現場にいる身としては気をつけて。引用って書いてあるのを見た時に、元データあるんだよねって、文科省のところに取りに行くとかはよくしてたりするんで。見てるものがちゃんと文科省のかは、ドメインで判断してる部分もあったりするので。
っていうドメインなんすけど。なんすか?ドメイン。今ここまでドメインって勝手に言ってる。
ドメインって何?よく言われるのはインターネット上の住所とか言いません?
よりわかんなくなりますね。それよく耳にしますよ。得意な人にはわかるかもしれないですけど、パソコン苦手先生みたいな。学校現場にもいますけど、インターネット上の所ぐらいでもなんかもう拒絶反応出ちゃうんで。子供たちには一旦はそう説明するんですか?住所みたいな。
そうですね。でも逆に言うと子供たちの方が知ってる気がします。
へー。子供たちどんな反応するんですか?ドメインって言うと。
あ、なんか後ろのやつでしょ。なんかする気がします。
後ろのやつってわかってんだ。おー。いわゆるGoogle.comみたいな。
そうですね。Google.comだし、なんとか.jpとか。あ、JPって何でしょう?って言うと、日本でしょみたいな感じになりますね。
大人より賢いやん。
co.jp は登記した法人しか使えない
.jpの前にもいろいろな種類があります。安藤さんは、自分の会社のドメインを例に、co.jpが持つ意味を説明します。
弊社は株式会社INFOHUNTっていう会社でやってますけど、INFOHUNTはinfohunt.co.jpが弊社のURL、ドメインですね。
co.jpっていうのは日本国内に登記してる法人しか使っちゃいけないので。だからco.jp、あ、ちなみにドメインって買うんですよね。
おおおお、なるほど。
買う時に、会社持ってまーすを言わないと、そのco.jpは買えない、有効にならないみたいな。
法人番号を言うのか、登記情報を入力して、間違いなく私は日本国内でINFOHUNTっていう会社をやっている人がこのドメインを買いたいと思っていますっていうのを申請しました。申請しないと、確か3ヶ月ぐらいで、そのinfohunt.co.jpが使えなくなるみたいな感じでした。
ああ、なるほど。リジェクトされてると。いないって消えちゃうってこと?住所が消えるのか。
いるっていうことを証明されなかったので、ダメですよって。
そうか。ほら、一方でドットコムとかあるじゃないですか。僕も持ってますけど。ドットコムは。
ドットコムは誰でも。
誰でも買えますからね。マジで。クリック一つでポチって買えますからね。
なんかよくある、いかにもそういうURLいろいろありますけど、実は何の信頼性もないっていうか。
意外とね。意外と買えちゃうんですよね。だからco.jpみたいなものは、信頼性みたいな部分もくっついているよってことですよね。
学校のドメイン ac.jp と ed.jp
学校が使うドメインにも種類があります。教育現場の目線から、二人がその違いを話します。
学校とかだとed.jpとか、大学とかac.jpみたいなやついったりするんで、それも法人じゃないと買えないっていうのも決まってて。生徒たちに、だから学校のメールがちゃんと機能するんだよっていう説明を授業でしたりするんですけど、迷惑メールにならないから大丈夫だよって。
確かに。なんか面白いのが、高等教育機関とか大学とか専門学校だとac.jpで、それ以下、18歳未満だとed.jpなんですけど、大学付属のある高校とかだとac.jpだったりするので。学校によってドメインの使い方違うんだなっていうのは面白いですよね。
法人がどうやって取得してるかみたいなところは意外とあったりするんですけど。本当に私が見たい学校のウェブサイトなんだっけ?っていう時は、そのURLのそこの部分に注目したら、信頼性が高いってことですよね。
随分昔に嘘の大学のサイトとかが流行った時代があって、知ってますか?
え、嘘の大学?
なんか誰かが多分ふざけてパロディみたいな、本当になりそうな大学のサイトを面白おかしい感じで作ってて。でもそういうのだとやっぱりac.jpは取れないので。comとかだったと思うんですけど。
そういうことか。ありそうな、空想の。なるほどなぁ。だからそういう風に見ていくことで、情報の出どころが分かってくるよ。ドメインを見たらいいよねっていう話ですよね。
そうですね。さっきのちょっと戻って、一次情報どれだっけ?って迷う方、例えば政府系の統計調査だったら、政府系はgo.jpなので、go.jpのドメインの統計データを見に行くっていうこともできるんですよね。
ドメインを知ると、詐欺に引っかかりにくい
ここからは、ドメインの知識が身を守るほうにも効くという話です。フィッシングのメールやサイトは、本物そっくりのアドレスを使ってきます。
その辺を気をつけてると、ちょっと気になってくるっていうか、これ.comだとなんか違うのかどうなんだ、みたいなのを疑ってみたり。個人で発信されてるのか、本元が企業なのか、その辺をちょっと見たりするっていうのは意識はしているところなんですけど。この間の回で、詐欺にも引っかかりづらくなるんですよねみたいな話をしていたじゃないですか。あれはどういうこと?
例えば、Amazonって何でしたっけ?amazon.co?
co.jpですかね、日本は。
でもなんか例えばAmazonのMがNになってたり、JPじゃなくてそれこそ.comになってたりとか。ちょっと違うようになってると、それはドメインを見ただけで、あ、これはAmazonの本当のページじゃないなとかっていうことがわかるっていうことですよね。
なるほど。いわゆるその、フィッシングサイトみたいなやつかな。
メールとか偽サイトとか。最近迷惑メールみたいな感じで来るじゃないですか。荷物届けたのに、届けられませんでした。ここに連絡してくださいって。
Amazonって宛先は出てるけど、あれ別に送る人が勝手につけれるんですよね、メールは。で、アドレスまでちゃんと見ると、うん?って。
全然違ったりしますよね。メールアドレスもだから後ろは。
あれがドメインですもんね。メールアドレスの後ろのところも、あれも所有者しか使えないものですよね、基本的に。だからそこまでちゃんと見ると、あなたの有効ポイントが明日切れますよとか。
踏まずに、右クリックでURLをコピーする
怪しいメールに出会ったとき、具体的にどう確かめればいいのか。安藤さんが、リンクを踏まずに行き先を確認する方法を教えてくれます。
不正なログインを検知しましたみたいなのが出てきたりするんですけど、明らかに違うってわかってるから、見もしないんですよね。今そのメールツールの中でもすぐに迷惑メールでフィルタリングされちゃったりもしてるので。
Gmail優秀ですよね、結構。たまに必要なのも入っちゃうけど。
そうそう、Gmail結構優秀で。こういうことを知ってると、逆にすり抜けてきたやつとかが、絶対違うんだけど、どこ見たらいいんだっけなーってなった時に、まず送り元を見たりするといいのかとか。
送り元を見て、ここのメールアドレスから来てるの大丈夫なんだっけ?って確認をして。だいたいメールにはここから情報を入れてくださいとかっていうリンクがあるので、そこのウェブサイトのURLって何だっけ?ってすると、よくわかんない文字列だったりするので、これはクリックしないでおこうっていう判断できるってことですよね。
これね、お伝えをしておきたいんですけど、ボタンみたいなのがあって、URLが見えないようになってることってあるじゃないですか。あれってパソコンだったら右クリックしてURLコピーみたいのができるので、必ずしもここを踏んでページに行かなきゃURLが見れないってことでもないので。
怪しいなと思ったら右クリックして。
URLコピーとかして、開かないでメモ帳かなんかに。
テキストで貼ってみる。
テキストで貼ると、ああもう全然違いますねって。
メールからではなく、自分でいつものサイトへ
それでも判断がつかないときは、メールのリンクからではなく、自分がいつも使っているサイトへ自分で行って確かめます。
でもそれでわかんなかったら、例えばAmazonだったら自分のAmazonのページを開いてみて、何かアラートが出てないかとか。
物が届いてたら別にそのメールから行く必要ないですもんね。
あとよくあるのはお支払いが滞ってますみたいなのもありますけどね。それは別に、そこのメールのリンク先を踏まなくても、自分がもう本物わかってるわけですから、そこまで行ってアラートが出てたら払ってないやってなるでしょうけど、多分基本的にそういうことはあんまりないはずなんで。そういうところにお知らせとかあるじゃないですか。
例えば、みずほ銀行からお知らせ、最近こういうことをするフィッシングメールが多発しております。ご注意くださいって大体書いてあって、大体文章例が載ってるんですよね。そうすると、あ、全く同じねっていうことが確認できますよっていうことですよね。
だから本体を見に行くといいですね。自分のいつも使ってるものだったら、そっちを自分で見に行って。
そうですね、リンク先は踏まないってことですね。
深夜や明け方に届く/焦らせるのが狙い
詐欺メールの手口は、届く時間や期限の切り方でも人を焦らせにきます。落ち着いてからでいい、という話です。
結構なんか明け方とか夜中に来てません?私の周りは明け方起きてメール見てびっくりして、そのままベッドの中で振り込んじゃいましたって人が何人かいるんですけど、なんかそんな焦んなくていいんですよって思いますよ。
狙ってる可能性ありますよね。
朝起きてそんなメール届いてたら、人によっては焦りますよね。落ち着いたところで処理をした方がいいですね。
でもそれこそ振込系でいうと、何日までっていうのが時間以内だったりしますよね。すぐに振り込まないとダメですっていう、今すぐに判断してくださいみたいなのがあるから、極端に期日が短いのは嘘ですよね。
大体時間みたいなね。迷惑メール入ってるのたまにじーって見たりします。
あ、もう過ぎてるわと思いながらね。
まとめ:ドメインは、出どころの目印
最後に、二人が今日の話を整理します。ドメインは、情報の出どころを確かめるときの目印であり、詐欺から身を守る手がかりでもあります。
というわけで、今日はURLとかドメインについてのお話をしたんですけど、まず基本的にドメインは買うものだという認識を持っていただくってとこが。ドットコムなら誰でも買えちゃうから、あまり信用しない方がいいし、ちゃんと見た方がいいよねっていう話ですね。
Amazonのスペルどうなってたっけね、Nで終わってんのになんかEがついてるぞとか。Amazonっぽいメールとか、何々銀行っぽいメールとかは、基本的にメールアドレスをちょくちょく見ていただくとかして。で、そもそものウェブサイトをまず見に行くと。
その時の参考、指標、目印になるのがドメインっていう感覚でいいんですかね。
そうですね。
いやーでも意外と知らないですよね。大人もね、ドメインって。
なんとなく使っちゃってますからね、仕組みっていうか、そういうこと知らなくても。
その辺が違ってきた時に、あれは実は買うものなんだとか、自由にアレンジできたりする人もいるよねっていうのを知っておいてもらうのが良いのかなと思っておりまーす。皆さんぜひ迷惑メールが来た時には、焦らず、まず宛先のメールアドレスを見てみる。そしてURLをコピーしてメモ帳に貼ってみると。
じゃあ今回の放送は以上となります。また次回お会いしましょう。ありがとうございました。
はい、ありがとうございました。
まとめ
この回では、情報の出どころを確かめる目印としてのドメインが語られました。co.jpやac.jp、go.jpのように、種類によって取得の条件が違うので、統計データを元から確かめたいときの手がかりになります。後半は、その知識が詐欺メール対策にも効くという話に。差出人の名前は自由につけられるので、見るべきはメールアドレスの後ろのほうです。焦らず、落ち着いてから確かめてくださいね。
- ドメインは買うもの。.comは誰でも買えるので、それだけでは信頼性の担保にならない
- co.jp・ac.jp・go.jpなど、種類によって取得条件が違うので、出どころの目印になる
- 詐欺メールは差出人名が本物っぽくても、メールアドレスの後ろが別物のことがある
- リンクは踏まず、右クリックでURLをコピーしてメモ帳に貼ると行き先がわかる
- 深夜や短い期限で焦らせてくるので、落ち着いて自分でいつものサイトを見に行く




