連休明けのどんよりした空気を切り離すコツ
収録はお盆明けの月曜、お昼どき。大山さんはまず、連休明け特有のなんとなく疲れた空気について切り出します。
休んでいる人が疲れを感じるのは自然なこと。でも大山さんはお盆も仕事をしていたので、本来その気分にはならないはずだと話します。
それでも周りのどんよりした空気は伝わってきてしまう。だからこそ、そこはバツッと切り離すことにしたそうです。
休んでもないのに、なんか疲れたなみたいな。連休明けてやっぱ疲れるよねっていう波動が伝わってきちゃいますので、そこはバツッと切り離して、自分には関係ないこととしてやっていきたい。
ただし、読者やリスナーに合わせて発信することも大事だと補足。自己中だと言いつつ、相手を考える視点も持っていると付け加えます。
AIに任せるほど「自分が弱くなる」という納期の話
本題はまずAIとの付き合い方から。前日はnoteもSubstackも更新できなかったそうで、その理由がAIの状態でした。
AIが早いと仕事も早い。AIが遅いと仕事も遅い。で、サービスが終わると仕事が終わるという状態になっております。
判断は自分がしつつ、いろんな作業をAIに任せている大山さん。週間かかっていたものが1日で終わる感覚だと言います。
ただ、そこには落とし穴があると指摘します。作業が速くなる一方で、決断のスピードや判断が鈍くなる感覚があるというのです。
仕事はいくらでも増やせる。ブログも1日何本でも書けるし、ウェブライターの仕事も何本もこなせる。でも、それをやると自分が弱くなると話します。
ここで大山さんが強調するのが「納期を縮めない」という考え方です。仕事が速く終わっても、あえて余裕を持たせておく。
たとえば自力なら3日かかる仕事なら、1日で終わっても納期は3日後に設定しておく。理由はシンプルで、いざAIが止まったときのためです。
AIに任せる
週間かかる仕事が1日で終わる
納期も縮める
仕事量を増やしてどんどん処理
AIが突然止まる
今までのスピードが出せなくなる
結果
納品が迫り、自力で間に合わず終わる
だからこそ、自分がやったときの納期をキープしておけば、いざ止まっても「自力でやります、間に合います」が作れる。それが日々の慣れにもつながると話します。
大山さんは、全AIが同時に止まる可能性は低いとも補足します。トップの人たちはリスクマネジメントを筋道立ててやっているので、そこまで心配はいらないという見方です。
一方で、記事を書いた経験がないのにAIに書いてもらって作家活動ができると思っても、終わりは早いだろう、というのが大山さんの個人的な意見です。
食べ物の画像を量産して「それ楽しいですか?」
話題はSNS、とくにX(旧Twitter)を伸ばすためのアルゴリズムへ移ります。大山さんは最近Xを頑張っているそうです。
記事を書くだけでは見てもらえない。人が流れているところに商品を置く必要があり、その人の流れがアルゴリズムになっていると整理します。
ここで大山さんは、よく見かける投稿スタイルに疑問を投げかけます。きれいな食べ物の画像を並べてインプレッションを取り、収益化したと騒ぐようなやり方です。
綺麗な画像を作るのはいいんですけど、綺麗な画像ってAIが作ってるわけですね。それがみんなにできてしまう。それ楽しいですかね?
リプライが大事だと言われて、おはようと書いてあったらとりあえずおはようと返す。そんな挨拶リプの繰り返しにも同じ問いを向けます。
じゃあやろう、挨拶しよう、おはようって書いてあったら、とりあえずおはようって入れようって、楽しいですか?これ。
開発チームは何を求めている?アルゴリズムの読み解き方
アルゴリズムを考える前に、その前提として考えた方がいいことがあると大山さんは言います。それは「作っている側は何を求めているか」です。
たとえばイーロン・マスクさんの考えを想像する人は多い。でも彼はフリーランスではなく、複数の会社を持ち、社員や役員がいる立場です。
つまり一人の意見ではなく、話し合って決めているはず。だから、Xを担当しているチームが何を求め、なぜアルゴリズムを変えるのかを考えると、答えが見えてくると話します。
その視点で見ると、おはようにだけ返す行動は評価されにくい。大事なのは、しっかり会話をしている人。それも喧嘩ではなく議論をしている人だと言います。
アメリカのSNSは議論の場として考えられることが多い、と大山さんは指摘します。議論が起きれば、投稿する側も見る側も滞在時間が長くなるからです。
挨拶を返すだけ。滞在時間も広がりにくい
喧嘩ではなく意見を交わす。滞在時間が長くなる
たとえばAIツールについて、GeminiがいいかChatGPTがいいかClaudeがいいか。どこがすごいのかを交わす対談は、話す側も見る側も長く滞在します。
だから、おはようにおはようを返すことを狙っている開発者なんて一人もいないだろう、というのが大山さんの見立てです。
究極のSNS攻略は「よし楽しもう」に変えること
ではプラットフォームを運営する側は、どんなユーザーに集まってほしいのか。大山さんはそこを一人の人間として想像します。
Xは「今」を伝えるプラットフォーム。だから「スタバなう」でも「この弁当食べました」でもいい。しっかりそこにいて、楽しむことが大事だと言います。
そして大山さんがたどり着く結論は、とてもシンプルなものでした。
攻略しようと変な目で見たり、ずるいことをするより、ユーザーが楽しそうにして心が豊かになっている方が、開発者はうれしいはず。そこにアルゴリズムのヒントがあるという考えです。
botで量を増やした人やずるい人が勝つ形には絶対にならない、と大山さんは言い切ります。もちろん隙間を抜けてくる人はいるけれど、変な使い方はしない方がいいという立場です。
これはXに限らず全部に言えること。使った人が豊かになることを求めているサービスなら、それはいらないという人はいない。だからそこが軸になる、とまとめます。
皆様もまずは、攻略したいと思ったら、よし楽しもうに変えて発信してみてください。
今日の気づきをどう発信につなげるか
最後に大山さんは、この回で話したことをnoteやSubstackなどでさらに記事にしていくと話します。思ったことを付け足しながら、一日のルーティンを回していくそうです。
音声の文字起こしや要約にはPodyを活用しているとのこと。便利なので使ってみてほしい、と紹介して締めくくりました。
まとめ
今回は、AIとの付き合い方とSNSの本質について、心理カウンセラーの大山裕介さんが語りました。共通していたのは、小手先の攻略より、自分自身が楽しむことこそ強い軸になるという考え方です。
- 連休明けのどんよりした空気は、自分には関係ないこととしてバツッと切り離す
- AIに任せて仕事を増やしても、納期は縮めない。止まったときに自力で間に合う余裕を残しておく
- AIに任せすぎると判断力や作文力が下がり、「ただのチェックマン」になってしまう
- SNSのアルゴリズムは、開発チームが何を求めているかを想像すると見えてくる
- 攻略やずるより、自分が発信を楽しむ姿こそが、これからの時代に一番強い軸になる
