なぜ人は発信をやめてしまうのか
今回のテーマは、最近よく話している「楽に発信を続ける」という話から一歩進んで、「なぜ発信をやめる人が増えるのか」というところです。
大山さんは、やめるのは「続けるよりもやめるが勝つ時」だと話します。
それはどんな時か。反応がない時、反応が薄い時、もしくはひどい反応をされた時だと言います。
僕もそうなんですね。実際続けてますけど、反応がない、心ない言葉をいただくっていうのが辞める原因になります。
特に効いてくるのが無反応。エネルギーを使って考えて考えて投稿したのに、まったく反応がない。これがやめたくなる大きな引き金になります。
反応が欲しくて始めたわけじゃなかったはず
ここで大山さんは、一度立ち止まって思い出してほしいと語りかけます。
反応が欲しいから続けようって思って始めていたでしょうか?
反応は、ただの反応でしかありません。本来の目的は、自分を表現したい、自分の言葉で伝えたい、体験を見てもらいたいという思いから始まっていたはずです。
その先には、読んでくれた人の心が豊かになる、何かを真似したくなる、行動の一歩目になる、といった価値への希望があった、と大山さんは整理します。
ところが「こんなに頑張ってるのに反応がない」と、反応にばかり目が行ってしまう。これがやめてしまう理由になるのですね。
目的と手段が入れ替わる瞬間
発信はあくまで手段のひとつ、と大山さんは言います。思いを伝えることが目的なら、文章でも絵でも歌でもダンスでも形は変えられます。
目的と手段が入れ替わった瞬間に、何のためにやっているんだろうが出てくるんですよ。
たとえば「フォロワーを増やした方が伝わるかな」と行動を変えると、いつの間にかフォロワーを増やすこと自体が目的になってしまう。増やしている間は、本来の目的とずれています。
交流も同じです。フォロワーを増やすには交流しなきゃいけない、と一生懸命になりすぎると、交流すること自体が目的にすり替わってしまいます。
交流をしてはいるんだけど、どこに向かってたんだっけ?っていうですね、思考が迷うんですね。
そうなると「めんどくさいな」と思えてくる、と大山さんは話します。
誰かの心を豊かにする、伝えたい思いを届ける。めんどくさいことではない。
フォロワーを増やす、交流をこなす。手段が目的になると、めんどくさく感じ始める。
大山さん自身が発信を始めた原点
大山さんは、発信を始めた原点を振り返ります。もともとは心理カウンセラーとして発信していて、今は文章を書く人になっているそうです。
きっかけは、8年前ほどに何かをしなきゃいけないと苦しくなっていた時、ある方のブログやメルマガに出会って心が軽くなった経験でした。
自分にもできないかなって思ったんですよ。で、その時、自分が救われたというかね、心が軽くなったんで。
自分が救われたのなら、まだ苦しんでいる人や立ち止まっている人のために、自分にもできることがあるのでは。そう思って始めたのが発信でした。
ところが大山さん自身も、途中で反応がなくてやめたことがあると打ち明けます。仕事から帰り、ご飯を食べながら話すことや書くことを整理して時間を使っていたのに、反応がない。
反応に気を取られると「反応を増やす」という目的が生まれ、フォロワーやいいね、拡散、プラットフォームへと、どんどん本来の目的からずれていったと言います。
反応がない=価値がない、ではない
気をつけたいのが、「反応されない」がいつの間にか「自分に価値がない」にすり替わってしまう瞬間です。
そんな価値がない自分が発信しなくてもいいんじゃないかというですね、ふうに動いてしまうので。
大山さんは、価値は自分が決めることではないと考えています。
たとえば言葉のプロや心のプロにとっては価値が低い話でも、これから発信しようと思っている人や、すぐやめたくなる理由がわからない人には価値がある。届く相手が違うだけなのですね。
万人に価値がある話っていうのはほとんどなくて。
反応がない人ほど、実は届いている
後半で大山さんは、心を保つために自分が考えていることを共有します。目的が変わったなと思った時は、そもそもの目的を考え直す。反応がない時は、自分を見直すよりも気にしない。
反応がない。これが普通です。
さらに大山さんは、反応がない人ほど、実は届いているのかもしれないと話します。
軽く「感動しました」といいねやリアクションができる人もいれば、できない人もいます。本当に効くパンチほど、反応できず動けなくなってしまうもの、というのです。
最近は「反応次第」「交流が大事」と言われがちですが、それを言われると目的が変わってしまう気がする、と大山さん。目的が変わった瞬間に疲れ始めるのだそうです。
やめたくなったら目的なんだったのかなっていうふうに考えてみるとか、してみてはいかがでしょうか。
続ける理由を考える前に、「始めたのはなんだっけ?」と振り返ってみる。そうすると、また少し動き出せるのではないでしょうか、というのが今回の着地点です。
まとめ
発信をやめたくなるのは、反応の有無に目が行き、いつの間にか目的と手段が入れ替わってしまうから。反応がない=価値がないではなく、届く相手が違うだけ。やめたくなったら、始めた原点を思い出してみるのがヒントになりそうです。
- 発信をやめたくなるのは、反応がない・薄い・ひどい反応をされた時が多い
- フォロワーや交流を増やすことが目的化すると「何のためか」を見失い、疲れ始める
- 反応されない=自分に価値がない、ではない。価値は受け取る相手が決めるもの
- 反応がない人ほど、実は深く届いていて反応できないこともある
- やめたくなったら「なぜ始めたのか」という原点に立ち返ってみる

