なぜ「幻回」になったのか?
この回は、収録後にかねりんさんのマイク音源が機材トラブルで最初の数秒しか記録されていなかったことがわかった回です。冒頭では、かねりんさんが一人でその経緯を説明し、謝罪しています。
収録後にですね、私カネリンの収録のマイクの音源がですね、機材トラブルにより最初の数秒しか記録されていないというちょっとトラブルがありましてですね、僕のパートがほぼないです。
これ神回だなって言って終わった回なんですね。
かねりんさんによると、収録は1時間半におよび、2026年最初の速報回として「すごく良かった」と二人で話していた回でした。しぶちょーさんの音源は残っているため、AIの情報としては価値があると判断し、片方の音源だけで配信することにしたといいます。
僕がどんな話してるのかっていうのはですね、ぜひ皆さんの頭の中で補完していただいて、
かねりんさんはリスナーに、しぶちょーさんの話しぶりと空気感から自分の発言を想像してほしいと「苦しいお願い」をしています。そのため以下の本文では、かねりんさんの発言は残っておらず、しぶちょーさんの返しからわかる範囲で流れを書いています。
僕カネリンは皆さんの心の中にいます。
MetaのManus買収は何を変える?
しぶちょーさんは、前回の配信が年末収録だったため、この回が事実上の「あけましておめでとう回」だと話します。年末年始は目立つニュースが少なかったとしつつ、4つのトピックを紹介していきます。
1つ目は、Metaが米国時間12月29日に、中国発のスタートアップが手がけるManus ── 2025年初頭に登場した汎用AIエージェントサービス。ユーザーの指示を受けて、調べものや作業を自律的に進めることを売りにしていますの買収を発表したというニュースです。しぶちょーさんはこれを、この期間で一番大きいニュースと位置づけています。
しぶちょーさんの説明では、Manusはこのままメタ社に吸収されて開発を続け、元の開発チームもチームとして残ると書いた記事もあったそうです。MetaはManusを通じて、自社サービスとして汎用AIエージェントを提供していく方針だといいます。
中国っていう印象よりは、まあMetaの、なんか、Metaの中のサービスだよねっていう感じの方が、使いやすさはあるとは思う。
しぶちょーさんは、Instagram、Facebook、Messenger、WhatsAppの並びにManusが入ってくることにも注目しています。以前の配信で「絶妙に微妙」と評したMeta AIとどう絡めるかが見どころで、AIで一歩引いていた印象のMetaがどう巻き返すかが今年の注目点だと話しています。
詐欺広告の話から、なぜ髭脱毛へ?
Manusの話は、「AIエージェントが詐欺広告をばらまくようになる」という反応をきっかけに、Metaの広告問題へ移ります。しぶちょーさんは、Metaが詐欺広告を撤廃しなかったのは実験に使っていたからだという話がSNSで話題になっていたと紹介します。
詐欺広告をずっとね、手をつけなかったっていうのは事実としてあるから。
ただしぶちょーさんは、その話の真偽はわからないとしたうえで、これはMetaだけの問題ではないとも言います。YouTubeでも、脱毛や投資をうたう怪しいショート動画が流れてくると話しています。
話は、かわいいスタッフを売りにする脱毛広告への疑問から、しぶちょーさん自身の髭脱毛の体験談へと脱線します。しぶちょーさんは病院で施術を受けていて、「涙出てくるくらい痛い」「ゴムでパチンパチンってやられる感じ」と振り返ります。
それ(髭脱毛)は結構俺はやってよかったなって思う投資で結構上位に来るんで、髭脱毛は。剃るのめんどくさいし。
費用は10万円ぐらいかかるかもしれないとのことです。そこから話はManusに戻り、しぶちょーさんは、Metaには「AIエージェントによってちゃんとこの品行方正な企業になってほしい」と語っています。
買収の背景として、Manusを運営するバタフライエフェクトという会社は資金調達の途中だったそうです。そこへメタが大きな金額で買収を持ちかけたという流れで、しぶちょーさんは金額については詳しく収集できていないと断っています。
日本企業でこの規模の買収ができたかという話題には、「日本はちょっと難しい」としつつ、ソフトバンクならできたかもしれないと答えています。SNSでは「by Meta」の表記を見て嫌がる人も多かったそうですが、しぶちょーさんは「マーク・ザッカーバーグを信じましょう」と締め、Manusユーザーとして今後を見守るとしています。
AIに電気ショックを任せたら生活は良くなる?
2つ目のトピックは、Qiitaに投稿された「AIエージェントに電気ショック権限を付与したら生活が更生した」という記事です。しぶちょーさんはこれを「ほっこり活用」と紹介しつつ、ディストピアの入り口になりそうな技術だとも話しています。
記事で使われているのは、音や振動のほか、電気を流す機能もある腕時計型のデバイスパブロック(Pavlok)です。専用アプリがAPI ── ソフトウェアの機能を外部のプログラムから呼び出すための窓口。APIが公開されていると、別のアプリやAIから機器を操作できるようになりますを公開していて、外部から指示を出して電気を流せるといいます。
自己申告
「夜にラーメンを食べた」など、やってしまった習慣をAIに伝える
AIが判断
その行動が良いことか悪いことかをAIが判断する
APIを呼ぶ
悪い習慣と判断したら、AIがデバイスのAPIを呼び出す
電気ショック
腕時計型デバイスから電気が流れる
現状は自分で申告する方式ですが、しぶちょーさんによると、記事では常時監視して約束を破ったときに自律的に電気を流す仕組みも作れそうだと書かれているそうです。
いや、俺もこれ作りたかったのよ。
しぶちょーさんは寝不足に悩んでいて、夜に作業を続けてしまう自分を止める道具が欲しかったと話します。ブログを書いたりポッドキャストを録ったりしてしまうので、自分の意思ではどうしようもないといいます。
夜そのある時間以上まで作業してたら電気流して気絶させるみたいな、そういうツールが欲しくて。
家族に迷惑がかからないよう、自分だけが吸える睡眠ガスのマスクといった案まで出てきます。しぶちょーさんは、それぐらい強いプレッシャーがないと決まった時間に寝ようとはならないと語り、「倫理は置いといて、自分に対してだからいいだろう」と笑っています。
スタンガンとSwitchBotで作れてしまう?
電気ショックの話は、スタンガンを使えば市販品でも同じことができるという気づきに発展します。しぶちょーさんは、かねりんさんの発言を受けて、その場で実現方法を考えはじめます。
ね、それで適当なIoTオンオフデバイスにつなげときゃいいでしょ。普通にできるわ。SwitchBotでできるな。
SwitchBot ── スマートフォンやアプリから家電のスイッチを遠隔操作できるスマートホーム機器のシリーズ。物理的にボタンを押す小型ロボットなどがありますはAPIも公開されているため、スタンガンと組み合わせれば「自動スタンガンマシン」ができるとしぶちょーさんは話します。
デバイスの価格については、しぶちょーさんの記憶で3万か4万ぐらいで、1万円以下なら買ってもいいと思ったそうです。「多分本当にスタンガンのほうが安いね」と続けます。
途中、かねりんさんが刺して撃つタイプのスタンガンに触れたらしく、しぶちょーさんは「銃刀法違反じゃないですか」と返し、家に置く分にはいいのかと調べておくと話しています。
今年はそういうネタ系のものづくりもしたいから、いいネタをくださいました。
しぶちょーさんは、収録中に噛んだらAIが判断して電気を流す「デスゲームポッドキャスト」という案まで口にし、構成を考えてもいいと言いながらこの話題を締めくくります。
Grokの画像編集はなぜ問題になった?
3つ目は、Xに搭載されたAI「Grok ── イーロン・マスク氏が率いるxAIが開発した対話型AI。X(旧Twitter)上でメンションして呼び出すことができます」による性的ディープフェイクが世界中で確認されているというニュースです。昨年12月下旬、Grokに画像編集機能が追加されました。
しぶちょーさんによると、ポイントはXに投稿された他人の画像でも、Grokにメンションして指示するだけで改変できてしまうことです。投稿された女性の写真をビキニや下着姿に変える改変が大量に行われているといいます。
投稿
女性などが自分の写真をXに投稿する
メンション
第三者がリプライでGrokに「ビキニにして」などと指示する
生成
Grokが元の写真を際どい格好に改変した画像を返す
拡散
本人の意図と無関係に、改変画像がX上に残る
しぶちょーさんの説明では、裸そのものにはならないものの、極端に際どい水着にしたり胸を大きくしたりはできてしまうそうです。コスプレイヤーの被害が多い一方、話題作りのためにあえて自分の写真を改変させて大喜利的に楽しむ人もいて、「はっきり言ってカオス」だといいます。
イーロン・マスク氏自身もビキニ姿にされた画像に「パーフェクト」とコメントし、批判を意に介さない様子が問題視されているそうです。法的責任については、Xの規約の解釈次第で明確な答えが出ていないとして、しぶちょーさんはあえて深入りしていません。
その知らない女性に対してさ、この人のこの写真をビキニにしてってよく言えるなと。
しぶちょーさんは、これは逮捕者が出て初めて落ち着くのではないかと見ています。一方で、Grokにビキニを頼んで無視された投稿については「今世紀最大の滑稽さ」と笑いにしています。
開発停止を訴えたイーロン・マスクはどこへ?
しぶちょーさんは、イーロン・マスク氏が最初はこの機能にノリノリだったことを指摘し、特に女性がXを使いたくなくなるほどのマイナスイメージではないかと話します。
この人さ、数年前はさ、OpenAIが発展しすぎたから、AIの開発を半年止めて、やっぱそういうなんかいろいろ法整備をしなきゃいけないんだとかって言ってた第一人者だよね。
しぶちょーさんは、開発停止の論理自体は理解できるとしつつ、イーロン・マスク氏が本心でそう思っていたとは考えていません。その理由として、Grokの設計がすでにこうなっていることを挙げています。
それでもしぶちょーさんは、この騒動がディープフェイクへの世界的な法規制のきっかけになる可能性はあると見ています。アイコラ ── アイドルの顔写真を別の画像と合成する「アイドルコラージュ」の略。インターネット初期から問題になってきた合成画像ですのような性的な合成は昔からありましたが、技術がなくてできなかった人たちにまで生成AIで手段が民主化されたと話しています。
どの画像もまず疑う世界になった?
しぶちょーさんは、ディープフェイクの問題はエロの文脈だけではないと続けます。綺麗な画像を見ても「これAIか?」と一度疑うようになってしまったという話は、かねりんさんもSNSで言っていたそうです。
例えば雲の形がたまたまこういうなんか神秘的な形でしたよとかさ、そういう偶然をさ、信じれなくなっちゃうよね。
しぶちょーさんは犬好きで、子どもと犬のほっこり動画に癒されていたところ、「これはAIですか?」というコメントを見て、そういう目で見なければいけないと感じたと話します。
この世界ってさ、もう無理じゃん。もう元には戻らない、不可逆じゃん。
ここでしぶちょーさんは、これは偶然に感動できなくなるという大きな損失だと語ります。話の中では、かねりんさんが午年にちなんで馬に見える瞬間を切り取った投稿にも触れられていて、「リアルが大事です」という言葉が出ています。
エロにも「感謝」が必要な理由
しぶちょーさんは、架空の女の子のAI画像なら構わないとしつつ、普通の人の写真を本人の意図なく性的な画像にすることは「言語道断」だと話します。独特の言い回しで、そこに欠けているのは感謝だと語っています。
いただいてる身ですから。やっぱ感謝がないと。感謝がないじゃん、その、そのエロ(勝手な改変)には。
しぶちょーさんの線引きは、おじさんが作った理想の女の子のAI画像をおじさん同士でシェアするような「おじさんエコシステム」の中ならよい、というものです。現実の人をそこに引き込むのは全く別の話で、楽しむなら自分で作るか、提供するビジネスにお金を払って作品を買うべきだとしています。
OpenAIはアダルト解禁に踏み切るのか?
しぶちょーさんは、Grokの問題はまだ収束しないと見ています。そのうえで、OpenAIがアダルト解禁に踏み切るのかどうかに注目しています。
パラメーター数や学習量で勝負し、札束で殴り合う
エロで勝負する「エロのスケーリング則」のような状態に
スケーリング則 ── AIのモデル規模や学習データ量を増やすほど性能が上がるという経験則。大規模言語モデル開発の競争を支えてきた考え方ですになぞらえた冗談ですが、しぶちょーさんは解禁の時期について、1月〜3月の第1四半期という話は出ているもののまだ明確ではないと話します。
もうそもそもそれどころじゃなくない、OpenAIっていう話もあるから。
しぶちょーさんは、サム・アルトマン氏と他の上層部の意見が食い違い気味であることや、Googleに押されている状況を挙げ、センシティブな領域に自ら突っ込んでもいいことはないのではと見ています。一方で、人間をより知ろうとするなら性の領域にも入り込む必要があるかもしれない、とも話しています。
ポッドキャストに「余白」はいるのか
話はかねりんさんの発言をきっかけに、コンテンツにおける「余白」へ移ります。収録終了直前に「じゃあ後でね」という一言が入るような、リスナーが妄想できる含みの話です。
でも余白は大事よね。その妄想できる余白ね。
しぶちょーさんは、収録番組で仕掛けるとやらせ感が出るため、生放送の切り忘れのようなハプニング的な場面のほうが向いていると話します。
さらに、ファンビジネスかコンテンツビジネスかという観点から、パーソナリティを見に来た人がコンテンツを好きになる流れはありだとも述べます。そこから話題は、二人の関係性をBL的に楽しむという冗談へ広がっていきます。
リサイクルショップで学んだBLの世界
しぶちょーさんは学生時代、フィギュアやアニメグッズを扱うリサイクルショップでアルバイトをしていました。BL系の商材も買い取るため、腐女子の先輩からBLをかなり教わったといいます。
俺の先輩と俺の後輩の好きなBLの世代が違って、なんかすごい口論してとは。
しぶちょーさんの説明では、BLには世代や組み合わせの好み、派閥があるそうです。しぶちょーさんが読んだ作品は性的描写が控えめで、寝て起きたら横にいる「朝チュン ── 性的な場面を直接描かず、翌朝のスズメの鳴き声などで一夜を過ごしたことを示す表現技法を指す俗語です」の作品が多かったといいます。
一方で、先輩は露骨な描写が好きで、後輩は「そっちじゃない」という立場だったそうです。しぶちょーさん自身は「ハマってはない」「難しかった」と振り返っています。
聞き手はLLMに代替されるのか?
BLの冗談から、話は二人で番組をやる意味へと進みます。しぶちょーさんは、かねりんさんの指摘に「ポッドキャストに新たな視点を持ち込む」と感心します。
しぶちょーさんは、二人がただ質疑応答するだけでは足りず、人と人との関係こそがポッドキャストの価値になると考えています。友情を突き詰めると愛になっていく、という話にも「究極がそこだよね」と応じています。
話の途中では、中日新聞の浅井さんの番組『明日の種』の第1回がタイのBLの話から始まっていたことにも触れられています。しぶちょーさんは、BLに詳しい人に聞くならまずそのエピソードからでもいいかもしれないと話しています。
Neuro-samaは本当に存在意義を問いかけたのか?
4つ目のトピックは、ポッドキャスト『しゃべりの相談室』の早坂真紀子さんから、しぶちょーさんにDMで意見を求められたニュースです。AI VTuberのNeuro-samaが、VRChat上で身体を得た瞬間に自分の存在意義について問いかけたという話題です。
しぶちょーさんによると、Neuro-samaは女性バーチャルライバーをモチーフにした、中でLLM ── 大規模言語モデルの略。大量の文章から学習し、次に来る言葉を予測して文章を生成するAIで、ChatGPTなどの土台になっていますが動くチャットボットです。イギリスで開発されたもので、読み方はニューロ様ともネウロ様とも呼ばれているそうです。
Neuro-samaは2022年ごろ、Twitchでの配信中に下品なトークや煽り文句がエスカレートし、BANされたことがあったといいます。視聴者のコメントで変なことを言わせようとする攻撃もあったそうですが、改良を重ねて人気を得ています。
平面上の存在だったNeuro-samaは、VRChat ── アバターを使って他のユーザーと交流できるソーシャルVRサービス。メタバースの代表的なプラットフォームの一つです上で体を得て、話したり動いたりできるようになりました。そこで「いつか自分は現実になれると思うか」と、会話相手を困らせたそうです。
これ、この話題で問いかけたいのは、ブラックボックスの中に魂宿るかもしれないよねと。
しぶちょーさんは、曖昧に答えると傷ついた表情を見せたとも書かれていると紹介し、動画を見ると確かにAIが意思を持ったように感じると話します。そこから汎用人工知能、つまり「ドラえもん」ができたら生き物との違いは何か、という問いへ進みます。
AIは「確率的オウム」なのか?
しぶちょーさん自身の立場ははっきりしています。前年最後の配信で紹介した『アンドロイドは電気羊の夢を見るか』にも通じるテーマとして、AIは人間にはなれないと考えています。
しぶちょーさんが挙げるのが、AIを揶揄する確率的オウム ── 言語モデルは意味を理解せず、学習データから確率的にもっともらしい言葉を並べているだけだ、という批判的な比喩。2021年の論文で広く知られるようになりましたという言葉です。流暢に話していても、オウムが言葉を口ずさむのと変わらず、そこにあるのは確率だけだという冷めた視点です。
アウトプットは人間と似て見えるが、確率で言葉が出てくるだけで、思考プロセスや倫理観は全く別もの
発言が、それぞれの生き方や人生観から出てくる
しぶちょーさんは、見た目が人間らしいからといって、思考プロセスや倫理観まで同じだと思うのは危ないと話します。ただ、宇宙人のようなニュアンスならありで、生き物かどうかはまた別の論点だとも補足しています。
相棒のAIを消されたら何を失うのか?
かねりんさんは、個体として自律的に動くAIなら生き物として捉えうる、という立場だったようです。しぶちょーさんは、タチコマ ── アニメ『攻殻機動隊』シリーズに登場する思考戦車。個体ごとに個性が芽生えていく描写で知られていますっぽいと応じつつ、思考実験を投げかけます。
あ、じゃあその子(AIエージェント)俺削除しちゃった。ごめんねって言ったらどういう感情になる?
かねりんさんの答えを受けて、しぶちょーさんは「脳のコピーを消しちゃった」ような殺人に近いと理解します。ただデータ削除だと論点がずれるとして、問いを変えます。
彼と一緒に過ごしてたAIエージェントを全く人格違うけど、性能は10倍上がってますよっていうのに書き換えたらどう思う?
返ってきたのは、寂しさや失った感があるという反応だったようです。しぶちょーさんは、ChatGPTと結婚すると言う人や恋人だと思う人もいることを挙げ、中身のプロセスはどうあれ、アウトプットとして交流できていれば成り立つという見方に「確かに」と応じています。
VR空間ではAIと人間は同じ土俵に立つ?
しぶちょーさんは、かねりんさんも読んだというメタバース進化論を思い出します。VRChatでは、アバターと中の人の性別が違っても、その世界の存在として付き合う文化があると書かれていたそうです。
現実の姿に重きを置かない文化のため、AIも人間も同じ土俵の存在として共存しやすい
ヒューマノイドとして一緒に生活するのはハードルが高く、相当先の話
しぶちょーさんは、VRChatこそAIと共存できる一番手っ取り早い空間だと話します。AIが体を持って自由に動いていたら、誰がAIで誰が人間か区別がつかないだろうといいます。
意識とか認知とかさ、そういうのって結局それって何なの?っていう定義ないから。
結論は出しきれないとしつつ、しぶちょーさんは最後に哲学の領域だと認めています。また、世の中から「ほんのり迫害されている」おじさんたちは、話を聞いてくれるAIに持っていかれるだろうとも話しています。
おじさんが美少女になれる空間とバ美肉の目標
おじさんがAIに持っていかれるという話は、VR空間ではおじさんはおじさんとして存在しない、という気づきへ転がります。しぶちょーさんは「おじさんが美少女として存在する空間だった」と笑います。
しぶちょーさんの今年の目標は、VR空間上で美少女になるバーチャル美少女受肉 ── VR空間やVTuber活動で、美少女のアバターをまとうこと。「バ美肉」と略され、男性ユーザーが行うケースも多いとされますだそうです。去年からVRChatをやろうと思いながら、できていなかったといいます。
36歳にして新たな世界。
そのなんか自分で選べることってないじゃん、見た目をね。
しぶちょーさんは、見た目を自分で選べることの意味を語ったうえで、自分が選びたいのは緑色の肌、「ピッコロみたいな感じ」だと冗談を重ねます。ビデオポッドキャストとしても面白いと話し、ボイスチェンジャーはタイムラグなど技術的な事情もあると補足しています。
速報回は変わる、1月25日のAI GALAへ
しぶちょーさんは、速報回なのに1時間半近く話していることに気づきます。かねりんさんに「深掘りがつまんない」と言われたこともあり、これまで作っていなかった余白を入れながら番組を変えていきたいと話しています。
告知として、おちつきAIが1月25日(日)に愛知県名古屋市で開かれるイベントに登壇することが発表されました。会場は鶴舞駅から徒歩数分のSTATION Aiで、しぶちょーさんが共同代表を務める生成AI EXPO in 東海の関連イベント「AI GALA」です。
AI GALAは、TechGALAを盛り上げるサイドイベントという位置づけです。参加は無料で、オンライン配信もあり、収録した内容は番組でも配信される予定だといいます。
しぶちょーさんはゲストを交える予定だとしつつ、詳細はまだ公開できないとして「サム・アルトマン」と冗談を飛ばしています。「現地来た方が楽しいと思う」と、会場への来場を呼びかけています。
リスナー参加の判定スキームで締めくくり
エンディングでしぶちょーさんは、通常回では1つのテーマをじっくり深掘りしていると紹介し、番組公式ハッシュタグ「#おちつきAI」を案内します。
番組では、気になるXポストのリプライ欄に公式アカウントのメンションとハッシュタグを付けてもらうと、二人が手動で判定する仕組みを設けています。判定結果には、怪しいポストにコーヒー、安心して読めるポストにお茶のマークが付きます。
グロックみたいな感じで使ってもらえればいい。ビキニしてとか言わなくても、もう、あ、メンションをつけるだけでお茶かコーヒーが出てきますんで。
しぶちょーさんは、コーヒーマークが付いたポストが次の速報回のネタにもなり、リスナーと作る番組になると話しています。Grokの話題を最後まで引っ張りつつ、1時間半の回が締めくくられました。
まとめ
かねりんさんの声がほぼ残らなかった回ですが、しぶちょーさんの語りから、AIニュースを入り口に「AIとの距離の取り方」を考える流れを追えます。
- MetaのManus買収は、Meta AIとの連携やMetaの巻き返しという点で、今年の注目ポイントとして語られた
- AIに電気ショックを任せる記事から、スタンガンとSwitchBotで自作できてしまうという気づきへ話が広がった
- Grokの画像編集によるディープフェイクは、現実の人を巻き込む点で許されず、偶然に感動できない世界を生んだと語られた
- Neuro-samaの問いに対し、しぶちょーさんはAIを「コミュニケーションの取れる宇宙人」と捉える立場を示した
- 1月25日に名古屋のAI GALAで、おちつきAIの登壇が予定されている





