📝 エピソード概要
シリアルアントレプレナーであるnewmo CEOの青柳直樹氏が、現在のライドシェアへの挑戦と、その背後にある深い動機について語ります。長年のキャリアを経て「更地から」挑戦する楽しさと、挑戦しなかった場合の「人生の後悔」を避けるという強い決意が明らかにされます。
エピソードでは、既存の規制産業(タクシー業界)に参入し、既存プレイヤーを敵に回さず内部から変革を目指す戦略の深さが議論されました。さらに、未来の自動運転社会の到来を見据え、今、移動のデータを集積し、地域の風景や生活習慣を変革していくという、青柳氏の壮大なビジョンが提示されています。
🎯 主要なトピック
- 起業家としての「今」の手触り感と楽しさ: 過去の恵まれた環境から離れ、ゼロから事業を立ち上げる現在の充実感と、ライドシェアへの挑戦を人生の後悔にしたくなかったという強い動機。
- 創業期の仲間集めとチームビルディング: 経営者が楽しそうに挑戦することが大事であると同時に、会社の可能性を広げるために、あえて自分とは異なるカラーを持つ優秀な人材を意識的に集めた経緯。
- 規制産業へのアプローチと変革の姿勢: 仮想通貨事業などの経験から、ルールを無視するのではなく、既存のルールとペインを当事者(運行管理者など)として理解した上で変革を推し進める戦略の重要性。
- 地域交通の課題解決と産業の再定義: 日本に5,000社以上ある困っているタクシー会社を顧客として捉え、地域交通を共に守りながら経済活動を効率化する新しいビジネスモデルの可能性。
- 未来へのビジョンと自動運転へのリープフロッグ: 5年後、10年後を見据え、移動だけでなく人々の生活習慣や地域社会を変える基盤を構築する目標。将来、自動運転が突然の技術的飛躍(リープフロッグ)を起こす前に、日本で基盤作りを行うことの急務性。
💡 キーポイント
- シリアルアントレプレナーは、現職への責任を全うしつつも、「更地からやりたいこと」への熱い思いを持ち続ける。社長が楽しそうに挑戦していることは、仲間を集める上で非常に重要である。
- 規制の多い産業を変革するには、既存のプレイヤーをディスる二項対立構造ではなく、自ら保守本流に入り込み、当事者として現場の課題を深く理解することが求められる。
- メルカリでの金融事業の経験から、「ルールに沿って事業をやる会社」の方が結果的に伸びるという学びをライドシェア事業にも応用している。
- 日本の労働力不足と高齢化トレンドに対応するため、モビリティ事業を基盤とし、移動のデータやフィンテックを組み合わせることで、社会生活を変えていく新しいプラットフォームを目指す。
- 生成AIの事例のように、自動運転技術は予期せぬタイミングで飛躍的な進化を遂げる可能性があるため、その未来に備えて今すぐ移動に関するデータを集積する基盤構築が欠かせない。
