なぜ「焦らずゆっくり」を繰り返してしまうのか
この回の入り口は、大山さん自身の気づきから始まります。最近「ゆっくりしていこう」「目的を立ち止まって考えよう」と同じことを繰り返し言っている、と感じたそうです。
その理由を考えたところ、意外な答えにたどり着いたと話されています。
なぜかというと、Geminiが動いてないからなんですよ。
大山さんは発信のコンテンツ作りにGeminiのGem機能を使ってきました。ただ、期待していたエージェント的な動きがなかなかパッとしなかったと言います。
進みが停滞しているのを発信したい気持ちが、「みんなも焦らずゆっくり」という言葉になっていたのではないか、と自己分析されています。
皆さんももうそんなに焦らずに落ち着いてゆっくりしようよっていうことを、こう巻き込もうとしていた。失礼いたしました。
進んでいる人はどんどん進んでほしい、と補足しつつ、自分はメンタルがメインで技術メインではないとも話されています。
自動化・一括配信をあえて「やらない」選択
話題は本題の発信スタイルへ移ります。今は自動化が当然の流れになっていて、Stand.fmで撮った音声を一気に全プラットフォームへ変換して届ける仕組みもあります。
それでも大山さんは、個人的にはやらない方がいいのではないか、という思いを持っていると語ります。
個人的にですよ、それはやらない方がいいんじゃないかなっていう思いがあります。
理由の軸にあるのは、発信する立場と受け取る立場を入れ替えて考える視点です。もし自分がプラットフォームの持ち主だったら、と想像しています。
そんな投稿いらないんですよ。自動的に流れてくる投稿いらないんですよ。
一括配信で総数や拡散力は伸びる、と大山さんは認めています。そのうえで、時間をかけてそこにいてくれる人の方が大事なのではないか、と話されています。
プラットフォームは「大家さん」。滞在時間への意識
ここで持ち出されるのが、プラットフォームへの「恩」という考え方です。稼がせてもらっている場所は、商売をさせてもらっている大家さんのような存在だと表現しています。
プラットフォームに対してのやっぱり恩があるわけですよ。そこは商売させていただいている管理人さんであり、大家さんなわけですよね。
手数料という家賃を払っていたとしても、そこで稼がせてもらっているのに自分が滞在しないのはどうか、という心意気の問題だと語られます。
この感覚を、大山さんはショッピングモールの例えで説明します。出店者として自分がその場で言葉にして情報を届けるか、どこから仕入れたか分からない商品を並べるか、という対比です。
自分の言葉で情報を紹介し、使い方まで伝える。場に密着している
他所で作ったものを持ち込むだけ。どこから来たか分からない
どちらを信用するか、どちらと仲良くするかと言えば、密着している方だと大山さんは考えています。
やっぱり密着してることなんですよ。
アルゴリズムが変わったからと抜け道を探すより、その場にしっかりいることが大事だという立場です。滞在時間が上がれば場が見えてきて、自然と発信の方向も決まってくると話されています。
自然と発信の方向が決まっていって、居心地がいい雰囲気を作れるのかというところだと思うんですね。
効率化と「小ずるさ」を分ける境界線
この回の核心が、効率化と小ずるさの違いです。大山さんは、AIによる効率化そのものは今後の生きる道だと肯定します。
ただし、抜け道を探してサボり、ズルをして売り上げを上げることとは違う、と線を引きます。
効率化と小狡いはちょっと違うと思うんですね。
一括配信で数を撒くことはできても、それで「いいね」と言ってくれるプラットフォームに自分はいるか、と問いかけています。
AI同士のシグナルと、文章家としての心意気
最後に、大山さんは「AI同士のシグナル」という話に触れます。都市伝説のようなものと前置きしつつ、会社が違ってもそうした兆候はあると考えているそうです。
例えば、ログインして数秒や数分でAIが書いた文章がアップされるような動きです。うまくAIを使う人が次の時代を生き抜ける、という見立てを示しています。
そのうえで、自分は文章家であることを軸に置いていると語ります。
文章家なのに文章を書いてないとなると、何やってる人なんだってなっちゃうので、文章は全プラットフォームに書いてるんですけど。
抜け道を探してサボろうという気持ちではなく、効率的にやっていく軸を持たないとまずいのではないか、というのがこの回の結論です。
番組の締めくくりでは、文字起こしAI「Pody」を活用していることも紹介されています。収録内容の記事化やポイント整理をAIに任せ、自身の学び直しにもつながっていると話されています。
まとめ
自動化で発信の総数を伸ばせる時代でも、大山さんはあえて一括配信を選ばず、プラットフォームに滞在し続けることを軸にしています。効率化は肯定しつつ、抜け道を探す「小ずるさ」とは分けて考える姿勢が語られた回でした。
- 一括配信は総数や拡散力を伸ばすが、あえて「やらない」選択もある
- 稼がせてもらう場所は大家さんのような存在で、滞在時間や恩の意識が大切
- その場で自分の言葉で届ける発信は、産地不明の情報を並べるより信頼される
- 効率化は今後の生きる道だが、サボってズルをする「小ずるさ」とは別物
- 焦らず様子を見て居座ることで、居心地のいい雰囲気と発信の方向が見えてくる
