SubstackのUI変更から考えるプラットフォームの動き
大山さんはこの日、Substackの通知ベルのマークが下から上へ移動していることに気づいたと話します。
単に押しやすくするための変更なのか、それとも別の意図があるのか。あえてサマータイムの月曜にUIを変えてきたことに、大山さんは何かの動きを読み取ろうとします。
ただ、深読みした結論は「特に何もない」。表では言えない事情もあるとしつつ、あくまで自分の頭の中の推理だと前置きします。
大山さんが強調したのは、変化の波に飛びつくよりも淡々といったほうがいい、という姿勢です。
この、またね、大きな波が来そうな雰囲気はあるんですけれども、その波って引くんですよ。間違いなく。
なので、それがいいんだなと思って飛びつくよりも、淡々といった方がいいんじゃないかなっていうのが私の思いです。
フォロワーより「プラットフォームへの恩返し」
Substackはフォロワーやメール購読者を増やしても、マーケティングに活かすより、プラットフォームに何を恩返しできるかが一番だと大山さんは考えています。
自分が儲けることより、それでどれだけプラットフォームに還元できるか。その視点で動くと、アルゴリズムも味方についてくるという見方です。
個人が強い時代だからこそ、プラットフォームに経済圏を作り、経済を動かすような人にアルゴリズムは寄っていく、と話します。
たとえば商売がうまくいったとき、それをSubstackで告知したおかげだと思えるなら、「こんなにいい場所だよ」と広めること。稼げたからではなく、使いやすくていいと伝える恩返しの心が大事だといいます。
そういう行動は中の人にも伝わり、評価されるプラットフォームにしようと動くのが人間だから、という予想です。
Xのアルゴリズムが本当に見ているもの
続いてXのアルゴリズムの話へ。滞在時間や投稿後のリプライ・返信が重視されていると言われていますが、これはSubstackも同じだと大山さんは指摘します。
30分以内にどれだけ反応・返信できるか。ここで見られているのは「返信したか」よりも、反応できる場所に発信者自身がいたか、だと読み解きます。
だから自動投稿が便利になっても、その時間に本人がいなければ意味がない。見られているのは自分の滞在時間だ、というわけです。
もっとも、これはあくまで自分の頭の中の話で、参考にしないでほしいと大山さんは繰り返します。
これあの、勝手な意見ですから、気にしないでくださいね。もっともらしい言い方をしてますけれども、僕の頭の中だけの話なんで。
フォロワーを増やすよりも、長文を書いて読んでもらい、その読んでいる時間にXにいてもらう。どこかに誘導するより、Xの長い記事で完結するテキストが評価されるのではないか、と話します。
数を追う発信。ただし相手の行動は変えられない
長文で読んでもらい、Xに長くいてもらう発信
時間を合わせる運用とコミュニティ型の可能性
とはいえ、みんなの反応時間に自分を合わせるのは難しくなってきます。かといって、ずっとXを開いて通知を待つほど暇でもありませんよね。
そこで大山さんが挙げるのが、時間を決めて集まるコミュニティ型・メンバーシップの形です。
お昼、夜8時、朝活など、来る時間がわかっていれば、みんなが反応できる。これが次の流れではないかと語ります。
ただし大山さん自身は、時間を決められるのが苦手で、この運用をやっていないと正直に打ち明けます。
僕がやらないだけで。あんまり苦手なんです、それ。時間決められるの苦手なんで。基本的にアルゴリズムの逆行ってる感じがしますね。
だからXをバズらせるのは難しいとしつつ、心地よく過ごすという意味では、見かけた投稿にしっかり返信することが、相手に長くいてもらうことにつながると考えています。
距離感を保ちながら発信するという選択
一方で大山さんは、相手との距離感がわからず、気にしすぎてしまうタイプだと話します。テキストコミュニケーションで違う風に取られたり、返事に悩んだりする時間そのものが、実は滞在時間としてプラットフォームに狙われている、という見方です。
なんて返したらいいんだろうって画面見ながら考えるじゃないですか。その間滞在時間伸びるじゃないですか。お互いね。そういうのを狙っている。
突然仲良くするのも性格上難しい。だから大山さんは、あまり入り込まず、距離感を持って活動していくと決めています。
もちろん「それなら得意です」という人は、いいねを返したり引用したりして積極的に関わっていいと話します。まずは読んでもらったこと、リアクションしてもらったことへの「ありがとう」から始めるスタンスです。
ここで大山さんが大切にするのは、声の大きい人や影響力のある人の言うことが正しいとは限らない、という視点です。表面の情報に流されるより、自分のデータで勝負し、自分で仕掛けを作るほうがいいといいます。
声が大きい人が、影響力ある人が言ったことが正しいのかというとそうでもない。だからもう自分のデータで勝負するというか、自分で仕掛けを作る。
変えられるのは相手ではなく自分の行動
大山さん自身は、独自のSEOを作り始めているため、一般的なアルゴリズム論にはあまり乗らないようにしていると話します。それでもXのフォロワーは5000人、Substackは2000人を超えたそうです。
表面上言われているアルゴリズムの奥には本質があり、そんなに簡単には見えない、と大山さんは言います。
「投稿後30分以内の対話が大事」と言われたとき、その裏で本当に言いたいのは「あなたもXにいなさい」ということではないか、と読み解きます。
そして大山さんが繰り返し戻ってくるのが、相手の行動は変えられないが、自分の行動は変えられる、という結論です。
相手変えれないじゃないですか。変えれるのって自分の行動なんですよ。自分はここにいようって思うだけで大きく変わってくると思います。
どんな投稿に人が集まるかも見えるし、自分の滞在時間もプラットフォームは把握している。だから小狡いことを言えば、自動化するよりログインしたままにしておけばいい、と半分冗談まじりに語ります。
結論として大山さんは、攻略なんて必要なく、疲れないための独自ルールを作りながら、距離を取ってSNSと向き合っていくと締めくくりました。
まとめ
今回は、SNSのアルゴリズムに追われず、感謝と距離感を軸に疲れず発信するスタンスについて語られました。攻略情報を追うより、自分にできる恩返しと、自分の行動を起点に据えることがポイントです。
- SubstackもXも、30分以内の反応や滞在時間を重視していると大山さんは読み解く
- 見られているのは「返信したか」より「反応できる場所にいたか」
- フォロワー数より、プラットフォームへの恩返しの姿勢がアルゴリズムを味方にする
- 相手の行動は変えられないが、自分の行動は変えられる
- 攻略にこだわらず、距離感を保ちながら発信を楽しむのが疲れないコツ
