かねりんさんが初Vibeコーディング。Manusで作った公式HPの舞台裏
速報回の本題に入る前に、おちつきAIラジオの公式ウェブサイトが完成したことが報告されました。作ったのはかねりんさんで、使ったツールはManus ── AIエージェント型のサービス。指示を出すと、調べ物や資料作成、ウェブサイト制作などを自律的に進めてくれますです。
かねりんさんにとっては、これが初めてのVibeコーディングでした。しぶちょーさんから「できますよ」と言われ続けながらも手を出していなかったところ、実際にやってみると、会話しながらボタンを押していくだけで形になったといいます。
まあやってみて、本当に会話しながらポチポチってやって、いい感じのできたと思う。
しぶちょーさんも、公式HPのデザインはかなりいい感じだと評価しています。背景にはニューラルネットワークを思わせる模様が動いていますが、最初は止まっていたものを「動かして」と頼んだら動くようになったそうです。
一方で、公式HPにはまだエピソードが更新されきっていない箇所などのエラーも残っています。おかしな点はXやDMで知らせてほしい、とかねりんさんはリスナーに呼びかけています。
Manusのクレジットはどれくらい消える?月額課金のリアルな裏事情
公式HP制作でManusのクレジットをどれくらい使ったのか、しぶちょーさんが尋ねました。かねりんさんが確認すると、その時点で7500ほど。エラーを直していくと1万ぐらいまで行きそうだといいます。
しぶちょーさんは年額課金で月8000クレジットのプランを使っています。かねりんさんはそれでは足りず、月1万2000クレジットのプランに上げたものの、それも使い切ってしまい、次の更新までクレジット不足で作業が止まっているそうです。
二人が共通して感じているのは、Manusのスポットチャージ(追加購入)が割高だという点です。そのため、使いそうな量を月額プランであらかじめ契約しておかないと損をする設計になっている、としぶちょーさんは話します。
基本的にはその、このぐらい使うかなと思った月額をちゃんと課金しとかないと損する。
さらにかねりんさんは、月額クレジットは使い切らなかった分が翌月に繰り越されず、上限の8000に戻るだけだと理解しています。しぶちょーさんは把握していなかったようで、「違った気がする」と話し、この点は二人の間でも確定していません。
かねりんさんの理解では、スポットチャージで買ったクレジットには使用期限がないため、そちらの需要もあるかもしれないとのこと。しぶちょーさんは、Manusは大体みんなクレジット不足だと話しています。
Spotifyだけでは伝わらない。番組公式HPが「名刺代わり」になる理由
しぶちょーさんは、番組の公式HPがあることの意味を強調します。「SpotifyやAppleで配信している」と言うだけでは相手にピンと来ないけれど、ページがあれば「こういう番組をやっているんですね」と伝わるというのです。
かねりんさんも「名刺代わり」だと応じ、Spotifyの画面では、長く続く番組と昨日始めた番組の差がわかりにくいと指摘します。
というか、すごい番組だとしても、すごい番組と昨日始めた番組の差があまりないというかさ。そのSpotifyのインターフェースを見た時にさ。
YouTubeみたいにチャンネル登録者数がバーンって出てるわけでもないから。
公式HPを一歩目に、おちつきAIラジオは今年、配信や番組を増やし、オフ会や本の出版も進めていく方針です。しぶちょーさんは、まだ返事はないものの、出版社への連絡を始めていると明かしました。
かねりんさんは「千人が買うと言っています」と出版社に示す署名活動を冗談交じりに提案。しぶちょーさんも、二人のXフォロワーを合わせれば5万部近く売れそうだと乗っかり、景気のいい雑談で冒頭を締めくくりました。
ニュース1: Replit Agent 4発表。「創造スタジオ」を名乗る狙いは?
1つ目のニュースは、Replit ── ブラウザ上でコードを書き、そのまま公開まで行えるオンライン開発環境。AIエージェントに指示して、アプリを作らせることもできますが「Agent 4」を発表し、コーディングツールから「創造スタジオ」へ転換すると打ち出したことです。
しぶちょーさんは、Replitを普段からヘビーユースしています。Replitの本を書いた人とイベントで出会い、その本を読んで使い始めたのがきっかけでした。
Replitに出会う前のしぶちょーさんは、Claude Codeなどでローカルに自分用ツールを作る程度で、公開まではしていませんでした。Replitを使い始めてから、ものづくり系ラジオのHPや、番組のAI検索ツール「おちつきAI RAG」を作って公開するようになったといいます。
Manasじゃ多分できないと思う。バックエンドの実装が結構あるから。
Agent 4について、しぶちょーさんは、前のAgent 3の時点で不満がなかったため、違いは正直わかりにくいと話します。そのうえで、Agent 3より自律して動く時間が長くなり、自分でテストしたり問題を修正したりするようになったと紹介しました。
「創造スタジオ」という打ち出し方には、かねりんさんが「また来た」と反応します。ManusもReplitも、毎回こうした大きな言い方をする、という受け止めです。
毎回言ってるやつだね。MANASとかReplitが。
しぶちょーさん自身も「創造スタジオ」の意味はよくわからないとしつつ、Replitの本当の強みはデプロイ ── 作ったプログラムやアプリを、サーバー上に配置して実際に使える状態にすること。いわゆる公開作業にあたりますできる環境にあると見ています。Manusより説明が丁寧で、コンピューティングリソースも用意されているため、作ったものをそのまま本番環境として使いやすいのです。
おちつきAI RAGは何が変わった?自動文字起こしの裏側
Replitの話の流れで、しぶちょーさんがReplitで作っている番組のAI検索ツール「おちつきAI RAG」の大幅アップデートが紹介されました。公式HPの右上にある「AI検索」ボタンから使えます。
まず、不満の多かったログイン方法をGoogleログインに変更しました。さらに大きな変化は、最新エピソードが自動で取り込まれ、すぐに検索できるようになったことです。文字起こしデータを別に用意する必要もなく、ツールの中で独自に文字起こしを行います。
しぶちょーさんが説明した、おちつきAI RAGの自動文字起こしの仕組みは次の流れです。
音声を取得
[[RSS::]]ではなく番組のRSSフィードからMP3を引っ張ってくる
分割して文字起こし
MP3を1分や120秒の単位でぶつ切りにし、それぞれを文字起こしする
つなげて補正
切れた言葉をうまくつなげ、誤変換しやすい語を辞書と照合して直す
RAGに登録
区切って(チャンキング)データベースに登録し、検索できるようにする
辞書で直すのは、「しぶちょー」が漢字の「支部長」に、「かねりん」が「金林」のようになる誤変換や、「ChatGPT」「Manus」がカタカナになってしまうケースです。あらかじめ誤変換しそうな語を登録しておき、照合して書き直します。
音声を短く区切る理由は、タイムスタンプのずれを防ぐためです。長い音声を一気に文字起こしすると、ずれがどんどん累積していく、としぶちょーさんは説明します。
俺のはもうずれないように区切ってんだわ、音声を。長くガーってやるとだんだんさ、その差がどんどん累積してくのね。
かねりんさんは普段、概要欄を作るためにGemini AI Studioで文字起こしをしていますが、処理が止まったり30分以上かかったりするそうです。おちつきAI RAGでは、しぶちょーさんがボタンを押して10分ほど待てば、文字起こしから登録まで済むといいます。
だからね、ほとんどそのバックエンドの実装に時間がかかってた。俺が楽するために。
検索に使うAIモデルも、以前のGPT-4o miniから、しぶちょーさんが「ChatGPT5」と呼ぶより性能の高いモデルに変わり、検索精度も上がったとのことです。
AIの不安を受け止める「目安箱」とマスコット・つきえちゃん
おちつきAI RAGには、新機能「おちつきAI目安箱」も追加されました。AIにまつわる不安や不満、気になっているニュースを1000文字以内で書き込むと、AIがその話題の「落ち着き度」を判定してくれます。
回答するのは、マスコットキャラクターのつきえちゃんです。名前は「おちつきAI」の中から女の子の名前を探して「つきえ」を見つけ、月にちなんで三日月を乗せたといいます。かねりんさんは「元カノの名前かなぐらいに思ってた」と笑っていました。
つきえちゃんは、番組で二人が話したエピソードをもとに回答します。該当するエピソードがあれば「この回で大丈夫だと言っているよ」と教えてくれ、ヒットしないと落ち着き度が上がって赤く表示されます。
そう、ちょっとね、ややこしいんだけど、落ち着き度が高いとソワソワなんだよね。
収録中にかねりんさんが「日本はAIオワコンだと言われて不安です」と入力すると、以前の国産LLMの回が引っ張られ、落ち着き度72で「ちょっとドキドキしてる」という回答が返ってきました。
目安箱の狙いは、お便りより気軽に声を集めることにあります。質問、落ち着き度、つきえちゃんの回答はすべてデータベースに記録され、二人はそれを見ながら番組で取り上げられます。
で、回答もらってるだけって感じなんだけど、これ我々裏にそのデータベース書き込まれているので、それを見ながら今後番組収録ができるよねと。
トップページでつきえちゃんが話しているセリフも、リスナーがRAGで検索した内容や目安箱の投稿をまとめて生成されたものです。ただしAPI費用はしぶちょーさんの財布から出ているため、「おはよう」の連打などは控えてほしいとのこと。費用がかさむとモデルの性能を下げていくかもしれない、と冗談めかして話しています。
Replitの料金はなぜわかりやすい?Manusとの違い
話はReplitに戻ります。しぶちょーさんがReplitを推す理由の1つは、料金体系のわかりやすさです。Replitのクレジットは、実質的にドルそのものだといいます。
あのね、クレジットっていう名のドルなのよ。
月額20ドルの課金で毎月20ドル分が付与され、足りない分は追加で買う前提の設計です。追加購入が割高で渋ってしまうManusとは、考え方が逆だといえます。
月額プランを多めに契約する前提。スポットチャージは割高で、つい購入を渋ってしまう
クレジットはドルそのもの。月20ドル付与され、足りなければ追加で買う前提で作られている
しぶちょーさんの実感では、最も性能の高いモデルを使うと減りは速いものの、Manusより安く済んでいる気がするそうです。
一方でReplitは、もともとプログラミング学習用の環境がベースにあります。デプロイまわりの表現が小難しく、英語のみで日本語に対応していないため、ChatGPTやGeminiのウェブ画面に慣れた人がいきなり触ると戸惑うかもしれません。それでも、開発してデプロイするならすごくおすすめだ、としぶちょーさんは話しています。
ニュース2: Google Antigravityの仕様変更で、なぜ阿鼻叫喚に?
2つ目のニュースは、GoogleのAntigravity ── Googleが提供するAI搭載の統合開発環境。Gemini やClaudeなど複数のAIモデルを選んで、コーディングを任せることができますの仕様変更に、ユーザーから不満が殺到しているというものです。
Antigravityは当初、Geminiの有料プランに入っていれば同じアカウントで使える、ほぼ使い放題に近い状態でした。しぶちょーさんは以前から「いずれ回収しに来る」と話しており、そのタイミングが来たと受け止めています。
もともと言ってた。絶対回収しに来るから。今使い放題みたいになってるけど、それはまあいずれ変わるよねって話はしてたんだけど、それが来たって感じ。
しぶちょーさんの説明によると、変更の中身は利用制限のリセット周期です。月額2900円のGoogle AI Proでは、もともと使いすぎても5時間待てば回復していたものが、1週間単位の制限に変わりました。
使いすぎて制限がかかっても、5時間でリフレッシュされて再び使える
7日間分の枠を使い切ると7日間待つ必要があり、超過分は追加クレジットか、3万円ほどのUltraプランへの課金が必要
不満が殺到した結果、Geminiのモデルは5時間制の制限に戻されました。一方、Claudeのモデルは1週間の制限のままで、ChatGPT系のモデルも制限の対象になっているといいます。
コーディングにはClaudeが一番上手だと考えられているため、実質的に「本丸」を握られた形です。かねりんさんは「Ultraにしてくださいってことね」とまとめました。
しぶちょーさんによれば、この仕様変更の前に、Antigravityは制限時に追加課金できる機能を加えていました。ユーザーからは、その裏で制限が厳しくされたのではないかと指摘されているそうです。Googleでも回収フェーズに入っている、というのがしぶちょーさんの見立てです。
Antigravityの乗り換え先は?CursorやClaude Codeへの流れ
Antigravityの仕様変更を受けて、エンジニアを中心に乗り換えの動きが強まっています。しぶちょーさんが挙げた乗り換え先は、Cursor ── AIによるコード補完や編集機能を組み込んだコードエディタ。エンジニアの間で広く使われていますやWindsurf、あるいはVS Codeの中でClaude Codeを使う形です。
関連する話題として、しぶちょーさんは「コードの編集からAIの指揮へ。バイブコーディングの次を目指すCursor」という記事を紹介しました。記事の要点は、ひとくちにVibeコーディングといっても二極化しているというものです。
しぶちょーさんは、かねりんさんに公式HPを作る時にコードを見たかと尋ねます。答えは「見とらせんわな」。画面の右側にコードが流れるのを眺めていただけだといいます。
かつてのVibeコーディングは、AIにコードを書かせ、実行して、動かなければコードを見て直すという作業が中心でした。ところが今は、コードをそもそも見ない、編集もいらないという層が出てきています。
CursorやVS Code、Antigravityのように、画面の中央にコード、横にAIへの指示欄がある環境で開発する
ReplitやManusのように、コードは基本見せず、成果物とAIへの指示だけで開発を進める
CursorやAntigravityは、どれもVS Code ── Microsoftが提供する無料のコードエディタ。オープンソースで公開されており、拡張機能で様々な言語や用途に対応できますをフォーク(派生)して作られており、コード画面が中心という配置は共通しています。記事では、Cursorもコード中心ではなく「AIの指揮」をメインにした形を目指すと述べられている、としぶちょーさんは紹介しています。
ニュース3: Claudeの「ピーク時間外2倍」プロモーションとClaude Code派の増加
3つ目のニュースは、Claudeが期間限定で、ピーク時間外の利用量を2倍にするプロモーションを始めたことです。みんながよく使う時間帯以外に使えば、利用できる量が2倍になります。
しぶちょーさんの説明では、日本時間の21時から深夜3時までが通常の利用量で、それ以外の時間帯は2倍です。海外のピークに合わせた設定で、期間は3月いっぱいぐらいのようです。
かねりんさんは日中に作業する日本の人には都合がいいのではと言いますが、夜に作業するしぶちょーさんにとっては「ドンピシャで一番使うところ」が通常の時間帯。国ごと引っ越すくらいなら、3万円のClaude Maxに入ったほうが安いと笑っていました。
このプロモーションは、Antigravityの仕様変更とちょうど重なりました。Antigravity上ではClaudeの利用が制限された一方、Claude本体は利用量を増やしたため、Claude Codeへ一気に移った人が多いそうです。
いや、たまたまなんじゃないかな。
しぶちょーさんは最初、タイミングは偶然ではないかと話しますが、SNS上ではタイミングがばっちり合ったと話題になっているとも紹介し、「結構戦略だよね」とも口にしています。Claude Code自体に細かなパワーアップが続いていたことも、流れを後押ししたようです。
プロモーションはチャットもClaude Codeも含む、Claudeの利用全体が対象です。ChatGPTやGeminiと違い、Claudeはテキストのやりとりにも制限があり、最上位のOpusを使うと、しぶちょーさんがPodcastの原稿を作らせているだけでも引っかかることがあるといいます。制限にかかると、追加課金するか5時間ほど待つ必要があります。
Claude Codeで公式HPを直すには?GitHubを介した編集の道筋
ツールが多すぎてわけがわからない、とこぼすかねりんさんに、しぶちょーさんは「使わないと覚えられん」と答え、Claude Codeは触ってみてもいいと勧めます。
具体的な使い道として提案されたのが、Manusで作った公式HPをClaude Codeで編集することです。そのためには、ソースコードの置き場としてGitHub ── プログラムのソースコードを保存・共有・管理するためのウェブサービス。変更の履歴を残しながら、複数の環境でコードを扱えますを使います。
手間は1つ増えますが、Manusのクレジットを節約でき、浮いた分を他の作業に回せます。Claude Codeでなくても、ChatGPTに課金していれば使えるCodex ── OpenAIが提供するコーディング用のAIエージェント。コマンドラインなどから、自律的にコードの作成や修正を行いますでもよい、としぶちょーさんは話します。
てかMANASの裏で動いてるのも別にClaudeだからね。
GitHubに上げておくことは、節約のためだけではありません。もしManusのサービスが終わっても、そこからコードを別のサーバーに移せるからです。
でもそれはやっといた方が。例えば、じゃあ明日MANASが終わりますってなった時に困るじゃん。どうするの?
しぶちょーさんによれば、これまでGitの知識はエンジニアのものでしたが、Vibeコーディングが広がったことで、ツールを作ってデプロイした人には必要な知識になりつつあります。学ぶなら、と概要欄にも載っている『ゼロから学ぶGit/GitHub 現代的なソフトウェア開発のために』が紹介されました。
非エンジニアはAIに何を伝えられればいいのか。アーキテクチャの知識と指示のコスト
Vibeコーディングの話から、かねりんさんは非エンジニアにはもうコーディングの知識は何もいらないのかと問いかけました。しぶちょーさんの答えは、完璧に読めなくていいが、全体の構造は知っておいたほうがいい、というものです。
読めなくていいと思うけどね。完璧に読めなくていいと思うけど。
しぶちょーさんが言う「知っておくべきこと」は、どの言語でフロントエンドを作り、バックエンドやデータベースに何を使い、それらがどうつながっているかというアーキテクチャ ── システム全体の骨組みや設計のこと。どの部品に何を使い、それらがどのように連携するかという構造を指しますです。具体的な実装は置いておいても、それぞれの役割や特徴をAIに伝えられたほうがよいと考えています。
かねりんさんは、スマホの中身を知らなくても使えるように、何も知らなくていいのではと重ねます。しぶちょーさんは車にたとえつつ、今回のVibeコーディングでは使う人ではなく作り手が中身を知らない、という点で違うと二人は気づきます。
これね、ここを踏むと進むんですけど、私開発者ですけど、何で進むかよくわかんないですけど進みますみたいなね。
しぶちょーさんは、この構図がロボットなどのフィジカルAIに当てはまると怖いと話します。ボタンを押すと動くけれど、中でどう動いているかは開発者にもわからない、という状態です。物理的に動くものには規制もあり安全を見る必要がある一方、ウェブツールはかなり中身がわからないまま作られていく、と整理しました。
構造を知っておく実利は、指示の手戻りを減らせることです。要件を最初から伝えられれば一発でそれなりのものが出てくる一方、伝えられないと「このフレームワークでは実装できないので全部入れ替えます」とやり直しになり、倍のコストがかかることもあります。
しぶちょーさんによれば、これは現実のソフトウェア開発でも、顧客が後から機能を追加したがる「あるある」と同じ構図です。ただしAIの場合、そのコストを払うのは指示を出す側なので、健全ではあるといいます。
かねりんさんは、自分のHPもしぶちょーさんが作ればクレジットは半分ぐらいで済んだかもしれないと振り返ります。仕組みの名前がわからないので、「もっといい感じの感じで」と感情論でぶつかっていたからです。
しぶちょーさんが強調するのは、必要最低限のソフトウェアの知識がAIの恩恵の大きさを変えるという点です。
ここで目指すのは、ソフトウェアを開発して仕事にすることではなく、今ある便利な仕組みを使いこなして節約や効率化につなげることです。かねりんさんは、公式HPの更新をClaude Codeでやってみると宣言しました。
しぶちょーさんは、手を動かして実際にやってみる回や、プチオンラインワークショップの構想にも触れています。非エンジニアでもClaude Codeを活用しようという発信が増えているなかで、実際どうなのかを率直な感想も含めて伝えたい、という意図です。
告知: JDLAのイベント、PODCAST MIXER 2.0 in 神戸、岩手のカンファレンス
エンディングでは、しぶちょーさんが登壇する3つのイベントが告知されました。
1つ目は、3月19日に東京で開かれる「JDLA Connect x CDLE All Hands 〜AI共創社会、学びが日本の実装を加速させる〜」です。東京大学の松尾先生をはじめとする有識者が登壇するイベントで、しぶちょーさんも少しだけ登壇します。アーカイブが出るかどうかはわからないとのことです。
2つ目は「PODCAST MIXER 2.0」で、おちつきAIラジオとして登壇します。前回は去年7月に名古屋で開かれ、しぶちょーさんとかねりんさんが初めてリアルで共演し、番組誕生につながったイベントです。公式HPの「番組の歩み」には、AIが考えた「運命の出会い」という言葉で載っています。
| 項目 | 内容 | 補足 |
|---|---|---|
| 日時 | 5月16日(土)11時〜16時 | チケットは販売中 |
| 会場 | 神戸のカフェを貸し切り | キャパは50〜60人ほど |
| 料金 | 3000円 | うち1000円分は体験ブースで使える体験チケット |
| 主催 | しぶちょーさん、牛若さん | 去年と同じ2名体制 |
PODCAST MIXER 2.0の公式HPも、しぶちょーさんがReplitで作ったものです。席数が限られているので、行きたい人は早めのチケット購入を勧めています。
3つ目は、3月21日(土)の「Android Bazaar and Conference Diverse 2026 おでんせ Iwate」です。会場は岩手ですが、しぶちょーさんは13時25分から30分間、オンラインでAIの話をします。無料イベントで、申し込めばオンラインで見られる見込みです。しぶちょーさんは概要をよく理解しないまま、知人からの依頼で引き受けたと正直に話していました。
お便りと目安箱の使い分け、そして「話したことを別の形で価値にする」
番組への感想は、ハッシュタグ「#おちつきAI」を付けてXなどに投稿できます。公式HPにはGoogleフォームのお便りボタンもあり、目安箱と使い分けられます。
なんかこう、ハンドルネーム付きでね、お便り的に紹介してほしいよとか、具体的に意見がある人はそっちから送ってもらってもいいし、取り上げてもらうまでもないけど、なんかこう不安があって要望を出したいよって人は目安箱から入れてもらってもいいので。
収録後の雑談で、二人は公式HPやRAGのように形になるものが増えてきたことを喜び合いました。しぶちょーさんは、話したことを違う形で価値にすることが大事だと語っています。
そう、喋ってること以外のアウトプットじゃなくて、喋ってることを違う形で価値にするみたいなところが大事よね、やっぱね。
まとめ
この速報回では、番組公式HPとおちつきAI RAGという「AIで番組を育てる」実例から始まり、Replit Agent 4、Google Antigravityの仕様変更、Claudeのプロモーションという3つのニュースを通して、Vibeコーディングがコードを書く人とAIを指揮する人に分かれつつある現状が語られました。そのうえで、非エンジニアでもシステムの骨組みやGitの知識があれば、AIへの指示が伝わりやすくなり、コストも成果も大きく変わるというのがしぶちょーさんの考えです。
- Replit Agent 4は自律動作やテスト・修正が強化され、デプロイ環境と「ドル=クレジット」のわかりやすい料金体系が強み
- Google AntigravityはClaudeモデルの利用制限が5時間制から週単位に変わり、ユーザーの不満が殺到して回収フェーズ入りが意識された
- Claudeのピーク時間外2倍プロモーションが重なり、Claude Codeへ移るユーザーが増えている
- Vibeコーディングはコードを編集する層と、コードを見ずAIを指揮する層に二極化している
- 非エンジニアもアーキテクチャやGitHubの基本を知っておくと、手戻りが減りAIの恩恵を大きく引き出せる



